プロミスの利息は高い?カードローン金利の比較と利息を減らす方法

プロミスの利息は高い?カードローン金利の比較と利息を減らす方法

岩切 健一郎

監修者:岩切 健一郎

1986年5月生まれ。宮崎県出身。業界10年目。
コンサルティング会社、外資系生命保険会社を経て、現在は保険代理店に勤務しながら発達障害の方のライフプランを専門に行う合同会社ひなたを経営。
保有資格:FP1級、CFP全課目合格

プロミスの利用を検討していたり、すでに利用している人にとっては、プロミスの利息が高いかどうかは気になる問題です。

確かに、同じ金額を借りるにしても、「どこから借りるか」によって実際に支払う利息が変わります。また、返済方法次第で利息を抑えることも可能です。

結論からいえば、プロミスは消費者金融カードローンのなかでは上限金利が0.2%低い一方で、銀行カードローンと比べると金利設定は高めです。ただし、30日間の無利息サービスや毎月の最低返済額を考慮すると、比較的低金利の銀行カードローンよりも利息を抑えやすい傾向にあります。

この記事では、プロミスの金利や利息が高いのかどうかを、カードローンの金利比較表(2021年11月確認時点)をもとに紹介します。

また、利息を抑える6つのコツも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

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目次

プロミスの利息や金利、借入利率、実質年率とは?

プロミスの利息が高いかどうかを確認する前に、利息や金利、借入利率、実質年率などの基本的な用語を理解しておきましょう。

それぞれの用語の意味は次のとおりです。

  • 利息:お金を借りるレンタル料のようなもので、1日ごとに発生する
  • 金利・借入利率・実質年率:借りた額に対して、1年間でどのくらいの利息が発生するかを示す割合(年利)のこと

10万円借りて1ヶ月後に完済する場合、借りた10万円だけでなくレンタル料(利息)もあわせて返済しなければなりません。

仮に金利が年18.0%なら、1ヶ月後に約1,500円の利息を加えて返済します。金利が年15.0%なら、1ヶ月後に約1,250円の利息です。

プロミスでは、100万円未満の借入れなら年17.8%以下、100万円以上の借入れなら年15.0%以下で金利が設定されます。

金利と借入利率、実質年率の違いは?

金利と借入利率、実質年率の違いは実利用上ほとんどありません。つまり、借りた金額に応じて1年間に発生する利息の割合を意味しています。借入利率や実質年率は、法律に基づいた表記です。
なお、実質年率は事務手数料や保証料なども利息とみなして計算する金利のことですが、多くのカードローンはこのような費用がかからないため、年利と実質年率は同じ意味となります。

プロミスの利息は高い?カードローンの金利比較表から確認

プロミスの利息は高いのかどうかについて、カードローンの金利比較表から確認してみましょう。プロミスの金利(利息)は以下の特徴があります。

  • 消費者金融カードローンのなかでは上限金利が0.2%低い
  • 銀行カードローンと比較すると金利設定は高め

ただし、プロミスは銀行カードローンにはほとんどない無利息サービスがあり、毎月返済額も高めです。そのため、支払う利息の総額は抑えられる傾向にあります。

分類 名称 下限金利 上限金利 無利息サービス
消費者金融系 アコム 3.00% 18.00% 契約の翌日から30日間無利息
プロミス 4.50% 17.80% 初回利用の翌日から30日間無利息
アイフル 3.00% 18.00%(※1) 契約の翌日から30日間無利息
レイクALSA 4.50% 18.00% 以下を選択可能
・契約の翌日から30日間無利息
・5万円まで契約の翌日から180日間無利息
SMBCモビット 3.00% 18.00% なし
銀行系 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 1.80% 14.60% なし
三井住友銀行カードローン 1.50% 14.50% なし
みずほ銀行カードローン 2.00% 14.00% なし
りそな銀行カードローン 3.50% 13.50% なし
楽天銀行スーパーローン 1.90% 14.50% なし
イオン銀行カードローン 3.80% 13.80% なし
住信SBIネット銀行カードローン 1.59% 14.79% なし
ソニー銀行カードローン 2.50% 13.80% なし

※:すべてのカードローンを網羅しているわけではありません。
※:各カードローンが提示する金利は見直されることがあります。
※:各カードローンは、不定期に無利息キャンペーンや利息キャッシュバックキャンペーン、金利引下げキャンペーンなどを実施することがあります。
※:銀行系カードローンの場合、その銀行の住宅ローンを利用しているなど所定の条件で金利が優遇されることがあります。
※1:満23歳以上59歳までを対象とした上限金利9.50%の「ファーストプレミアムカードローン」サービスもあります。

