200万円の車をマイカーローンで買うとどうなる？月々の返済額やローンの決め方、おすすめ5選を紹介！

「200万円の車を購入するならローンを組んだ方がいいの？」
「ローンを組むならどこでローンを組んだほうがお得なの？」
このような悩みを抱えていませんか？

車は幅広い価格帯で販売されていますが、200万円の予算があればグレードの高い軽自動車やコンパクトカーが購入できます。しかし、安全性能や環境性能などの向上、物価の上昇により、車の購入金額は昔よりも高くなっており、購入は簡単ではありません。

また、住む場所によっては車は必需品になるので、お金を借りてでも購入しなければならない場合もあるでしょう。

利用できるマイカーローンはいくつかありますが、それぞれ特徴が異なります。中でも、銀行マイカーローンは低い金利で、安心して借入れできる方法です。

今回は、200万円の車をマイカーローンで買った場合月々の返済額やマイカーローンのメリットについてご紹介。おすすめする銀行マイカーローン5社も比較しながら解説するので、ぜひ参考にしてください。

200万円の車を購入するなら銀行マイカーローンを利用しよう

200万円の車を購入する場合、一括払いとローンのどちらで購入するか悩む人も多いでしょう。一括払いの場合、金利負担がなく車が自分の名義になるため、売却や廃車などを自身の判断で行えます。しかしながら、一括払いは一時的に大きな支出となることは否めません。

一方、ローンは貯金が減ることを一時的に防げるため、まとまった現金がなくても車を所有できます。しかし、ディーラーローンであれば、ローンを完済するまで、所有権は信販会社やディーラーです。

マイカーローンの利用先は、ディーラー・販売社・銀行などがあります。マイカーローンを選択する場合、金利はもちろん、名義・ローン費用単位・借入れ額制限を考慮しなければなりません。

