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奨学金の振り込みはいつ?振り込み金額や返還方法も確認しよう

奨学金を利用していると「今月はいつ振り込まれるのだろうか?」と疑問を感じることはありませんか。

今回は奨学金の振り込み時期振り込み金額を中心に解説します。また、奨学金の返還中にはさまざまな事情で返還が厳しくなることもあるでしょう。その際に利用できる救済制度も併せて解説しますので、奨学金の利用を検討している方や利用中の方はぜひ参考にしてください。

奨学金の申し込み方法は2種類

奨学金制度に申し込む際は、予約採用もしくは在学採用のいずれかを選択します。それぞれの特徴を以下で解説します。

①予約採用

予約採用は奨学金を利用する多くの学生が利用する方法で、在学している高校などを通じて大学・短期大学・専修学校専門課程に進学する前に申し込みます。奨学金の利用可否が在学中に分かるため、安心して進学することができます。原則として春と秋の年2回の募集があり、進学先の学校が未定でも申し込みは可能です。

予約採用の場合は、進学先の学校が日本学生支援機構の支援対象校かどうか予め確認する必要があります。なお、進学後に奨学金が不要になった場合はキャンセルができるため、経済的な不安を感じる学生は念のため申し込んでおくと良いでしょう。

②在学採用

大学や短期大学入学後に奨学金に申し込む場合は在学採用を利用します。予約採用とは違い、募集は春のみです。春の募集は定期採用と呼ばれます。なお、生計維持者の失業や破産など、家計が急変した場合は緊急採用として随時申し込みが可能です。

緊急採用の際は、家計急変事由の発生から前後1年間の家計の状況を確認しますので、別途証明書類が必要です。進学後に奨学金が必要になった際は在学採用を利用して奨学金に申し込みましょう。

奨学金はいつ振り込まれる?

奨学金は原則毎月11日に振り込まれ、振り込み日が金融機関の休業日の場合に当たる場合は、その前営業日に振り込まれます。なお、4月分と5月分の振り込み日は通常と異なるため注意が必要です。

給付・貸与が終了する年の年度の3月分のみ、2月分と併せて振り込まれる点も覚えておきましょう。

令和3年度の奨学金振込予定日

令和3年度の奨学金振込予定日は以下の通りです。なお、奨学金の初回振り込み日は申し込み方法によって異なるため、のちほど詳しく解説します。

区分 振り込み日
4月分 4月21日
5月分 5月14日
6月分 6月11日
7月分 7月9日
8月分 8月11日
9月分 9月10日
10月分 10月11日
11月分 11月11日
12月分 12月10日
1月分 1月11日
2月分 2月10日
3月分 3月11日

参考:日本学生支援機構「振り込み日カレンダー」

予約採用の初回振り込み日

奨学金の初回振り込み日は奨学金の申込方法によって異なります。予約採用の場合、進学届等の必要書類に不備がなければ提出月から約1~2ヶ月後に初回の奨学金が振り込まれます。つまり、4~6月のいずれかの月です。

書類に不備がある場合、初回の振り込みが大幅に遅れる可能性があるため、記入内容を確認した上で申し込みましょう。

在学採用の初回振り込み日

在学採用の場合、初回の奨学金は申し込み書類に不備がなければ締切月の2ヶ月後に初回の奨学金が振り込まれます。つまり6月もしくは7月です。なお、初回の振り込み時には貸与始期からの月額がまとめて振り込まれます。

奨学金の振り込み額はいくら?

奨学金には返還する義務がある貸与型奨学金と、返還する必要がない給付型奨学金の2種類があります。進学先(在学中)の学校の種別や、通学方法によって異なる奨学金額が設定されています。

貸与型奨学金

貸与型奨学金には、無利子で利用できる第一種奨学金と、利子がかかる第二種奨学金があります。また、入学時特別増額貸与奨学金は、入学した月の奨学金に一時金として増額して貸与されるものです。

奨学金額は以下の金額から選択し、原則毎月振り込まれます。

  国公立 私立
自宅通学 自宅外通学 自宅通学 自宅外通学
第一種奨学金 最高月額 45,000円 51,000円 54,000円 64,000円
最高月額以外の月額

