三人家族で暮らしていると、毎月の食費にできるだけお金をかけたくないと思うでしょう。しかし、食費を節約しようと思っても「食費をどのくらい節約すれば良いのか?」「三人家族の食費の一般的な水準はどれくらいなのか?」という疑問が出てくるかもしれません。
この記事では、総務省の統計データに基づいて、三人家族の平均食費を紹介します。平均食費を知った上で、後半で紹介する三人家族の食費を節約する方法を試していただければ、無駄を省いて効率的に食費を節約できるはずです。
三人家族で生活している方は、この記事を参考にして食費の節約に挑戦してみてください。
三人家族の食費平均は「85,557円/月」
総務省の家計調査によれば、三人家族における1ヶ月の食費平均は「85,557円/月」です。参考までに、2023年度の三人家族における食費の内訳平均表をご覧ください。
全体食費 | 85,557円 |
---|---|
穀類 | 6,806円 |
魚介類 | 6,114円 |
肉類 | 8,460円 |
乳卵類 | 4,469円 |
野菜・海藻類 | 9,061円 |
果物 | 3,062円 |
油脂・調味料 | 4,042円 |
菓子類 | 7,390円 |
調理食品 | 13,364円 |
飲料 | 5,708円 |
酒類 | 3,674円 |
外食 | 13,408円 |
参考:総務省「家計調査 2023年(令和5年)平均 第3-1表 世帯人員別1世帯当たり1か月間の収入と支出」
三人家族の食費の内訳を見てみると、「外食」が最も多くを占めており、「調理食品」がその次に多いということが分かりました。
- 三人家族の食費平均|年代別比較表
- 三人家族の食費平均|年収別比較表
ここからは三人家族の食費の平均を見ていきましょう。
三人家族の食費平均|年代別比較表
続いては、三人家族における年代別の食費平均比較表を紹介します。
以下の表は二人以上の世帯を調査した結果です。全体の食費平均を見てみると、先述した三人家族の食費平均「85,557円/月」から約4,000円下がっています。
そのため、ご自身の年齢が当てはまる欄をご確認いただき、記された数字から+4,000円した金額を三人家族の食費平均として参考にしてください。
平均 | ~34歳 | 35~39歳 | 40~44歳 | 45~49歳 | 50~54歳 | 55~59歳 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
全体食費 | 81,738円 | 67,540円 | 80,716円 | 86,361円 | 88,924円 | 88,699円 | 85,738円 |
穀類 | 6,551円 | 4,969円 | 6,275円 | 6,771円 | 7,231円 | 7,182円 | 6,542円 |
魚介類 | 5,996円 | 2,901円 | 3,603円 | 4,155円 | 4,498円 | 5,284円 | 5,607円 |
肉類 | 8,041円 | 6,571円 | 8,001円 | 9,021円 | 9,596円 | 9,509円 | 8,499円 |
乳卵類 | 4,313円 | 3,433円 | 4,215円 | 4,236円 | 4,336円 | 4,224円 | 4,001円 |
野菜・海藻類 | 8,860円 | 5,546円 | 6,718円 | 7,303円 | 7,688円 | 8,595円 | 8,604円 |
果物 | 3,093円 | 1,514円 | 2,064円 | 2,210円 | 2,031円 | 2,387円 | 2,607円 |
油脂・調味料 | 3,892円 | 2,912円 | 3,661円 | 3,784円 | 4,082円 | 4,176円 | 3,862円 |
菓子類 | 7,122円 | 6,854円 | 8,616円 | 8,715円 | 8,837円 | 7,760円 | 7,170円 |
調理食品 | 12,307円 | 8,979円 | 11,193円 | 12,326円 | 12,730円 | 12,868円 | 13,269円 |
飲料 | 5,277円 | 4,623円 | 5,341円 | 5,556円 | 5,783円 | 5,919円 | 5,819円 |
酒類 | 3,633円 | 1,816円 | 2,467円 | 3,074円 | 3,497円 | 3,927円 | 4,573円 |
外食 | 12,653円 | 17,423円 | 18,561円 | 19,209円 | 18,614円 | 16,869円 | 15,184円 |
参考:総務省「家計調査 2023年(令和5年)平均 第3-2表 世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出」
三人家族の食費平均|年収別比較表
続いては、三人家族における年収別の食費平均比較表を紹介します。
