「お金の勉強はした方がいい?」
「どうして勉強する必要があるの?」
「お金の知識を身に付けたいけど何から始めればいい?」
と悩んでいませんか?
お金を勉強することの重要性がわかりつつも、実践できていない人は多いでしょう。日本でも金融教育が義務化されましたが、まだまだ外国のレベルには達していないのが現状です。
本記事では、お金の知識が必要な理由・得られるメリット・おすすめの勉強内容・おすすめの勉強方法をまとめました。お金の勉強を始めたい人にぴったりな内容になっています。初心者でも取り組みやすい方法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
お金についての知識が必要な3つの理由
そもそも、なぜお金の知識が必要なのかわからない方もいるでしょう。理由を知らずに学んでも、知識が身につかず意味がありません。お金の勉強の重要性は、主に以下の3つが挙げられます。
お金の知識が必要な理由:
- 知識不足で損をしてしまうことがあるから
- 預金の金利が低く預けるだけではお金が増えないため
- 将来に金銭的な不安を抱えているため
お金に関する正しい知識が身につけば、将来への不安が解消でき、より豊かに生活ができるのです。それでは、3つ挙げた理由をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
①知識不足で損をしてしまうことがあるから
お金についての知識がないと、損をしてしまうかもしれません。例えば、約8割の人が加入している生命保険で考えてみましょう。必要性は感じつつも、契約内容を詳しく把握していない人が多いです。
保険金はこちらから申請しないと支払われません。そのため、約款に定める支払事由をきちんと把握しておくことが大切です。また、定期的な見直しを行わないと、過度な保障のまま保険料を支払い続けることも。損をしないためにもお金に関する知識は大切です。
②預金の金利が低く預けるだけではお金が増えないため
低金利が続く日本の銀行では、預金でお金を増やすことは厳しいのが現状です。普通預金の金利は、現在0.002%程度です。100万円を1年間預けてもたった20円しか増えません。
かつて、バブル経済と呼ばれた時代は、年利3~4%と普通預金でお金を増やすことが可能でした。そのため、60代以上の方は今もなお預貯金を重視する傾向があります。
インフレが発生すれば、増えないだけでなく金融資産の価値が目減りすることも十分考えられます。お金の正しい知識を身につければ、お金を増やすさまざまな方法を知ることもできるでしょう。
③将来に金銭的な不安を抱えているため
お金の知識が身につけば、将来の生活への不安が解消でき、よりよい生活が送れます。人生100年時代と呼ばれる今、老後や将来の資金繰りについて悩んでいる方は多く存在します。
内閣府が行った世論調査によると、約6割を超える人が老後の生活について悩みを持っているとわかりました。
悩みや不安の内容 | 割合 |
---|---|
老後の生活設計について | 63.5% |
今後の収入や資産の見通しについて | 57.1% |
現在の収入や資産について | 43.8% |
参照元:内閣府「国民生活に関する世論調査(令和4年10月調査)」
他にも、今後の見通しや現在収入についても、約半数の方が悩んでいる結果に。お金の不安を抱えたまま、ただ老後を待つのではなく、お金の勉強を始めてみましょう。お金の知識が身につけば、用意すべきお金の見通しが立てられます。将来のお金を確保することで、現在を楽しく生活できるでしょう。
お金の勉強をすることで得られる4つのメリット
お金の知識を身につける理由がわかりました。ここからは、お金の勉強をすることで得られる具体的なメリットを4つご紹介します。
お金の勉強をするメリット;
- 家計管理が適切にできて節約ができる
- 自分に適した資産形成方法を選択できる
- 税金の控除や社会保障が適切に受けられる
- ライフイベントに向けて資産計画が立てられる
