- 「100万円を投資信託で運用したいけど、どうすればいい?」
- 「放置しても増えるって本当?」
- 「損せず着実に資産を増やす方法を知りたい!」
このように考えている方もいるでしょう。
結論、100万円の資産運用には「インデックス型の投資信託」を使った長期・ほったらかし運用が最適です。
理由は以下の通りです。
- 市場全体に分散投資できる
- 手数料が低い
- 複利効果が活きる
- 放置できる
本記事では、100万円をどう運用すれば効率よく増やせるのか、ほったらかし投資に向いているファンドの具体例やシミュレーション、非課税で運用できる制度の活用法などを徹底解説します。
「投資って難しそうだけど、とにかく損したくない…」という方は、ぜひ参考にしてください。
【結論】100万円の投資信託は「ほったらかし運用」と相性がいい

「投資信託で100万円を運用したいけど、投資の知識も管理する時間もない…」方におすすめなのが、インデックス型投資信託を使ったほったらかし運用です。
具体的な理由は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
インデックス型投資信託は放置運用と親和性が高い
インデックス型投資信託とは、特定の株価指数(日経平均やS&P500など)に連動した運用を行う投資信託です。
放置投資に向いている主な理由は以下の通りです。
- 市場全体に投資する個別株リスクを回避できる
- 分散投資の効果で特定企業の不調が全体に与える影響を緩和できる
- 手数料(信託報酬)が低く長期保有でもコストがかさまない
- 成熟市場(日経平均、NYダウ、S&P500など)への連動型が多く安定成長が期待できる
- 極端な金融ショック(大恐慌級)がない限り大損しにくい設計
参考:三井住友銀行「インデックスファンドとは?」
複利の力で「100万円→1000万円」も現実的
複利とは運用益を元本に組み入れて再投資することで利息が利息を生む仕組みのことです。時間をかけて運用すれば資産が加速度的に増えていくのが特徴です。
- 利益が再投資されるため運用額が年々増加する
- 投資期間が長いほど成長速度も急激に上がる
- 「お金が働いてくれる状態」を自動で作り出せる
単利との違いが10年・30年後に大差を生む
単利は「元本のみに利息がつく」のに対し、複利は「元本+利息の合計に利息がつく」方式です。長期になるほど決定的な差を生みます。
▼単利と複利のざっくり比較
項目 | 単利 | 複利 |
---|---|---|
計算対象 | 元本のみ | 元本+運用益 |
増え方 | 線形的(毎年同じペース) | 指数的(年々スピードアップ) |
長期の成長力 | やや限定的 | 圧倒的(数倍~数十倍の差に) |
10年・30年といった長期運用では資産の増加幅が倍以上の差になる可能性があるため、「どう増やすか」よりも「いかに早く始めるか」に重きを置くことが大切です。

