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家計

一人暮らしには何かとお金が必要です。どれぐらい生活費が必要になるか想像できていない人や、すでに一人暮らしをしていて想定以上に支出額が多く、気づけば全然貯金ができていないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

本記事では、一人暮らしに必要な生活費の目安を紹介し、男女別の支出の特徴と節約のポイントを解説します。

この記事を読み終えると、生活費の目安や節約方法などを理解し、収支を安定させながら貯金を始められるようになるでしょう。

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一人暮らしに必要な生活費の平均は月15.5万円

必要な生活費の目安を知るには、世帯ごとの家計を調査した結果が役立ちます。総務省の調査結果によれば、34歳以下の単身勤労者世帯における、消費支出の月平均額は155,991円でした。

ただし、このデータは、家賃負担も平均化しているので、もっとも重要な内訳となる「家賃」が「平均約3,4万円」で集計されています。そのため、実際の目安としては①家賃除く生活費は約12.1万円、②家賃含めた生活費は約17万円以上と見積もるのがよいでしょう。

家賃は条件により金額差が大きいため、目安として月5万円で試算しました。

出典:総務省統計局「家計調査結果」(以下同様)

生活費の平均的な内訳

必要な生活費は、年収やライフステージなど、条件によって大きく異なります。そこで、生活費の内訳にはどのような項目があるか、支出額の大きなものから分解して考えてみましょう。実家暮らしの時期には意識していなかった出費項目もあるはずなので、参考にしてください。

出費項目 平均額
食費 約3.6万円
水道光熱費 約0.8万円
交通・通信 約2.0万円
娯楽・教養 約1.9万円
その他(衣服関連・理美容品含む) 約3.8万円
家賃除く合計 約12.1万円
家賃(月5万円)含む合計 約17万円以上

※総務省統計局「家計調査結果」のうち34歳以下の単身勤労者世帯から集計。

家賃は東京とそれ以外の地方で割合が大きく異なる

本記事では、一般的な単身用物件の家賃情報を参考として家賃目安を月5万円としてきましたが、家賃は①エリア、②駅徒歩の距離、③築年数や間取り、④設備などによって大きく差があります

生活費の平均額と同様に高いと思うか安いと思うかは人それぞれのため、本記事における家賃金額は固定しませんが、都心部と全国平均では家賃におよそ1.5倍の差がある点は覚えておきましょう。

一人暮らしの女性がとくに意識したい生活費

ここからは家計収支の調査結果をもとに、一人暮らしの女性の支出額の特徴をみていきましょう。女性は男性より基本的に食費などは抑えられているのですが、特に意識したい費用があります。

男性より費用が大きくなる出費項目

女性が男性より出費が大きくなる主な項目は、家賃、衣類(靴などを含む)、理美容品です。特に衣類、理美容品はその必要性から、男性より合計で1万円以上出費が多いという統計が出ています。

出費項目 平均 男性 女性
住居 約3.5万円 約3.4万円 約3.6万円
衣服関連 約0.7万円 約0.4万円 約1.1万円
理美容品 約0.3万円 約0.1万円 約0.6万円

※総務省統計局「家計調査結果」の項目を「住居」「衣服関連」「理美容品」として集計。

安全を意識すると家賃も高めになる

家賃の負担額についても男性より若干高めになっています。安全を意識した、オートロックや上層階を選べる物件の人気が高いことが理由と推測できます。例えば、一人暮らしの条件として親から安全性の高い設備のある物件を指定された人も少なくないのではないでしょうか。

安全性の高い設備を備えた物件は家賃も高くなりがちです。予算が限られている場合は、人気のエリアを避けたり、人通りの多い通りや見晴らしの良い場所に面している物件を選ぶなどすることで、家賃を相場より下げられる可能性もあります。

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一人暮らしの男性がとくに意識したい生活費

ここからは家計収支の調査結果をもとに、一人暮らしの男性の支出額の大きな特徴をみていきましょう。男性は女性と比べると出費額の大きい出費項目が異なります。また、生活スタイルや趣味によって出費が膨らみがちな特徴があります。

女性より費用が大きくなる出費項目

男性が女性より出費が大きくなる主な項目は、食費と娯楽関連です。食費のうち特に外食費は、下表のとおり女性平均約0.9万円に対し、男性平均は約1.7万円とおよそ2倍の差があります。また、娯楽関連についても女性平均約1.6万円に対し、男性平均は約2.1万円と5千円近く差があります。

出費項目 平均 男性 女性
食費合計 約3.6万円 約4.0万円 約3.0万円
 うち外食費 約1.4万円 約1.7万円 約0.9万円
娯楽関連 約1.9万円 約2.1万円 約1.6万円

※総務省統計局「家計調査結果」の項目を「食費」「外食費」「娯楽関連」として集計。

一人暮らしの食費については、下記の記事をご覧ください。

生活費の主要な節約方法を3つご紹介します

生活費の節約を目指すうえで、ここまで生活費の内訳と特徴を解説してきました。ここからは、具体的な節約方法を3つ紹介します。

本記事では、一人暮らしの方に代表的なものをご紹介しています。その他の節約方法については、下記の記事もご覧ください。

節約方法①やはり家賃はできるだけ抑えたい

必要な生活費のうち、家賃負担は全体の3割近くを占めるため、節約効果は高いといえます。年収の増減や役職の変化など、ライフステージの変化とともに柔軟に見直すべきでもありますが、一般的な対策としては、以下があります。

  • 家賃負担は年収の3割程度を目安にする
  • 家賃負担が大きすぎる場合は転居も検討する
  • 候補エリアを広めに設定し、家賃相場のリーズナブルな物件を選ぶ

節約方法②男女別特徴を理解し、使いすぎを見直す

男女別支出の特徴を解説してきましたが、使いすぎている費用項目があれば、見直しをするチャンスです。ただし、どうしてもその費用項目について予算を下げられない場合は、下記の項目から見直しを始めるだけでも十分効果は出るでしょう。

女性の場合:

  • 衣服関連・理美容品の支出状況をまず把握する
  • 買い替えのタイミングを翌月にずらすなどで、月々の負担額を抑える

男性の場合:

  • 食費が高くなりがちなため、まず支出状況を把握する
  • 外食頻度や食生活を見直す

節約方法③男女ともに毎月の固定費を下げる

最後に、固定費のうち割合の大きい、通信費や娯楽関連について解説します。

通信費については、スマートフォン回線や自宅のネット回線の見直しをしましょう。最近では続々と安いプランが発表されているので、上手に乗り換えれば固定費を下げるチャンスがあります。

娯楽関連費用については、登録したものの未使用のサブスクリプションサービス(月額登録のサービス)を解約することが考えられます。あとで本当に必要だと思えば、再契約すれば十分なものもあるはずです。

まとめ:必要な生活費を把握して上手に節約しよう!

一人暮らしに必要な生活費は収入やライフステージによって大きく異なります。とはいえ、上記で解説してきた費用項目の分類や、支出額が大きい項目の特徴は当てはまるものも多いでしょう。まずは自分に必要な生活費がどの程度かかるか把握をし、上手な節約を心がけてみましょう。

「今月は少なく済みそうだ」や「来月は大きな出費の予定があるな」など、生活費の変動を意識することができるようになれば、さらに上手に節約できるようになるはずです。

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