SMBCモビットのカードローン完済後も、契約を継続したままになっていませんか。
「完済すれば解約されるだろう」と考えるかもしれませんが、解約の際は利用者が申し出る必要があります。
本記事ではSMBCモビットの解約手順や解約のメリット・デメリットを詳しく解説します。過去にSMBCモビットのカードローンを完済した人や現在利用中の人は、解約を検討する際の参考にしてください。
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SMBCモビットの契約は自動更新される
SMBCモビットのカードローンを全て返済したとしても、SMBCモビットとの契約は継続していることをご存知でしょうか。SMBCモビットの会員規約には、契約期間について以下の通り記載されています。
第4条(契約期間)
1.本規約にもとづく契約期間は、契約が成立した日から起算して5年間とし、お客様は、契約期間中、利用限度額の範囲内で繰返し借入ができます。
2.契約期間の満了日から起算して30日さかのぼった日より前に、お客様または当社から契約を継続しない旨の意思表示がない場合、契約は、さらに5年間自動継続し、以後も同様とします。
3.契約が自動継続されることなく契約期間の満了により終了した場合、お客様は、以後あらたな借入ができません。引用元:SMBCモビットカード会員規約
SMBCモビットの契約期間は5年で、解約手続きをしなければさらに5年間は契約が自動継続されます。つまり、解約したい場合は別途利用者が解約を申し出なければなりません。
更新時に手数料はかからず、契約を継続するための費用も不要ですが、SMBCモビットを不要と判断した場合は解約手続きを行いましょう。
電話1本で解約可能!SMBCモビットの解約手続きの手順
SMBCモビットの解約手続きは電話1本で解約できて非常に簡単です。以下で解約の流れを確認しましょう。
解約を希望する場合は、9時から18時の営業時間内にSMBCモビットコールセンター(0120-24-7217)に電話して解約を申し出ます。このとき、SMBCモビットでの借入が完済していなければ解約できませんので注意が必要です。なお、完済しているかどうかは会員専用サービス「Myモビ」より確認できます。
解約に伴い、借入時に利用していたローンカードは不要になるため、ハサミで裁断するなどしてカードを破棄しましょう。
SMBCモビット利用者の中には、SMBCモビットとの契約が終了したことを証明する書類が必要という人もいるでしょう。SMBCモビットでは「契約終了のお知らせ」を発行できます。
発行を希望する場合は、パソコンから会員専用サービス「Myモビ」にアクセスし、「契約終了のお知らせ」をクリックした上で印刷し、保存しましょう。
SMBCモビットを解約するメリット・デメリットは?
完済を機にSMBCモビットの解約を検討することがあるでしょう。先述の通り、解約手続きは簡単なため、不要と判断すればすぐに解約が可能です。
しかし、完済したからといって安易にSMBCモビットを解約すると、その後のSMBCモビットの利用に影響が出る可能性もあります。そのため、解約は慎重に判断しなければなりません。
SMBCモビットを解約するメリット・デメリットについて、以下であらかじめ確認しておくと良いでしょう。
SMBCモビットを解約するメリット
SMBCモビットを解約するメリットとして、その後は簡単に借入できなくなるため、必要額以上の借入を防ぐことができるという点があります。
また、信用情報に完済と記録され、他のローンが組みやすくなる点もメリットです。ローンを利用する際は、他社での借入れ・返済状況は必ずチェックされます。つまり、借入れがなくてもカードローン契約が残っていると、借入限度額内の金額をいつでも利用できると判断される可能性があり、ローン審査にマイナスの影響を与えかねません。
住宅や車の購入を目的として、各種ローンの利用を検討している人は、審査に影響を与えないためにもSMBCモビットは早めに解約しておくと良いでしょう。
SMBCモビットを解約するデメリット
SMBCモビットを解約すると、再び利用する場合は改めて審査が必要です。そのため、再審査時の状況次第では審査に落ちることがあるかもしれません。収入が変化したため借入れ限度額が以前と比べて減額されることもあるでしょう。
別のデメリットとして急な出費に対応できない点も考えられます。SMBCモビットを解約していなければすぐに借入れることができる一方、解約しているとすぐに借入れができず金銭的に困ることがあるかもしれません。
急な出費が心配という人や再審査が煩わしいという人はSMBCモビットを解約せず、当面は継続することをおすすめします。
SMBCモビットの解約についてよくある疑問
SMBCモビットの解約は電話1本で可能ですが、解約に伴うメリット・デメリットを確認しておくことが望ましいと解説しました。その上で、SMBCモビットの解約を検討していると、さまざまな疑問が浮かんでくることがあるでしょう。
ここからは、SMBCモビットを解約する際に抱くことの多い疑問を紹介します。
よくある疑問
①解約すると過去の利用履歴や返済遅延情報も消える?
SMBCモビットの利用期間中に返済が遅れたことがある人は、「早く完済して解約すれば利用履歴や過去の返済遅延情報も消えるのでは」と考えることもあるでしょう。
たとえSMBCモビットの借入金を完済したとしても、利用履歴や返済遅延情報は一定期間登録され続けます。つまり、とにかく完済して解約してしまえばマイナスな情報も消すことができるというわけではありません。
普段から返済に遅れが生じないように計画的に返済しましょう。
返済が遅れた場合のリスクは、こちらの記事に詳しく書いてあります。対処法についても知りたい方は、読んでみてください。
②解約手続きは無料?
完済時や解約時に手数料はかかりません。ただし、返済時のATM利用料や振り込み手数料はかかる点には注意が必要です。
③再契約時には過去の金利や借入れ限度額が適用される?
一度SMBCモビットを解約したものの、後日また利用したい場合は改めてSMBCモビットに申し込むことができます。しかし、以前の利用条件は適用されず、再申し込み時にもう一度審査が必要です。
再申し込み時の収入や返済能力に応じた借入れ限度額が適用され、借入れ時の金利も異なることがあります。
なお、年収の増減や勤務年数の変化、他社での借入れ・返済状況によっては再審査に通らない可能性も考えられます。再審査で落ちることを避けるために「SMBCモビットを解約しない」という選択肢も検討すると良いでしょう。
④SMBCモビットに解約を強制されることはある?
SMBCモビットは一定期間ごとに利用者との契約を更新しており、原則として利用者からの申し出がない限り契約は継続されます。
しかし、長期間利用がない場合や頻繁に返済遅延が発生している場合はSMBCモビット側から一方的に解約される場合があります。借入れ金の計画的な返済を心がけると共に、数年に一度はSMBCモビットを利用することで、SMBCモビット側からの強制解約を回避することができます。
⑤解約手続きは取消できる?
時には解約をキャンセルしたいと考えるケースもあるでしょう。しかし、解約の取消はできません。解約後の申し込みは新規契約扱いとなり、再審査が実施されます。
先述の通り、再審査時の状況次第ではSMBCモビットの利用ができないことがあるため、解約は慎重に判断する必要があります。
まとめ:SMBCモビットの契約は自動更新されるため必要に応じて解約を申し出ましょう
SMBCモビットの契約は自動更新です。そのため、SMBCモビットでの契約が不要だと感じた場合は利用者自ら申し出る必要があります。
ただし、解約に伴うメリット・デメリットを事前に必ず確認しなければなりません。ご自身の状況やその後の資金繰り、他社でのローン利用などさまざまな点を考慮し、不要と判断した場合はSMBCモビットをすみやかに解約すると良いでしょう。