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家計

キャッシュレス決済アプリは、どれを選ぶかでお得度が大きく変わります。キャッシュレス決済アプリを上手に使うと、クレジットカード単体より高い還元率を得ることが可能です。

例えば、還元率1.0%のクレジットカードを「d払い」の支払元に設定して決済すると、合わせて1.5%の還元率を得られます。

そこで本記事では、2021年8月時点の最新情報をもとに、キャッシュレス決済のおすすめアプリを徹底比較します。お得なキャッシュレス決済アプリを選ぶ際にぜひ参考にしてください。

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キャッシュレス決済アプリはどれがいい?お得なのは?おすすめ4選を紹介!

早速、キャッシュレス決済アプリのおすすめを紹介します。結論からいうと、お得に利用したいのであれば以下4つのキャッシュレス決済アプリがおすすめです。

  d払い au PAY 楽天ペイ PayPay
特徴 クレカを支払元に設定すれば1.5% 一部のクレカからのチャージで1.5% 楽天カードからのチャージで1.5% まとめて支払いで1.5%
基本還元率 0.5%(※2) 0.5% 1.0%(※3) 0.5%
クレカ併用還元率※1 1.5% 1.5% 1.5% 1.5%(※4)
請求書払い ◯(※5) ×
チャージ可能クレカ なし Mastercard
American
 Express
Visa(※6)
JCB(※6)
楽天カード ヤフーカード
直接支払可能クレカ Visa
Mastercard
JCB
American
 Express
なし 楽天カード
Visa
Mastercard
JCB
American
 Express
ヤフーカード
Visa
Mastercard
還元対象 アプリ決済 アプリ決済 ・楽天キャッシュ残高払い(ポイント含む)
・楽天銀行口座払い

・PayPay残高払い(請求書含む)
・PayPayクレジット
・ヤフーカード支払

※1:クレカ併用還元率は、クレジットカードの還元率が1.0%と仮定した場合
※2:インターネットでの支払いは1.0%
※3:楽天キャッシュ・楽天ポイント・楽天銀行口座・楽天カード・楽天銀行デビットカード払いの場合
※4:まとめて支払いを利用してクレジットカードの還元を得る場合
※5:請求書払いはポイント付与対象外
※6:一部のクレジットカード発行会社に限定

どのキャッシュレス決済アプリも基本還元率は0.5%ですが、還元率1.0%のクレジットカードと併用することで、1.5%の還元率を実現できます。楽天ペイの場合はクレジットカードチャージ分0.5%、楽天ペイ決済分1.0%です。

お得度の観点からは、d払いが最も簡単に高還元率を実現できるためおすすめです。それぞれのキャッシュレス決済アプリについて、もう少し詳しく確認していきましょう。

d払い:クレジットカードを紐付けるだけでポイント二重取り可能

d払いは、NTTドコモが提供するキャッシュレス決済アプリです。

d払い最大の特徴は、クレジットカードを支払元に設定して決済するだけでクレジットカードとd払いのポイントを二重取りできる点です。

つまり、d払いはわざわざチャージしなくてもポイントを二重取りできます。

d払いとクレカ併用でポイント二重取りをする例:
クレジットカードを支払元に設定してd払いで1,000円を決済

  • クレジットカード利用分:10ポイント
  • d払い利用分:5ポイント
  • クレカ併用還元率:1,000円利用で15円分還元されるため1.5%

※クレジットカードの還元率は1.0%と仮定

ただし、dカード以外のクレジットカードを支払元に設定した決済は、各種キャンペーンの対象外となることもあるため注意が必要です。

また、請求書支払いも可能ですが、ポイント付与対象外となっています。

au PAY:一部クレジットカードとの併用で還元率1.5%以上

au PAYは、KDDIが提供するキャッシュレス決済アプリです。au PAYは、クレジットカードからチャージして決済するとポイントの二重取りを実現できます。

au PAYとクレカ併用でポイント二重取りをする例:
クレジットカードからau PAYにチャージして1,000円を決済

  • クレジットカード利用分:10ポイント
  • au PAY利用分:5ポイント
  • クレカ併用還元率:1,000円利用で15円分還元されるため1.5%

※クレジットカードの還元率は1.0%と仮定

また、「au PAY ゴールドカード」ならau PAYへのチャージだけで還元率2%となるため、クレカ併用時の還元率は2.5%です。

一方、au PAYにチャージできるクレジットカードは限定されていることに注意しましょう。

  • Mastercard:利用可能
  • American Express:利用可能
  • Visa:セゾン・MUFG・エポス・楽天カードなどのみ利用可能
  • JCB:セゾン・TS CUBIC・楽天・ビューカードなどのみ利用可能