さまざまな点を総合的に判断したとき、最もおすすめできるのは、銀行マイカーローンです。そこで、おすすめの銀行マイカーローンをご紹介します。

200万円の車を購入する際におすすめの銀行マイカーローン5社比較一覧表

銀行マイカーローンは、メガバンクや地方銀行・ネット銀行など多くの銀行で取り扱われています。特におすすめする銀行マイカーローンは、以下の5つです。

それぞれの特徴を比較しやすいよう一覧表にまとめました。ぜひ一度比較してみましょう。

銀行マイカーローン名	三井住友銀行マイカーローン	りそな銀行マイカーローン	三菱UFJ銀行マイカーローン	住信SBIネット銀行自動車ローン	イオン銀行マイカーローン
金利（実質年率）	4.475％	1.900％・2.800％・4.475％	変動金利 1.50％～2.45％（据置タイプは、3.975％）	1.775％～3.975％	3.8％～8.8％
利用可能限度額	300万円	1,000万円	1,000万円	1,000万円	700万円
借入期間	1年以上10年以内（1か月きざみ）	1年以上10年以内（1年単位）	6か月以上10年以内（1か月単位）	1年～10年	1年～8年（1年単位）
利用対象者	以下の条件をすべて満たされる方 ・申込時満20歳以上、満65歳以下の方 ・前年度税込年収が200万円以上（個人事業主の方は所得金額）で、現在安定した収入のある方（年金収入のみの方は利用不可） ・当行指定の保証会社であるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられる方 ・日本国内在住の方	日本国内在住で、次の条件をすべて満たす個人 ・申込時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方で、最終返済時の年齢が満70歳未満の方 ・継続安定した収入のある方（継続安定した収入があれば、パートやアルバイトの方でも申込み可・学生や専業主婦・主夫は申込み不可） ・当社所定の保証会社の保証を受けられる方	次の条件をすべて満たす個人 ・年齢が申込時に満18歳以上、完済時に満70歳の誕生日までで、保証会社㈱ジャックスの保証を受けられるお客様 ・前年度の税込年収（事業所得の方は申告所得）が200万円以上 ・勤続（営業）年数が1年以上 ・今回の自動車購入について、当行以外からの借入れがない ・Eメールアドレスを所有している ・外国人の方は、永住許可を受けている方	次の条件をすべて満たす個人 ・申込時年齢が満20歳以上で、完済時満70歳未満 ・原則として安定継続した収入があること ・外国籍の場合、永住者であること ・保証会社の保証を受けられること ・当社の代表口座を保有していること（同時申込可）	以下のすべてを満たす個人 ・日本国内に居住している方、外国籍の方については永住許可を受けている方 ・契約時の年齢が満20歳以上、満60歳未満の方 ・当行に普通預金口座を所有している方 ・安定かつ継続した収入の見込める方（原則、前年度税込収入が200万円以上） （年金受給者・学生・無職・専業主婦（夫）の方は利用不可） ・保証会社であるオリックス・クレジット㈱の保証を受けられる方
手数料（税込）	借入れに対しての手数料は不要 繰上返済（一部・全額とも）を行う場合は、手続きの都度、繰り上げ返済手数料として5,500円（消費税込）が必要	なし	繰上返済（一部返済・一括完済）をする場合には、手数料5,500円が必要 インターネットでの返済の場合は無料	借入れ時に、融資金額の2％に相当する金額に消費税額（地方消費税額を含む）を加算した金額	事務手数料　契約1件につき2,750円
申込方法	インターネット・ローン契約機・電話	インターネット 申込から契約手続きまで原則来店不要	インターネット	インターネット	インターネット
返済方法	元利均等返済方式	毎月元利均等返済 ボーナス時の増額返済も併用可	元利均等方式	毎月の返済は、約定返済 追加の返済は、繰上返済	毎月元利均等返済
担保・保証人	原則として不要	不要	不要	不要	不要
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200万円の車を購入する際におすすめの銀行マイカーローン5選

200万円の車の購入におすすめの銀行マイカーローンについて、それぞれの特徴を解説します。

引っ越しが多い方や都市部の方はメガバンクがおすすめです。全国どこにでも店舗があり、困った時に相談できる窓口が近くにあるからです。

また、メガバンクであっても、Web完結型の商品は人件費がかからない分、金利が低めに設定されています。Web完結なら、平日に銀行に行けなくても空き時間にスマホで手続きができるため、利便性が充実しています。

1つ1つ確認して、あなたに合う銀行マイカーローンを見つけましょう。

1.三井住友銀行マイカーローン

出典:smbc.co.jp

金利（実質年率）	4.475％
利用可能限度額	300万円
借入期間	1年以上10年以内（1か月きざみ）
利用対象者	以下の条件をすべて満たされる方 ・申込時満20歳以上、満65歳以下の方 ・前年度税込年収が200万円以上（個人事業主の方は所得金額）で、現在安定した収入のある方（年金収入のみの方は利用不可） ・当行指定の保証会社であるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられる方 ・日本国内在住の方
手数料（税込）	借入れに対しての手数料は不要 繰上返済（一部・全額とも）を行う場合は、手続きの都度、繰り上げ返済手数料として5,500円（消費税込）が必要
申込方法	インターネット・ローン契約機・電話
返済方法	元利均等返済方式
担保・保証人	原則として不要

三井住友銀行マイカーローンの申込み方法は、Web・ローン契約機・電話の3通りです。Webでの申込みなら、24時間受け付けています。

ローンは車の購入資金だけでなく、付属機器の購入資金・運転免許証の取得資金・修理・車検費用にも利用可能です。

条件を満たせば、借入れ利率を店頭金利より年1.5%軽減する優遇を受けられます。条件は、三井住友銀行マイカーローン申込み時に、住宅ローンを利用中かつ返済遅延がないことです。

