返礼品や税控除が魅力のふるさと納税を利用する人は多いでしょう。ふるさと納税を活用する際にクレジットカードを利用することで、クレジットカードのポイントを貯めることができてお得です。
今回はふるさと納税時におすすめのクレジットカードの選び方や利用のメリットを解説した上で、おすすめのクレジットカードを8つご紹介します。ふるさと納税を今よりお得に活用するためにぜひ参考にしてください。
ふるさと納税とは?

ふるさと納税とは、応援したい自治体への寄付額に応じて税金の控除が受けられる制度です。寄付のお礼として、自治体からお礼の特産品などがもらえることが多く、自治体と寄付者の双方にメリットがあります。
ふるさと納税を利用して所得税や住民税の控除を受けるためには、原則として確定申告が必要です。ただし、納税先が年間で5自治体までであれば確定申告は必要なく、代わりにワンストップ特例制度を利用できます。
ふるさと納税は銀行振込やコンビニ払いのほかクレジットカード決済が可能で、利用額に応じてクレジットカードのポイントを貯めることができます。
取扱い可能なクレジットカードはふるさと納税サイトごとに異なるため、利用前に詳細を確認しましょう。
ふるさと納税でクレジットカードを利用するメリット

ふるさと納税でクレジットカードを利用するメリットは以下の3点です。
- ポイントやマイルが貯まる
- いつでも決済できる
- 手数料がかからない
①ポイントやマイルが貯まる
ふるさと納税を利用する際にクレジットカード払いにする最大のメリットは、ポイントやマイルを貯めることができる点です。複数の自治体に寄付する場合や、寄付金額が大きい場合は効率良くポイントが貯まります。
ポイントの還元率はクレジットカード会社やカードの種類ごとに異なりますが、中には特定のふるさと納税サイトを利用することでボーナスポイントが付与されるクレジットカードもあります。
②いつでも決済できる
クレジットカード払いなら、時間や場所を問わずいつでも寄付でき、決済時の負担が少ない点もメリットの1つです。例えば、コンビニ払いの場合、コンビニに出向いた上で寄付金を支払わなければなりません。
クレジットカード払いであればいつでも寄付でき、その場で決済が完了するため寄付金の支払いにかかる負担が軽く便利です。
③手数料がかからない
ふるさと納税で利用できる決済方法の中には、手数料がかかるものがあります。現金書留や銀行での振り込み時には送料や手数料を負担する必要があり、複数の自治体に寄付する場合は寄付する都度これらの費用がかかります。
一方クレジットカードは決済手数料がかかりません。決済時の自己負担額を減らすことができるため、クレジットカード払いは非常にお得な決済方法といえるでしょう。
ふるさと納税をお得に利用できるクレジットカードの選び方

ふるさと納税をよりお得に利用するためには、以下の3点を軸にクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
- 還元率
- 年会費
- 各種特典・サービス
よりお得にふるさと納税をしたいなら「還元率」で選ぶ
クレジットカードのポイント還元率は、一般的に0.5%が多いです。しかし、還元率が1%以上のクレジットカードもあり、高還元率のカードでふるさと納税をすることでより多くのポイントやマイルが還元されます。
ふるさと納税は数千円から数万円の大きい金額を決済することになるので、お得に活用したいなら還元率の差は無視できません。
利便性とコストを天秤にかけて「年会費」で選ぶ
クレジットカードにはキャッシング機能や各種補償などが付帯されており、より充実したサービスや特典の利用を希望する場合は、年会費を支払うことでさらにカードの利便性を高めることができます。
一方、できるだけクレジットカードの所有コストをかけたくない場合は、年会費無料のカードを選ぶと良いでしょう。
年会費が無料というクレジットカードには初年度のみ無料、一定の条件を満たす場合に限って無料、永年無料の3パターンがあるため、加入前に年会費が無料になる条件を確認すると良いでしょう。
保険や無料で利用できるサービスも!「各種特典・サービス」で選ぶ
クレジットカードには海外旅行や国内旅行の傷害保険が付帯されていることがあります。トラベル系のサービス以外にも、国内外のレストランや宿泊施設の利用料金が割引になるなど、お得な特典やサービスがついていることも。
また、優待サイトを経由してふるさと納税を行うことで、ポイント還元率がアップするサービスが付帯されているクレジットカードもあります。
特典・サービスはクレジットカード会社やカードのグレードにより異なるため、利用したい特典・サービスがあるか確認してから加入することでよりお得にクレジットカードを利用できます。
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【ふるさと納税におすすめ】高還元率なクレジットカード6選