30,000円
20,000円

40,000円
30,000円
20,000円

40,000円
30,000円
20,000円
50,000円
40,000円
30,000円
20,000円
第二種奨学金 20,000円~120,000円(10,000円単位)
入学時特別増額貸与奨学金 100,000円~500,000円(100,000円単位)

参考:日本学生支援機構「給与貸与奨学金早わかりガイド」

給付型奨学金

返還の必要のない給付型奨学金は、世帯の所得に基づいてⅠ~Ⅲの区分が設定されています。給付型奨学金は区分と進学先(在学中)の学校の種別、通学方法によって、以下の表に記載されている金額が振り込まれます。

区分 国公立 私立
自宅通学 自宅外通学 自宅通学 自宅外通学
第Ⅰ区分(満額) 29,200円 66,700円 38,300円 75,800円
第Ⅱ区分(満額の2/3) 19,500円 44,500円 25,600円 50,600円
第Ⅲ区分(満額の1/3) 9,800円 22,300円 12,800円 25,300円

参考:日本学生支援機構「給与貸与奨学金早わかりガイド」

なお、世帯の所得に基づく区分の詳細は以下でご確認ください。

参考:日本学生支援機構「【大学生対象】申込資格・選考基準」

貸与型奨学金の返還に関する疑問点を解説

奨学金を利用する際にはさまざまな疑問が生じることもあるでしょう。特に貸与型奨学金の場合は、卒業後に返還しなければならず、どのようなペースで返還するのか予め確認しておくことが大切です。ここではよくある2つの疑問点を解説します。

  1. いつからいくらずつ返還するの?
  2. 返還が厳しい場合はどうしたらいいの?

①いつからいくらずつ返還するの?

奨学金は、貸与終了後(卒業後)から数えて7ヶ月目に返還が始まります。3月に卒業する場合は同年10月が初回です。

返還方法には所得連動返還方式定額返還方式の2種類があり、選択した返還方式によって返還額や返還期間が異なります。

所得連動返還方式

第一種奨学金を貸与された人が選択できる所得連動返還方式は、前年の所得に応じた月額で返還する方法です。返還額は毎年見直されるため、仮に所得が高くない時期があっても無理のない月額で返還することができます。

なお、所得が高い程、早く返還が終わるというのも所得連動返還方式の特徴です。

定額返還方式

貸与された奨学金の総額によって返還期間が定められ、返還期間に応じた金額を毎月返還します。返還額は返還完了するまで同額であるため、返還計画が立てやすいメリットがあります。

②返還が厳しい場合はどうしたらいいの?

奨学金の返還中に災害等で被災したり、失業等で返還が厳しくなることもあるでしょう。その場合、収入等の基準を満たした場合に限り、減額返還返還期限猶予といった制度を利用できます。

減額返還

減額返還を利用すると、毎月の返還額を1/2もしくは1/3に減らすことができます。当初予定していた返還額を払うことはできないが、減額した金額であれば返還可能という場合は減額返還を利用しましょう。

減額返還を利用する基準となる収入額は、給与所得者は年間収入325万円以下、給与所得以外の所得がある場合は年間所得金額225万円以下です。

返還期限猶予

奨学金の返還を一定期間猶予してほしい場合は、返還期限猶予制度を利用します。返還完了を先延ばしにできるものの、返還予定総額が変わることはありません。

返還期限猶予の利用基準収入額は、給与所得者は年間収入300万円以下、給与所得以外の所得があれば年間所得金額200万円以下です。

まとめ:奨学金は原則毎月11日に振り込み!貸与型は計画的に返還を

今回は奨学金の振り込み時期振り込み金額を中心に解説しました。奨学金の振り込みについては以下の3つのポイントを抑えておきましょう。

  • 奨学金は原則毎月11日に振り込まれ、金融機関の休業日の場合の振り込み日は前営業日
  • 奨学金の初回の振り込み日は、予約採用か在学採用かによって異なる
  • 振り込み金額は貸与型奨学金・給付型奨学金ごとに異なる

また、貸与型奨学金はいずれ返還する必要があります。返還が厳しくなった場合は救済制度の利用を検討しながら計画的に返還することが大切です。

奨学金は振り込み時期や金額を確認し、ご自身にとって無理のない返済計画を立てた上で利用しましょう。

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