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家計

家計の見直しを考える時、ガソリン代の節約も検討項目のひとつです。ガソリン代の節約と聞くと「燃費のいい車に買い替えるってこと?」「ガソリン代にいくら支払っているの?」「具体的にはどんな節約方法があるの?」など疑問に感じる人もいるでしょう。

今回の記事では、ガソリン代を節約する5つの方法について解説します。車を買い替えなくても、毎日の生活で少し気をつければできることなので、早速実践してみましょう。

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ガソリン代はいくらかかる?

ガソリン代 節約

まず最初に、平均的なガソリン代の支出額についてみていきましょう。

ガソリン代の世帯平均支出額は年間6万円前後

総務省の家計調査によると、2人以上世帯のガソリン代の平均支出額は次の通りです。年度によって異なりますが、平均するとガソリン代の年間支出額は6万円前後です。支出額はガソリン使用量とガソリン単価で決まります。

2人以上世帯のガソリン代の平均支出額

 

2015年

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

ガソリン代

6万2,203円

5万2,569円

5万8,135円

6万7,322円

6万6,293円

5万2,096円


参考:総務省統計局「家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯)」

ガソリン価格は値上がり傾向

総務省の小売物価統計調査によると、直近5年間のガソリンの小売価格(東京都区部)は次の通りです。

ガソリン1L当たりの小売価格・東京都区部

 

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

平均

ガソリン代

118円

132円

148円

144円

136円

136円

※上記数値は各月の小売価格の平均値

参考:総務省統計局「小売物価統計調査(動向編)東京都区部の価格の動向」

直近10年間の小売価格平均は1L当たり141円、直近5年間は136円と長期的には値下がり傾向です。しかし、「OPECプラス(※)」の協調減産や世界的な景気回復により、2021年に入りガソリン価格は値上がり傾向にあり、2021年6月現在は1L当たり153円です。

※石油輸出国機構(OPEC)にロシアなどOPEC非加盟の主要産油国を加えたグループ。
 

ガソリン代を節約する5つの方法

ガソリン代 節約

次に、具体的なガソリン代の節約方法について説明します。主な方法は次の5つです。

  • 節約方法①:エコドライブを意識した運転をする
  • 節約方法②:燃費を上げるために車を整備する
  • 節約方法③:最適な運転経路を事前に調べる
  • 節約方法④:ガソリン価格を下げる
  • 節約方法⑤:節約できる支払い方法を利用する

節約方法①:エコドライブを意識した運転をする

1つ目の方法は、ガソリン代を節約できる方法で運転することです。燃費のよくなる運転をすることでCO2の排出量を減らし、その結果、地球温暖化防止に役立つため、エコドライブと呼びます。具体的な運転方法は次の通りです。

ゆっくり発進・ゆっくり止まる

車をゆっくりと発進し、停まる時はエンジンブレーキを使ってゆっくり減速することが、エコドライブになります。

自動車走行でガソリン消費が大きいのが発進時で、急発進するとより多くのガソリンを消費します。また、ガソリンを消費して加速した車を減速するのは、エネルギーのロスになります。エネルギーのロスを少なくするには、早めに減速しゆっくり止まることが効果的です。

スピードは一定速度で抑えめに

スピードを一定に保つことも、燃費アップにつながります。加速・減速を繰り返していると加速時に余分なガソリンを消費し、減速時にエネルギーをロスするからです。

また、スピードによって燃費は異なります。車にもよりますが、一般道では40~60km/h、高速道では80~100km/hが経済速度といわれています。

停まっている時はアイドリングストップ

アイドリングストップとは、信号待ちなどで一時停止するときにエンジンを停止させることです。エンジン停止によって、無駄なガソリンの消費を抑えられます。

ただし、エンジンの始動にもガソリンを消費するため、短時間の停車の場合は逆効果になる可能性もあります。長い信号待ちなど一定時間の停車が必要な場合など、ケースに応じてアイドリングストップを活用しましょう。

