つみたてNISAで失敗しやすい人の共通点8選!マイナス運用から抜け出す方法を解説

つみたてNISAで失敗しやすい人の共通点8選!マイナス運用から抜け出す方法を解説

  • 「つみたてNISAを始めたけど、全然増えない」
  • 「含み損を見るたびに不安になる」
  • 「向いてないのかも…やめたほうがいいかな」

このように考えている方もいるでしょう。

結論、つみたてNISAで失敗しやすい人には以下のような共通点があります。

つみたてNISAで失敗しやすい人の共通点
  • 積立金額を高くしすぎて生活が苦しい
  • 含み損に耐えられず損切りしてしまう
  • 成長しづらい銘柄を選んでしまう

本記事では、こうしたつみたてNISAで失敗しやすい人の特徴をもとに、なぜ失敗するのかどうすれば改善できるのかなどを徹底解説します。

この記事を読むと、自分が失敗しやすいタイプに当てはまっているかどうかがわかり、誰にも振り回されない投資ができるようになります。

「今さら見直しても遅いのでは?」と思っている方こそ、ぜひ参考にしてください。


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目次

つみたてNISAで失敗しやすい人の共通点8選

つみたてNISAで失敗しやすい人の共通点8選

つみたてNISAでつまずきやすい典型的なパターンを8つに絞って紹介していきます。

まずはあなた自身の投資スタイルと照らし合わせて、当てはまるものがないかチェックしてみてください。

積立金額を高く設定している

つみたてNISAで失敗しやすい人に多いのが、「どうせなら満額まで積み立てよう」と生活費を削ってまで高額な投資をしてしまうケースです。

新しいつみたてNISAでは、つみたて投資枠が年間120万円(月10万円)まで拡充されていますが、この上限を無理に使い切ろうとすると家計に余裕がなくなります。

なかには医療費や冠婚葬祭などでまとまった支出が発生したとき、現金が足りず投資信託を途中で売却せざるを得なくなる場合も。結果的に損失のあるタイミングで売却してしまい兼ねません。

失敗を防ぐには、生活費の3〜6ヶ月分を現金で確保したうえで月1万〜2万円など気にならずに続けられる金額から始めるのが堅実です。

含み損に耐えられず、短期間で損切りしてしまう

投資初心者に多いのが、一時的な含み損に動揺して慌てて売却してしまうパターンです。つみたてNISAは長期投資を前提とした制度のため、短期的な価格変動で一喜一憂していては本来の効果を発揮できません。

特に相場下落時は、安く多くの口数を購入できるドルコスト平均法の恩恵を受けやすいタイミングです。過去のデータによると、分散投資を20年間継続した場合の元本割れ確率はほぼゼロとなっており、長期投資の威力を示しています。

<ドルコスト平均法とは>
価格が高いときには少なく、安いときには多く買うこと。
→結果的に購入価格が平準化され、下落相場でも有利に働く

たとえ一時的にマイナスになっても、それは安く仕込めたということ。上がったときに利益を大きくするための種まき期間だと捉えてください。

成長しづらい銘柄を選んでいる

つみたてNISA対象商品の中にも、成長性に乏しい銘柄が存在します。

「毎月分配型」や「手数料が高い商品」「国内債券中心のバランス型」などは元本割れしにくい反面、長期で見ても増えにくい傾向があります。

一方で、インデックス型で信託報酬(運用コスト)の低いものは安定して成長してきた実績があります。

以下は成長が期待できる代表的なインデックスファンドです。

ファンド名投資対象
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)アメリカ株
楽天・全世界株式インデックス・ファンド世界中の株式

運用結果が大きく変わるため、投資信託はどれも同じではなく何に投資しているかを必ず確認しましょう。

非課税=ノーリスクだと思い込み“カモ”にされている

「つみたてNISAは金融庁のお墨付きだから安全」という誤解を抱く人が少なくありません。しかし、非課税制度であることと投資リスクがないことは全く別の話です。

つみたてNISA対象商品であっても元本割れリスクは常に存在します。また、金融機関の窓口では手数料の高い商品を勧められる場合も。

制度のメリットを受けるには、自分で内容を理解しておくことが前提です。

具体例
  • インデックス型は信託報酬が低く、長期向け
  • アクティブ型はコストが高く、リターンが不安定

上記のような違いを知っておくことで、営業の言葉に振り回されずに済むでしょう。

少額・ほったらかしで増えると過信している

「月1万円の積立で老後は安心」といった甘い考えも危険です。

仮に月1万円を年利5%で30年間積み立てた場合、最終的な資産は約830万円。ただし、老後資金の目安としてよく挙げられる2,000万円には届きません。

この差を埋めるには、「いつまでに、いくら必要か」を見積もったうえで、運用額や他制度との併用を考える必要があります。

  • 積立金額を年収や家計の変化に応じて見直す  
  • iDeCoや企業型DCなどと組み合わせて活用する  
  • 退職金や年金の受取見込みを踏まえて資金計画を立てる  

