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家計

夫婦でやりくりしながら貯金を目指す時に「夫のお小遣いをいくらに設定すべきか」と迷ってしまうことはありませんか。適正金額はいくらなのか、お小遣い制で貯金できるのか、お小遣いの範囲をどの程度に設定すべきか、など悩みは尽きません。

そこで本記事では、2020年調査結果による夫の平均お小遣い額と、夫婦のお金管理方法3パターン、お小遣い制で貯金を行なう3つの方法をご紹介します。具体的な方法を複数検討することで自分たち夫婦にぴったりの方法がわかり、お小遣い制でうまく貯金できます。

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旦那のお小遣いの相場を把握しよう!2020年の平均お小遣いは39,419円

「よそのお宅では旦那にいくらお小遣いを渡しているのかな」と気になる方は多いのではないでしょうか。2020年4月に行なわれた最新調査によると、夫の平均お小遣い額は3万9,419円です。「皆はそんなにたくさん渡しているの」と驚く方や「我が家では渡し過ぎていたかも」と思う方もいるでしょう。

全世代での夫のお小遣い平均額は3万9,419円ですが、世代によって平均額が異なります。子供がいないまたは小さい場合が多い20代と、子供が独立している場合が多い50代では平均額が4万1,000円を超えています。

一方、子供の教育費が必要となることが多い30代と40代では全体平均を下回る金額です。家庭のライフステージによって、夫のお小遣い額は変化するとわかります。

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夫婦の3パターンのお金管理方法

「夫のお小遣いをさっそく減らそう」と思った方、お待ちください。お小遣い額の見直しの前に、夫婦のお金の適切な管理方法を検討してみましょう。自分たちに合った方法でお金を管理すると、やりくりがしやすくなります。夫婦のお金の管理方法としては、次の3つが挙げられます。

  • 1つの口座を得意な方が管理【従来型のお小遣い制】
  • 1つの口座を夫婦2人で管理【現代型のお小遣い制】
  • 項目ごとに負担する人を決めて管理【分担制】

いずれの方法もメリットデメリットが異なるため、自分たちにどの方法がもっとも合うかを検討してみてください。それぞれの方法についてご紹介します。

1つの口座を得意な方が管理【従来型のお小遣い制】

収入を1つの口座にまとめて、夫婦のうちマネー管理が得意な方に任せる方法が、従来型のお小遣い制です。たとえば、妻が出費や貯金など全て計画的に行ない、夫には一定額のお小遣いを渡すパターンです。家計全般を見通しやすいため、貯金や節約などを計画的に行なえます。

ただし、夫婦間が「お小遣いをあげる・もらう」という関係性になり、対等性を失ったり家計を任せっぱなしになったりするおそれもあります。夫婦それぞれが家計に対して責任を持つためにも、定期的に夫婦間で収支に関して話し合うことがおすすめです。

1つの口座を夫婦2人で管理【現代型のお小遣い制】

収入を1つの口座にまとめて夫婦2人で管理する方法が多く取られています。従来型のお小遣い制と異なる点は、夫婦2人で収支を確認し互いのお小遣い額を決める点です。2人で家計を見ながらお小遣い額を決めるため、金額に納得でき不満がたまりにくい点がメリットです。

この方法を実践するためには、夫婦間の協力が必要です。夫婦のどちらかが非協力的な場合、「お金は貯まっているから大丈夫」と勝手に浪費するおそれもあります。しかし、夫婦で協力できるなら家計の状態を夫婦で常に把握できるため、貯蓄・節約を力を合わせて行なえます。

項目ごとに負担する人を決めて管理【分担制】

分担制は、家計の費用項目ごとに負担する人を決めて管理する方法です。たとえば、「家賃と水道光熱費、通信費は夫」「日常生活関連費は妻」と費用負担を分けます。口座も別々に作り、自分の負担分を払い終えたら残りは自由に使えます。

自由度が高く、夫婦それぞれがストレスを感じにくい点がメリットです。一方、家計全体が見えにくく貯金をしづらいデメリットもあります。お互いに「夫(妻)が貯金しているだろう」と思い込み、実は貯金ゼロという事態に陥るケースもあるので、注意が必要です。
 

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お小遣い制で貯金を貯めるための3つの方法

「お小遣い制が便利だと思うけれど、貯金はできるのか」と疑問に思う方がいらっしゃるかもしれません。お小遣い制で貯金を貯めるには、次の3つの方法を実践することがおすすめです。

