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家計

初めての一人暮らしを考えるとき、気になるのがお金のことです。毎月の生活費以外にも、初期費用としてまとまったお金を用意しなければなりません。

今回の記事では、一人暮らしを始めるときの初期費用について解説します。費用の内訳や節約方法も紹介するので、一人暮らしを検討中の人は資金計画を立てるのに役立ててください。

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初めての一人暮らしにかかる3つの初期費用

初めての一人暮らしにかかる主な初期費用は次の3つです。

  • 住宅にかかる費用
  • 引っ越し費用
  • 家電や生活用品の購入費用

住宅にかかる費用は家賃によって、家電などの購入費用はライフスタイルや生活レベルなどによって大きく異なります。

初期費用①:住宅にかかる費用

まず最初に、住宅にかかる初期費用についてみていきましょう。

住宅にかかる初期費用は家賃の5ヶ月分

住宅にかかる初期費用は、家賃の5ヶ月分くらいが目安となります。家賃5万円ならば約25万円、家賃10万円なら約50万円です。

全国宅地建物取引業協会連合会などの「一人暮らしに関する意識調査(2018年3月)」によると、一人暮らしの人の平均家賃は約5.9万円です。

内訳は18~29歳の人の平均家賃は約5.5万円、30歳以上の人は約6万円で、分布は4~6万円代が全体の54.4%を占めています。平均家賃で計算すると、住宅にかかる初期費用は約30万円です。

住宅にかかる初期費用の内訳

住宅にかかる初期費用が家賃の5倍にもなるのは、入居にあたって敷金や礼金などさまざまな費用が必要になるからです。主な初期費用の内訳は、次の通りです。

住宅にかかる初期費用:

  内容 費用の目安
敷金 修繕費などに充てるため入居前に家主に預ける。余れば退去時に返金される。 家賃の1~2ヶ月分
礼金 家主が部屋を貸してくれたお礼として支払う。返金はない。 家賃の1~2ヶ月分
仲介手数料 部屋を紹介してくれた不動産会社に支払う。 家賃の1ヶ月分
家賃・前家賃 当月分の家賃と翌月分の家賃。入居時のみ1ヶ月分先払いが必要なケースもある。 家賃の1ヶ月分(前払い分)
管理費・共益費 マンションの共有スペースなどの管理や修繕などに充てる。 家賃の0.5~1月分
賃貸保証料 連帯保証人がいない場合、保証会社に支払う。 家賃の0.5~1月分
火災保険料 賃貸向けの家財保険の保険料で、入居時に加入が義務付けられるのが一般的である。 1~2万円
鍵交換費用 前の入居者が勝手に部屋に入るのを防ぐために鍵の交換のために支払う。 1~2万円

それぞれの費用は、賃貸物件などによって異なるため賃貸契約前に確認しましょう。敷金や礼金が不要な物件もあります。

初期費用②:引っ越し費用

次に、引っ越し費用について説明します。

引っ越し費用は4~10万円

引っ越し業者の引っ越し料金は、運搬距離と荷物の量で決まるのが一般的です。

業者によって異なりますが、近距離で荷物が少なければ3~4万円くらいで済むこともあります。反対に、遠距離で荷物が多ければ10万円以上かかるケースもあります。

引っ越し費用は4~10万円くらいを目安にするといいでしょう。無料で見積もりしてくれる業者もあるので、事前に確認することをおすすめします。

繁忙期の引っ越しは費用が高い

引っ越しする人が多い2~4月は、引っ越し業者にとっては繁忙期にあたるため引っ越し費用が高くなるのが一般的です。業者や時期によっては、費用が2~3割高くなることもあります。

また、土日などの休日に引っ越しを希望する人が多いため、休日の方が費用が高くなる場合もあるでしょう。うまく平日などにスケジュール調整できれば、引っ越し費用を抑えられることもあります。

