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家計

「新社会人の平均的な貯金額っていくらなの?」
「自分の貯金額って低いのかな?」
「少ない手取りのなかで貯蓄を増やす方法ってあるの?」

このような疑問を抱えて考えていませんか。

今回は、三井住友銀行の調査データをもとに、新社会人の平均的な貯金額を紹介します。貯金額を増やす4つの手順も解説しているので参考にしてみてください。

ここでは、無理なく取り組める方法だけを厳選してご紹介しています。記事の内容を参考にすることで、ストレスを感じずに貯蓄を増やせるでしょう。

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新社会人の貯金額はいくら?平均金額の調査結果

三井住友銀行が2019年に調査を行った結果、就職してから最初の1年間の貯金額は10~30万円の人が「25.1%」と最も多いことがわかりました。

次いで、10万円未満の人が16.7%です。貯金が0円の人も10.4%なので、社会人1年目の貯金額は30万円未満の人が過半数を占めています。

なぜ社会人1年目の貯金額は30万円未満が多いのか

社会人1年目の給料の平均について見ていきましょう。厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給」によると、大学卒の初任給の平均は、20〜21万円ほどです。

給料から社会保険料、厚生年金保険料、健康保険料が天引きされるので、手取りは16~17万円前後になります。さらに、16~17万円の手取り額から生活費や家賃などを差し引くと、毎月3万前後しか貯金できないのが実情です。

そのため、社会人になってはじめの1年間で貯められる金額は、30万円未満が多いと考えられます。

新卒がなかなか貯金できない3つの理由

ここでは、新卒の社会人がなかなか貯金ができない理由を3つに分けて解説します。

・ボーナスの支給額が少ない
・一人暮らしの場合、生活費で給料の多くを使ってしまう
・環境が変わり出費が多い

この3点に、思い当たる節はありませんか。ひとつずつ解説していくので、なぜ貯金ができないのかを明確にしましょう。

理由①ボーナスの支給額が少ない

新社会人はボーナスの支給額が少ないため、なかなか貯金額を増やせません。

ボーナスは、査定期間に働いていなければ支給されないケースもあります。そのため、新社会人である1年間はボーナス無し、あるいは少額である可能性が高いです。

少額のボーナスは、貯金に回すのではなく、月々の支払いが追いついていない分にあてられることが多いでしょう。

理由②一人暮らしの場合、生活費で給料の多くを使ってしまう

一人暮らしの場合、家賃や食費、光熱費などの生活費がかかるので手元に残るお金が少なくなってしまいます。

もともと一人暮らしをしていて出費が分かっていれば予測がつきますが、新社会人になって実家を出た場合には、家賃以外にも予想外の出費が多いことに驚く人も多いでしょう。

支出がどれくらいかかるのかを把握できるまでは、なかなか思うように貯金できません。

理由③環境が変わり出費が多い

学生のときから環境が変わることで、予想外の出費もかかるでしょう。

例えば、就職をしたタイミングで実家を出た場合は、家具や家電を揃えたり、就職後の必要なものに気づいたりと出費がかさむこともあります。仕事から疲れて帰ってきて自炊ができなかったり、飲み会に誘われたりと食費が想定外に高くなってしまう人も多いです。

どうすれば貯金が増える?貯金額を増やす4つの手順

なかなか貯金をしにくい環境にある新社会人ですが、お金をうまく管理して着実に貯金をしている人も少なからずいます。ここからは、貯金額を増やすためのコツを4つに分けて解説します。

1.毎月の目標を立てる
2.貯金用の口座を開設する
3.給料日に貯金用口座にすぐお金を入れる
4.貯金用口座のカードは持ち歩かない

紹介する手順で対策をすれば、新社会人でも無理なく貯金を軌道に乗せられるでしょう。

手順①毎月の目標を立てる

貯金額を増やすためにはじめにするべきことは、「無理なく達成できる目標設定」です。

1ヶ月にどれくらいの支出があるのかを把握したうえで、目標を立てるといいでしょう。支出がぼんやりとしていたらなかなか貯金額が増えません。

・家計簿を付けて目標を設定する
・毎月の支出を振り返る

この2点を実行して、目標を達成するようにお金を使えば、貯金額をコツコツと増やせるはずです。

手順②貯金用の口座を開設する

「給料が振り込まれる口座」と「貯金用の口座」を分けると管理がしやすくなります。

給料が振り込まれる口座と別に口座を開設して、貯金額を毎月振り込むようにしましょう。

なお、貯金用の口座は、金利が高めの銀行を選ぶことをおすすめします。例えば、100万円を預けた場合、金利が0.01%であれば1年間に100円しか増えませんが、0.2%では2,000円も増えます。