「少額だから放っておいても何とかなる」と思い込むと、将来の資金不足につながります。  放置すべきなのは手間であって、判断ではありません。ライフプランは定期的に見直していくことが大切です。

ブログやなんJ、知恵袋を鵜呑みにしている

インターネット上にはさまざまな投資情報が溢れていますが、なかには不正確な情報、個人の感情的な体験談などが多く存在します。

特に掲示板(例:なんJや知恵袋)やブログ記事では感情的な投稿や根拠のない断定が混ざりやすいため、読み手側が正確に判断できないまま誤解してしまうことがあります。

信頼性のある情報源は限られています。具体的には以下のような場所です。

信頼性のある情報源
  • 金融庁や日本証券業協会などの公的機関
  • 大手証券会社や銀行の公式解説ページ
  • 統計データや中立的な第三者のレポート

「誰かが言っていた」ではなく「どこが言っているか」を見る視点が大切です。焦って行動を変える前に、まずは一次情報で確認する習慣を持ちましょう。

投資信託はどれも同じと思い適当に選んでいる

「つみたてNISA対象商品なら何でも同じ」という考えも大きな間違いです。対象商品は約325本もあり、投資地域、投資対象、運用手法によって大きく特徴が異なります

具体的な違いは以下の通りです。

観点主な種類特徴
投資地域・国内
・先進国
・新興国
地域によって成長性、安定性が異なる
投資対象・株式
・債券
・REIT
株式はリターン大、債券は安定志向
運用方法・インデックス
・アクティブ
前者は低コスト、後者は人の手で運用

「何となく」で選ばず、自分に合ったファンドを選ぶことが長く続けるためのコツです。

成長投資枠と混同して売買を繰り返している

2024年から始まった新NISAでは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つを併用できます。ですが、両者の違いを理解せずに使っていると、意図せず損をすることもあります。

つみたて投資枠は「長期でコツコツ積み立てていく」のが前提。一方、成長投資枠は「スポットでの株購入やETFなどの売買」が可能な枠組みです。

以下に、2つの枠の主な違いをまとめました。

項目つみたて投資枠成長投資枠
運用スタイル長期・積立専用自由な売買が可能
対象商品金融庁が定めた投資信託のみ株式、ETF、REITなど広範囲
向いている人初心者や資産形成を目的とする人中~上級者や短期売買をしたい人

まずは「どの枠で何を買っているか」を意識すること。制度の特性を理解して、自分の投資目的に合った使い方をしていきましょう。

とはいえ、「そもそも自分に合った運用スタイルがわからない」「家計の中でどれくらい投資に回せばいいのか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。

そんな方には、マネーコーチのオンライン家計診断がおすすめです。

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将来の不安を、今できる行動で一つずつ解消していきましょう。


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つみたてNISAのよくある誤解

つみたてNISAのよくある誤解

つみたてNISAは「安心・簡単」と言われますが、正しく理解せず始めると落とし穴にはまります。よくある誤解は以下の3つです。

元本割れリスクは常にある

つみたてNISAでも元本割れのリスクはあります

非課税制度だからといって元本が保証されているわけではありません。つみたてNISAの対象商品は、株式や債券を含む値動きのある資産です。価格が下がれば一時的に損をすることも普通にあります。

大切なのは「投資=必ず余剰資金で行うもの」と認識すること。生活費や近いうちに使う予定のお金は、投資に回さず取っておくことをおすすめします。

価格変動の影響を軽視すると痛い目を見る

「毎月積み立てれば自動的に増える」と思い込んでいると、下落局面で焦って損切りしてしまいます。投資信託は株や債券などで構成されており、価格は日々動いています

実際に2018年、つみたてNISAの初年度には世界的な株安があり、多くの人が含み損を抱えました。ですが、そのまま積立を続けた人たちは後の回復局面でしっかり利益を出しています。