以下の表は二人以上の世帯を調査した結果です。全体の食費平均を見てみると、先述した三人家族の食費平均「85,557円/月」から約4,000円下がっています。
そのため、ご自身の年収が当てはまる欄をご確認いただき、記された数字から+4,000円した金額を三人家族の食費平均として参考にしてください。
250~300万円 | 300~350万円 | 350~400万円 | 400~450万円 | 450~500万円 | 500~550万円 | 550~600万円 | 600~650万円 | 650~700万円 | 700~750万円 | 750~800万円 | 800~900万円 | 900~1,000万円 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全体食費 | 65,783円 | 71,000円 | 72,696円 | 76,855円 | 78,226円 | 77,590円 | 79,839円 | 82,067円 | 84,003円 | 85,255円 | 87,783円 | 90,201円 | 96,326円 |
穀類 | 5,840円 | 6,253円 | 6,144円 | 6,400円 | 6,360円 | 6,414円 | 6,584円 | 6,632円 | 6,846円 | 6,816円 | 6,961円 | 7,049円 | 7,272円 |
魚介類 | 6,210円 | 6,655円 | 6,598円 | 6,480円 | 6,212円 | 5,568円 | 5,487円 | 5,399円 | 5,592円 | 5,392円 | 5,341円 | 5,694円 | 5,717円 |
肉類 | 6,437円 | 6,599円 | 7,014円 | 7,434円 | 7,945円 | 7,866円 | 8,146円 | 8,243円 | 8,695円 | 8,482円 | 8,878円 | 9,401円 | 9,484円 |
乳卵類 | 3,906円 | 4,144円 | 4,213円 | 4,454円 | 4,243円 | 4,158円 | 4,084円 | 4,207円 | 4,264円 | 4,409円 | 4,483円 | 4,307円 | 4,838円 |
野菜・海藻類 | 8,742円 | 9,322円 | 9,374円 | 8,971円 | 9,043円 | 8,440円 | 7,952円 | 8,263円 | 8,629円 | 8,464円 | 8,658円 | 8,920円 | 8,907円 |
果物 | 3,337円 | 3,632円 | 3,556円 | 3,445円 | 3,181円 | 2,841円 | 2,547円 | 2,765円 | 2,728円 | 2,773円 | 2,617円 | 2,788円 | 2,815円 |
油脂・調味料 | 3,413円 | 3,622円 | 3,777円 | 3,774円 | 3,831円 | 3,762円 | 3,814円 | 3,856円 | 3,981円 | 4,062円 | 4,179円 | 4,110円ん | 4,341円 |
菓子類 | 5,263円 | 5,768円 | 5,924円 | 6,5520円 | 6,779円 | 7,070円 | 7,402円 | 7,718円 | 7,633円 | 8,088円 | 8,179円 | 8,006円 | 8,731円 |
調理食品 | 10,410円 | 10,952円 | 11,252円 | 12,037円 | 12,155円 | 11,895円 | 12,180円 | 12,818円 | 12,441円 | 12,941円 | 12,730円 | 13,069円 | 14,178円 |
飲料 | 3,921円 | 4,518円 | 4,505円 | 4,766円 | 5,007円 | 5,200円 | 5,031円 | 5,717円 | 5,689円 | 5,721円 | 5,862円 | 5,945円 | 6,321円 |
酒類 | 3,222円 | 3,428円 | 3,257円 | 3,289円 | 3,290円 | 3,139円 | 4,004円 | 3,389円 | 4,016円 | 3,494円 | 3,922円 | 4,091円 | 4,157円 |
外食 | 5,085円 | 6,107円 | 7,081円 | 9,285円 | 10,179円 | 11,237円 | 12,607円 | 13,062円 | 13,489円 | 14,612円 | 15,972円 | 16,823円 | 19,565円 |
参考:総務省「家計調査 2023年(令和5年)平均 第2-3表 年間収入階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出」
エンゲル係数を元にして3人家族の食費の目安を計算する手順
3人家族の食費の目安を、エンゲル係数を元にして算出することができます。エンゲル係数とは、家庭の消費支出を食費が占める比率です。生活が経済的に豊かかどうかを示す1つの指標として、家計調査などに用いられています。