手順③給料日に貯金用口座にすぐお金を入れる

貯金用の口座を開設できたら、次にすべきは給料日に貯金用口座に入金する「先取り貯金」です。

なかなか貯金ができない人は、給料日に貯金額を確保するのではなく、給料日の前日に余ったお金を貯金にまわそうとする傾向があります。それではお金が余らなかった場合に1円も貯金できなくなってしまうので、必ず給料日に貯金用口座へ入金をしましょう。

給料日に自動引き落としにしておくと手間や負担が少なくなります。

先取り貯金についてくわしく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

手順④貯金用口座のカードは持ち歩かない

最後に、気を付けるべきポイントは、貯金用口座のカードを持ち歩かないことです。

ショッピングなどで欲しいものがあった際に、ついつい貯金用口座から下ろしてしまう可能性もあります。それでは貯金額が減っていく一方なので、カードや通帳は自宅にしまっておきましょう。

この記事の内容の他にも、「お金が貯まる29の知恵」を1冊にまとめました。
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より楽にお金を管理する3つの方法

ここからは、家計をより楽に管理するための秘訣をご紹介します。

・クレジットカードを利用する
・家計簿アプリと連動して収支を確認する
・アプリの確認を習慣にする

ひとつずつ見ていきましょう。

①クレジットカードを利用する

「クレジットカード=無駄使いしやすいアイテム」と認識している人も多いでしょう。実際は、使い方によっては貯蓄を増やすことに一役買うので、積極的に利用するべきです。

支出を見るために、クレジットカードは便利です。何に使ったかをデータ化できるので現金よりも支出を管理しやすくなります。お金の流れを把握できれば、なにを削るべきかが明確になるので、毎月の貯金額を増やしやすくなるでしょう。

②家計簿アプリと連動して収支を確認する

家計簿アプリは、自分が何にお金を使っているのかをひと目で分かるようになるので積極的に利用しましょう。クレジットカードや口座と連携できるアプリを利用すると、収支を確認しやすくなります。

すべてのお金の流れをひとつのアプリに反映できるので、浪費を削って貯金額を増やせるようになるはずです。

③アプリの確認を習慣にする

クレジットカードで収支を徹底管理できたら、お金の動きを忘れずに確認してお金の使い方の見直しをしましょう。「アプリとカードを連携するところまではできたけど、その後一切確認していない…」となれば、貯金は増えません。

アプリをこまめにチェックすることで、使いすぎた日は反省したり、貯金額が増えたら継続するモチベーションになったり貯蓄を軌道に乗せられるはずです。

新社会人の貯金についてよくあるQ&A

ここからは、新社会人の貯金についてよくある質問をQ&A形式でまとめました。

・実家暮らし・一人暮らしの人の平均貯金額は?
・新社会人はどれくらい投資に回しているの?

気になる項目があればチェックしてみましょう。

Q.実家暮らし・一人暮らしの人の平均貯金額は?

マイナビウーマンが実施したアンケート調査の結果から、実家暮らし・一人暮らしの人の1ヶ月の平均貯金額を紹介します。

・実家暮らしの女性の平均貯金額:33,691円
・一人暮らしの女性の平均貯金額:30,100円

実家暮らしの方が3,591円ほど多く貯金にまわせていることが分かります。

Q.新社会人はどれくらい投資に回しているの?

auじぶん銀行株式会社が実施したアンケート調査の結果をもとに、新社会人の投資経験や関心を紹介します。

・資産運用を行っている新社会人:36.8%
・資産運用に興味がある新社会人:57.0%

資産運用の種類は、株式投資が最も多く58%、次いで投資信託が39.6%です。

まとめ:無理をせずに手が届く目標を設定してみよう

今回は、新社会人の貯金額や貯蓄を増やす方法などについて解説しました。

本記事の内容をまとめます。
・新社会人の平均貯金額は10〜30万円
・貯金ができない理由は、ボーナスの支給額が少ない・出費が多い
・貯蓄を増やすコツはクレジットカードと家計簿アプリに連動させ、収支を確認する

最も大切なことは「収支の見直し」です。できる範囲の目標を設定して、毎月必ず達成することで少しずつ貯金額が増えてくるでしょう。

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