これは「ドルコスト平均法」によるものです。価格が下がったときは同じ金額でより多くの口数を買えるため、平均取得単価が下がっているのです。

値動きを気にしないのではなく、むしろ活用する発想が大事です。「安いときこそ買い増せている」と捉えられれば、感情に振り回されずに済むでしょう。

投資は安全に増やすものではない

投資はリスクを取ってリターンを狙う行為です。つみたてNISAは元本保証ではありません。「安全にお金が増える」と思い込んで始めてしまうと、含み損が出たときに想定外の不安を感じやすくなります。

一方で、つみたてNISAには「損失が膨らんで借金になる」といった心配はありません。投資した金額以上に損することはなく、リスクは限定的です。

投資と預金の違いをあらためて明確にしましょう。

項目預金(銀行)つみたてNISA
元本保証ありなし
利息・利益少ない(年0.001%など)市場次第で変動
リスクほぼなし値下がりする可能性あり

つみたてNISAは、「安全」と「成長」を天秤にかける制度ではなく、リスクをとって未来の可能性を買う制度です。預金では得られない成長を目指すなら、ルールを守った長期投資を意識して使いましょう。

つみたてNISAでマイナス運用から抜け出す5つの視点

つみたてNISAでマイナス運用から抜け出す5つの視点

つみたてNISAでマイナス運用に陥っても、適切な対処法を知っていれば状況を改善できる可能性があります。ここでは、5つの重要な視点を紹介します。

積立金額は心がザワつかないラインで設定する

つみたてNISAでは、生活に支障がない金額で積み立てることが大切です。

目安は手取り月収の5~10%程度。以下のように計算できます。

月収目安:5%目安:10%
20万円10,000円20,000円
30万円15,000円30,000円
40万円20,000円40,000円

毎日チャートを見なくても平気、という金額がベスト。投資が負担になってしまうと、続けること自体が難しくなります。

解約を避けたいなら「生活防衛資金」を先に用意する

不利な局面での解約を避けるためにも、投資前に生活防衛資金を先に貯めておきましょう

目安は以下の通りです。

  • 給与収入の方:生活費の3〜6ヶ月分
  • フリーランスや自営業:6ヶ月以上推奨

例)毎月20万円生活費が必要な人は、60万〜120万円を現金で確保

急な病気や家電の買い替えにも慌てず対応できます。

長期投資で時間のチカラを味方にする

つみたてNISAは20年育てる制度だといえるため、短期間で結果を求めずに時間の力を信じましょう

複利の力を活かせば、年利5%の運用で資産は以下のように成長します。

年数資産の増加(おおよそ)
10年約1.63倍
20年約2.65倍

一時的に価格が下がっても、慌てて売らずにコツコツ積み立てを続けた人が最終的に資産を大きく伸ばせるのが積立投資の強みです。

インデックス型×分散投資で下落リスクを抑える

つみたてNISAでリスクを減らすには分散投資が必要です。 ポイントは「インデックス型×地域×資産クラス」の組み合わせです。

たとえば、以下のような構成が基本になります。

商品の種類特徴
全世界株式世界中の企業にまんべんなく投資でき、成長を広く取り込める
国内債券ファンド株式と逆の動きをする傾向があり、下落局面でクッションになりやすい
国内REITなど不動産からの家賃収入を原資にした値動きで、株式と異なる動きをする

国や資産が偏ると、1つの要因で大きく損をするリスクがあります。複数に分けて持つことで、値下がり時のダメージをやわらげられるでしょう。

損切りするかどうかは投資の目的で判断する

含み損が出ても目的が明確なら焦る必要はありません。損切りすべきかは「目的×時間軸」で判断してください。

以下は代表的な目安です。

目的投資期間損切り判断の目安
老後資金20年以上基本は保有継続。価格変動は気にしすぎない
教育費10~15年基本は継続。急変動時のみ様子を見る程度でOK
住宅頭金5~10年状況によってはリスク調整も検討
緊急資金5年未満損失が小さいうちに現金化も選択肢

投資の目的があやふやだと、判断基準がブレます。「何のために・いつ使うお金か」を事前に明確にしておくことが、投資を続けるうえでの心の支えになります。

つみたてNISAが向いていない人とは?

つみたてNISAが向いていない人とは?

