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家計

5人家族の食費は、場合によって家賃よりも大きな支出になることがあります。日本国内の1世帯当たり人員は、「2.21人」という調査結果(2020年10月現在)からしても、5人家族の場合は食費は大きな支出の一つといえるでしょう。

この記事では、大家族である5人家族の食費に関する統計データをもとに、食費の理想額と理想達成に向けた節約のポイントを紹介します。また、節約だけではどうしても収支が合わない家計に対しては、世帯収入の見直し方についてアドバイスをします。

参考:総務省統計局「令和2年国勢調査・調査の結果・人口等基本集計・結果の概要(PDF)」

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5人家族の食費は平均月約9.5万円!内訳などデータをもとにご紹介

5人家族の食費に関して、総務省統計局の家計調査のデータを用いて解説していきます。5人家族といっても、家族全員が社会人という場合もあれば夫婦と幼い子ども3人の場合もあります。そのため、あくまで統計上の参考値としてご自身の状況に合わせてご覧ください。

参考:総務省統計局「世帯人員・世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出」(以下同様)

平均的な食費の内訳について

5人家族の食費に関して、統計上の平均は月約9.5万円(94,673円)とされています。他の世帯構成と比較するための参考として、家計の消費支出に占める食料費の比率を示すエンゲル係数も併せて記載します。

  平均 1人世帯 2人世帯 3人世帯 4人世帯 5人世帯
エンゲル係数 27.0% 25.4% 27.1% 27.5% 27.6% 28.2%
食費(円) 63,145 38,257 66,543 78,155 87,071 94,673

世帯人数から見える食費の傾向とは

世帯人数が増えると食費の金額は増えていきますが、エンゲル係数はあまり増えていないことが読み取れます。外食や総菜などに頼りがちな1人世帯や2人世帯と異なり、3人以上の世帯はもともと自炊習慣が定着していることなどが、エンゲル係数を抑えられていると考えられるでしょう。

また、世帯の中で小さな子どもやお年寄りが含まれる割合が高くなるほど、一人当たりの食費は小さくなります。

理想的な食費の比率とは手取りの15%から20%程度が目安

一般的に、食費は手取りの15%から20%程度を目安にするのがよいとされています。手取り月収別に試算してみると、統計平均の約9.5万円を予算にすることができる世帯は、意外と多くないことがわかります。

なお、家計調査によれば、5人世帯の勤め先収入の平均額は、月60万円(600,928円)とされているので、統計平均の約9.5万円と整合が取れています

手取り月収 40万円 50万円 60万円
食費目安 6~8万円 7.5~10万円 9~12万円

※手取り月収に対し15%・20%にて試算

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5人家族の食費節約のポイント3選

この記事では、大家族である5人家族の食費節約に関して、基本的なポイントと、陥りやすい失敗例を紹介します。世帯人数にかかわらず、食費を節約するためのポイントを解説した記事がありますので、こちらもご参考にしてください。

ポイント①:一週間分の献立を考えまとめ買いをする

大家族の場合、一週間など一定の期間を決めてあらかじめ献立を考えることが望ましいです。買い物を都度都度するとなるとムダ遣いも増えてしまうため、料理の下準備などはまとめて行っておき、小分けにしたり、作り置きすることも考えられます。

ポイント②:ファミリーパックで割安に

家族が多いことで、ボリュームディスカウントの恩恵を受けやすくなります。コンビニで売られているようなお菓子も、スーパーなどにあるファミリーパックを活用すれば単価を抑えることができます。

食肉や加工食品でも、ファミリーパックを活用し、割安な買い物をすることが食費節約に有効となるでしょう。

ポイント③:外食は計画的に

家計調査によればエンゲル係数同様、外食費に関しても人数が多くなっても純粋には増えていません。ファミリー向けの飲食店を利用したり、頻度をお祝い事に限るなどして外食は計画的にし、うまくやりくりしていることが統計からも推測できます。

