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家計

いざという時の予備のお金として、へそくりを貯めているという主婦の方は多いです。他の人はどの程度貯めているのか気になってしまうことも。また、お互いに気づいていないだけで夫と妻がそれぞれへそくりをコツコツ貯めている家庭もあります。

そこで、本記事ではへそくりの平均金額と男女別目的、へそくりを貯める効果的方法と注意点などを紹介します。この記事を読むと落とし穴になりがちな税金面を理解することもできます。

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へそくりの平均金額は?妻と夫でどのくらい違う?

他の人のへそくりが気になる方は多いでしょう。ある企業がへそくりについて調査した結果(※)をご紹介します。パートナーに内緒で貯めたへそくりの平均金額は193万円。

注目すべきは、男女の平均額の差です。男性の平均額が149万円に対し、女性は238万円という結果が出ています。平均では妻は夫の1.5倍貯めている状況です。妻が家計を管理している家庭が多いため、へそくりをより貯めやすいのかもしれません。

※参考:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2019」

へそくりをする人が多い年齢層は男女で異なる!その理由も解説

どの世代がよくへそくりをしているのかを以下の表にまとめてみると、男女で大きく異なることがわかりました。男性は30代が最も多く、45%がへそくりをしています。30代をピークに、年齢が上がるにつれてへそくりをする割合が減っています。

一方、女性は20代から右肩上がりにへそくりをする割合が増え、50代が最多の50%です。50代女性の2人に1人はへそくりをしているといえます。男性の30代は仕事が順調で充実した時期であり、女性の50代は子育てが終わって生活が落ち着く時期です。それぞれ安定を得ている段階で、へそくりに勤しめると考えられます。

年代 男性 女性
20代 42.0% 34.0%
30代 45.0% 41.0%
40代 44.0% 43.0%
50代 41.0% 50.0%
60代以上 35.0% 41.0%

参考:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2019」

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多くの人がへそくりを貯める目的を男女別に紹介

へそくりを貯める目的は人によってさまざまですが、実は性別によって傾向が異なります。男女の価値観や状況の違いに起因することがあります。

パートナーのへそくりの目的を知ると、驚いてしまうかもしれません。互いの考え方を知っておくと、マネープランも立てやすいでしょう。
 

男性の場合

男性のへそくり目的トップ3をまとめました。1位の「自分へのご褒美消費のため」が2位以下を大きく引き離しています。先を見据えた「老後の生活費のため」が2位に入っています。しかし、1位と3位の目的は現在もしくは近い将来の楽しみが焦点です。

長い先の不安解消よりも、現在の欲求のためにへそくりをしている男性が多いことがわかります。良い意味でも悪い意味でも楽観的なのでしょう。妻がしっかりとライフプランを考える必要がありそうです。

順位 目的 割合
1位 自分へのご褒美消費のため 58.5%
2位 老後の生活費のため 30.9%
3位 旅行に行きたいため 24.6%

参考:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2019」 

女性の場合

女性のへそくり目的トップ3は、納得する人も多いのではないでしょうか。1位「老後の生活費のため」と2位「自分へのご褒美消費のため」の割合は僅差です。

1位と3位は個々の家庭のセーフティーネットといえます。夫が楽観的傾向が強いぶん、家計を預かる妻が冷静に現実を見据えてライフプランを立てている家庭が多いかもしれません。

順位 目的 割合
1位 老後の生活費のため 43.1%
2位 自分へのご褒美消費のため 40.7%
3位 家計の収入が途絶えたときの備えのため 33.0%

参考:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2019」 

へそくりを貯めようと思う心理を解説

へそくりをする心理は「不安の解消」と「現在の欲求解消」にあります。

へそくりで備えがあれば、困難を乗り越えられるかもしれません。老後の年金カットや失業、突然の離婚など、万が一のことが起こってもへそくりがあれば生活と精神的な支えになります。

また、自分が買いたいものや遊びたいものに家計のやりくり費や給与を使うと、罪悪感にさいなまれることも。へそくりなら気ままに使えます。パートナーに秘密でお金を貯めること自体が楽しくて、へそくりをしている場合もあるようです。

