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資産運用

「資産1億円」と聞くと、「お金持ちでいいな」と何となく他人事のように思っているかもしれません。しかし、資産1億円は普通の人でも達成可能な金額です。

本記事では、資産1億円があればできることと、資産1億円達成に必要な年数のシミュレーション、資産1億円の達成方法を解説しています。

資産が1億円あると、生活のゆとりが大きく異なってきます。本記事で解説している方法はすべて、今すぐ始められるものばかりです。記事読了後に取り組みを開始し、資産1億円の生活を手に入れてください。

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資産1億円=日本の富裕層

資産が1億円あると日本の富裕層に入る、と考えられています。野村総合研究所の調査では、世帯の純金融資産保有額が1億円以上を富裕層、5億円以上を超富裕層と定義しています。

「富裕層だから数も少ないのでは」と思うかもしれません。しかし、2021年の最新調査では富裕層・超富裕層の合計が148.5万世帯に達しており、全世帯の約2.7%を占めています。100世帯あたりに2~3世帯あると考えられるため、案外身近な存在かもしれません。

ただし、超富裕層のみに限定すると日本には9万世帯しかないため、比率も約0.16%とごく限られてきます。資産5億円以上を目指すのはかなり難しいといえるでしょう。

資産1億円があると何が可能?

では、資産1億円があるとどのようなことが可能になるでしょうか。毎日豪勢に遊び暮らすのは不可能ですが、安定した老後の生活や早期退職が期待できます。

資産1億円があれば、現在そして老後の生活費のために、会社でつらい思いをしながら過酷な勤務に耐える必要がなくなります。資産1億円でできることを、以下で具体的にみてみましょう。

安心して老後を迎えられる

まず、安心して老後を迎えられます「老後2,000万円問題」が一時期ニュースになりましたが、1億円あれば余裕を持ってクリアできます。

老後に資産が1億円あれば、利回り約3%の場合でも毎年300万円(税引き前)を不労所得として得られます。高齢者は現役世代よりも生活の幅が狭くなる傾向にあるため、運用益のみでも生活が可能です。受給年金を加えると、相当満足できる老後生活を過ごせるでしょう。

生活レベルによってはFIREできる

現役世代で資産1億円を達成した場合、生活レベルによっては早期退職してFIREすることも可能です。子供の教育費が必要であったり、衣食住をあまり切り詰めたくない場合は、資産1億円でのFIREは難しいです。

しかし、運用益内での生活が苦にならない人であれば、資産1億円を達成した段階でFIREできます。利回りが3~4%と推定した場合、年間支出が300万~400万円程度なら運用益で暮らせるでしょう。

セミリタイアが可能となり、会社に縛られずに済む

完全なFIREは無理でも、資産が1億円あればセミリタイアが可能となります。「毎月の支出と運用益の差額分を働いて稼ぐ」という状況になり、子供の教育費や老後資金のために無理をして勤める必要はもはやありません。

「自分の希望する職種では給料が下がる」と転職をためらっていた人も、資産1億円があると思い切って挑戦できます。このように、資産1億円を獲得することで、働き方や生活への選択肢・自由度が大幅にアップします

資産1億円達成に必要な年数をシミュレーション

「何年たてば資産1億円を達成できるのだろう」と思う人もいるでしょう。資産1億円の達成年数は、毎月の運用金額や利回りで異なってくるため、人それぞれです。以下で、金融庁の資産運用シミュレーションから、資産1億円達成パターンをいくつか解説します。

自分の年齢や毎月出資できる運用金額をふまえて、シミュレーションをしてみてください。

40年間で達成するには

40年間で資産1億円を達成するには、20代から30歳前後までの間に運用を始めるのが理想です。利回りが3%・5%・7%の場合、毎月の運用金額がいくらであれば約40年間で年間で資産1億円に達するのかを、次の表で示しています。

想定利回り 毎月の積立金額 積立期間
3% 11万円 39年7か月
5% 6万円 41年7か月
7% 4万円 39年5か月

参考:金融庁「資産運用シミュレーション」

利回り3%の場合は毎月の積立金額が11万円であるため、少し高いと思うかもしれません。しかし、1億円を貯金のみで40年間で達成する場合は、毎月20万8,333円を貯める必要があります。貯金と比べて、運用がいかに効率よく資産を増やせるかがわかります。

30年間で達成するには

30年間で1億円を達成するために必要な積立金額を、利回り3%・5%・7%ごとにシミュレーションした結果が、次表です。

想定利回り 毎月の積立金額 積立期間
3% 17万円 30年3か月
5% 12万円 30年1か月
7% 8万円 30年4か月

参考:金融庁「資産運用シミュレーション」

40年間運用するケースと比べて、毎月の積立金額が増えていることがわかります。30年間で1億円を目指すためには、30代から40歳前後までに運用を開始したいですが、教育費等が必要な時期にどれほど運用に回せるかが勝負といえるでしょう。

20年間で達成するには

20年間で資産1億円に達するには、毎月いくら積み立てる必要があるかを、利回りごとにシミュレーションしました。

想定利回り 毎月の積立金額 積立期間
3% 30万円 20年3か月
5% 24万円 20年3か月
7% 19万円 20年2か月

参考:金融庁「資産運用シミュレーション」

20年間というごく限られた時間で1億円を達成するためには、毎月の積立金額が相当高くなることがわかります。よほど給与所得がない限り、毎月これだけの金額を運用に回すのは難しいといえるでしょう。