投資信託で100万円を確実に増やす銘柄の選び方

どの銘柄に投資するかで将来のリターンが変わるため、以下を参考に100万円を確実に増やす銘柄選びをしましょう。
米国株式型|S&P連動で30年後に億り人が狙える
米国株式型インデックスファンドは、S&P500やNASDAQ100などの米国を代表する株価指数に連動する商品です。
主な特徴は以下の通りです。
- S&P500の過去50年間の平均年率リターンは約7〜10%(配当込み・インフレ調整前)
- GAFAなど世界的企業を多く含み将来性も抜群
- 米国は人口増加・イノベーション・企業競争力において依然として優位
- ドル建て資産は為替の影響を受けるが、長期的な円安局面ではメリットとなる可能性も
▼代表的なファンド例
ファンド名 | 特徴 |
---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | ・コスト最安水準 ・圧倒的な人気 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | ・Vanguard連動 ・積立NISA対応 |
長期投資では「S&P500連動=億り人の登竜門」とも言われています。ただし、元本保証はないので為替リスクには注意しましょう。
全世界株式型|リスクを抑えつつ長期成長を狙える
全世界株式型は、先進国・新興国を問わず世界中の株式に広く分散投資するインデックスファンドです。主に「MSCI ACWI」や「FTSEグローバル・オールキャップ」などの指数に連動しています。
主な特徴は以下の通りです。
- 新興国の成長性と先進国の安定性を兼ね備える
- 複数通貨にまたがることで為替リスクの影響を抑えられる
- 世界経済の成長そのものに乗る投資スタイル
▼代表的なファンド例
ファンド名 | 特徴 |
---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 通称「オルカン」、コスト低・全世界に分散投資できる |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | VanguardのVTに連動、信頼性の高い王道ファンド |
世界すべてに丸ごと投資するような感覚であるため、投資先を選びきれない初心者向きといえるでしょう。
国内株式型(TOPIX)|手堅さ重視におすすめ
国内株式型は、TOPIXや日経平均など日本の代表的な株価指数に連動するインデックスファンドです。TOPIXは東証プライム市場の全体に連動、日経平均は代表的な225銘柄に連動します。
主な特徴は以下の通りです。
- 外貨建て資産と異なり為替変動による評価損リスクが小さい
- TOPIXは時価総額加重型で大型株にやや偏るものの、東証プライム全体に分散されており分散効果が高い
- NISA・iDeCoとの相性が良く非課税メリットを最大限活かせる
▼代表的なファンド例
ファンド名 | 特徴 |
---|---|
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 信託報酬が低くTOPIX連動の王道商品 |
たわらノーロード 国内株式 | 保有コストが安く長期運用に適した低コストファンド |
バランス型(8資産)|REIT・金・債券まで1本で完結
バランス型(8資産均等型)ファンドは、国内・先進国・新興国の株式・債券・REITの計8種類に均等分散投資する商品です。
主な特徴は以下の通りです。
- 値動きの異なる資産を組み合わせると下落局面でもリスクを和らげられる
- 地政学リスクや金利変動などに対しても分散効果により一定の耐性がある
- 投資初心者でも1本で世界中の資産にバランスよく投資できる
- 自動リバランス機能によって資産配分を自動で最適化し続けてくれる
▼代表的なファンド例
ファンド名 | 特徴 |
---|---|
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 国内外の株・債券・REITを均等配分、長期保有に適した低コスト商品 |
たわらノーロード バランス(8資産均等型) | 安定志向の初心者に人気、つみたてNISA対応も◎ |
投資信託で100万円を確実に増やす銘柄の選び方を解説しましたが、「投資にどれくらい回していいのか不安」という方もいるでしょう。
- 何度でも無料相談OK
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家計のムダを見直して貯めながら資産を増やしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
100万円をどう増やす?投資信託に一括投資した場合のシミュレーション

100万円を一括で投資した場合、将来的にどれだけ資産が増えるのかについて、「目標金額別」と「利回り別」の2軸でシミュレーションしていきます。
目標金額別シミュレーション
まずは、100万円を元手に「200万円」「1000万円」「1億円」まで育てるには何年かかるのかを解説します。
100万円を200万円にする
- 年利5%:約15年
- 年利7%:約11年
複利運用を前提とすれば10〜15年で達成可能なため、教育資金や住宅資金などの中長期目標として活用されることが多いです。
過去の株式型インデックスファンドの利回り実績などを参考にすると、年率5〜7%程度を目安に資産形成を設計するのが現実的です。
100万円を1000万円にする
- 年利5%:約47年
- 年利7%:約34年
- 年利10%:約25年
長期で資産を育てる戦略として、老後資金の形成やFIRE(早期リタイア)を目指す人に人気の目標額です。
時間を最大限に味方につければ、1,000万円は億り人を目指すうえでの重要な通過点にもなり得ます。
100万円を1億円にする
- 年利5%:約94年
- 年利10%:約51年
これほどの資産規模を単独で達成するには、長期にわたる運用と得た収益を再投資し続ける姿勢が必須です。
そのため、元本100万円だけで目指すよりも「毎月の積立投資」や「収入の増加」などを組み合わせた現実的な資産形成に舵を切りましょう。
利回り別シミュレーション
次に、年利3%・5%・7%・10%の4つの条件で資産がどのように成長するかを比較します。
投資年数 | 年利3% | 年利5% | 年利7% | 年利10% |
---|---|---|---|---|
10年 | 約134万円 | 約163万円 | 約197万円 | 約259万円 |
20年 | 約181万円 | 約265万円 | 約387万円 | 約673万円 |
30年 | 約243万円 | 約432万円 | 約761万円 | 約1,745万円 |
年利3%前後は、債券やバランス型ファンドによる安定運用で見られる水準ですが、現在の金利環境では達成が難しいこともあります。

