資産運用や不動産投資に興味を持って調べていると、オーナーズブックという名前を耳にするのではないでしょうか。「ソーシャルレンディング投資をやってみたいけれど、今一つよくわからない」と感じているかもしれません。
そこで、本記事ではオーナーズブックの概要や口コミ・評判、メリット・デメリットをわかりやすく紹介します。
また、オーナーズブックがおすすめな方、登録方法もあわせて説明しています。本記事を読むとオーナーズブックの概要がわかるため、ぜひ参考にしてください。
オーナーズブックはソーシャルレンディングサービスを提供する事業者
オーナーズブックは、ソーシャルレンディングサービスを提供する事業者です。ソーシャルレンディングとは、「お金を借りたい人や事業者と、お金を貸したい人をネット上で結びつける」というサービスのことを言います。
ソーシャルレンディングは、近年よく耳にするクラウドファンディングの1種です。クラウドファンディングはネット上でお金を募る仕組みであり、寄付型・購入型・投資型の3種類があります。ソーシャルレンディングは、その内の投資型に該当します。
つまり、オーナーズブックは、オンラインでお金を借りたい人と貸したい人を結びつけるサービスを提供しています。投資という点から見ると、オーナーズブックを介してお金を貸すことで、リターンを得られるシステムです。
オーナーズブックは「不動産に特化したソーシャルレンディングサービス」
ソーシャルレンディングは、融資対象としてさまざまな案件を扱っています。このオーナーズブックは、不動産に特化したソーシャルレンディングサービスです。
親会社のロードスターキャピタル株式会社が総合不動産企業であり、2014年9月からオーナーズブックのサービスを始めました。その後2021年8月から、子会社であるロードスターインベストメンツ株式会社がオーナーズブックを運営しています。
ロードスターキャピタル株式会社は、IT技術と不動産を融合させた不動産テックの先駆者です。その不動産テックが開始したオーナーズブックは、日本初の不動産特化ソーシャルレンディングサービスとして知られています。
不動産のプロに加えて金融のプロが多数在籍しており、確かな案件と手法のもとで安心して投資できます。投資方法も貸付型とエクイティ型の2種から選択可能です。
会社名 | ロードスターインベストメンツ株式会社 |
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設立日 | 2019年8月30日 |
本社所在地 | 東京都中央区銀座1丁目10番6号 銀座ファーストビル2F |
オーナーズブックを他社と比較したい方は、下記の記事もご覧ください。
累計募集実績国内第3位!十分な情報開示で安全性も担保
オーナーズブックは、日本のソーシャルレンディングサービス事業者の中で、累計募集実績第3位と高いポジションを占めています。2014年から開始し運営歴7年という安定した事業体制を確立しており、すでに黒字化を達成しています。
累計募集実績上位1・2位が、未だに赤字を出すことを考えると、オーナーズブックの黒字化は驚異的です。また、運用実績はホームページで公開されており、いつでも情報を確認できるので、投資家にとって安心です。
「安定性」と「信頼性」の高さが強み
「オーナーズブックは具体的にどこが優れているのか」と疑問に思う人もいらっしゃるでしょう。まず、オーナーズブックと他のソーシャルレンディングサービス事業者を比較してみます。
上位1・2位の事業者はいずれもソーシャルレンディングが主事業であり、その事業のみで黒字になるには時間が必要です。一方、オーナーズブックの親会社は複数の事業を運営しているため、企業全体で黒字化を達成しています。また、親会社が上場企業なので信頼性も高いのです。
次に、不動産投資という観点から、ファンド型で知られるWARASHIBEと比較してみましょう。WARASHIBEの期待利回りは高いですが、利回りの保証はありません。一方、オーナーズブックは利回りを保証しています。そのため安定性が高いといえます。
また、不動産投資の代表格といえるJ-REITと比較すると、J-REITは複数の物件を同時に保有するため悪い物件が含まれている場合が多いのも事実です。その点オーナーズブックでは、1つの物件のみに投資するため個別物件の評価がしやすいといえるでしょう。
このように、オーナーズブックは安定性と信頼性に優れていることがわかります。
オーナーズブックのメリット5つ|プロ厳選の不動産案件に少額から投資可能
それでは、オーナーズブックの具体的なメリットを紹介します。メリットは次の5点です。
- 少額・分散投資ができる
- 独自のSNSがある
- リスクが明確
- 安定したリターンが見込める
- 投資家のコスト負担が少ない
それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。
①少額・分散投資ができる
