「節約のために家計簿をつけようとがんばっても、三日坊主で終わってしまう」と悩む人は多いです。毎日忙しいと、なかなか家計簿を続けられません。家計改善のために努力しているのに家計簿が続けられないと、ストレスだけがたまります。
そこで本記事では、家計簿が続かない3つの原因と続けるための4つのコツをご紹介します。
家計簿が続かないのはなぜ?3つの原因
そもそも、どうして家計簿を続けられないのでしょうか。おもな原因は3つあります。
- 家計簿をつける目標がなく記録することが目的になっている
- 項目が多くて細かい仕分けが必要になる
- 1円単位で残高をあわせようとしている
思い当たる人も多いのではないでしょうか。なぜ家計簿を続けられなくなるのかを説明します。原因がわかるとスムーズに解決できるので、ぜひご一読ください。
原因①家計簿をつける目標がなく記録することが目的になっている
何のために家計簿をつけるのか目標がないと、いつのまにか家計簿をつけることが目的になってしまいます。「無駄遣いを減らして節約しよう」「貯金しよう」と、始める理由としては全く問題ないと思います。家計簿をつけること自体が目的の人もいますし、それを否定する必要はありません。ただ家計改善をしたいならある程度の期間のデータの収集が必要というだけです。目標で家計簿を始める人は多いです。
しかし、本来の目標がぼんやりとしているので、「家計簿をつけることが大切」と目的がすり替わってしまい、疲れて続かなくなってしまうでしょう。家計簿は家計見直しのための手段であって、目的ではありません。最終ゴールは何かを忘れないようにしたいものです。
原因②項目が多くて細かい仕分けが必要になる
家計簿を始める場合、つい多くの項目を設定しがちですが、仕分けに手間がかかりあきらめてしまうことも。無駄遣いを減らすためにも、何にいくら使っているのかを把握するためにたくさんの項目を設定する人は多いです。
実際は、毎日の出費を細かくを仕分けするのは意外と難しいです。日常生活の支出を正確に仕分け続けるのは、ストレスになってしまって続けられる人はわずかでしょう。
原因③1円単位で残高をあわせようとしている
毎日の出費を1円単位で記録しているのに、月末に計算すると残高があっていないことはよくあります。しかし、1円単位の残高の誤差が気になり、それがストレスになって家計簿をやめてしまいがちです。
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家計簿を続ける4つのコツ
家計簿が続かない原因を紹介しましたが、思い当たる点がある人も多いでしょう。家計の見直しのために家計簿は必須アイテムです。そこで、家計簿を続ける4つのコツをお伝えします。
- 家計簿をつける目的や目標を明確にする
- 少ない項目数でおおまかに分類することから始める
- 家計簿のつけ方を見直す
- 家計簿を振り返る時間をつくる
それぞれの方法を実践することで、負担なく家計簿が続けられるようになるでしょう。
①家計簿をつける目的や目標を明確にする
家計簿をつける目的は、家計の収入と支出のバランスを記録して見直すことです。家計簿をつけ始めるとつい忘れて支出の記録だけでも十分家計簿として役立ちます。目的は頭に入れておいてください。 貯金をするために家計簿をつける場合、目標を設定するときには以下の3つを明確にしましょう。
- 目的:なんのために
- 期限:いつまでに
- 金額:いくら必要か
目標は具体的であるほど良く、家計簿を自然と続けられます。続けるうちに少しずつ目標に近づいていることが分かってモチベーションも上がり、より前向きに家計簿に取り組めます。
②少ない項目数でおおまかに分類することから始める
家計簿は自分が家計を把握するためにつけるものなので、項目数を減らしてスタートすることを推奨します。最初から会社の経理のように細かい項目を設定してしまうと、仕分けできず続けられません。できるだけ少ない項目で始めましょう。
シンプルな項目を一例として紹介します。
項目 | 内容 |
---|---|
固定費 | 家賃・水道光熱費・通信費・保険料・教育費など |
食費 | 食材購入費・外食費・酒代など |