  • 生活費とお小遣いの範囲を明確化する
  • 夫婦のお小遣い合計額を計算する
  • お小遣い合計額に基づいて夫婦のお小遣い金額を決める

これら3つの方法を行なうと、適切なお小遣い金額のもとで無理なく貯金できます。以下で3つの方法についてご紹介します。

生活費とお小遣いの範囲を明確化する

まず行なうべきは、生活費とお小遣いの範囲を明確化することです。お金の管理が難しい家庭にありがちなのが、生活費とお小遣いでまかなうべき費用をごちゃ混ぜにしてしまうことです。生活費であるはずの費用をお小遣いで負担すると、家計が厳しくなりストレスになります。

一方、お小遣いで済ませるべき費用を生活費で負担すると、いつまでたっても貯金ができません。特にごちゃ混ぜにしがちな項目として、次の4つが挙げられます。

  • 子供の教育費
  • 車のガソリン代
  • スマホ代
  • 外食代・散髪代

この4つの項目はどのように定義すべきか、以下でご説明します。

①子供の教育費

お稽古事や塾などの子供の教育費は、生活費にカウントします。「教育関連費」「子供関連費」などの項目を作って計上します。ただし「この服絶対映えるから買おう」など不要な支出は、子供関連の費用であっても夫婦どちらかのお小遣いで支払いましょう。

②車のガソリン代

車のガソリン代は、基本的には生活費に計上するのがおすすめです。車に関する費用としてはガソリン代以外にも駐車場代や車検代、整備費なども発生します。「車関連費」という項目を作るとわかりやすいです。

しかし「ドライブが趣味」という場合はガソリン代をお小遣いで支払いましょう。生活に絶対必要な費用以外はお小遣いで負担すると貯金しやすいです。

③スマホ代

現代日本社会でスマホ無しに生活することは、もはやあり得ないでしょう。スマホは生活必需品と言えます。そのため、スマホ代は生活費にカウントできます。家族割などのサービスを使ってまとめて契約し引き落としているなら、完全に生活費です。

一方、自分の口座で自分のスマホ分のみを引き落とす場合は、お小遣いで負担しても良いです。

④外食代・散髪代

外食代と散髪代はお小遣いで負担します。「仕事関連の人との外食も多いのに」と思うかもしれませんが、基本的にはお小遣いの範囲内でやりくりしてください。

どうしても仕事関連での外食が多いなら、上限金額を設定して生活費で計上することも可能です。散髪代は身だしなみや美容の一環として、お小遣いで負担するのが良いでしょう。

夫婦のお小遣い合計額を計算する

生活費とお小遣いの範囲で負担する費用を明確にした後は、夫婦に必要なお小遣い合計金額を計算します。お小遣い合計金額は、世帯手取り金額の15%~25%以内に収めるようにすることをおすすめします。

貯金を優先したいなら世帯手取り金額の15%程度に、無理なくゆったりと生活したいなら25%程度に設定することがおすすめです。たとえば、世帯手取り金額が30万円の場合、15%なら4万5,000円で25%なら7万5,000円です。

お小遣い合計額に基づいて夫婦のお小遣い金額を決める

世帯手取り金額から導き出したお小遣い合計額に基づいて、夫婦それぞれのお小遣い金額を決めます。外食代や散髪代、美容代、趣味代など夫と妻では必要な金額や項目が異なります。お互いに話し合って、お小遣い合計額内でそれぞれのお小遣い金額を決めましょう。

仕事によっては外食代が一定必要な場合もあり、互いに相手の状況を理解して費用負担に協力することが重要です。夫婦が互いを理解することでお小遣い制がうまく機能し、貯金を増やすことに繋がります。

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まとめ:お小遣い制を検討して計画的に貯金をしよう

夫婦の家計管理方法とお小遣い制による貯金方法をご紹介しました。お小遣い制のもと、お小遣い金額を適切に設定することで、計画的な貯金に繋がります。本記事でご紹介した方法なら、夫婦で話し合ってお小遣い金額を決めるため、不満を感じにくいのではないでしょうか。

また、夫婦で共に家計を把握するので、不要な支出を避けようと思うようになります。結果として自然と貯金に繋がります。貯金を増やしたいなら、ぜひお小遣い制を検討してみてください。

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