オーナーズブックでは、少額・分散投資が可能です。一般的に不動産投資では、例えばマンションの1室を購入するためには、数千万円レベルのまとまった資金が必要です。銀行に融資を申し込む必要もあり、投資する側にとってはかなりハードルが高いといえるでしょう。
同じ不動産投資でも、オーナーズブックでは1万円から投資ができます。投資初心者にとっても気軽に始められる金額です。また、3か月~6か月程度の短期の案件から、20か月以上の長期の案件まで多彩に用意されているため、いろいろな案件への分散投資もできます。
少額・分散投資ができるという点については、ネット上でも評価されています。
ロードスターキャピタルのOwnersBookがいいんじゃないですか? 小口でできるようですよ。物件をネットで選んで、利回りも良さそうだし。
引用元:Twitter
②独自のSNSがある
オーナーズブックには、独自のSNSが用意されています。会員同士のつながりを重視しており、メッセージのやり取りや友達リクエスト等、一般SNSと同様の機能が使用可能です。他のソーシャルレンディングサービスにはない、オリジナルのサービスです。
オーナーズブックを利用している投資家同士でコミュニケーションを深められ、気の合った投資仲間を作れます。独自SNSを使いたくない場合は、ページ内で「利用しません」をクリックするだけでOKです。
③リスクが明確
オーナーズブックは、リスクを明確に示しているので投資の判断がしやすいといえます。不動産投資をする際に、自分でリスクを調べたり計算したりすることは、手間もかかる上に難しいものです。
オーナーズブックは案件ごとに、次の3点について緑色・黄色・赤色の3色でリスク度を示します。
- ロケーション:物件の立地
- 稼働率:入居率
- スポンサークレジット:融資先企業の情報
安全だと緑、リスクが高まると黄色そして赤へと変わります。視覚的にわかる示し方なので、投資初心者も一目で判断可能です。
④安定したリターンが見込める
オーナーズブックが扱う投資案件は不動産であり、市場価格変動に左右されづらいため、安定したリターンが期待できます。投資として一般的に思い浮かべやすい株式投資やFXは、毎日市場価格の変動にさらされており、常に値動きを気にしなければなりません。
一方、不動産投資は市場価格変動リスクが比較的少ないのが特徴です。その上、約3%~5%の利回りが保証されています。銀行の定期預金の金利が高いもので約0.3%程であることを考えると、ケタ違いに高い利回りです。安定したリターンを得られるため、投資初心者も安心して始められます。
⑤投資家のコスト負担が少ない
投資家のコスト負担が少ない点も、オーナーズブックの魅力です。会員登録や口座開設、口座の維持管理、案件購入に関する手数料はすべて無料です。口座への振込手数料と払戻手数料は必要ですが、それ以外の手数料は全く払う必要がありません。
オーナーズブックを利用するために必要なコストが少ないため、手持ち資金を投資に全面活用できます。
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オーナーズブックのデメリット5選|ミドルリスク・ミドルリターンの方向け
すばらしいメリットが数多くあるオーナーズブックですが、デメリットもあります。次の5点です。
- 元本保証がない
- 途中解約できない
- 人気が高く思うように投資ができない
- 利回りが低いので大きなリターンは期待できない
- 毎月分配と比べると効率が悪い
デメリットを熟知した上で投資をすると、リスクを低減できるので、前もって確認しておきましょう。各デメリットについて、以下で詳しく解説します。
①元本保証がない
オーナーズブックの投資案件には、元本保証がありません。そのため、元本割れのリスクが伴います。ただし、オーナーズブックは元本割れをいまだに起こしてはいません(2021年10月時点)。
そもそも投資全般が、元本割れのリスクを常に伴っています。元本保証がないというデメリットは、オーナーズブックに限られたものではないことを理解しておきましょう。
②途中解約できない
オーナーズブックの案件にいったん投資すると、途中解約ができない点に注意が必要です。案件ごとに「○か月」と運用期間が設定されており、その期間中は解約できず資金を動かせません。株式投資等の一般的投資と異なっているため注意してください。
投資家側の都合で資金が急きょ必要になった場合でも解約できないため、余剰資金でオーナーズブックに投資することをおすすめします。
③人気が高く思うように投資ができない
オーナーズブックでは、人気が高く思うように投資ができないことがあります。案件公開後、数分で応募が殺到し満額に達してしまうことが多いのが現状です。オーナーズブックの人気が高いからこそ投資家が殺到するわけですが、自分が狙った案件に投資できない可能性もあります。
2019年8月から抽選方式も採用されていますが、応募の過熱ぶりはあいかわらずです。
オーナーズブックの投資案件、募集枠埋まるの早すぎで全く投資できない!今回は2分で完売w 入金しなければ良かった...