100万円投資信託を非課税で運用する3つの制度

投資信託で得た利益には通常約20%の税金(所得税+住民税)がかかります。しかし、一定の制度を活用すれば運用益を丸ごと非課税にできる方法も存在します。
ここでは、100万円を効率よく育てるために活用すべき以下3つの非課税制度を紹介します。
新NISAの成長投資枠は放置投資との相性が抜群
2024年にスタートした新NISA制度では非課税期間が無期限になりました。
そんな新NISAが100万円の投資信託に向いている理由は以下の通りです。
理由 | 詳細 |
---|---|
運用益非課税 | 配当・売却益も含めて全額が手取りに |
無期限運用OK | 長期保有しても税制上のデメリットなし |
iDeCoは節税と老後資産形成を両立できる
iDeCo(個人型確定拠出年金)は毎月一定額を積み立て、原則60歳以降に一括または分割で受け取れる制度です。
※加入期間により開始年齢は61歳以上となる場合もあります
そんなiDeCoが100万円の投資信託に向いている理由は以下の通りです。
理由 | 詳細 |
---|---|
所得控除による節税 | 年収500万円の会社員が月2万円を拠出すれば、年間約3〜4万円の節税効果が期待できる |
長期前提の制度 | 老後資金の積立に最適な仕組み |
企業型DCを使えば職場でも積立運用が可能に
企業型DC(企業型確定拠出年金)は、給与天引きや会社からの拠出によって自動的に資産形成ができる制度です。
運用益も非課税で、受け取るときには退職所得控除や公的年金等控除などの優遇措置が受けられます。
企業型DCは魅力的な制度ですが、まずは職場に制度があるかどうかを確認することから始めましょう。

100万円投資信託をどう運用する?運用スタイル3パターン

100万円を投資信託に入れる場合の代表的な3つの運用スタイルを紹介します。
一括投資は最速で複利を活かせるが下落リスクも
短期の価格変動リスクを取れるなら、一括投資は最も早く複利の恩恵を受けられる方法です。
- 投資開始直後から100万円全額に対して利回りがかかるため資産成長のスピードが早い
- 複利効果を最大限に活かせる期間が長くなる(早く始めるほど有利)
- 短期で相場が上昇すればリターンも一括で享受できる
- タイミングを誤ると投資直後に大きな含み損を抱えるリスクがある
- 相場下落時に全額が影響を受けるため心理的負担が大きくなりやすい
- 一度に全額を投じるため「その後の市場変動に対応できない」点にも注意が必要
「今後も上昇トレンドが続く」「金利や景気動向が株高に有利に働く」と見込める局面では、一括投資による攻めの戦略が効果を発揮します。
積立投資は価格変動リスクを分散しやすい
積立投資は市場の上下に左右されず着実に買い続ける方法。平均購入単価を平準化しやすく感情に流されにくいのが魅力です。
- ドルコスト平均法により購入単価が平準化される
- 相場の下落時はむしろ安く買えるチャンスになりやすい
- 精神的な負担が少なく継続しやすい投資スタイル
- 投資開始初期は資金の一部しか市場で働かない
- 相場が一直線に上昇する局面では一括投資よりリターンが劣る可能性がある
インデックス投資は初心者が長期運用で成果を出しやすい王道手法
分散・低コスト・長期安定の三拍子がそろった放置型の王道戦略として、インデックス投資は長期的な資産形成に向いています。
- 市場全体に連動するため個別株よりもリスクを抑えやすい
- 信託報酬が安く長期でもコスト負担が少ない
- 全世界や米国などに分散投資できるファンドが豊富
- 個別株のような爆発的なリターンは期待しにくい
- 数年単位の短期では成果が見えにくい局面もある
このように、一括・積立・インデックス投資にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、最も大切なのは「自分の家計や目標に合ったスタイルを選ぶこと」です。
- 何度でも無料で相談可能
- スマホ1つで簡単予約&診断OK(カメラオフもOK)
- 家計改善から資産運用まで総合的にアドバイス
「家計全体の見直し」から始めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
100万円を投資信託以外で運用する場合の注意点