日用品 | 食費以外の生活必需品・雑貨など |
特別費 | 冠婚葬祭費・娯楽費など |
その他 | 「固定費」「食費」「日用品」「特別費」以外の項目 |
まずは少ない項目数でざっくりと分類して、記録をすることに慣れてください。家計簿の習慣ができたら、必要に応じて項目を増やすと無駄な出費を把握しやすいでしょう。項目を増やすときには、金額の大きい支出を細かく分類したり、節約したい項目を分けたりすることがおすすめです。
③家計簿のつけ方を見直す
今の家計簿が続けにくい場合、家計簿の種類を変えてみましょう。例えば、書くことが苦手なのに手書きの家計簿を使うと、挫折につながります。あなたにあった方法で家計簿をつけることが重要です。 代表的な4つの家計簿のつけ方を紹介します。
- 家計簿アプリ
- エクセル家計簿
- 手書きの家計簿
- レシート分類
それぞれメリットが異なるので、あなたが続けられそうな方法を見つけてください。
家計簿アプリ:スキマ時間に使えて続けやすい
毎日が忙しくて家計簿をつけ忘れてしまう場合、家計簿アプリがおすすめです。スマートフォンを使うため、場所を選ばずスキマ時間で記録できます。忙しくても続けやすいでしょう。
支出を入力すれば、計算はアプリがしてくれるので集計の手間がかかりません。なかには、レシートを撮影するだけで、自動的に読み取って仕分けと記録をするアプリもあります。多忙な時でも、レシート撮影だけなら気軽に続けられます。
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エクセル家計簿:項目をカスタマイズしやすい
エクセルの家計簿なら、項目を自在にカスタマイズできます。娯楽費の内訳を細かく分類するなど、既製の家計簿ではできない自由な項目設定が可能です。自分のこだわりが反映できる家計簿を作ることで詳細な家計管理ができるでしょう。
ただし、エクセルの操作に自信がある人や、毎日のようにパソコンを操作する人にのみ向いています。そうでない人は手間に感じてしまい継続が難しいので注意しましょう。
手書きの家計簿:出費にじっくり向き合える
手書きの家計簿なら、書くことで出費に向き合えます。家計簿アプリやエクセル家計簿は入力や計算がすばやくできますが、記憶に残りにくいでしょう。
手書きで家計簿をつけていると、一つひとつの項目を振り返りやすく無駄遣いをした実感が心に残ります。書くこと自体を楽しめるマメな人は手書きの家計簿も検討してみてください。
レシート分類:家計簿が続けられない人でも続けやすい
「いろいろな家計簿を試したけれど、どうしても続かない」という場合、レシート分類を試してみましょう。おおまかな項目ごとに封筒やファイルを用意し、レシートをそこに入れるだけで毎回の記録は不要です。
可能であれば、収納前に無駄遣いをしたレシートにバツ印をつけておくことがおすすめです。月末にまとめて計算すると、どの項目にいくら使っているのか出費の見直しができます。
④家計簿を振り返る時間をつくる
家計簿で収支を記録した後に、振り返りをおこないましょう。振り返りをするかどうかで家計簿の効果が変わります。無駄遣いや支出のアンバランスさ、赤字の原因などが見えてくるので、家計の改善につながります。家計改善の効果が出れば家計簿が続けやすいでしょう。
多少なりとも手間をかけて出費を記録した効果をじゅうぶんに発揮するためにも、定期的に家計簿を振り返ってください。
まとめ:あなたにあった方法で家計簿をつけてみよう
家計簿が続かない原因3つと、続けるためのコツ4つをご紹介しました。今まで家計簿に挑戦しては続かなかった人も、なぜ挫折したのか理由が理解できたでしょうか。
家計簿は自分の支出を見直すために使うのが一番の目的で、それをいかに有効活用するかが大切です。 それができないと家計簿を継続する意欲も薄れてしまうでしょう。 また、簡単にコントロールできない収入面は初期段階ではなくても問題ありません。
原因がわかり継続のコツを知ったことで、これからは家計簿をストレスフリーで続けられます。家計簿をつけることで家計をより効果的に改善できるので、あなたにあった方法を見つけてください。