お金の勉強をすれば、最適な資産形成が行えるだけでなく、今から行える節約方法もわかります。お金に対して苦手意識がある人もいるかもしれませんが、まずはメリットを確認してみましょう。
①家計管理が適切にできて節約ができる
家計を適切に見直せば、無駄な支出が明確になり、節約に繋がります。決して節約をし過ぎる必要はありません。意識することは、家計の収入と支出のバランスをとること。
その上で大切になってくるのがお金の勉強です。正しい知識があれば、無駄なお金・最低限必要なお金を見極められます。適切な家計管理を行い、黒字になるよう意識してください。そうすれば、自然とお金が貯められるでしょう。
②自分に適した資産形成方法を選択できる
先程もお伝えしましたが、預貯金をしても昔のようにはお金を増やせません。そのため、あなたに合った資産形成を選択して、資産を増やしていく仕組み作りをする必要があります。
2022年から高校での金融教育が義務化されましたが、知識を十分に有していない人が多いのが実情です。資産形成には国債・株式投資・投資信託などがあり、リスクやリターンのレベルが異なります。
目的や期間に応じて選ぶことが大切で、人によって最適な運用方法が違うため正解はありません。そのため、資産形成を行うためにはお金の勉強が必要不可欠です。
③税金の控除や社会保障が適切に受けられる
お金の知識があれば、税金の控除や社会保障制度を適切に受けられます。社会保障制度は、国民を守るセーフティーネットで、国民生活を支えるために必要不可欠な制度です。しかし、給付を受けるためには、ほとんどの場合申請が必要です。支給対象になったとしても、自分で動かないと給付金は受け取れません。
また、税金の控除をうまく活用すれば、手取りを増やすことも可能です。例えば私的年金制度のiDeCoは、掛金全額が所得控除の対象になります。税の負担を軽減し手取りアップが見込めますが、やはり手続きが必要です。本来受け取れるお金を見落とさないように、お金の勉強が大切です。
④ライフイベントに向けて資産計画が立てられる
人生を歩む上でのライフイベントでは、まとまったお金が必要になるでしょう。そこで、お金の知識があれば、必要な資金・タイミングがわかり、適切な資産計画が立てられます。
代表的なのは、結婚・子育て・マイホーム購入などです。すぐに用意できない金額の場合もあるので、計画的に準備しておくことが大切です。人生の節目となるライフイベントで、資金繰りに困らないようにするためにも、お金の勉強を始めましょう。
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お金の3つの知識レベルごとにおすすめの勉強内容
お金の勉強をすることにメリットがあることがわかりました。ここからは、勉強すべき内容を、知識レベルに分けてご紹介します。お金の知識は人それぞれなので、あなたのレベルに合った内容から学び始めてみましょう。
お金の知識レベルごとにおすすめの勉強内容:
- 初心者はお金の仕組み・使い方を勉強する
- 中級者はお金の節約方法・貯め方を勉強する
- 上級者はお金の増やし方を勉強する
お金の知識がある程度身についた上級者でも、勉強することはまだあります。まったく知識が無い人も不安になる必要はありません。少しづつステップを踏んで、徐々に身につけていきましょう。それでは、各レベルごとのおすすめの勉強内容をお伝えします。
①初心者はお金の仕組み・使い方を勉強する
「お金について何も知らない」「うまく使えず貯金できない」という初心者は、お金の仕組み・使い方から学んでいきましょう。お金は生活に必要不可欠なものですが、仕組みを理解できていない人も多いです。
お金の仕組みとは、お金の価値や機能のこと。お金を「稼ぐ」「使う」「貯める」「運用する」という4つの機能やお金の流れなど、一般的な知識から学びましょう。仕組みが分かれば、貯める必要性も認識できます。お金とうまく付き合うことができれば、より心豊かな生活に繋がるでしょう。
②中級者はお金の節約方法・貯め方を勉強する
お金知識中級レベルになれば、節約方法・貯め方を学んでいきましょう。貯蓄を増やすためには、収入を増やすことはもちろんですが、節約も欠かせません。