投資信託以外にも資産運用の手段はありますが、リスクがない方法はありません。
ここでは、100万円を投資信託以外で運用する場合の代表的な方法や注意点を解説します。
株式投資は高リターンだが知識と管理コストが重い
短期で資産を増やせる可能性がある反面、初心者がいきなり飛び込むにはハードルが高いとされるのが株式投資です。
個別株投資では企業ごとの財務データ・業績見通し・市場ニュースなどを自ら調べ判断しなければなりません。
また、保有中も四半期ごとの決算チェックやリバランス(組み換え)などの継続的な管理が必要です。
外貨預金は預けるだけだが為替の影響を大きく受ける
預金=元本保証のイメージとは裏腹に、外貨預金は為替変動によって元本割れが起こる可能性がある金融商品です。
「預けておけば安心」「定期預金と同じ感覚」という認識では通用しません。外貨預金はあくまでリスクのある運用手段のひとつとして捉えるようにしましょう。
金・REIT・債券などは性質が異なり目的別に使い分けるべき
資産の性質を理解せずに選んでしまうと、期待通りのリターンが得られずに目的とズレた運用になる可能性があります。
資産タイプ別の特徴は以下の通りです。
資産タイプ | 特徴 | 主な目的・適性 |
---|---|---|
金 | 利子がつかないが価値保存性が高い | ・インフレ対策 ・資産防衛 ・有事対応 |
REIT | 不動産収益ベースだが株式市場の影響も受ける | ・インカムゲイン(分配金) ・中長期収益狙い |
債券 | 定期的な利子収入が得られるが価格変動もある | ・資産の安定運用 ・低リスク資産としての役割 |
それぞれ値動き・リスク要因・経済環境への反応が異なるため、目的と合致しない資産を組み込むと逆効果になりかねないことに注意しましょう。
単一株を買うだけでは分散が効かずリスクが偏る
1社の株に100万円を投じるのはリスクが極めて偏った一点集中型の投資であり、価格変動の影響を受けやすくなります。
たとえ誰もが知る大企業であっても、業績や株価の浮き沈みは避けられません。
投資初心者ほど「株を買う=単一銘柄を選ぶ」と捉えがちですが、分散のない投資は想定以上のリスクを抱えることになるという点を理解しておくことが大切です。

初心者が100万円の投資信託で失敗しないためのチェックリスト

投資信託は初心者でも始めやすい一方で、なんとなくで選んでしまうと失敗する可能性があります。
ここでは、100万円を投じる前に押さえておくべきチェックポイントを整理します。
ポートフォリオを組まずに「人気銘柄だけ」は危険
人気ランキングや話題性に流されず、リスク分散を意識した戦略的なポートフォリオ設計が大切です。
以下のように投資割合を分散させるようにしましょう。
▼ポートフォリオ設計の基本例(リスクを抑えたい人向け)
資産タイプ | 割合の目安 |
---|---|
米国株式型 | 40% |
全世界株式型 | 30% |
バランス型 | 20% |
国内債券orREIT | 10% |
投資信託初心者の方は、「人気=安全」「売れている=儲かる」という誤解を避け、複数の資産クラス・地域・運用スタイルをバランスよく組み合わせることが大切です。
利回りだけで選ぶと「高リスク商品」に偏りがち
高利回り商品には高リスクが伴うことが多く、表面の数字だけで選ぶのは危険です。リスク要因を分析し、自分に合った投資を行いましょう。
初心者が投資信託の商品を選ぶ際は、「利回り」だけでなく「リスク許容度」「投資目的」とのバランスを取って判断するようにしましょう。
必ず確認すべきは「手数料・純資産残高・運用年数」
長期の資産形成では防御力にも目を向けるべきで、その中でも確認しておきたい項目は以下の3つです。
▼投資信託を選ぶときに必ず確認したい3つの項目
項目 | 理由・確認ポイント |
---|---|
手数料(信託報酬) | 年0.2〜0.5%程度が理想。高コストだと長期運用でリターンを圧迫する原因に。 |
純資産残高 | 100億円以上が目安。規模が小さいと繰上償還(運用終了)のリスクが高まる。 |
運用年数 | 過去5年以上の実績があるファンドは市場環境の変動にも耐えてきた信頼材料になる。 |
「知名度があるから」「ランキング上位だから」ではなく、数字と運用実績を冷静に見る目を持つことが大切です。