幅広い使途でマイカーローンを利用したいあなたは、今すぐ下のボタンをタップして三井住友銀行マイカーローンに申込みましょう。

2.りそな銀行マイカーローン

出典:resonabank.co.jp

金利（実質年率）	1.900％・2.800％・4.475％
利用可能限度額	1,000万円
借入期間	1年以上10年以内（1年単位）
利用対象者	日本国内在住で、次の条件をすべて満たす個人 ・申込時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方で、最終返済時の年齢が満70歳未満の方 ・継続安定した収入のある方（継続安定した収入があれば、パートやアルバイトの方でも申込み可・学生や専業主婦・主夫は申込み不可） ・当社所定の保証会社の保証を受けられる方
手数料（税込）	なし
申込方法	インターネット 申込から契約手続きまで原則来店不要
返済方法	毎月元利均等返済 ボーナス時の増額返済も併用可
担保・保証人	不要

りそな銀行マイカーローンは、仮審査から契約まですべての手続きがWebで完了するため、来店する必要はありません。購入する車が決定しない段階であっても申込みでき、Web手続きも可能。休日でも手続きを進められます。

仮審査は書類がいらず、審査結果は基本的に翌営業日に回答されます。また、自動車運転免許取得資金・修理・車検費用にも利用可能です。

Webで手続きを完了させたいあなたは、今すぐ下のボタンをタップしてりそな銀行マイカーローンに申込みましょう。

3.三菱UFJ銀行マイカーローン

出典:mufg.jp

金利（実質年率）	変動金利 1.50％～2.45％（据置タイプは、3.975％）
利用可能限度額	1,000万円
借入期間	6か月以上10年以内（1か月単位）
利用対象者	次の条件をすべて満たす個人 ・年齢が申込時に満18歳以上、完済時に満70歳の誕生日までで、保証会社㈱ジャックスの保証を受けられるお客様 ・前年度の税込年収（事業所得の方は申告所得）が200万円以上 ・勤続（営業）年数が1年以上 ・今回の自動車購入について、当行以外からの借入れがない ・Eメールアドレスを所有している ・外国人の方は、永住許可を受けている方
手数料（税込）	繰上返済（一部返済・一括完済）をする場合には、手数料5,500円が必要 インターネットでの返済の場合は無料
申込方法	インターネット
返済方法	元利均等方式
担保・保証人	不要

三菱UFJ銀行マイカーローンは、インターネット受付専用商品で2種類の商品を用意しています。変動金利タイプは支払総額が抑えられるメリットがあり、借入期間を選択可能。

元金据置タイプは、元金の返済を3年間据え置いて3年間は利息分のみを返済。借入期間は10年に固定されます。

手続きはWebで完結するため、来店する必要はありません。事前審査結果は最短即日で回答され、本審査結果は最短翌々営業日に連絡されます。

ライフプランに合わせたマイカーローンを利用したいあなたは、今すぐ下のボタンをタップして三菱UFJ銀行マイカーローンに申込みましょう。

4.住信SBIネット銀行自動車ローン

出典:netbk.co.jp

金利（実質年率）	1.775％～3.975％
利用可能限度額	1,000万円
借入期間	1年～10年
利用対象者	次の条件をすべて満たす個人 ・申込時年齢が満20歳以上で、完済時満70歳未満 ・原則として安定継続した収入があること ・外国籍の場合、永住者であること ・保証会社の保証を受けられること ・当社の代表口座を保有していること（同時申込可）
手数料（税込）	借入れ時に、融資金額の2％に相当する金額に消費税額（地方消費税額を含む）を加算した金額
申込方法	インターネット
返済方法	毎月の返済は、約定返済 追加の返済は、繰上返済
担保・保証人	不要

住信SBIネット銀行自動車ローンは、ネットバンクならではの低金利が設定されています。Webで24時間365日手続きでき、購入する車が決定しない段階であっても仮審査の申込みができます。

新車・中古車を問わず利用可能で、100万円までであれば年収証明はいりません。付属機器・免許取得費用・修理・車検費用にも利用できます。

住信SBIネット銀行に口座を保有していることが条件となりますが、ローンと口座開設の同時申込みも認められています。マイカーローンは、利用状況でATM・振込手数料の無料回数がアップするスマートプログラムの対象です。

