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貯金1000万円を貯めている人の割合は?貯金を成功させる7つの秘訣とNG行動5選

貯金の目標額として1000万円をかかげても、「貯められるのは年収が高い人だけ」とあきらめていませんか。1000万円という数字が大きすぎて、具体的なイメージを描きにくいのも事実です。そこで本記事では、平均貯金額と中央値、1000万円貯めている人の割合、貯金1000万円達成の7つのコツと5つのNG行動などを紹介します。

貯金の目標額として1000万円をかかげても、「貯められるのは年収が高い人だけ」とあきらめていませんか。1000万円という数字が大きすぎて、具体的なイメージを描きにくいのも事実です。

そこで本記事では、平均貯金額と中央値、1000万円貯めている人の割合、貯金1000万円達成の7つのコツと5つのNG行動などを紹介します。他の人がどの程度貯めているのかがわかり、貯金を増やす具体的な方法も理解できるので、すぐに貯金のための行動ができるでしょう。

いくら貯めている?貯金額の平均値と中央値

他の人はどの程度貯金をしているのか気になりますが、親しい間柄でもなかなか聞きづらいものです。公的な統計データで貯金額を見ていきましょう。

貯金額の平均値と中央値

  平均貯金額 中央値
単身世帯 645万円 45万円
2人以上世帯 1,139万円 419万円

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年)」
   金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」

平均額を見ると単身世帯が645万円、2人以上世帯が1,139万円と、まとまった金額を貯金していることが分かります。「私は全然足りていない」と落ち込みそうになる人も多いのではないでしょうか。しかし、中央値に注目してください。

貯金額の中央値は単身世帯が45万円で2人以上世帯が419万円と、平均貯金額よりずっと身近な数値になっています。「平均」は総額を総人数で割った値です。貯金のように数値のバラツキがあり、突出したお金持ちがいる場合、お金持ちに引っ張られて平均が上がり実態を反映しづらいです。

平均だけでは分析できない場合、「中央値」が使用されます。数値(今回は個々の貯金額)を少ないものから順に並べます。最小から最大まですべて並べ終わったときに、ちょうど真ん中に位置するのが中央値です。個々のバラツキが大きくても、実態を把握できます。

では、個々の貯金額にどの程度バラツキがあるのか、次のグラフで見てみましょう。単身世帯の貯金額を見ると、3000万円以上貯めている人が1.0%いますが、金融資産なしの人も38.0%います。2人以上世帯では、3000万円以上が8.9%いる一方、金融資産なしが23.6%です。

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年)」

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」

このように、貯金額はある程度バラツキがあることがわかりました。貯金額へのプレッシャーから少し解放されます。

※なお、本記事の「貯金」は預貯金だけでなく貯蓄型保険や株式、投資信託、債券などの金融商品を含む金融資産を指します。

1000万円以上貯金をしているのは何%?【年代別・年収別の割合】

貯金額はバラツキがあることは理解できても、やはり1000万円以上の貯金をしている人のことが気になりませんか。

1000万円以上貯金している人はどのような人でどの程度いるのか、年代別と年収別で調査した以下の結果から読みときます。
 

貯金が1000万円以上ある人の割合【年代別】

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年)」
   金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」

貯金が1000万円以上ある人を年代別で分類した結果、単身世帯および2人以上世帯のいずれも60代が最多です。年齢が若いうちは1000万円貯金は難しいですが、一定年齢に達すると割合が急増しています。

次に、年代別の貯金額を具体的に見ていきます。

年代別の貯金額【単身世帯】

  1,000万円以上貯金している人の割合 平均貯金額 中央値
全体 16.1% 645万円 45万円
20代 2.2% 106万円 5万円
30代 12.6% 359万円 77万円
40代 16.3% 564万円 50万円
50代 22.3% 926万円 54万円
60代 29.9% 1,335万円 300万円

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年)」

単身世帯の場合、各世代に1000万円貯金を達成している人はいますが、中央値は少なめの金額です。貯蓄には個人差があることがわかります。

年代別の貯金額【2人以上世帯】

  1,000万円以上貯金している人の割合 平均貯金額 中央値
全体 30.2% 1,139万円 419万円
20代 0% 165万円 71万円
30代 13.2% 529万円 240万円
40代 20.1% 694万円 365万円
50代 35.5% 1,194万円 600万円
60代 40.1% 1,635万円 650万円
70歳以上 33.7% 1,314万円 460万円

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」

2人以上世帯の場合、1000万円以上貯金している人の割合と、平均貯金額、中央値のすべてが50代以降にまとまった数値になっています。勤務先である程度のポジションになり収入が増え、子育てが終わって教育費が不要になり支出が抑えられる人が多いからとも言えるでしょう。

いずれにしても、若い頃は貯蓄が難しいと推測できます。20代や30代には結婚式やマイホームなど、いわゆるライフイベントが多数ありお金が必要になります。貯金の目標金額を決めるときの具体的な目安として、ライフイベントを念頭に置くと貯金しやすいです。

貯金が1000万円以上ある人の割合【年収別】

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年)」
   金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」