資産1億円を達成するには早めの着手がおすすめ

資産1億円のために必要な毎月の運用額を、40年間・30年間・20年間のどのスパンで達成するかをシミュレーションしました。40年間かける場合は積立金額が4万~11万円と、比較的取り組みやすい額面です。

しかし、20年間で達成する場合は19万~30万円と、毎月の積立金額が大幅に増えるため、実現できる人が限られるでしょう。現時点で手持ち資金が少額であっても、早くから資産運用に取り組むことが、無理なく資産1億円を達成するために必要といえます。

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資産1億円を達成する方法

「具体的にどうすれば資産1億円を達成できるの」と気になる人も多いでしょう。何も無理をしてデイトレーダーになる必要はありません。むしろ、地道な取り組みが重要といえます。資産1億円を達成する方法は、次の3つです。

  1. 長期運用による資産形成を目指す
  2. リターンを再投資して複利効果を得る
  3. 支出を削減する

一見地味に思えるこれら3つの方法を着実に実行することで、資産1億円を達成できます。各方法について、以下で詳しく解説します。

方法1.長期運用による資産形成を目指す

資産1億円を達成するためには、長期運用による資産形成がおすすめです。「大金を得たい」と思うと一獲千金を狙いがちですが、そのような短期で大きく稼ぐ手法は非常にハイリスクといえます。

長期運用の資産形成であれば、少額からコツコツ始められるので、時間によってリスクを低減させられます。長期運用に適している、特におすすめの運用方法は、投資信託と不動産投資、株式投資の3つです。

投資信託

投資信託は、国内外の株式や債券など幅広い金融商品を、プロが組み合わせて運用します。運用の専門家にお任せするだけなので、投資初心者も気軽に始めやすい運用方法です。しかも、投資先が多岐にわたっているためリスクがより分散されます

不動産投資

不動産投資には、不動産の売買差益をねらう方法と、家賃収入を目的とする方法の2つがあります。おすすめは家賃収入を得るスタイルです。不動産を長期保有することで毎月定額の収入を得られるため、一般サラリーマンの間でも、副業として人気が高まっています。

不動産投資の方法については、以下の記事を参考にしてください。

株式投資

株式投資で得られる利益は、値上がり益と配当金、株主優待の3種類です。長期運用の場合は配当金と株主優待をねらい、場合によっては売却して値上がり益を得るのがおすすめです。

あくまで基本は長期運用であり、デイトレーダーのように毎日売買をするわけではありません。

方法2.リターンを再投資して複利効果を得る

運用を始めて収益を得た場合、「儲かったんだし」とつい自分へのごほうびなどを買いたくなるかもしれません。しかし、資産1億円を目指すためにはリターンを再投資して複利効果を得ることが大切です。

運用で得たリターンを元本に加えて再投資すると、いわゆる「利益が利益を生む」状態となり、より効率よく資産を増大させられます。少しでも早く1億円を達成するために、リターンはすべて再投資しましょう。

方法3.支出を削減する

支出の削減も、資産1億円を達成するために必要なことです。「節約なんかで1億円達成は無理なのでは」と思うかもしれません。しかし、毎日の支出の無駄を減らして、その浮いたお金を投資に回すと資産をより早く増やせます。

特におすすめの支出削減項目は、固定費です。家賃や通信費、光熱費、保険などの固定費は毎月一定額を自動的に支払っています。契約を見直すだけで相当の金額を削減でき、しかも毎日の生活にダメージは与えません。固定費の削減は、ストレスフリーでできる節約です。

固定費の削減方法については、以下の記事を参考にしてください。

資産1億円を目指す際の注意点

「よし、さっそく資産1億円を目指そう」と、今すぐ資産運用に取りかかりたくなるかもしれません。しかし、1億円を目指すうえでの資産運用には、2つの注意点があります。これらの注意点を忘れて資産運用を始めると、後悔する羽目に陥りかねません。

以下で、注意点の内容について解説します。

ハイリスクな投資には手を出さない

FXや暗号資産は大きく稼げるとよく言われるため、つい取り組みたくなるかもしれません。しかし、1億円を目指したいなら、そのようなハイリスクな投資には手を出すのは禁物です。

ハイリスクな投資はリターンが大きくなる可能性もありますが、自分では負いきれない損失を出す可能性もあります。資産1億円は、3つの方法を着実に実行すると達成できるため、焦ってハイリスクな投資を始める必要はありません。

投資にはリスクが起こり得ると認識しておく

長期運用でリスクを低減化できますが、それでも投資にはリスクが起こり得ると認識しておくことも重要です。「長期運用だからリスクはない」と勘違いしていると、いざリスクに直面したときにパニックになってしまうかもしれません。

「投資にリスクはつきもの」と認識していると、リスク発生時にも冷静に対処でき、ダメージを最小限にとどめられます。

まとめ:今から投資を始めて資産1億円を目指そう

資産1億円は、普通のサラリーマンでも十分達成可能な金額です。ただし、短期間で資産1億円に達するのは容易ではありません。資産運用計画を立てて、一定時間かけて資産運用すると、着実に資産を増やせます。

資産運用の期間が長いほど、少額の積立金額かつ低リスクで、資産1億円を達成できます。1億円あれば人生の選択肢が広がります。ぜひ、今から投資を始めて資産1億円を目指してみてください。

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