今すぐ下のボタンをタップして住信SBIネット銀行マイカーローンに申込みましょう。

5.イオン銀行マイカーローン

出典:aeonbank.co.jp

金利（実質年率）	3.8％～8.8％
利用可能限度額	700万円
借入期間	1年～8年（1年単位）
利用対象者	以下のすべてを満たす個人 ・日本国内に居住している方、外国籍の方については永住許可を受けている方 ・契約時の年齢が満20歳以上、満60歳未満の方 ・当行に普通預金口座を所有している方 ・安定かつ継続した収入の見込める方（原則、前年度税込収入が200万円以上） （年金受給者・学生・無職・専業主婦（夫）の方は利用不可） ・保証会社であるオリックス・クレジット㈱の保証を受けられる方
手数料（税込）	事務手数料　契約1件につき2,750円
申込方法	インターネット
返済方法	毎月元利均等返済
担保・保証人	不要

イオン銀行マイカーローンとは、新車・中古車を問わずマイカーに関連する費用であれば何でも利用できます。保険料・修理・車検・各種税金、ドライブレコーダー・カーナビ・ETCなどのオプション品の購入費用もローンに含められます。

万が一マイカーローンの審査に落ちた場合は、使途に縛られないフリーローン（金利3.8～13.5%）として審査をしてもらえます。また、インターネットバンキングを利用すれば1万円から繰り上げ返済も可能。

余裕ができた時に気軽に返済に回せます。中古車の購入も検討しているあなたは、今すぐ下のボタンをタップしてイオン銀行のマイカーローンに申込みましょう。

200万円の車を購入する際に利用できるマイカーローン3選

いざ200万円の車が欲しいと思っても、貯蓄状況によっては一括で支払えるとは限りません。そんな時にはマイカーローンがおすすめです。使途は限定されますが、フリーローンに比べると金利が抑えられるメリットがあります。

200万円の車を購入する際に利用できるマイカーローンは、以下の3種類です。

審査の通りやすさ・金利相場・返済期間などが異なります。それぞれ詳しく解説しますので、参考にしてみてください。

①ディーラーのマイカーローン

ディーラーとは、自動車メーカーと特約店契約をしている正規販売店です。1つのメーカーに特化して車を販売しています。例えば、トヨタ系ならトヨタ・トヨペット・レクサス、ホンダ系ならホンダカーズ、日産なら日産プリンスが挙げられます。

ディーラーローンとは、ディーラーを介して信販会社などで組むローンのことです。手続きが簡単で、審査結果が早く、契約当日に審査結果が分かる場合がほとんどです。

金利は銀行のマイカーローンより高い傾向にあり、ディーラーローンの相場は4〜8%、返済期間は6〜8年といわれています。

また、残価設定ローンという返済方法では、保存状態や売却に制限がかかってしまいます。車に傷やへこみがあると、契約満了時に残価との差額を精算しなければなりません。

②販売社のマイカーローン

販売社は、自社または自動車販売店とも呼ばれます。自動車販売店とは、自動車メーカーと特約店契約を結んでいない店舗です。複数のメーカーの車種を扱っており、サブディーラーともいいます。

販売社のマイカーローンでは、自動車販売社独自の基準で審査を行うため、審査に通りやすいといわれています。販売社のマイカーローンでは、ほかのマイカーローンのように信用情報の照会が行われません。

ローンという言葉がついているものの、金利がかからず、金融商品ではないからです。販売社ローンは、車の購入代金を販売社に立て替えてもらい、分割で返済していく販売社独自の支払い方法です。

しかし、高額な手数料や保証料が上乗せ されるため、一般的なローンよりも高くなってしまう場合があります。申込み可能な金額も低く、分割払い回数も限られた回数となるなど、デメリットも見逃さないようにしましょう。

③銀行のマイカーローン

銀行のマイカーローンとは、銀行や信用金庫などの金融機関が実施するローンです。返済期間は、7〜10年と長めに設定でき、返済期間が長いほど月々の負担を抑えられます。

銀行ローンの相場は、1〜4%であるため、ほかのマイカーローンよりも支払総額を抑えられる点が魅力です。審査基準は厳しいものの、低い金利・ゆとりある返済期間などから判断すると最も安心して借入れできるマイカーローンといえます。