エンゲル係数から食費の目安を計算する方法は以下の通りです。
食費の目安(円)=消費支出(円)×エンゲル係数(%)÷100
エンゲル係数は%で表されているので、計算時には100で割ることを忘れないよう注意してください。実際の計算例は以下の通りです。
200,000×27.12÷100=54,240円
今回は、1か月の消費支出を20万円とし、下記の表からエンゲル係数の平均値27.12%を用いました。このように、消費支出とエンゲル係数さえ分かれば、食費の目安を簡単に算出することができます。
世帯年収別のエンゲル係数を以下の表にまとめたので、実際に計算してみてください。
世帯年収 | エンゲル係数(%) |
---|---|
~175万円 | 30.43 |
175万~239万円 | 27.73 |
239万~301万円 | 29.60 |
301万~361万円 | 29.28 |
361万~430万円 | 27.73 |
430万~512万円 | 27.43 |
512万~614万円 | 27.59 |
614万~753万円 | 27.08 |
753万~957万円 | 25.70 |
957万~ | 24.21 |
平均 | 27.12 |
引用元:総務省統計局「2023年度家計調査(第3表 年間収入五分位・十分位階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(総世帯))」
三人家族で食費を節約する方法5つ
三人家族の食費の平均額をチェックしたら、節約のコツを10つ紹介します。
節約を始めるのは簡単ですが、なかなか続かないもの。そこで、まずは1週間の食費の目安を決めて、次の節約の方法を試してみてください。
- 家計簿で食費やお金のやりくりを見直す
- 食費の予算を決めて「食品」ではなく「食材」を買う
- 特価品や売り切れ寸前の商品を活用する
- 自分で作ることを習慣にして、コンビニやデリバリーは控えめにする
- 食材が余った場合は冷凍庫で保存をする
- ポイントを貯めて食費を節約する
- 月に一度冷蔵庫を整理して賞味期限の管理をする
- 作り置きができるものを作る
- 比較的安価な缶詰を使って料理をする
- 旬の野菜は比較的安いのでチェックする
家計簿で食費やお金のやりくりを見直す
食費を節約したい三人家族は、家計簿で毎日の食費やお金の使い方をチェックすることが大切です。
これまでに紹介した三人家族の食費の目安と自分たちの食費を比較するには、大まかでもいいので記録しておくことが必要です。
家計簿をつけるのが苦手という方でも、自分の家庭の収入と支出の流れを知ることができれば家計簿に限らず何でも構いません。今ではスマホで食費の管理が楽にできるアプリがたくさんあります。
「調味料」「肉類」などと細かく区別すると面倒になるので、「食費」や「外食」などとざっくりとしたカテゴリーで管理するのが良いでしょう。
食費の予算を決めて「食品」ではなく「食材」を買う
食費を節約するには、まず食費の予算を決めることが大切です。予算を決めないと、残高でつい無駄遣いをしてしまうかもしれません。
また、加工された「食品」よりも、肉や魚、野菜などの「食材」を買ったほうが価格は安くなります。食材を買うときも、セールや割引の情報を見逃さないように意識をして、なるべく安いものを探してみましょう。
特価品や売り切れ寸前の商品を活用する
食費を節約するには、特価品や売り切れ寸前の商品を活用することが大切です。スーパーによっては、毎週特価品を出していることもあります。
頻繁に使う食品の特売の日に合わせて買い物に行くように予定を立てておけば、食費を自然に抑えることができるでしょう。
また、すぐに使う食品は売り切れ寸前の商品を買うのも1つの方法です。
ただし、売り切れ寸前のお惣菜商品を買い過ぎると、かえって高くついてしまい節約に逆効果になることもあります。売り切れ寸前の商品を買うときも、必要なものを必要な量だけ買ってみてください。
自分で作ることを習慣にして、コンビニやデリバリーは控えめにする
現代の社会では、コンビニで美味しい弁当をいつでも手に入れることができますが、前述したように「食品」は「食材」よりも価格が高いです。人気のフードデリバリーサービスも、配送料や人件費などが上乗せされているので、店で食べる形式に比べても割高です。
便利なサービスであるのは確かですが、三人家族の食費を節約するためには、自炊をして冷凍保存することが重要です。
食材が余った場合は冷凍庫で保存をする
食材が余ってしまった場合は、捨てずに冷凍保存をして後日に使うようにしましょう。捨てずに後日の材料に回すことで、食費の節約につながります。
しかし、レタスやきゅうり、ジャガイモなど、そもそも冷凍保存ができないものがあります。
また、冷凍することによって冷凍焼けが起こる可能性もあるため注意が必要です。基本的には水分量が少ない食材が冷凍可能です。