引用元:Twitter
人気の案件は、数分で募集完了する場合があり、投資したくてもできないこともあるようです。
④利回りが低いので大きなリターンは期待できない
オーナーズブックの利回りは3%~5%であり、他のソーシャルレンディングサービスと比べると低いため、大きなリターンは期待できません。例えば、海外案件を扱うソーシャルレンディングサービスの場合、利回りが10%以上見込めることもあります。
ただし、オーナーズブックの利回りが低めと言っても、利回りが保証されており安定して得られます。確実なリターンとしては、上述の通り、銀行の定期預金金利と比べると格段に高いと言えるでしょう。
⑤毎月分配と比べると効率が悪い
オーナーズブックは四半期ごとの分配であり、毎月分配と比べると効率が悪いといえます。毎月分配の場合、月利複利の運用が可能なので、より効率よく資産運用が行えます。
ソーシャルレンディングサービスには毎月分配を行っている事業者も多くみられます。そのため、投資経験者にとっては、オーナーズブックの四半期ごとの分配が物足りなく感じられるかもしれません。
オーナーズブックは不動産の担保を設定することで貸し倒れ防止
「融資したお金が戻ってこない」という貸し倒れのリスクについて、オーナーズブックではどのように対策しているでしょうか。
オーナーズブックは、資金を企業に貸し付ける際に、不動産の担保を設定しています。
万が一、資金を借りた企業が返済できなくなった場合は、担保不動産を売却して資金を回収し投資家に返済する仕組みです。オーナーズブックは不動産の担保を設定して貸し倒れ対策をとっており、今まで貸し倒れが発生したことはありません。リスク低減に成功していると言えるでしょう。
貸し倒れのリスクが比較的低いことがオーナーズブックの特徴ではありますが、ソーシャルレンディングは歴史が浅い事業です。そのため、貸し倒れについてよく確認しておくことが必要です。
ソーシャルレンディングサービスの貸し倒れについては、以下の記事で詳しく説明しています。
オーナーズブックは初心者や不動産以外の投資をしている人におすすめ
「オーナーズブックに興味があるけれど、自分に向いている投資かどうかわからない」とお悩みかもしれません。オーナーズブックは、投資初心者や、不動産以外の投資をしている人におすすめのソーシャルレンディングサービスです。
オーナーズブックは1万円から投資ができるため、投資が初めての人もお試し感覚で始めることができます。また、貸し倒れ対策がなされており、安定した利回りが保証されている点も初心者にぴったりです。手堅く投資の成功体験を積めるでしょう。
株式等、不動産以外の投資を既に行っている人にも、オーナーズブックはおすすめです。オーナーズブックが扱う不動産案件は、市場価格変動リスクを比較的受けにくいため、分散投資先に好都合です。案件リスクも明示されているため、不動産についてあまり知らなくても投資の判断ができます。
もちろん、最終的な投資の判断は自己責任となりますので、案件リスクに記載のない様を踏まえて、そのリスクについてよく考えてみることをおすすめします。
オーナーズブックの始め方|カンタン3ステップで投資開始
「オーナーズブックで投資したいけれど、どうすれば投資できるの」とお悩みの人に朗報です。オーナーズブックは、次の3ステップで簡単に投資をスタートできます。
- 会員登録
- 投資家登録
- 口座に入金して投資開始
ネット上で完結するカンタンな手順です。
①会員登録
オーナーズブックの公式ホームページで、「会員登録」をクリックしてパソコンのメールアドレスを登録します。数秒で記載のメールアドレスに、オーナーズブックからメールが届くため、メール内のリンクをクリックし氏名やパスワード、秘密の質問を登録します。
これで、会員登録は終了です。
②投資家登録
投資家登録するためには、会員ページにログインして、住所や生年月日、出金用銀行口座などの必要事項を入力します。本人確認書類の画像のアップロードも必要です。
本人確認は、スマホでのクイック認証と、はがき郵送による認証の2種類から選べます。スマホ認証の場合、必要な本人確認書類は1種類です。スマホで撮影した顔写真も必要ですが、本人確認が早く済むため、一日でも早く投資を始めたいという方におすすめの手続き方法です。
はがき郵送で認証してもらう場合、本人確認書類が2種類必要です。また、スマホ認証よりも本人確認に時間がかかります。
本人確認が済んだ段階で、投資家登録は終了です。
③口座に入金して投資開始
投資家登録終了後、ログインして指定の振込口座に入金し、お好みの投資案件を選んで投資を始めてください。
まとめ:少額で不動産投資が始められるオーナーズブックは検討の価値あり
オーナーズブックの概要や、メリット・デメリット等について解説しました。一般的に不動産投資は多額の資金が必要とされるのに対し、オーナーズブックは1万円から投資ができます。お試し感覚で始められる投資と言えるでしょう。
投資である以上、元本割れをはじめとしたリスクを伴いますが、投資初心者や不動産投資未経験者にも取り組みやすい不動産投資です。貸し倒れ対策をとることでリスクが最小化されており、利回りも安定しているため、手堅く投資できます。
ぜひ、一度オーナーズブックでの投資を検討してみてください。