ここからは、銀行マイカーローンで車を購入するメリットをさらにみていきましょう。

200万円の車を銀行マイカーローンを利用して購入するメリット

200万円の車を銀行マイカーローンで購入するメリットとは、何なのでしょうか。具体的なメリットは、以下の4つです。

銀行マイカーローンをおすすめする4つの理由について、それぞれ詳しく解説します。

①金利が低く設定されている

銀行マイカーローンは、ディーラーローンと比較すると金利はかなり低く設定されています。銀行マイカーローンの金利相場は1～4%、ディーラーマイカーローンの金利相場は4～8%です。銀行マイカーローンで支払う方が総返済額を抑えられます。

販売社ローンは金融商品ではないため、そもそも金利がかかりません。しかし、その分、高額な手数料を請求されてしまうため、総額は高くなる可能性があります。総返済額で考えると、銀行マイカーローンが最も低いといえます。

②ローンで購入した車の名義を自分にできる

ディーラーや販売社のマイカーローンを利用して車を購入した場合、車の名義はディーラーや販売者になります。本来であれば、一括で支払うべき費用をディーラーや販売社に立て替えてもらって分割返済しているからです。

あなたがマイカーローンを返済できなくなった場合に備えて、車が担保となっており、この状態を「所有権留保」といいます。返済している間は、名義は購入者のあなたにはならず、返済が終われば、所有者名義は購入者本人に変更できます。車の名義はあなたではないため、マイカーローンの返済中に売却や譲渡はできません。

一方、銀行マイカーローンでは、ローンで購入した車の名義を自分のものにできます。銀行から借入れをして購入費用を支払ったことになり、銀行マイカーローンは車を担保としないからです。

③車の購入にかかる諸費用をローンに含められる

銀行マイカーローンでは車両本体費用だけでなく、車の購入にかかる諸費用もローンに含められます。諸費用とは、付属機器の購入資金・運転免許証の取得資金・修理・車検費用などです。冒頭で解説したおすすめの銀行マイカーローンの内容を参考にしてください。

銀行マイカーローンは、ディーラーや販売社に比べて、借入れ資金を幅広い用途に使用できます。対象となる範囲は、各銀行のマイカーローンによって異なるため、事前に確認しておきましょう。

④銀行マイカーローンは総量規制の対象外

銀行マイカーローンは、総量規制の対象にはなりません。総量規制とは、貸金業法に基づき、年収の3分の1を超える借入れを制限する規制です。

総量規制とは
総量規制とは、借りることのできる額の総額に制限を設ける、新しい規制のことです。
この新しい規制は、平成22年6月18日から実施されています。
具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合、新規の借入れをすることができなくなります。

引用元:金融庁「貸金業法のキホン」

総量規制の対象は、消費者金融・クレジットカード会社などであり、銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫などは含まれません。そのため、他社の借入れと総額して考慮する必要はなく、借入れの制限はかかりません。

200万円の車を買う際にマイカーローンを決める方法5選

200万円の車を買う際にマイカーローンを決める方法として、何を考慮すれば良いのでしょうか。金利・返済額・返済期間など、多くの点を考慮し、無理なく返済できるよう計画を立てることが重要です。

これより、マイカーローンを決める具体的な方法を順番に解説します。

①返済方式を選ぶ

最初にマイカーローンの返済方式を決めましょう。マイカーローンの返済方式は、以下の2つです。

元利均等方式（元利均等返済）とは、元金を返済する部分と利息を支払う部分を合わせた毎回の返済額が一定である返済方法です。返済額が一定であるため返済計画を立てやすいですが、元金均等返済よりも総返済額が多くなります。

一方、元金均等方式（元金均等返済）とは、毎回の返済額のうち、元金部分の返済額が一定である返済方法です。返済開始当初の返済額が、元利均等返済よりも多くなりますが、元利均等返済よりも総返済額は少なくなります。