実際に食材を冷凍保存する際は、その食材が冷凍保存可能かどうかを調べてからにしましょう。
メインの食材を決めてから他の食材を購入する
買い物の際に、メインの食材を決めてから他の食材を買うようにすることがおすすめです。ところが、ほとんどのスーパーは入口に野菜コーナー、店内の奥に肉類、魚介類のコーナーがあるため、野菜類を先に買ってしまいがちです。メインとなる肉類、魚介類は冷凍保存ができるため無駄になりにくいですが、野菜類はあまり保存が効きません。
このことから、メインの食材のあとに必要な野菜を買うことで食材を無駄に買わなくて済むため、食費の節約になります。スーパーの奥から買いにいかないといけないため少し面倒ですが、食費の節約のために実践してください。
家にどのような食材があるかで献立を決める
家に残っている食材から献立を決めてから買い物に行くことで、使いきれずに無駄になってしまう食材を減らすことができます。献立を決めずにスーパーへ行ってしまうと不必要な食材を買ってしまい、使いきれなかったり家にある食材とダブってしまったりします。
特に、前述の冷凍保存してある食材や、消費期限までが短い食材から優先的に使っていくことで、より効率よく食材を使うことができます。ありあわせの食材で料理を作るよりはるかに簡単なので、実践しやすい食費の節約方法です。明日からでも実践しましょう。
ポイントを貯めて食費を節約する
食費を減らす方法の1つとして、日常の買い物でポイントを貯めることを検討してみましょう。生活用品を購入するときにポイントカードを提示すれば、支払い額の一定割合がポイントとして還元されるので、そのポイントで食費を削減できます。
最近はdポイントやPayPayなどのポイントサービスを利用できる店舗が増えているので、食事を注文するときにもそのポイントを活用すると便利です。
洗濯用品やトイレ用品などの生活用品を購入するときは、ポイントが貯まる店舗で買い物することを心がけましょう。
月に一度冷蔵庫を整理して賞味期限の管理をする
月に一度など、定期的に冷蔵庫を整理して賞味期限を管理することで、捨ててしまう食材を減らしましょう。3人家族ともなると、冷蔵庫に保存してある食材の量が多いため、賞味期限をすべて覚えておくのは現実的に不可能です。
賞味期限を管理しておけば、気づかないうちに賞味期限が切れてしまって捨てることになるなどの事態を防げます。
前述の家にある食材から献立を決めることとあわせて実践することがおすすめです。賞味期限を把握して、期限が近いものから優先的に献立へ組み込むことにより、更に効率的に食費を減らすことができます。
作り置きができるものを作る
作り置きをすることで食材を使い切りやすくなり、食費を節約できます。消費期限がせまっている食材でも、お刺身を醤油漬けするなど調理をすれば保存期間が延びるものも少なくありません。
最近ではYoutubeの普及で、作り置きができるものの作り方等の動画がたくさんあります。週末や時間に余裕があるときにまとめて作り置きをしておきましょう。ただし、作りすぎにも注意が必要です。冷蔵庫の容量の問題もあるため、多くても5日分程度作り置きをしておくと良いでしょう。
比較的安価な缶詰を使って料理をする
比較的安価で長期間保存の効く缶詰を有効活用しましょう。缶詰は元から調理、味付けがされているため、少しの手間で1品作ることができます。食費の節約だけでなく、調理時間の短縮という点でもおすすめできます。
また、長期間保存が効くことを活かして、安い時に買いだめをしておくこともおすすめです。冷蔵の必要がなく、冷蔵庫を圧迫することがありません。災害時の非常食としても使えるため、多く買い込んで困ることはありません。
旬の野菜は比較的安いのでチェックする
旬の野菜はおいしいだけでなく流通量が多いことから、比較的安価に購入することができます。これは野菜だけでなく、秋が旬のサンマ、冬が旬のいちごなどの魚介類やフルーツも同様です。時期に合わせて購入する食材を変えてみましょう。
旬の食材はある程度出荷時期が決まっているため、献立に入れやすいこともメリットといえます。スーパーの広告やチラシに大きく掲載されたり、店内の目立つ位置に置かれていたりすることが多いので、旬の食材は必ずチェックしておいてください。
無理なく節約を続けるためのポイント
節約を頑張りすぎては逆効果になってしまう場合があります。節約のせいで時間を無駄にしてしまったり、不健康になってしまったりしては意味がありません。たまにの贅沢や外食は必要です。ここからは、無理なく節約を続けるためのポイントを4つ紹介していきます。
- 安価で栄養価が高い食材を選ぶ
- 比較的金額が抑えられるプライベートブランドの商品を選ぶ
- 週に買い物をする回数を制限する
- 値上げ幅が小さい食品をチェックする
これらのポイントを押さえて、長期間にわたって食費の節約ができるようにしてください。
安価で栄養価が高い食材を選ぶ
子供の成長のことを考えると、栄養価が高いものを食べて貰わないといけません。節約のことを考えすぎて子供の成長に悪影響を与えてしまっては意味がないです。そうならないためにも安価で栄養価が高い食材は何かを調べておきましょう。