なお、楽天ペイ加盟店の一部でau PAY決済が可能となり、使えるお店が増えました。

参照:楽天グループ株式会社「『楽天ペイ(アプリ決済)』の対象加盟店で『au PAY』の利用が可能に」

楽天ペイ:楽天カードならポイント二重取り可能

楽天ペイは、楽天グループが提供するキャッシュレス決済アプリです。

還元率1.5%を達成できるのは楽天カード併用時のみであり、楽天金融経済圏の一角を構成しています。

楽天ペイと楽天カードの併用でポイント二重取りをする例:
楽天カードから楽天ペイにチャージして1,000円を決済

  • 楽天カード利用分:5ポイント
  • 楽天ペイ利用分:10ポイント
  • クレカ併用還元率:1,000円利用で15円分還元されるため1.5%

※楽天カードの基本還元率は1.0%だが、楽天ペイにチャージする際は0.5%となる

楽天ペイはキャンペーンが充実しており、AndroidスマホならモバイルSuicaも楽天ペイアプリで利用できます。しかし、請求書払いには対応していません。

PayPay:ソフトバンク系スマホユーザーならポイント二重取り可能

PayPayは、ソフトバンクグループが提供する知名度の高いキャッシュレス決済アプリです。

2020年2月1日以降、PayPayチャージがヤフーカードのポイント付与対象外となってしまいました。現在のPayPayはクレカ併用でポイントを二重取りできません

一方、PayPayステップを利用して還元率1.5%を目指すなら以下すべての条件を毎月満たす必要があります。

  • 1ヶ月間に300円以上のPayPay決済を30回以上
  • PayPayで1ヶ月間で合計5万円以上の決済
  • 対象サービスのうち3サービスの最低購入金額を達成
  • Yahoo!プレミアム会員に登録するかソフトバンクまたはワイモバイルのスマホユーザー
  • PayPayとYahoo!アカウントを連携

ただし、LINEMOやワイモバイルを含むソフトバンク系スマホユーザーは、「まとめて支払い」でチャージすると1.5%の還元率を実現できます。

  1. 携帯料金の支払方法をクレジットカードに設定
  2. PayPay残高に「まとめて支払い」でチャージ
  3. PayPay残高払いで決済
  4. 携帯料金をクレジットカードで決済

※クレジットカードの還元率は1.0%と仮定

PayPay残高払いで0.5%の還元を得ながら、チャージ分の料金をクレジットカードで支払ってポイントを二重取りすることができます。

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キャッシュレス決済のメリットとデメリット一覧表

キャッシュレス決済のおすすめアプリを紹介してきましたが、ここでキャッシュレス決済のメリットとデメリットを簡単におさらいしておきましょう。

メリット デメリット
・現金不要でスムーズな会計
・ネットショッピングの決済に便利で手数料不要
・ATM手数料を節約できる
・ポイント還元を受けられる
・家計管理に役立つ
・すべてのお店で使えるわけではない
・不正利用される可能性もある
・チャージに手間がかかる

本記事で紹介したd払いはチャージ不要で1.5%の高還元率を狙うことができ、デメリットのチャージの手間を解消することができます。

クレジットカードを含みますが、キャッシュレス決済のメリットとデメリットは以下の記事で詳しく解説していますので確認してみてください。

キャッシュレス決済アプリの選び方は?

最後に、キャッシュレス決済アプリの選び方をまとめます。

クレジットカード併用時の還元率

キャッシュレス決済アプリは、クレジットカード併用時の還元率で選ぶとお得に利用できます。

例えば、au PAYゴールドカードを持っている人がd払いを利用すると還元率は1.5%ですが、au PAYを利用すれば還元率は2.5%です。

よく利用するお店で使えるかどうか(加盟店)

キャッシュレス決済アプリとクレカを併用して高還元率を達成できるとしても、よく利用するお店で高還元率を実現できなければお得にはなりません。

そのため、よく利用するお店で利用できるかどうか確認しておくことをおすすめします。

なお、その際は実際にアプリをダウンロードして検索しましょう。各社のWebサイトでは掲載しきれていないお店もあるためです。

貯まったポイントの利用しやすさ

貯まったポイントの利用しやすさも、キャッシュレス決済アプリを選ぶうえで重要なポイントです。

  • d払い:dポイント
  • au PAY:ポンタポイント
  • 楽天ペイ:楽天ポイント
  • PayPay:PayPayボーナス

PayPayボーナスを除いてどれも共通ポイントであり、各社のポイント加盟店でポイントを利用して支払いができます。PayPayボーナスはPayPayでしか使えないので注意しましょう。

とはいえ、PayPay加盟店は全国に340万ヶ所以上あるため、使える範囲が狭いわけではありません。

公共料金請求書払いへの対応

税金や公共料金の支払いでもポイントを得るためには、請求書払いに対応しているスマホ決済アプリを選びましょう。

請求書払いでポイント還元されるキャッシュレス決済アプリは、本記事で紹介したアプリのなかではPayPayとau PAYに限られます。

キャンペーンの充実度

各社のキャッシュレス決済アプリは、それぞれ独自のキャンペーンを実施しています。魅力的なキャンペーンがありますので、ぜひチェックしておきましょう。

まとめ:キャッシュレス決済アプリはクレカ併用時の還元率で選びましょう

キャッシュレス決済アプリは、コンビニで現金からのチャージや、銀行口座からのチャージもできますが、チャージする手間をかけすぎるのはスマートではありません。

銀行口座からチャージするより楽天銀行や住信SBIネット銀行などネット銀行のデビットカードを利用すると0.5%以上の還元率を得られます。また、キャッシュレス決済アプリとクレカを併用するとポイントを二重取りできて1.5%ほどの高還元率を狙えます。

本記事では、4つのキャッシュレス決済アプリを紹介しました。なかでも、d払いはクレカを支払元に設定するだけでポイントを二重取りできるという手軽さが魅力です。

d払いの他にも、各種設定を行えばポイントを二重取りできるアプリがあります。

よく利用するお店で使えるか、ポイントは利用しやすいか、キャンペーンは充実しているかなど検討したうえ、ぜひ自分にあったキャッシュレス決済アプリを利用してみてください。

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