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「保証」「保障」「補償」それぞれの意味を説明できますか?

数ある同音異義語の中でも「保証」「保障」「補償」の3つの「ほしょう」は適切に使い分けられていないことも多く、誤用しやすい単語です。

これらの「ほしょう」は、例えば生命保険損害保険などの重要な契約書類にも使われるため、それぞれの意味や用法を正しく理解しておく必要があります。

本記事では「保証」「保障」「補償」の意味や違いを解説します。使用例を参考にしながら、正しく3つの「ほしょう」を使い分けましょう。

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「保証」「保障」「補償」それぞれの意味とは

パソコンやスマートフォンで「ほしょう」を変換する際、変換予測に「保証」「保障」「補償」の3つが出てきて迷ったことはありませんか?読み方は一緒であってもそれぞれの意味や用法は全く異なるため、それぞれの単語の意味を理解していないと誤用につながります。

まずはこの3つの「ほしょう」について、意味や用法をそれぞれ解説します。

保証とは「責任」

保証とは「保証人」「保証書」といった単語に代表されるように、人物やモノに対する責任を負うことです。つまり、保証とは「責任(を負うこと)」と理解しましょう。

また、責任を持って「確かだと請け合うこと」という意味も含まれます。

保障とは「保護」

「安全保障」「社会保障」「人権保障」といった単語に利用される保障は、地位や権利などに害がないように保護して損害を与えないという意味です。地位や権利の侵害や大きな脅威から身を守ることと言い換えることもできます。

補償とは「償い」

仮に何らかの損が生じた場合に、損した分だけ埋め合わせすることが補償の意味です。「償う(つぐなう)」という字が含まれていることからも分かる通り、他人や物に与えた損害を金銭などで補った上で償うのが補償です。

3つの「ほしょう」の違い

「保証」「保障」「補償」それぞれの意味の違いは損害が発生したかどうかを軸に考えると簡単に使い分けることができます。損害の有無を軸とした「ほしょう」の意味の違いを表にまとめました。

表記 損害の発生状況 損害が発生するかどうか 損害が発生した後の対応
保証 発生していない 発生しない 責任を取る
保障 発生していない 発生する可能性がある 仕組みに従って対処する
補償 発生した 既に損をしている 埋め合わせをする

中でも「補償」は実際に損害が発生した場合に使われることが多く、償いや埋め合わせの意味が強い単語です。それぞれの「ほしょう」の使い分けに悩んだ場合は、「損害」の観点から単語の意味を考えると良いでしょう。

3つの「ほしょう」の使用例

「保証」「保障」「補償」の3つは、読み方が似ているだけであって単語そのものの意味や用法は大きく異なります。それぞれの意味を理解した上で、適切に使い分けることができるよう各単語の使用例を確認しましょう。

保証

責任を表す保証は、保証書に使われる単語です。家電などを購入した際に受け取る保証書は「品質が確かだ、大丈夫だ」と証明するために同封されています。言い換えると「あなたに損はさせません」と捉えられるため、仮に購入した家電に不具合や故障が発生した場合は、保証書があれば適切なアフターサービスを受けられる場合が多いです。

また、債務保証は債務者がお金を返すことができなくなったとき、他の人が債務者に代わってお金を返すことを約束することを指します。この他の人のことを保証人と呼び、保証には何か問題があったときは責任を持って対処するという意味も含まれます。

保障

保障には、脅威から身を守ることで何からも脅かされることなく安定した状態を維持するという意味があります。「保障」の使用例として、人権保障という単語があります。これは人権が侵害されないように脅威から守るという意味です。

他にも安全保障という単語は、国の安全が損なわれることのないように武力や攻撃から守ることを指します。「保障」は安全や権利、国といった比較的大きな組織や事柄が主語になることが多いという特徴があります。

補償

先述のように、補償には「償う」という文字が入っているため、損害に対する埋め合わせを表現する際に用いられます。例として事故時の補償があります。これは事故を起こしたときの相手への埋め合わせや、損失を補うものです。

また、休業補償は、例えば労災によって休業を余儀なくされた場合に、休業によって減少した収入の全部または一部を補うものです。休業による収入面での損失を埋め合わせるものですので、この場合は補償が使われます。

年金保険・生命保険・損害保険の「ほしょう」は?

「保証」「保障」「補償」の3つの「ほしょう」は、「身体や自動車、家を守る」「もしものときの経済的な損失を補う」といった目的で加入することの多い保険分野では非常に重要な単語です。そこで以下で年金保険・生命保険・損害保険の3分野に分けて、いずれの「ほしょう」が適しているのかを解説します。

年金保険は「保証」

「保証」には責任という意味の他に、「確かだ、大丈夫だ」という意味もあるため、将来確実に支払われる年金保険には「保証」を用います。例えば保証期間付終身年金は、被保険者の生死に関わらず、一定期間は年金が必ず支払われることが約束されている年金です。

そのため、いかなる状況であっても年金を確かに支払うという意味で「保証」と表現する点を覚えておきましょう。

生命保険は「保障」

保障には「保護する」という意味があるため、万が一の死亡や病気、障害といった事態に対して経済的な損失を発生させないために加入する生命保険には「保障」が用いられます。

生命保険における「ほしょう」の使用例として、死亡保障医療保障収入保障といったサービスがあります。死亡保障の場合、「万が一自分自身が亡くなった場合の保障」が保険会社によって約束されており、契約内容通りの死亡保険金が支払われ、残された家族を経済的側面において保護することが可能です。

損害保険は「補償」

損害保険では「補償」が用いられます。損害保険は、他人やモノに与えた損害を金銭などで補うことが多く、以下の保険ではすべて「補償」が使用されます。

  • 自動車保険
  • バイク保険
  • 火災保険
  • 地震保険
  • 旅行保険
  • 傷害保険

補償と賠償の違い

3つの「ほしょう」のうち、「補償」と似た単語に「賠償」があります。個人賠償特約など、保険分野においても使われることがあるため、「補償」と「賠償」の意味の違いを把握しておきましょう。

まず「賠償」とは、他人やモノに与えた損害を償うことです。例として、賠償金は加害者が被害者に支払うお金を指します。つまり「補償」と「賠償」は同様の意味を持つ単語と言えます。

しかし、法令用語という観点からこれらの単語を考える場合は明確な差があります。「補償」は適法行為や天災によって生じた損害に対して金銭などで補うことを指します。一方、違法行為によって他の人の権利や利益に損害を与えた場合に、その損害を補うのが「賠償」です。

適法行為もしくは天災を原因とする「補償」と、違法行為のみを原因とする「賠償」の違いを認識し、適切に使い分けましょう。

まとめ:3つの「ほしょう」の意味を理解して正しく使い分けよう

「保証」「保障」「補償」それぞれの意味は以下の通りです。

  • 保証は「損害が発生しない」こと、「品質が確かであること」を「責任を持つ」、「確かだと請け負うこと」
  • 保障は「損害が発生した場合の埋め合わせ」を予め取り決め約束しておくことで「保護、脅威から守ること」
  • 補償は「損害が発生した」ものについて「償い、埋め合わせること」

同音異義語の中でも使い分けが難しい「ほしょう」は、損害が発生しているかどうかという観点から考えると簡単に意味や用法を判断できることができます。それぞれの「ほしょう」の意味を理解し、正しく使い分けましょう。

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