比較的安価で栄養価が高い食べ物は鶏むね肉、大豆類などがあげられます。特に大豆類の豆腐は安価であるだけでなく、冷ややっこなど調理時間が短い料理があるためおすすめです。
比較的金額が抑えられるプライベートブランドの商品を選ぶ
買い物をするときによく知っているメーカーの商品(ナショナルブランド)を購入しているという方はスーパーがメーカーに依頼をして作って持っているプライベートブランドの商品を選びましょう。
プライベートブランドの商品でもある程度の品質は担保されており、広告費をかけない分だけ購入金額を安く抑えられるため、家計を助けてくれる嬉しい商品です。
製造メーカーは裏に記載されており、大手食品製造メーカーが作っていることも多いので、味が心配という方も安心して利用いただけるでしょう。
週に買い物をする回数を制限する
週に買い物をする回数を制限することによって、まとめ買いせざるを得なくなるために、結果的に節約につながります。
まとめ買いをするためには事前に買うものを決めてからいかなければならないために、無駄な食材を買ってしまう何も決めずに買い物へ行ってしまうことは、値引きやまとめ買いセールなどの誘惑から不要な食材を買ってしまうことも避けられます。
また、買い物に行くための交通費や時間も買い物に行く回数を減らせば節約することができます。買い物は買うもの、行く回数共に計画を立ててからいくようにしましょう。
値上げ幅が小さい食品をチェックする
値上げ幅が小さい食品をチェックしておくと、この先も大きく値上げされる可能性が低いため節約につながります。昨今では、原油価格の高騰が原因で材料費が上がってしまったことから食材の価格も高騰しています。
特に、輸入便りの食材は輸送コストの観点から値上げ幅が比較的大きいです。また、円安が進むと実質的な輸入品の値段が上がってしまうために値上げと同じ状況になってしまいます。
それに比べ国産の米や野菜などは輸送コストの影響が小さいため値上げ幅が小さいので、国産の食材の比率が多い献立を考えることをおすすめします。例えば朝食がパン派の方はごはんと味噌汁に切り替えることで、食費を抑えやすいでしょう。
食費以外でも節約できる!三人家族にぴったりの生活費の削減方法
「食べ物は国産や有機を優先したい」「子どもにはしっかりと栄養を摂らせたい」などの理由で、食費の削減が困難だと思うこともあるでしょう。そんなときは、食費だけでなく他の生活費も見直してみましょう。
三人家族の生活でかかる主な費用の一覧は以下の通りです。
- 家賃
- 水道光熱費
- インターネット
- 電話代
- 日用品
- 洋服
- 車の維持費
もちろん、このほかにも子どもの養育費などさまざまな支出があります。その中で、すぐに取り組めて節約効果が高いものは以下の3つです。
- 電気代・ガス代などの光熱費
- 車の維持費
- インターネット・電話代
それぞれの節約術について確認していきましょう。
電気代・ガス代などの光熱費
電気代やガス代などの光熱費は、節約の対象となる費用の1つです。電気・ガスは自由化が進んでおり、契約する会社は自分で選べます。会社によって料金プランが違うため、見直すとお得になるかもしれません。
ただし、ガスの自由化は一部の地域や条件に限られており、適用されない場合もあります。契約状況や住んでいる場所によっても異なるので、しっかりと確かめておきましょう。
車の維持費
三人家族では、コンパクトカーやミニバンといった、5人乗り以上の車種が人気です。しかし、普通車は3人でも十分乗れる軽自動車よりも維持費が高い傾向にあります。
子供の進学でお金が必要な時期に、自動車税の支払いや車検などが来ると、ひと月の出費が増えてしまい家計の負担が重くなります。車の維持費を抑えたいときは、月額料金で車に乗れるカーリースへの切り替えがおすすめです。
インターネット・電話代
現在では様々な会社が安い料金プランを用意していて、利用する量に応じて見直しやすいのがインターネット・電話代です。
毎月かかる固定費としては削りやすく、本当に利用する量だけに限定した料金プランで契約をすれば月に合計で1万円以上払っていたという方も数千円に抑えることが可能です。
現在契約している場所とは異なる通信会社に行き、料金がどのくらい削減できるのか詳細なシミュレーションをしてもらっても良いでしょう。
もちろん、仕事上インターネットをよく使用するという方はライフスタイルに合わせてプランを変更するようにしてください。
まとめ:三人家族世帯は食費以外の生活費を見直そう
この記事では、三人家族の平均的な食費や節約のコツについて紹介しました。食費は節約する費用の項目として候補に上がりやすいですが、過度な見直しは身体的・精神的にも悪影響となってしまいます。
収入によっても異なりますが、食費の平均額よりもかなり高いと感じる場合は食費の見直しを考えてみましょう。平均的な食費で済んでいる場合は、食費以外の通信費や光熱費などの費用をチェックしてみてください。