ふるさと納税を利用するときの還元率が高いクレジットカードを6つ紹介します。ふるさと納税でポイントをたくさん貯めたい人は下記を参考にクレジットカードを選んでください。
MICARD スタンダード:「さとふる」利用で2.5%還元
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:550円 |
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還元率 | 0.5% |
ポイント名 | エムアイポイント |
国際ブランド | Visa |
三越伊勢丹グループが発行する「MICARD(エムアイカード)」は、初年度の年会費が無料で家族カードも1枚まで無料で発行できるカードです。
貯まったポイントはJALやANAのマイルや、スターバックスやニトリで利用できるポイントと交換でき、三越伊勢丹グループの百貨店では1ポイント=1円として利用できるなど、ポイントの使途も豊富です。
ふるさと納税サイト「さとふる」の利用で2.5%が還元され、日常の買い物からふるさと納税まで幅広く利用できます。
楽天カード:楽天ふるさと納税の利用で3%以上の高還元
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 1% |
ポイント名 | 楽天ポイント |
国際ブランド | Visa・JCB・AMERICAN EXPRESS・Mastercard |
通常の還元率が1%で、楽天ユーザーでなくともポイントが貯まりやすい点が「楽天カード」の特徴です。さらに、楽天市場の利用でポイント最大3倍、楽天トラベルならポイント最大2倍など、ポイントアップサービスが充実しています。
楽天ふるさと納税で楽天カードを利用すると還元率が3倍以上になります。楽天ふるさと納税での支払いはSPU(スーパーポイントアッププログラム)と呼ばれるポイントアップサービスの対象なので、楽天サービスの利用でふるさと納税の還元率を15%以上に上げることも可能です。
旅行時に利用できる各種サービスも豊富で、携帯やWifiルーターのレンタル料金が20%割引になるほか、海外でのレンタカー利用時に10%の割引が適用されます。
三井住友カード ナンバーレス:ポイントUPモールの利用で複数のふるさと納税サイトで還元率アップ
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.5% |
ポイント名 | Vポイント |
国際ブランド | Visa・Mastercard |
「三井住友カード ナンバーレス」なら、優待サイトであるポイントUPモールを経由して各ふるさと納税サイトを利用することで、ポイントを通常よりも多く貯められます。主なふるさと納税サイトの還元率は以下の通りです。
- ふるさと本舗:+3%
- さとふる:+3%
- ふるさとプレミアム:+3.5%
※各サイトの還元率は予告なく変更される場合があるため注意が必要です。
複数の自治体に寄付する場合や、返礼品の内容によって利用するふるさと納税サイトを変えているという人には大きなメリットと言えるでしょう。
三菱UFJ VIASOカード:ポイントの使い忘れを防げる自動キャッシュバックサービスが魅力
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.5% |
ポイント名 | VIASOポイント |
国際ブランド | Mastercard |
通常0.5%の還元率が、カード会員専用のショッピングサイト「ポイント名人.com」を経由して「さとふる」で寄付するとポイントが4倍になる点が「三菱UFJ VIASOカード」の魅力です。
貯めたポイントは手続き不要で1ポイント=1円として自動でキャッシュバックされるため、ポイントを使い忘れることがありません。
発行の早さにも定評があり、通常のクレジットカードは発行に1~2週間かかりますが、三菱UFJ VIASOカードなら最短翌営業日に発行可能です。
ライフカード:誕生月の利用で還元率アップ
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.3% |
ポイント名 | LIFEサンクスポイント |
国際ブランド | Visa・JCB・Mastercard |
誕生月のクレジットカード決済額が多い人は「ライフカード」がおすすめです。通常0.5%の還元率が、誕生月に限り3倍の1.5%にアップします。ふるさと納税を誕生月に利用すると、ポイントをさらに効率良く貯めることができます。
ポイントの使途も豊富に用意されており、楽天ポイントやdポイントに移行できるほか、Amazonギフト券に交換可能です。
L-Mallと呼ばれる会員限定のショッピングモールを経由することでポイントが効率良く貯まり、ポイントは最大5年間有効ですので興味のある交換特典を目指せるなど多くのメリットがあります。
リクルートカード:Pontaポイントモール経由でさとふるなど複数の納税サイトでポイントアップ
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 1.2% |
ポイント名 | リクルートポイント |
国際ブランド | Visa・JCB・Mastercard |
「リクルートカード」は、貯まったポイントをPontaポイントに交換してPontaポイントモールを利用すると、以下のふるさと納税サイトをお得に利用できます。
- au PAYふるさと納税サイト
- さとふる
- ふるさと本舗
- ふるなび
また、リクルート系サービスの1つであるじゃらんnetで予約・宿泊すると、カードを利用することで還元率が最大11.2%になるなど、日常生活のさまざまな場面で役立つ1枚です。
ETCカードをセットで作ると、年会費がかからず通行料金100円ごとに1.2%が還元されます。旅行や出張などで高速道路の利用頻度が高い人は、ETCカードの発行も検討しましょう。
【ふるさと納税におすすめ】付帯サービス・機能が充実しているクレジットカード2選