とはいえ、今はそもそもほぼすべてが元利均等方式となっています。返済方法の種類は分かれているものの、選択に悩む機会は少ないかもしれません。

②金利の種類を選ぶ

次に金利の種類を決めましょう。マイカーローンの金利の種類は、固定金利と変動金利の2種類です。

固定金利は、ローン申込み時や契約時に決められた金利が返済終了まで適用されるため、計画的に返済できます。一方、変動金利は、一定期間ごとに適用される金利が見直されますが、金利は低めに設定されています。

マイカーローンは最長で約10年と借入れ期間も長くありません。変動金利で金利が上がっても、毎月の返済額に与える影響は小さいと考えられます。

③毎月の返済額・総返済額をシミュレーションする

毎月の返済額・総返済額を実際にシミュレーションしてみましょう。家計を圧迫せず、無理のない返済負担率の目安として、毎月の支払額の設定を月収の20〜25%に収めると良いとされています。

返済負担率とは、年収のうちどのくらいの金額をローン返済に当てられるかという割合です。借入れ金額200万円の場合、借入れ期間が3年と5年でどのくらい差が出るのでしょうか。

金利は、銀行ローンの相場である3.0%で計算します。毎月の返済額の差は22,225円。総返済額の差は62,396円となり、毎月の返済額に比べると総返済額は大きく変わりません。

シミュレーションができる銀行マイカーローンの公式サイトもあるため、ぜひあなたも試してみてください。

④頭金を支払うかどうかを選ぶ

頭金なしで200万円の車のローンは組めるのでしょうか。新車の場合でも中古車の場合でも、頭金なしでローンを組めます。

頭金の有無は審査に影響を与えないため、頭金は無理に用意する必要はありません。今後、継続して収入が確保できるかどうかが重要です。

しかし、頭金を用意できれば借入れ金額を少なくでき、返済の負担を減らせます。ただし、頭金を用意することで生活が苦しくなると本末転倒です。あなたの貯蓄と相談して頭金の支払いの有無を判断しましょう。

⑤返済期間を決める

最後に決めるのは、返済期間です。車のローン年数を決める基準として、以下の3つが挙げられます。

マイカーローンは、一度決めた返済期間は原則変更できません。また、車を乗り換えるタイミングで以前のマイカーローンの返済が残っている場合は、二重で払い続けなければならなくなります。

そのため、事前にシミュレーションして、あなたの収入と車にかかる維持費とのバランスを考慮して返済期間を決めましょう。

200万円の車をマイカーローンを利用して買うと月々の返済額はいくら？

200万円の車をマイカーローンで買うと、月々の返済はいくらになるか気になるものです。借入れ金利によって、月々の返済額は異なります。

今回は、以下の3つの金利にてシミュレーションを行います。

車のローンの月々平均返済額は、維持費を除いて、借入れ期間5年または7年で2～3万円と言われています。

①金利が1.9%の場合の月々の返済額の場合

金利1.9%は、りそな銀行で住宅ローンを利用中の方に適用される金利です。借入れ期間5年の場合、返済額が約210万円となります。

借入期間	月々の返済額	総返済額
3年	5万7,197円	2,05万9,092円
5年	3万4,968円	2,09万8,080円
7年	2万5,466円	2,13万9,144円
10年	1万8,313円	2,19万7,560円

借入れ期間5年で、一般的なディーラーローンの金利を8.0%として比較します。ディーラーローンの返済額は約244万円となり、銀行マイカーローンの方が約34万円安いことになります。

②金利が2.5%の場合の月々の返済額の場合

金利2.5%の場合の月々の返済額・総返済額は、以下のとおりです。

借入期間	月々の返済額	総返済額
3年	5万7,722円	2,07万7,992円
5年	3万5,494円	2,12万9,640円
7年	2万5,978円	2,18万2,152円
10年	1万8,853円	2,26万2,360円

金利が1.9%の場合と比較して、月々の返済額には大きな差は表れていないことが読み取れます。しかし、10年間の総返済額で比較すると約6万5千円の差が。できるだけ金利を抑えて借りることの重要性がわかります。