「1000万円貯めるには高い年収でないと無理なのでは」と思う人もいるでしょう。グラフを参照すると、確かに年収が高いほうが貯金1000万円以上の割合が大きいです。しかし、年収がそこまで高くなくても1000万円以上を貯金している人は存在します。個々の努力が一定反映されていると推測できます。

単身世帯における年収別の貯金額を表で見てみましょう。

年収別の貯金額【単身世帯】

  1,000万円以上貯金している人の割合 平均貯金額 中央値
収入なし 4.2% 125万円 0円
300万円未満 11.3% 407万円 10万円
300~500万円未満 17.6% 669万円 130万円
500~750万円未満 37.5% 1,570万円 600万円
750~1,000万円未満 72.7% 2,846万円 1,745万円
1,000~1,200万円未満 87.5% 6,131万円 2,915万円
1,200万円以上 53.0% 5,209万円 1,330万円

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年)」

年収1000~1200万円未満までは、1000万円以上貯金している人の割合・平均貯金額・中央値すべてが右肩上がりで大きくなっています。

しかし、年収1200万円以上になると、全項目が750~1000万円未満よりも低い結果に。単身の場合、高年収なら高額の貯金は不要という考えで、比較的自由にお金を使うのかもしれません。

年収別の貯金額【2人以上世帯】

  1,000万円以上貯金している人の割合 平均貯金額 中央値
収入なし 25.9% 689万円 107万円
300万円未満 21.6% 661万円 100万円
300~500万円未満 29.4% 1,039万円 449万円
500~750万円未満 30.5% 1,083万円 500万円
750~1,000万円未満 47.9% 1,550万円 990万円
1,000~1,200万円未満 52.8% 1,790万円 1,010万円
1,200万円以上 75.0% 4,103万円 2,550万円

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」

2人以上世帯の年収別貯金額を見ると、年収300万円未満がいずれの項目も低めです。年収が750万円以上になると貯金額が大きく増加することから、貯金1000万円を目指しやすい年収の目安にできると考えられます。

年収が高いと貯金もしやすいですが、1000万円を貯金している人は必ずしも高収入とは限りません。貯金1000万円を達成するためには、個々の意志や行動も重要なキーになりそうです。

貯金1000万円を達成する7つのコツ

1000万円の貯金を達成するには、貯金に向けて行動することが重要です。しかし、難しいことをする必要はありません。 以下で紹介する7つの方法を実践すれば、無理せずに貯金1000万円を目指せます。

  1. 目標を明確にする
  2. 銀行口座をわけて先取り貯金をする
  3. 家計簿をつけて収支を把握する
  4. 固定費を見直す
  5. 計画的に行動して早割・セールを積極的に活用する
  6. 収入が上がっても生活レベルを上げすぎない
  7. 資産運用をする

一度にすべてやらなくても、まずはできそうなことからやってみると良いでしょう。それぞれのコツを詳しく解説するので、どれなら実践できるかチェックしてみてください。

①目標を明確にする

まずは、何のために貯金するのか目標を明確にしましょう。「貯金があるほうが安心」と意志が強くない状態で貯金しようとしても、なかなか貯められません。もし一定貯められたとしても、「貯金があるのだから贅沢しよう」と使ってしまい1000万円への道のりは遠ざかってしまうでしょう。

長い人生において、住宅購入費や子どもの教育費などお金を使う機会はたくさんあります。貯金への目標を明確にしておくと、衝動買いや不要な出費を避けられます。

②銀行口座をわけて先取り貯金をする

効果的に貯金をするためには、先取り貯金がおすすめです。「使わなかったお金を貯金する」という方法ではなかなか貯まりにくいでしょう。

生活費用口座とは別に貯金用口座を作り、毎月給与が入るとすぐに一定額を貯金用口座に入金します。以下で紹介する財形貯蓄や自動で先取り貯金ができるシステムを利用すると、より効果的です。

勤務先に制度がある人は「財形貯蓄」を活用する

財形貯蓄とは福利厚生の一環で、毎月の給与やボーナスから一定金額が天引きされて自動的に貯金する制度です。勤務先企業が財形貯蓄制度を導入していたらぜひ活用しましょう。
 

「自動積立定期預金」や「自動入金サービス」で貯金を自動化する

銀自動積立定期預金は、毎月指定日に一定額を定期預金口座に移します。自動入金サービスは、他行の口座から自動的に入金するシステムです。申し込みさえすればあとは自動的に貯金されていくため、意識せずに貯金ができます。貯金を自動化してしまいましょう。

③家計簿をつけて収支を把握する

家計簿をつけて毎月の収支を把握することも貯金1000万円への近道です。お金が貯まらない場合、そもそも収入と支出について把握していないことが多いです。

「家計簿は面倒で続かない」という人は、銀行口座やクレジットカードと自動で連携できる家計簿アプリを使ってみてください。自分で入力する手間が省けるので続けやすいでしょう。

関連記事:家計簿アプリのおすすめ7選

④固定費を見直す

「貯金する余裕がない」という場合、固定費を見直してみましょう。

節約を始めるときに食費や洋服代など変動費を削ることが多いですが、節約効果が高いのは固定費の削減です。固定費は一度変更すれば効果が継続するため、年間で見ると大きな額になるうえに、意識せずに節約できます。

