小銭貯金は、「お金を貯めたいけれどなかなか貯められない」「貯金が続かず途中で断念してしまう」という人におすすめの貯金法です。
この記事では、小銭貯金の方法(貯め方のルールや種類)とメリット、続けるコツや損をしない入金方法を詳しく紹介します。
あなたもきっと楽しく貯金が続けられるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
小銭貯金の方法5選
小銭貯金は、一定のルールのもとで貯金を行います。ルールは簡単なものが多いため習慣化しやすく、無理せずまとまったお金を貯めることができる貯金方法です。
まず、小銭貯金の代表的な5つの方法を説明します。
- 毎日家に帰ったら定額を貯金
- 気が向いた時に貯金
- 特定の硬貨がおつりとして出たら貯金
- 月末や給料日前日などに貯金
- 予算の余りを貯金
自分に合ったルールはどれかという観点でご覧ください。
貯金方法1:毎日家に帰ったら定額を貯金
一日の終わりに必ず一定の金額を貯金するというルールで貯金します。貯金をするタイミングを決めているため、毎日忘れずに貯金ができます。
メリットは、定額を決まったタイミングで貯金するため、目標金額を予想しやすい点です。デメリットは、毎日5,000円などと目標金額を高く設定すると、給料日前は生活資金が足りなくなる可能性があります。最初の貯金額の設定を設定する時に無理のない計画を立てましょう。
また、定額でなくても「その日もらった全ての小銭を貯金する」「小銭のおよそ半分を貯金する」「365日貯金」などの類似の方法も考えられます。下記の記事では、365日貯金について詳しく解説しています。
貯金方法2:気が向いた時に貯金
事前に貯金のタイミングや貯金額を一切決めないという方法もあります。メリットは、ストレスが最も少ない貯金方法であることです。デメリットは、貯金額が事前に予測できないため、明確な目標金額がある時には不向きといえるでしょう。
特に貯金の目標額は明確になく、とにかく始めてみたいという方にはおすすめの貯金方法です。
貯金方法3:特定の硬貨がおつりとして出たら貯金
一定の硬貨については全て貯金するというルールで貯金します。例えば、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉のそれぞれを貯金対象の硬貨に設定したとします。一日で同枚ずつ貯金を行ったして貯金される金額を試算してみました。
貯金に選ぶ硬貨の種類と貯金できる金額(月間・年間):
貯金する硬貨 | 10円玉貯金 | 50円玉貯金 | 100円玉貯金 | 500円玉貯金 |
---|---|---|---|---|
1週あたり発生枚数 | 30枚 | 6枚 | 30枚 | 5枚 |
月間貯金額 | 1,200円 | 1,200円 | 12,000円 | 10,000円 |
年間貯金額 | 14,400円 | 14,400円 | 144,000円 | 120,000円 |
※10円、100玉はおつりとして発生しやすく、50円玉、500円玉は発生しにくいと仮定して計算しています。
メリットは、日常の生活資金でお金を節約するという貯金のストレスは低めであることです。
デメリットは、目標金額がいつ達成するか事前に見積もることが難しい点です。数か月ほど貯金をしてみて、貯金された金額を参考にしながら、途中で貯金する硬貨を設定しなおしたり、硬貨の種類を増やしたりすることで、金額が調整できるでしょう。
貯金方法4:月末や給料日前日などに貯金
月末や給料日の前日のタイミングで貯金します。メリットは、貯金額をお金に余裕の少ない時期に決めることができるため、貯金に対するストレスが少なく、続けやすい点です。
デメリットとしては、普段お金を使いすぎてしまう性格の人は、月末には余裕がなくお金が貯まらない可能性がある点です。
数か月この方法を続けてみて、貯金が数百円程度と目標期間内に貯まる見込みがない場合は、他の方法に切り替えることや、貯金するタイミングを給料日直後にしてお金に余裕があるうちに貯金する方法が考えられます。
貯金方法5:予算の余りを貯金
給料日やボーナスの時期など、収入が確定した時期に貯金をするというルールで貯金します。メリットは、収入金額が決まった段階で貯金額を決めるため、継続できれば目標金額を目標期間内に貯めることが容易な点です。
一方のデメリットは、いくら貯金するかの金額設定が難しい点です。貯金額を大きく設定しすぎると、次の収入が入るタイミングまでは残りの手元資金で生活をする必要があります。
目標金額や期間が明確で必ず達成したい人や、他の方法でチャレンジして目標金額が貯まらなかった方は、この方法にチャレンジしてみると良いでしょう。合わせて節約にも取り組むことで、より多く貯金することができます。
小銭貯金の3つのメリット
小銭貯金の方法を説明してきました。自分でも簡単に実践できそうだと思った人も多いのではないでしょうか。
次に、小銭貯金のメリットを3つ紹介します。
- ストレスなく楽しく貯金できる
- 成果が目で確認できる
- 財布が軽くなる
メリット1:ストレスなく楽しく貯金できる
小銭貯金は、貯金するタイミングと貯金額を自由に設定して貯金します。自分で選んだ方法であるため、納得感をもって貯金をすることができます。
貯金のルールにもよりますが、貯金額自体は少なくても、設定したルールに基づく一定の期間で貯金をするため、ゲーム感覚で無理なく続けることができます。