現在の家計において、平均額を大きく超過しているような場合には、少しずつ外食費を削っていくように工夫すると即効性のある節約になるでしょう。

  平均 1人世帯 2人世帯 3人世帯 4人世帯 5人世帯
外食(円) 8,865 7,515 6,942 9,429 13,310 15,149

参考:陥りやすい失敗例

食費を見直すにあたり、大家族でとくに陥りやすい失敗例は、「家事に追われて大人数分のファストフードやデリバリーサービスに頼ってしまうこと」が考えられます。

もともと、大家族は炊事以外にも洗濯や掃除などの家事負担が小規模世帯より大きくなりがちです。その上、日中の家事に疲れて人数分の食事を買ってしまうとなると、一人当たり数百円であったとしても、ちょっとした外食と、ほぼ変わらない合計額の出費になってしまいます。

こうした事態を回避するためには、家族の家事分担が重要になります。小学生の児童であっても、洗濯物の取り込みや簡単な片付けは任せることができるでしょう。

食費を削減できない場合の対処法|世帯収入を増やす方法とは

関連記事で紹介する節約術も含めて、既に節約を実践している世帯も多くあるでしょう。しかし、同じ人数で「食費3万円」などの節約記事を見ても同じようには実現できない世帯が大半だとは考えられます。

そこで、これ以上食費を削減できない世帯について、収支のバランスを整えるために世帯収入を増やす方法を紹介します。

収入のない家族がいる場合

大家族にもさまざまな事情があるので一概にはいえませんが、現在収入のない家族がいる場合には、少しずつでも収入を得てもらうことが考えられます。

パート・アルバイトを始める

シンプルな方法は、パートやアルバイトを始めることです。育ち盛りの高校生がアルバイトを始めるような場合は、賄いのある飲食店を選ぶことで、収入と同時に食費を抑えられることもあるでしょう。

スキマ時間で在宅ワークを始める

昔と比べ、スキマ時間にできる在宅ワークは、かなり幅が広がりました。アンケートモニターやフリマアプリなどであれば、自宅にいながらスマホ一つで取り組むことができます。

本業にプラスして副業収入を検討する

現在本業をもって勤めている人であっても、家族の中で働ける人が少ないのであれば副業収入を得ることも検討しましょう。在宅ワークとして紹介した、アンケートモニターのような副業に加え、収入を元手に不動産投資を始めるのもいいかもしれません。

おすすめの副業については、下記の記事もご覧ください。

よくある質問

Q:5人家族の一か月の食費はいくら?
A:5人家族での食費の平均は月96,968円です。平均的な食費の内訳など本記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください!

Q:5人家族の食費節約のコツはある?
A:

  1. 一週間分の献立を考えまとめ買いをする
  2. ファミリーパックで割安に
  3. 外食は計画的に

Q:食費をどうしても削れない場合の対処法は?
A:

  • パート・アルバイトを始める
  • スキマ時間で在宅ワークを始める
  • 本業にプラスして副業収入を検討する

Q:共働きで旦那からもらう生活費の平均は?
A:総務省のデータ(家計調査 家計収支編)によると、共働き夫婦の平均生活費は35万3253円です。

Q:5人家族で一か月の光熱費はいくら?
A:月平均29,160円です。最も高くなりやすいのは電気代で平均費用は15,474円、次いで上下水道7,128円、そのあとにガス代5,506円です。(総務省 家計調査2022年による)これらは、季節や地域によっての変動もありますのであくまで平均として参考にしてください。

節約の基本は、大きいところから削っていくという点なので、電気代を削減するために家電を買い替えるというのもひとつの効果的な手段です。

Q:夫婦二人暮らしでの一か月の食費はいくら?
A:総務省の家計調査によると1か月の平均食費は66,543円です。新型コロナウイルスの影響によって自炊する方が増えましたが近年では物価高で食費は増加傾向です。

まとめ:ムダな食費は見直し、節約が限界なら世帯収入を見直そう

5人家族の食費は、統計平均では月約9.5万円とされています。外食費の統計平均は約1.5万円です。総額や外食費を比較して、ムダな食費が見つかった場合は紹介した節約術を実践して見直しを進めていくことができるでしょう。

一方、これ以上の節約が限界という場合には、収支のバランスを整えるために世帯収入を増やすことをぜひ検討してみてください。

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