ふるさと納税をお得に利用でき、さらに各種付帯サービスや機能が充実しているカードを以下で2つ紹介します。
au PAYカード:各種あんしん保険でしっかり補償
年会費 | 1,375円 (年1回以上の利用で翌年度無料) |
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還元率 | 1% |
ポイント名 | Pontaポイント |
国際ブランド | Visa・Mastercard |
「au PAYカード」の利用でPontaポイントを貯めて、au PAYふるさと納税サイトの寄付時にポイントを利用できます。
auかんたん決済に紐づけることで還元率は常時1%になり、コンビニやガソリンスタンドなど提携店での利用ならポイントが1.5倍以上になる特典がついています。
海外旅行あんしん保険やお買い物あんしん保険が付帯され、アクシデントの際にも安心できる点が特徴です。
ANA JCB 一般カード:PiTaPaやETC機能を付帯可能
年会費 | 2,200円 (初年度無料) |
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還元率 | 1% |
ポイント名 | Oki Dokiポイント |
国際ブランド | JCB |
入会時のボーナスマイルはもちろんのこと、翌年度以降の継続でも継続ボーナスマイルが1,000マイル獲得できます。ANA便への搭乗ボーナスマイルが10%付与されるなど、ボーナスマイルの貯めやすさが「ANA JCB 一般カード」の特徴です。
宿泊券や温泉チケットといったトラベル系の返戻金が充実しているANAのふるさと納税サイトを利用すると、100円の寄付ごとに1マイルが貯まりお得に利用できます。
カードにはPiTaPaやETC機能を付帯できるため、空の旅だけでなく地上でも利便性の高いカードとして利用できます。
まとめ
今回はふるさと納税時におすすめのクレジットカードをご紹介しました。ふるさと納税は納税者と自治体の双方にメリットがあり、税控除や各地の返戻品は魅力です。
今回ご紹介したクレジットカードは、所定のふるさと納税サイトで利用することによって還元率が上がることも多く、ふるさと納税時に使いたいカードばかりです。
それぞれのクレジットカードの特徴を加味しながら、ふるさと納税をさらにお得に利用できるクレジットカードの発行を検討してはいかがでしょうか。