プロミスの利息が実際にいくらになるのかシミュレーション

プロミスの利息が実際にいくらになるのかシミュレーションしていきます。

利息の計算式は以下のとおりです。なお、金利は100万円未満ならプロミスの上限金利である年17.8%、100万円以上なら年15.0%とします。

利息の計算式

借入残高×金利÷365日(うるう年は366日)×利用日数

 

300,000円借りて30日後に返済するなら、借入残高300,000円×17.8%÷365日×30日=4,389円(1円未満の端数切捨て)により、利息は4,389円です。

しかし、実際には1ヶ月後の返済日までの日数が毎回30日となるわけではありません。仮に31日後に返済すると、利息は4,535円です。

そのため、シミュレーションでは便宜的に「借入残高×金利÷12月」と月利換算によって1ヶ月間に発生する利息を計算しています。

また、実際には金利が0%となる無利息期間が適用される場合もありますが、今回のシミュレーションでは無利息期間を考慮していないことにも注意が必要です。

30万円借りた場合利息はいくら?

プロミスで30万円借りると、毎月の最低返済額は11,000円です。完済まで毎月11,000円ずつ返済を続ける場合、返済回数と利息総額は以下のとおりです。

  • 返済回数:36回
  • 利息総額:87,289円

100万円借りた場合利息はいくら?

プロミスで100万円借りると、毎月の最低返済額は26,000円です。完済まで毎月26,000円ずつ返済を続ける場合、返済回数と利息総額は以下のとおりです。

  • 返済回数:58回
  • 利息総額:371,473円

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プロミスの利息を抑えるためのコツ6選

先ほどのシミュレーションからわかるとおり、毎月の最低返済額だけ返済を続ける方法では、完済までに決して安くはない利息を支払うことになります。

そこで、プロミスの利息を抑えるためのコツ6選を紹介しますので、ぜひ実践してください。

コツ①利用の翌日から30日以内に完済して利息を無料にする

プロミスには、初回利用の翌日から30日間は利息がつかない(金利0%)無利息サービスがあります。そのため、初回利用の翌日から30日以内に完済できる場合は、利息0円でお金を借りることも可能です。

仮に30万円借りて30日以内に返済すると、金利17.8%なら通常4,450円発生する利息が0円となります。

プロミスの30日間無利息サービス

  • 条件:新規でメールアドレス登録のうえWeb明細を選択
  • 無利息期間:初回利用(出金)の翌日から30日間(追加利用分も対象)

 

なお、プロミス以外にも無利息サービスを提供している消費者金融カードローンがありますが、プロミスは「利用の翌日」から無利息期間が開始します。

そのため、契約後すぐにお金を借りなくても、無利息期間を無駄にすることがありません

アコム 契約の翌日から30日間無利息
プロミス 初回利用の翌日から30日間無利息
アイフル 契約の翌日から30日間無利息
レイクALSA 以下を選択可能
・契約の翌日から30日間無利息
・5万円まで契約の翌日から180日間無利息
SMBCモビット なし

※2021年11月確認時点

コツ②プロミスポイントサービスで無利息期間を追加する

プロミスポイントサービスに登録し収入証明書類を提出すれば、無利息期間を7日間追加できます。

無利息期間を追加するためのポイントの貯め方(一部):

  • プロミスポイントサービス申込:初回のみ100ポイント
  • 収入証明書類の提出:年に1回初回のみ160ポイント

具体的には、サービス申込と収入証明書類の提出で260ポイント貯まり、250ポイントを使って7日間の無利息期間を追加可能です。

他にも以下のようなポイントの使い方がありますが、提携ATMを使わずに手数料無料で借入れや返済は可能です。また、15日間の無利息サービスを利用するには400ポイントも貯めなければならず、時間がかかります。

ポイントの使い方:

  • 提携ATM手数料無料サービス:申込日から翌月末日まで提携ATM手数料が無料
  • 無利息サービス:250ポイントで7日間、400ポイントで15日間、700ポイントで30日間無利息期間が適用(利息以上返済日の翌日から適用)

利息は借入残高が大きい返済初期に多く発生するため、収入証明書類を提出してポイントが貯まったら、すぐに7日間の無利息期間を追加することがおすすめです。

現行のプロミスポイントサービスは2022年2月20日に終了

プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)は、現行のプロミスポイントサービスを2022年2月20日に終了することを決定しています。その後は新しいポイントサービスを提供するとのことです。
参照:プロミス「新たなポイントサービスの提供に伴う『プロミスポイントサービス』および『おとくらぶ』終了のお知らせ」(PDF)

コツ③返済日は給料日の翌日に設定する

返済日は、給料の翌日に設定しておくことがおすすめです。これにより、1日でも早く借入残高を減らして利息を抑えることができます。

プロミスでは一部の銀行を除いて口座振替による返済日は5日固定です。給料日から遠い場合、手数料無料かつ原則いつでも1円単位で返済ができるインターネット返済(Pay-easy)を有効に活用しましょう。

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