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初期費用③:家電や生活用品の購入費用

家電や生活用品の購入費用は、それぞれのライフスタイルや生活レベルなどによって大きく異なります。購入費用の最低限の目安と主な家電・生活用品の価格を紹介します。

家電や生活用品の購入費用は約20万円

実家から家電や生活用品を持ってきたり、家具などがついた部屋を借りる人を除くと、家電や生活用品を一通り揃える費用は、最低でも20万円くらいかかります。

品質や機能などに拘ると費用はいくらでも増えるため、最初は必要最低限のものだけに絞ることをおすすめします。新生活を始めてみると思わぬ出費が発生することもあるため、様子を見ながら家電や生活用品を揃えていけばいいでしょう。

主な家電や生活用品の価格

購入前に必要な家電や生活用品をリストアップするとともに、費用の総額をいくらまでに抑えるかを決めましょう。予算内で何が買えるか、いくらの商品が買えるか、を大雑把にでも把握できます。

次の価格表を参考に購入計画を立ててから、買い物を始めましょう

主な家電や生活用品の価格の目安:

家電・生活用品 価格の目安
冷蔵庫 3万円~
洗濯機 2万円~
電子レンジ 1万円~
テレビ 2万円~
ベッド・寝具 2万円~
照明器具・カーテン 1万円~
食器・キッチン用品 1万円~
掃除や洗濯用品 1万円~

初期費用を節約する方法

一人暮らしを始めるにはまとまったお金がかかりますが、新生活に備えて出費はできるだけ抑えたいところです。一人暮らしの初期費用を節約する方法を紹介します。

方法①:住宅にかかる費用を抑える

住宅にかかる初期費用は、家賃の約5ヶ月分です。一般的に初期費用は家賃に比例するため、費用を抑えるには家賃の安い物件を選ぶことが効果的です。

また、敷金や礼金を取らない物件や、入居後1~2ヶ月は賃料が無料になる物件(フリーレント物件)が見つかれば、家賃数カ月分を節約することもできます。急いで入居者を募集するために、キャンペーンとして実施するケースもあるため、情報収集も重要です。

ただし、敷金・礼金0円やフリーレントであっても、家賃が周辺物件の相場より高ければ長期的には損をする可能性もあるので注意しましょう。

方法②:引っ越し費用を抑える

引っ越し費用を抑える1つの方法は、荷物を減らして可能なら自分で荷物を運ぶことです。家電や家具を新たに購入する場合、新居に直接配送してもらえば大きな荷物を減らせます。

引っ越し業者に依頼する場合でも、荷物が少なければ安くできます。また、料金の安い時期や曜日、時間帯などを選択する方法もあります。

複数の業者から見積もりを取って、できるだけ安く抑えましょう。

方法③:家電や生活用品の購入費用を抑える

家電や生活用品の費用は、購入するものを減らすことと購入価格を抑えることで節約できます。

購入するものを減らすには、実家で使っていたものを持っていく、すぐに必要なもの以外は買わない、などの方法があります。

購入価格を抑えるには、リサイクルショップやフリマアプリで中古品を入手するのも選択肢です。新品が欲しい場合は、複数の商品を割安で購入できる家電量販店の「新生活応援キャンペーン」などを利用してもいいでしょう。

最初に予算を決めて、予算内に収まるように購入品を選択することが大事です。

入居直後の生活費も含めて資金準備しよう

一人暮らしを始めるときに初期費用がかかるのは仕方ありませんが、入居直後の生活費についても事前に準備しておきましょう。

日常生活費がいくらかかるか想定するのは当然ですが、初めての一人暮らしでは思わぬ出費が続くこともあります。生活必需品を買い忘れていた、光熱費が思ったよりかかる、断れない付き合いに誘われた、など、お金のかかることはいろいろあります。

いざというときに備えて、初期費用で貯金を使い果たすことのないようにしましょう。

まとめ:事前に初期費用を計算し余裕を持って資金準備しよう

初めての一人暮らしにかかる主な初期費用と金額は次の通りです。

  • 住宅にかかる費用:家賃の5ヶ月分くらい
  • 引っ越し費用:4~10万円くらい
  • 家電や生活用品の購入費用:最低でも20万円くらい

主な初期費用を合計すると、最低でも50万円くらいかかります。事前にしっかりと初期費用を計算し、いざというときに備えて余裕を持って資金準備しましょう。

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