つみたてNISAに向いていない人の特徴を3つのパターンに分けて解説します。

貯金がない人

生活防衛資金がない状態で投資を始めるのはおすすめできません。つみたてNISAは余裕資金でコツコツ育てるものだからです。

生活防衛資金の目安は以下の通りです。

雇用形態必要な貯金額理由
正社員生活費の3〜6ヶ月分手当・保障が比較的手厚い
非正規生活費の6ヶ月分雇用が不安定
自営業生活費の6ヶ月〜1年分所得が不安定かつ保障が薄い

まずは投資を続けられる地盤をつくることが先決です。目標を立てて、コツコツ貯金を確保してからNISAを始めましょう。

短期で結果を求める人

短期間で利益を出したい人には、つみたてNISAは向いていません。つみたてNISAは長期・積立・分散の考え方に基づく制度だからです。

短期志向でよくある失敗は以下の通りです。

短期志向でよくある失敗
  • 数ヶ月でリターンが出ずに焦って解約
  • 含み損が出た瞬間に投げ売り
  • つみたてNISA以外の高リスク商品に手を出す

「時間を味方にする」ことがつみたてNISAの本質です。

暴落時に冷静さを失う人

相場が下がったときに慌ててしまうタイプの方は、つみたてNISAに不向きです。積立投資は下がっているときも買い続けるからこそ将来の利益につながります。

暴落時にやりがちな行動は次の通りです。

暴落時にやりがちな行動
  • SNSやニュースの悲観論に影響されて売ってしまう
  • 含み損を見て不安になり積立を止める
  • 回復局面に乗り遅れて損失だけ残る

冷静さを保つためには以下が効果的です。

冷静さを保つコツ
  • 投資の目的を紙に書いて目につくところに置く
  • 毎日チェックせず、月1回の確認にとどめる
  • 投資額を減らし、心の余裕を確保する

「淡々と続ける力」が、つみたてNISA成功の土台になります。

つみたてNISAでネットの口コミに惑わされないための見分け方

つみたてNISAでネットの口コミに惑わされないための見分け方

ネット上には「つみたてNISAは損する」「やめた方がいい」といった投稿があふれていますが、その多くは感情に流された発言です。

口コミを信じるかどうかは「誰が・いつ・どの立場で言っているか」を見極めることが大切です。

ここでは、ネット上の情報に踊らされないための3つの視点を解説します。

ネガティブ投稿はマイナス時の感情を切り取ったもの

ネット上の「つみたてNISAはやめとけ」という声の多くは、一時的な含み損への不安から発信されたものです。

そのため、冷静さを欠いた感情的な投稿は信頼しないことが大切といえます。

見極めポイントは以下の通りです。

見極めポイント
  • 投稿時期が暴落直後に集中
  • 具体的なデータや比較がない
  • 「絶対にやめろ」と断定する言い回し
  • 投資期間が短く、数ヶ月〜1年未満の体験談

2018年末や2020年春のように市場が大きく下がった時期は、否定的な投稿が一気に増加しました。ただし、その後に回復しているため、売らずに積み立てを続けた人はむしろ得をしています。

口コミの温度感を見抜くことが冷静な判断につながります。

「投資で失敗した人の声」は成功者の数倍目立ちやすい

投資の口コミは失敗体験のほうが多く見える仕組みになっています。理由はシンプルで「人は損を強く記憶し、語りたくなる性質がある」からです。

以下の表で、ネット上に出回る投稿と現実の割合の違いを確認してみましょう。

情報の種類発見されやすさ実際の割合
大きな損失体験非常に高い少数
普通の運用報告低い大多数
大きな利益報告中程度少数

つみたてNISAの口座数は約1,878万(2025年3月末時点)ありますが、ネット上の否定的な声は数千件にすぎません。つまり、発信されている声と現実の比率はかけ離れています。発信ボリューム=真実ではないことを理解しておくと、惑わされにくくなるでしょう。
参考:日本証券業協会「NISA口座の開設・利用状況(2025年3月末時点)

信頼できる情報源は「公的機関」か「証券会社の一次情報」

口コミよりも、信頼できる一次情報を自分で確認することが投資判断では欠かせません

主な信頼できる情報源は以下の通りです。

スクロールできます
情報源信頼度主な内容注意点
金融庁★★★★★制度詳細、統計商品推奨はなし
証券会社★★★★☆商品情報、実績営業的側面あり
個人ブログ★★☆☆☆体験談主観的、感情的
匿名掲示板★☆☆☆☆雑多な意見真偽不明