たとえば、スマホをキャリアから格安SIMに変えるだけで月額で数千円、年間で数万円単位のまとまったお金が生み出せます。

⑤計画的に行動して早割・セールを積極的に活用する

旅行やショッピングの予定は早めに立てておき、早割やセールで購入すると生活を楽しみながら貯金できます。衝動的ではなく計画的に行動することで、充実した人生と貯金1000万円の両立が可能です。
 

⑥収入が上がっても生活レベルを上げすぎない

収入が上がるとついついワンランク上の生活をしてしまいがちですが、生活レベルは上げすぎないように注意しましょう。

収入が上がると生活レベルも上げることを「ライフスタイルインフレーション」といいますが、生活がインフレしてしまい贅沢に慣れてしまいます。収入が上がってもその分だけ支出が大きくなると貯金は難しいです。貯金1000万円のためには、本当に必要なものにお金をかけることを推奨します。

⑦資産運用をする

「コツコツ貯めるだけでは1000万円達成は難しいのでは?」と考える場合、資産運用がおすすめです。初心者でも比較的取り組みやすい資産運用の方法を3種類紹介します。

  • 個人向け国債
  • 社債
  • つみたてNISA

この3つの方法なら、ほかの投資方法と比べてリスクコントロールがしやすいので、運用初心者でも始めやすいでしょう。

個人向け国債

国債とは、日本政府が発行する債券です。元本割れなしおよび年利最低0.05%が保証されています。政府の保証があるため安心感があり、1万円から買えるので気軽に始められます。

社債

社債とは、一般企業が発行する債券です。利率は企業ごとに異なります。国債よりも高い利率のものも。ただし、無担保社債の場合は企業が債務不履行になったときに、元本割れのおそれがあることに注意してください。

つみたてNISA

NISAとは「少額投資非課税制度」のことです。運用益・配当に対して通常は20%ほどの税金がかかりますが、制度を利用することで非課税となります。

つみたてNISAは年間40万円までの非課税枠、20年間の非課税期間があるため、長期間にわたって非課税メリットを受けられます。国が定めた基準を満たした投資信託で積立投資を長期間行なうことができるので、資産運用に役立つでしょう。 

貯金1000万円の難易度が上がる5つのNG行動

貯金1000万円のために今すぐやめたいNG行動が、次の5つです。

  1. リボ払いやキャッシングなど金利の高い精度を利用し続けている
  2. 自動販売機やコンビニをよく利用する
  3. 他人を基準にしてお金を使っている
  4. まとめて貯金をするつもりでいる
  5. 忙しいことを理由に節約や貯金を後回しにする

これらの行動を続けていると1000万円どころか貯金自体が難しいでしょう。なぜこれらがNGなのか説明していきます。

①リボ払いやキャッシングなど金利の高い制度を利用し続けている

クレジットカードのリボ払いやキャッシングを利用していると、金利が高いためお金は貯まりません。1回あたりの支払い金額が少ないリボ払いは、金利が15%前後もあります。手元にお金がない場合に便利なリボ払いとキャッシングですが、利用し続けるのはやめましょう。
 

②自動販売機やコンビニをよく使用する

自動販売機やコンビニでよく買う場合、商品を定価で購入することになります。ドリンクやカップ麺、お菓子類はスーパーやドラッグストアでは割安に売られているのはご存知でしょう。

自動販売機やコンビニで買っていたものをスーパーなどで買うだけで、少しずつですが節約になります。

③他人を基準にしてお金を使っている

他の人が新品ブランドアイテムを持っていると、競争心や欲求が芽生えて買ってしまう人は要注意です。他人と比べたり見栄を張ったりするためにお金を使っていると、貯金はできません。

自分のなかに基準を作ってお金を使うべきときに使い、そうでない場合は節約すると貯金と充実した生活が両立できます。
 

④まとめて貯金をするつもりでいる

「毎月コツコツというより、ボーナスなどで一気に貯金する」など、まとめて貯金をしようというプランの場合、実際には貯金は難しいです。「今月出費が多かったから貯金はやめておこう」と安易な道を選びがちに。

少しずつでも、コツコツ貯金をする習慣をつけておくと自然と貯まります。

⑤忙しいことを理由に節約や貯金を後回しにする

「忙しいから家計簿のチェックは今度にしよう」と、毎日の多忙を言い訳にして節約や貯金を後回しにするとお金は貯まりません。お金を貯めるためにはお金への理解が必要です。ほんの少しでいいので、節約や貯金について考えたり行動したりする時間を意識的に作りましょう。

まとめ:お金と向き合って貯金1000万円を目指そう

貯金1000万円を達成した人の割合や、貯金の平均額、貯金を増やすための7つのコツ、避けたいNG行動などを紹介しました。

年収の高さは貯蓄をする必要条件ではないことがわかりました。大切なのは、個々の貯蓄への意志と行動です。お金と向き合って貯金につながる行動をすれば、1000万円達成も夢ではありません。

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