燃費を記録・意識する

燃費を記録することも、エコドライブには有効です。週単位や月単位で燃費を記録することで、定期的にエコ・ドライブを意識するようになるからです。

燃費が悪かった時は、自分の運転方法を振り返ることで、改善に向けた意識付けや具体的な改善対策づくりもできます。

節約方法②:燃費を上げるために車を整備する

エコドライブを心がける以外にも、車を適切な状態に保つことで燃費を上げることもできます。具体的に説明します。

荷物を積みすぎない

不要な荷物を車から降ろし車の重量を軽くすることで、燃費はアップします。車体が重くなると、動かすのにより大きなエネルギーが必要となるからです。

いちいち荷物を積み下ろしするのが面倒だという人も、燃費は荷物の重さに影響されるため、重い荷物だけでも下ろして出掛けましょう。

エアコンは控えめに使う

エアコンを使うと、燃費は悪化します。車や気候など使用条件によって異なりますが、燃費は10%前後悪くなることもあります。

エアコンを使うと快適にドライブすることができますが、設定温度を工夫したり窓を開けて室温調整するなど、エアコンを控えめに使うことで燃費向上につながります。

タイヤの空気圧に注意する

タイヤの空気圧が低下すれば燃費は下がるため、空気圧を適度に保つことも重要です。定期的に点検して、燃費の悪化を防ぎましょう。

点検の仕方がわからない人は、ガソリンスタンドなどで無料で点検してくれることも多いので相談してみましょう。

エンジンオイルを点検する

エンジンオイルの状態も燃費に影響します。エンジンオイルには、エンジンなどの動きを円滑にしたり、エンジン内部をきれいな状態に保つなどの働きがあるからです。

オイル交換のタイミングは「走行距離5,000km」が目安といわれます。自分で走行距離を管理する方法もありますが、ガソリンスタンドで点検してもらってもいいでしょう。ガソリン給油のついでに、タイヤの空気圧などと一緒に定期点検してもらうのがおすすめです。

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節約方法③:最適な運転経路を事前に調べる

ガソリンの消費を抑えるには、出かける前に最適な運転経路を調べておくことも効果的です。事前チェックのポイントは次の通りです。

最短ルートを調べる

出発地点から目的地点まで最短ルートで走行すると、ガソリンの消費を抑えることができます。カーナビや携帯電話のアプリなどで出発前に確認しましょう。

渋滞する道を避ける

渋滞する道を避けることも、ガソリン消費の抑制に役立ちます。渋滞でスムーズな運転ができないと、最短ルートを通っても乗車時間が長くなり、燃費は悪くなります。

カーナビや携帯電話のアプリによっては、渋滞状況を加味した最短ルートを調べることもできます。最も短い時間で目的地に到着するルートを選択するといいでしょう。

アップダウンの多い道を避ける

アップダウンの多い道を通ると燃費は悪くなります。登り道でガソリンを多く消費するからです。ルートを詳細に調べるのは大変なので、峠越えのルートとその他のルートの到着時間が同じくらいなら、峠越えのルートを避ける、など状況に応じて判断しましょう。

節約方法④:ガソリン価格を下げる

ガソリンの単価(ガソリン価格)を下げれば、ガソリン代は節約できます。ガソリン価格を下げる方法を紹介します。

給油はセルフスタンドでする

ガソリン価格は、一般のガソリンスタンドよりセルフスタンドの方が安いのが一般的です。多少の手間はありますが、セルフサービスで給油しましょう。ガソリン50Lを給油した場合、1L当たりのガソリン価格が4円安ければ200円節約できます。

安いガソリンスタンドを探す

ガソリンスタンドによってガソリン価格は異なります。1L当たりのガソリン価格が2,3円でも違えば、ガソリン代は数百円安くなることもあります。近場で安いガソリンスタンドを探すことから始めましょう。

ガソリンスタンドの会員になって割引価格で利用する

ガソリンスタンドの会員になって割引価格で給油すると、ガソリン代の節約になります。ガソリンスタンドのほとんどは、数円安い会員価格を設けているからです。

ガソリンが少なくなる度にいろいろなガソリンスタンドで給油するより、毎回、近場の安いガソリンスタンドに行って会員価格で給油するのがおすすめです。

高速に乗る前に給油する

高速のサービスエリアなどで給油すると、1L当たりのガソリン価格が10円以上高いこともあります。50L給油すると500円以上も高くなる可能性があるのです。

高速から降りて安い給油所を探すのは難しいので、高速を利用する時は事前に給油しておきましょう。

節約方法⑤:節約できる支払い方法を利用する

最後に紹介するのが、支払いに使うクレジットカードなどによってガソリン代を安くする方法です。

石油元売会社の会員クレジットカードを利用する

ガソリンスタンドの会員になれば割引価格が適用されることを紹介しましたが、石油元売会社が発行する会員専用クレジットカードを作って支払いをすれば、ガソリン代はさらに安くなることもあります。

会費の有無や割引内容は、石油元売会社やカードのグレードによって異なります。ガソリン代が割引になる代わりに、ポイントが付与される場合もあります。

ポイントのつくクレジットカードなどを利用する

石油元売会社以外のクレジットカードでも、ポイント還元率の高いクレジットカードなどを使えば付与ポイント分の節約ができます。クレジットカードを選択する時は、ガソリン代以外の支払いも考慮した検討が必要です。

キャッシュバックのある電子マネーなどを利用する

JR東日本のSuica(スイカ)やスマホ決済の出来るPayPay(ペイペイ)など、電子マネーの利用が増えています。電子マネーの運営会社の競争も激しく、キャッシュバックやポイント還元を行うキャンペーンも増加しています。

キャッシュバックなどのある決済手段をうまく活用すれば、ガソリン代の節約になります。

まとめ:ガソリン代を節約するポイントは継続と節約術の積み重ね

2人以上世帯のガソリン代の年間支出額は平均6万円前後です。恒常的な出費になるため、節約方法をマスターすれば、毎月節約できます。

節約方法は、エコドライブや車の整備などで燃費を向上させたり、ガソリンスタンドの会員になってガソリン単価を下げる方法などがあります。

個々の節約額は大きくはありませんが、複数の節約方法を並行して行い長期間継続することで、大きな節約効果を得ることができます。是非、できることから実践してみてください。

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