へそくりを貯める効果的な方法3選

へそくりはコツコツ貯める場合がありますが、できれば効果的に貯めたいでしょう。へそくりを貯める方法はいろいろあります。なかでも効果的に貯められるおすすめの方法3つをご紹介します。

  • 投資信託・株式投資
  • 500円玉貯金
  • 電子マネーにチャージ

この3つの方法を使えば、ラクにへそくりを貯めることが可能です。食費を削ったり洋服を我慢したりしなくても、自然に貯まっていきます。

①投資信託・株式投資

銀行の金利が低く預けていても残高に変化がないなか、投資信託と株式投資はへそくりを増やすためにぴったりの方法です。投資信託は一定の手数料がかかりますが、お金を預けておくと専門家が運用してくれます。投資初心者も安心して始められる金融商品です。

株式投資は自分でどの企業の株を買うのか、調べたり選んだりすることが必要です。自分で選択をするため運用コストが低く、投資信託よりも手数料が安い傾向があります。

投資信託も株式投資も少額で行なえます。自分に合った運用方法を選ぶとへそくりをうまく増やせるでしょう。

②500円玉貯金

毎週500円玉を4~5枚ずつ貯めていくと、1年で10万円のへそくりが達成できます。気楽に始められる割に効果的な方法です。貯まっていく様子が外から見える貯金箱やビンを使うと、モチベーションが上がって貯めやすいでしょう。

ただし、保管場所によってはほかの方法よりもパートナーにバレやすいので、こっそり貯めたい場合は注意が必要です。

③電子マネーにチャージ

財布の中にお札が一定貯まってきたら、その一部を電子マネーにチャージしていきましょう。この電子マネーを使ったへそくり方法なら、へそくりの残高がバレる心配が少ないです。また、外出時に多くの現金を持ち歩く必要がなくなります。

ただし、家計用に使っている電子マネーに入れてしまうと、うっかり生活費として使ってしまうことも。へそくり専用の電子マネーを作っておくと、管理しやすいです。

へそくりを貯める際の2つの注意点

妻が長年コツコツと貯めてきたへそくりが、妻の財産だと認められない状況があります。「貯めたのは私なのにどうして」とショックを受ける女性も少なくありません。 とくに以下の2点には注意しましょう。

  1. 相続税の対象となる
  2. 財産分与の対象となる

貯めたへそくりが、失われかねません。へそくりを始める前に確認しておきたい2点について詳しく説明します。

①相続税の対象となる

夫が先に亡くなった場合、へそくりが夫の財産であると税務署が判断するケースがあります。そうなると、へそくりは相続税の対象となり追徴課税されてしまいます。妻が専業主婦である場合、妻には収入がないのでへそくりは夫の収入つまり財産だという論理です。

相続税を申告する際に、妻名義の預金も申告しておかないと後から予想外のペナルティーを課されることも。高額のへそくりを貯めている主婦は要注意です。
 

②財産分与の対象となる

夫と離婚する場合、夫婦の財産を2人で分けあう財産分与をすることになります。実はへそくりも離婚の際の財産分与の対象に含まれます。「私が頑張って貯めてきたのに」と驚く人も多いのではないでしょうか。

へそくりは、夫が働き妻が支えるという夫婦の婚姻生活の中で作られています。そのため、夫婦の共同財産と定義づけられます。離婚の際にへそくりを隠し続けていると、財産請求のトラブルになりうることも。法的にはへそくりは2人の財産、ということを認識しておいてください。

まとめ:注意点を押さえてへそくりをコツコツ貯めよう

へそくりの平均金額や、男女によるへそくりの目的の違い、へそくりの効果的方法と注意点などを紹介しました。地道に効果的に貯めていくと、ストレスなく楽しくへそくりが増えていきます。

へそくりは貯まれば貯まるほどうれしいですが、税金面で予想外の落とし穴があるので追徴課税されないように気をつけましょう。

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