調べ方の流れとしては以下がおすすめです。

  • 金融庁で制度の概要を確認
  • 証券会社のページで商品の目論見書・運用実績を見る
  • 投資信託協会で類似商品の比較を行う

SNSやブログは肌感覚の参考程度に留めておきましょう。

つみたてNISAに関するよくある質問

つみたてNISAに関するよくある質問

初心者がつまずきやすいポイントをQ&A形式でわかりやすく解説していきます。

つみたてNISAで借金を背負うことはある?

借金になることは絶対にありません。つみたてNISAでは信用取引(借金して投資する仕組み)が禁止されており、自分の持ち金だけで投資を行います。

仮に10万円投資してその商品がゼロになっても、損失は10万円まで。それ以上に損することは制度上ありえません。

ただし、借金して資金を用意した場合は別問題。投資は必ず余裕資金で行いましょう。

含み損は放置していても本当に戻る?

可能性は高いですが、確実とは言い切れません。金融庁のデータでは20年間分散投資を続けた場合、元本割れしたケースはゼロです。短期では損していても、下がったときに多く買い増せる積立の仕組みが回復時の利益を押し上げてくれます。

つみたてNISAは本当に「貧乏人がやるべき」投資なの?

そんなことはありません。つみたてNISAは誰でも使える「税金ゼロで資産形成できる制度」です。

つみたてNISAの売却タイミングはいつがベスト?

「必要になったとき」がベストタイミングです。たとえば老後資金なら60歳以降、教育費なら進学の1~2年前から段階的に売却するのが理想です。

短期で結果を出したい人はつみたてNISAに向いていない?

はい、向いていません。つみたてNISAは長期でコツコツ育てる前提の制度です。

つみたてNISAの運用益はどのくらい期待できる?

年率3~5%程度が現実的な目安です。たとえば月3万円を年5%で20年運用すれば、720万円の元本が約1,230万円まで育つ試算になります。

非課税枠をムダにしないための使い方は?

年間40万円の非課税枠は、なるべく使い切るのが理想です。年初からの積立設定や、ボーナス月に金額を増やすことで効率よく枠を消化できます。

つみたて投資枠とはどんな制度?成長投資枠との違いは?

つみたて投資枠は長期運用に適した投資信託を積み立てで買う専用枠です。年間上限は120万円で、非課税期間は無期限。成長投資枠は個別株やETFも買える自由度の高い枠で、上限は240万円です。

「つみたてNISAはやめとけ」と言われるのはなぜ?

多くは短期の含み損に対する感情的な反応です。「投資は危険」「儲からない」という声の多くは、制度や仕組みへの理解が不十分な状態で語られています。一方で、元本割れやインフレリスクなど、事実として向き合うべき点もあります。

つみたてNISAにはどんな危険性がある?

主なリスクは4つです。

つみたてNISAの主なリスク
  • 元本割れ
  • 為替変動
  • 流動性の低さ(すぐ引き出せない)
  • インフレへの対応不足

つみたてNISAは初心者には難しい?

いいえ、むしろ初心者向けです。金融庁が内容を厳しくチェックした商品だけが対象で、手数料も低く設定されています。

始めるのが遅すぎたと感じている人はどうすればいい?

何歳からでも、始めた人が一歩リードです。40代なら20年、50代でも10年の運用期間があります。

主婦でもつみたてNISAはできる?メリットはある?

主婦の方も問題なく利用できます。運用益は非課税、確定申告も不要で、扶養や配偶者控除に影響しません。

まとめ:マイナス運用でも、正しく続ければ巻き返せる

この記事では、つみたてNISAで失敗しやすい人の特徴やマイナス運用から抜け出す具体策を解説しました。

つみたてNISAは「長く続けた人が報われる制度」です。失敗を防ぐには、以下のような基本を押さえることが大切です。

  • 積立金額は月収の5〜10%が目安
  • 投資の目的と期間をはっきり決める
  • 生活防衛資金を先に確保しておく

自分に合った金額とペースで、無理せず続けること。それが、つみたてNISAを怖くない投資に変えるコツです。

焦って売る前に、まずは投資の設計を見直して、あなたらしい資産づくりを始めてください。


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