③金利が4.475%の場合の月々の返済額の場合

金利4.475％は、三井住友銀行マイカーローンでの適用金利です。また、りそな銀行が提供する最大金利でもあります。シミュレーションは以下の通りです。

借入期間	月々の返済額	総返済額
3年	5万9,471円	2,14万0,949円
5年	3万7,263円	2,23万5,755円
7年	2万7,777円	2,33万3,207円
10年	2万0,703円	2,48万4,347円

借入れ期間5年で銀行マイカーローンは、約224万円です。金利8.0％とした一般的なディーラーローンの返済額である約244万円よりも、返済額は低いです。

以上のことから、仮に高い金利設定になったとしても、銀行マイカーローンは、ディーラーローンより返済額を抑えられます。

200万円の車をマイカーローンを利用して購入する際の3つの注意点

車を購入する際には、本体価格だけに目を奪われがちですが、車の購入にはほかにも多くの費用を負担しなければなりません。200万円の車をマイカーローンで購入する際の注意点は、以下の3つです。

月々の返済額は無理のない金額に設定し、それぞれの特徴を把握して、あなたに合ったマイカーローンを選択しましょう。それぞれの注意点について詳しく解説しますので、購入する際に気をつけてください。

①車の購入費用は車体代だけではない

車を購入する際、車両本体の費用以外にも初期費用がかかります。初期費用は、自動車税（種別割）・自動車重量税・自賠責保険料などを指します。

自動車税（種別割）は、自動車を所有している方に課税され、毎年1回5月末日までに納付しなければならない都道府県税です。

自動車重量税とは、自動車の重さによって定められている税金です。新車購入時には、自動車検査証の有効期限分を一括して前払いしなければなりません。

車検ごとに納付する必要がある国税ですが、エコカー減税対象車種は、免税または減税が適用されます。

自動車損害賠償責任保険は、法律によって加入が義務付けられています。新車購入時には、37か月分前払いし、その後は車検時に必ず支払わなければなりません。

一般的に初期費用は、車両本体価格の約1〜2割かかるといわれています。車種や使用頻度にもよりますが、年間数十万円の支出を考慮しておきましょう。

②購入後も車の維持費がかかる

車を購入すれば、支出が終わりというわけではありません。車を維持するためには、毎月の駐車場代・ガソリン代・オイル交換などのメンテナンス代がかかります。車検費用は、初回のみ3年目、その後は2年ごとに発生します。

自動車損害賠償責任保険だけでなく、対人・対物賠償など最低限の任意保険にも加入しておくべきです。車通勤する場合、会社によっては任意保険への加入を義務付けていることろもあります。目安として、年間30〜40万円は維持費にかかるとみておきましょう。

③毎月の返済額は無理のない金額に設定する

毎月の返済額は、無理のない金額に設定しましょう。無理のない返済額の目安は、一般的に月収の20〜25%と言われています。

銀行マイカーローンは総量規制の対象にはなりませんが、借り過ぎを防ぐ1つの目安となります。最大でも総量規制の上限となる年収の3分の1までには抑えておく方がよいでしょう。

もちろん、子どもの教育費や住宅購入などほかの支出も考慮しなければなりません。あなたの人生プランから、無理のない返済計画を立てることが重要です。

まとめ：車を購入する際はマイカーローンを活用しよう

銀行マイカーローンは審査が厳しいとはいえ、金利が低く、車の購入にかかる諸経費もローンに含められるなどのメリットがあります。200万円という高額の買い物をするときには、数千円や数万円などの小さな金額をつい見過ごしてしまいがちです。

しかし、総返済額を抑えることで、その分の金額を今後必ず必要となってくる車の維持費に回すこともできます。既にディーラーや販売車のローンを利用していたとしても、銀行マイカーローンへ借換えする選択肢もあるため心配はいりません。

インターネット上にシミュレーションサイトは数多くあるため、あなたの借入れ条件を入力して実際に試算してみましょう。