まずは、ざっくりでいいので、月の収支と何に使っているのかを把握してください。最初に見直す項目は、固定費がおすすめです。年間で数万単位の節約ができる可能性もあります。
節約ができれば、貯め方も勉強してください。貯金が苦手な人は、一度設定したら強制的に貯められる自動積立定期預金や会社の財形貯蓄制度を活用しましょう。
③上級者はお金の増やし方を勉強する
中級レベルまでの内容を把握できた上級者は、お金を増やすことを意識していきましょう。節約しコツコツ積み立てたお金は、預貯金に入れていても増える時代ではありません。
ある程度貯まったタイミングで、投資に挑戦してみましょう。国債や外貨預金、投資信託など投資方法はたくさんあります。しかし投資にはリスクがつきもの。賢く投資でお金を増やすためには、勉強が欠かせません。気になる勉強方法について、次章で詳しく解説します。
お金の勉強は何から始める?初心者におすすめの勉強法
ここからは、お金の勉強法を順を追ってご説明します。段階的に進めることで、無理なく取り組めるでしょう。初心者におすすめなのは、次の3ステップです。
初心者におすすめのお金の勉強法:
- 勉強をする目的を明確にして勉強する分野を決める
- あなたに合う方法で知識を取り入れる
- 得た知識をもとに実践してみる
お金の勉強の範囲は非常に広く、すぐにすべてを理解することはできません。まずは何から学ぶのか、分野決めから始めてみましょう。それでは、3つの手順をそれぞれ解説します。
①勉強をする目的を明確にして勉強する分野を決める
まずは、あなたがお金の勉強をする目的を明確にして勉強する分野を決めましょう。「資産を増やしたい」のであれば、資産運用や金融商品の知識が必要です。「支払う税金を抑えたい」のであれば、利用可能な控除や税制優遇について学んでいきましょう。
はっきりとした目標があれば、勉強するモチベーションアップにも繋がります。勉強に行き詰まったときは、初心に戻り叶えたい目標を思い出してください。
②あなたに合う方法で知識を取り入れる
学ぶ目的・分野が定まったら、知識を取り入れて行きましょう。知識をインプットする方法はたくさんありますが、以下の6つが代表的です。あなたに合った方法を取り入れてください。
知識を取り入れる方法:
- 本
- インターネット
- YouTube
- セミナー
- 講演会
- 資格
お金の勉強ができる本を読むことで、効果的に知識を取り入れられます。隙間時間を活用でき、忙しい人でも取り組みやすい方法です。種類が豊富なので、あなたに合ったレベルの本を選んでみてください。
また、近年ではインターネットやYouTubeでもお金の勉強ができます。無料のコンテンツもたくさんあるので、気軽に始められるのが特徴です。ただし、正確性や質にはバラツキがあるので、信頼できる発信者を選ぶことをおすすめします。不確実な情報に惑わされないよう注意が必要です。
③得た知識をもとに実践してみる
得た知識は、実践することでより身につきます。家計管理を学んだ人は、家計簿を付けてお金の流れを見直してみましょう。今まで気づけなかった無駄が見つかり、貯金に回せるかもしれません。家計の見直しは始めやすく、結果がすぐ得られるので初心者におすすめです。
資産運用を学んだ人は、実際に金融商品を買い運用をスタートしてみましょう。慣れるまでは少額から始めてください。金融庁が推奨するつみたてNISAなら、月100円からでも運用できます。
まとめ:お金の勉強をして賢く資産形成をしよう
日本の金融教育は他国に比べて遅れていると言われています。そのため、お金の知識がない人が多いのが現状です。しかし、お金に関する知識は必要不可欠です。お金の勉強をすれば、将来への不安が解消でき、より豊かに過ごせるでしょう。
現在は、お金に関して学ぶ方法もたくさんあります。本やインターネット・セミナーなど、あなたが取り組みやすい方法で勉強を始めてください。得た知識は、自分で使えるようになって初めて価値が生まれます。学んだ知識をアウトプットし、賢く資産形成を行いましょう。