メリット2:成果が目で確認できる
毎日継続的に貯金すると、お金が貯まっていき、目標に近づいていること、自分が続けられていることを毎日実感できます。
また、小銭を貯金する時に自分の好きな入れ物や貯金箱を選ぶと、貯金のたびに楽しい気持ちになるのではないでしょうか。
貯金が趣味でない方も、この習慣で貯金の楽しさに気づくことができるかも知れません。
メリット3:財布が軽くなる
会計の時に、小銭で支払うのが苦手な人は、財布の中で小銭が貯まりがちです。小銭貯金によって持ち歩く小銭を減らすことができます。
小銭が必要な支払い場面もありますが、小銭を貯金する習慣を持つことで、定期的に自宅で小銭の枚数を確認することができます。必要な種類の硬貨を必要枚数だけ持ち歩くことができるでしょう。
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モチベーションを維持する3つのコツ
貯金を継続するためのポイントを知っていれば、さらに楽しく貯金ができるでしょう。そこで、小銭貯金を3日坊主で終わらせないためのポイントを詳しく解説していきます。
続けるコツ1:目標を明確にする
小銭貯金を続けるコツは、貯金額の目標値を決めることです。1年間貯めたお金の使い道が決まっていると、目標に向かって継続できるでしょう。
欲しいものを買ったり、旅行したりする具体的な計画があると、楽しみに向かって貯金するモチベーションを維持できます。
続けるコツ2:自分にあったルールを設ける
小銭貯金はルールが様々ありますが、その貯金ルールを覚えることや毎日意識することは簡単です。一方で、自分の性格や生活スタイル、貯金したい金額や期間によって、最適な方法は異なります。
最初に選んだルールで数か月つづけた後に、貯金額が少ない・習慣化できない・貯金の際にストレスを感じる場合、他のルールに切り替えてみることが大切です。
小銭貯金を達成することで、必ず目標金額を達成したいのか、それともできるだけ早く貯金をしたいのか、継続することを目標にしたいのか優先順位の高い指標を決めて、他のルールを試してみると良いでしょう。
続けるコツ3:実現性のある続けられる仕組みをつくる
継続することが難しい人は、自分が一番続けやすい貯金方法を選ぶことが最適でしょう。楽しく、またストレスが大きくない仕組みを見つけることができれば、実際に長期間続けることができます。
習慣化することができれば貯金金額自体は必ず増えていきます。目標金額を目標の期間までに貯めるのが難しいと分かれば、ある程度のストレスを許容するか、金額か期間のどちらかの達成をあきらめるか決める際の判断指標が明確になるため、納得して判断できるでしょう。
貯金金額を増やすためには、収入を増やすことも効果的です。収入を増やすための方法について解説していますので、あわせてご参考ください。
貯めた小銭を入金する方法
小銭貯金については、貯金箱などに一定の金額を貯めたあとに、入金や両替をしたい人もいるでしょう。
3つの入金方法を紹介します。
- 銀行の窓口で両替・入金する
- 銀行ATMで両替・入金する
- 郵便局やゆうちょ銀行で両替・入金する
入金方法1:銀行の窓口で両替・入金する
両替は、以前は無料でしたが現在は両替手数料を取っている金融機関が多いようです。ただし、手数料は法律などで決まっているわけではなく、金融機関独自で設定しているため各社異なります。
また、自分の口座に硬貨を入れて紙幣を引き出す操作をすることで、両替も可能です。例えば、三菱UFJ銀行では硬貨100枚まで手数料無料です。
入金方法2:銀行ATMで両替・入金する
ATMには両替の機能がありません。銀行の窓口同様に、硬貨を口座に入金して紙幣を引き出す操作をすることで、両替は可能です。銀行によって取り扱える硬貨の枚数に制限があるため、事前確認が必要です。
例えば、三菱UFJ銀行の場合、硬貨は平日のみ・100枚以内まで入できます。
入金方法3:郵便局やゆうちょ銀行で両替・入金する
ゆうちょ銀行は銀行業務として両替は行っていません。そこで、銀行の窓口同様に、硬貨を口座に入金して紙幣を引き出す操作をすることで、両替が可能です。
以前は、ゆうちょ銀行では硬貨の預入に手数料は発生しませんでしたが、2022年1月17日から、ATM、窓口ともに手数料が発生するようになりました。一度に入金できる枚数と手数料は下記の通りです。
ATMでの預入手数料 | 窓口での預入手数料 | ||
---|---|---|---|
1~25枚 | 110円 | 1~50枚 | 無料 |
26~50枚 | 220円 | 51~100枚 | 550円 |
51~100枚 | 330円 | 101~500枚 | 825円 |
- | - | 501~1,000枚 | 1,100円 |
- | - | 以降500枚ごと | 550円 |
※ATMでは、1回の預入は100枚まで
参考:硬貨取扱料金の料金シミュレーションより硬貨取扱料金表(PDF)
まとめ:自分に合った方法を選んで楽しく小銭貯金を始めよう
小銭貯金の方法とメリット、継続するためのポイントなどを紹介しました。
小銭貯金は、いろいろなルールがあるため、誰でも自分にぴったりの方法が見つかるはずです。無理なく、ストレスなく、ゲーム感覚で楽しみながら継続することが大切です。
自分に合った方法で継続すれば、目標金額を貯めることができるでしょう。この記事を参考に小銭貯金を始めてみてください。