100万円の投資信託に関するよくある質問

最後に、100万円の投資信託に関するよくある質問と回答を紹介します。
100万円投資信託を始めるのにおすすめの証券口座は?
ネット証券(SBI証券・楽天証券・マネックス証券)がコスト・利便性・制度対応すべての面で初心者に最適です。
- 取扱ファンド数が多く低コストのインデックスファンドに強い
- 新NISAやiDeCoなど制度対応が充実しており非課税運用をフル活用できる
- スマホ完結で口座開設から購入まで簡単。アプリも使いやすい
いずれの証券会社も、「100万円の一括投資」や「月3万円の積立」など好みのスタイルで投資信託を始められます。
インデックス投資とアクティブ投資、初心者にはどっちがいい?
以下のように比較してみるとわかるように、投資信託初心者にはインデックス投資がおすすめです。
比較項目 | インデックス投資 | アクティブ投資 |
---|---|---|
コスト | 低い(信託報酬0.1~0.3%) | 高い(0.8~2%越も) |
運用目標 | 市場平均と連動 | 市場平均を上回る |
成績の安定性 | 長期的に安定しやすい | ファンドごとのブレが大きい |
初心者適性 | ◎シンプルで放置しやすい | △銘柄選定や分析が必要 |
利益が出たらどうやって再投資すべき?
自動的に再投資される「分配金再投資型」ファンドを活用するのが一つの方法です。
- 再投資型ファンドなら自動的に分配金が再投資され複利効果を最大化できる
- 受取型ファンドは分配金を現金で受け取れるため生活費補填や老後資金向けに適する
100万円貯まったら、分けて運用すべき?一括投資が正解?
リスク許容度次第であって、一括投資はリターン重視、積立はリスク分散重視です。
- 市場が右肩上がりの局面で成果を出しやすい
- 投資初期から複利効果をフル活用できる反面、直後に相場が下落した場合は大きく資産が減るリスクあり
- 投資タイミングに左右されにくく精神的に安定
- 相場下落時でも安く買えるチャンスに変わる
老後に備えて30年運用するならどう組むのが最適?
インデックス型+バランス型の長期運用が成長性と安定性を両立する現実的な戦略です。
▼例:老後資金の30年運用シミュレーション
資産構成例 | 割合 | 理由 |
---|---|---|
全世界株式 | 60% | 成長性+先進国・新興国の地域分散が効いている |
バランス型(8資産) | 30% | 債券・REIT・金なども含み下落耐性が高い |
国内債券 | 10% | 為替リスクがなく価格変動が小さい安全資産として機能 |
海外・内外ファンドってどう違う?
「内外ファンド」は国内外の資産に分散投資するのに対し、「海外ファンド」は海外資産に特化した投資信託です。
具体的な違いは以下の通りです。
比較軸 | 海外ファンド | 内外ファンド |
---|---|---|
為替リスク | 高め(全額外貨建て) | 一部国内資産で軽減される |
投資対象 | 海外企業・資産のみ | 国内+海外の企業・資産 |
分散性 | 地域偏りが出やすい | 経済圏をまたいだ広範囲な分散が可能 |
100万円を預けるならネット証券と銀行、どちらがいい?
投資信託で運用するならネット証券一択です。大きな理由は手数料ですが、他にも以下のように比較してみると違いが明確です。
比較項目 | ネット証券 | 銀行 |
---|---|---|
取扱商品数 | 豊富(インデックス・アクティブ含む数百本) | 限定的(厳選された数十本程度) |
手数料(信託報酬など) | 低コスト(0.1~0.3%が主流) | 高め(1%越えの商品も) |
運用アドバイス | 自分で情報収集・選定 | 窓口で提案あり(営業優先の場合も) |
使いやすさ | スマホ・PCで簡単に売買可能 | 対面相談が必要なケースもあり不便 |
まとめ:100万円の投資信託は時間を味方につけた運用で着実に増やせる
この記事では、100万円を投資信託でどう運用すれば着実に増やせるのか、銘柄の選び方やシミュレーション、非課税制度の活用法まで詳しく解説しました。
初心者が重視すべきポイントを改めてまとめると以下の通りです。
- 非課税制度の活用(新NISA・iDeCo)
- 分散されたポートフォリオでリスクを抑える
- 利回りだけで選ばない
「なんとなく始める」のではなく、目的と期間を決めて戦略的に始めましょう。
とはいえ、「投資にどれくらい回しても家計は大丈夫?」「新NISAやiDeCoって自分に合ってる?」と感じている方もいるでしょう。
そのような場合には、プロのFPに無料で相談できる「オンライン家計診断 by マネーコーチ」を活用してみてはいかがでしょうか。
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