会社に労働力を提供して稼ぐのではなく、自分の力で稼ぎたいと考えている人もいるのではないでしょうか。1日の大半を会社のために縛られてしまい、自分の好きなことがなかなかできないといった不満を持つのは当然です。
また、会社の将来に不安があるため自分で稼げるようになりたい、もっとキャリアを磨きたいなどの理由もあるでしょう。
そこでこの記事では、自分で稼ぐ方法には何があるのかを紹介します。自分で仕事を獲得する方法や稼ぐためのコツもわかりますので、ぜひ自分で稼げるようになるためにお役立てください。
自分で稼ぐ方法には何がある?
自分で稼ぐ方法には、次のようなものがあります。具体的にどのような方法なのか紹介していきますので、自分にあった方法を探していきましょう。
自分で稼ぐ方法
- 資産運用で稼ぐ
- 物を売って稼ぐ
- 制作スキルで稼ぐ
資産運用で稼ぐ
資産運用とは、自分自身が労働力を提供するのではなく、価値が変動する資産を売買したり保有している資産を貸したり、あるいはお金を融通したりして手持ちの資産を効率的に増やしていく方法のことです。
資産運用で稼ぐ方法
- 株式
- 投資信託
- 不動産
- 暗号資産
- ソーシャルレンディング
- 債券(国債・社債など)
- 外貨
- FX(外国為替証拠金取引)
- 証券CFD
- 先物オプション
- 外為オプション(バイナリーオプション)
- 株価指数バイナリーオプション
※一部、金融派生商品(デリバティブ)の取引を含みます。
例えば、株式を購入した後、株価が値上がりすれば売却時に値上がり益(譲渡益)を稼げます。投資信託や暗号資産、外貨も同様に値上がり益を狙える資産です。
債券やソーシャルレンディングは、お金を貸すことにより利息収入(インカムゲイン)を狙う資産運用の方法です。一般にお金を貸す相手の信用力の違いから、債券のほうが利息収入(金利)は低く、ソーシャルレンディングの利息収入(金利)は高めといわれています。
なお、不動産は値上がり益(譲渡益)と家賃収入(インカムゲイン)のどちらも狙える資産といえます。
FXやCFD、オプション取引については実際に資産を売買するものではありません。例えばFXなら、実際の外貨ではなく売買による差損益が口座に反映されるという特徴があります。
FXでは資金の25倍分の取引が可能であり、少額から比較的大きな利益を狙うことが可能です。一方、その分だけ損失が生じる可能性もあります。
物を売って稼ぐ
自分で稼ぐ方法として始めやすい方法は、フリマやオークションアプリ(サイト)で不要品を売って稼ぐ方法です。
不要品だけでは継続的に稼ぐことは難しいかもしれませんが、コツを掴むと高く売れそうなものを安く仕入れるという方法で継続的に稼げます。慣れてきたら自分でネットショップを開設しても良いでしょう。
制作スキルで稼ぐ
制作スキルで稼ぐ方法とは、職種でいうと以下のようなものです。大まかにまとめるとクリエイティブ系職種に分類されます。
制作スキルで稼ぐ職種
- Webライター
- Webデザイナー
- アニメーター
- イラストレーター
- エンジニア
- 動画編集者
いずれも一定のスキルが必要となるものの、スキルを習得しながら稼ぎを増やすことが可能です。例えば、WebライターはWeb記事を書いて稼ぐ職種であり、専門的な知識や経験、スキルを身につけることで収入を増やせます。
上記で挙げた職種における制作スキルを活かし、自ら商品を紹介して稼ぐ方法もあります。一般にアフィリエイト(ブログ)と呼ばれるものです。
家にいてお金を稼ぐネット副業の選び方
自分で稼ぐ方法を簡単に紹介してきましたが、スキルで稼ぐといっても、どのような方法(職種)を選べばよいか迷うことも多いでしょう。
そこで、スキルを習得しながら自分で稼ぐネット副業を前提に置き、自分にあった副業の選び方を紹介します。
自分のやりたいことや好きなことから選ぶ
まず、自分のやりたいことや好きなことから選ぶと良いでしょう。自分のやりたいことを通じて稼ぐと、モチベーションの維持や、やりがい・満足感につながります。
副業を検討する際は、今までの経験や保有している資格などを含め、自分のやりたいことや好きなことを明確にしておきましょう。
充てられる時間や求める収入から選ぶ
やりたいことはあるが収入を優先させたいという場合、充てられる時間や求める収入から選びましょう。それぞれの稼ぎ方によって、どのくらいの時間があれば稼げるのか、どのくらいの収入が見込めるのかが違います。
自分で稼ぐために仕事を獲得する方法5選
雇用されて働くパートやアルバイトは、求人サイトなどを利用して探す方法が一般的ですが、自分で稼ぐために仕事を獲得する方法にはどのような方法があるのでしょうか。
自分で稼ぐために仕事を獲得する方法を5つ紹介しますので、参考にしてみてください。
自分で稼ぐために仕事を獲得する方法5選
- 知人や取引先から紹介を受ける
- セミナーや交流会などのコミュニティに参加する
- 自分自身で広告宣伝を行う
- 求人サイトから応募する
- クラウドソーシングを利用する
知人や取引先から紹介を受ける
副業やフリーランスに関する各種調査結果(※)によると、知人や友人、取引先からの紹介で仕事を獲得している人が多いようです。また、紹介を通じて得た仕事で最も収入が得られているという回答も多く見受けられます。
自分で稼ぐにあたっては、このような人脈が重要となることも知っておきましょう。
※1:パーソル総合研究所「第二回 副業の実態・意識に関する定量調査」(PDF)
※2:フリーランス協会「フリーランス白書 2021」(PDF)
セミナーや交流会などのコミュニティに参加する
前項でも紹介したとおり、自分で稼ぐために仕事を獲得するには人脈が重要です。人脈を広げるための方法として、セミナーや交流会などのコミュニティへの参加も検討してみましょう。
自分で稼ぐ際には、トラブルに直面した場合に1人で悩んでしまうこともあります。そこで相談できる仲間が増えると、より仕事をしやすくなるでしょう。
自分自身で広告宣伝を行う
人脈経由で仕事を獲得する方法の次に多い方法が、自分自身で広告宣伝を行う方法です。例えば、ホームページを作って集客をしたり、企業に直接問い合わせて仕事を獲得したりする方法です。
初めて仕事を獲得する場合には難しいかもしれませんが、実績を作ると宣伝しやすくなります。
求人サイトから応募する
雇用型のアルバイトやパートと同様に、求人サイトから仕事を獲得する方法もあります。例えば、Webライターやエンジニアが業務委託案件に応募する際に利用することがあります。
求人サイトはアルバイトやパート、正社員として働くために利用するものだと考えている人は、ぜひ求人サイトも利用してみてください。雇用形態で「その他」を指定して検索することで、仕事を探せることがあります。
クラウドソーシングを利用する
自分で稼ぐための仕事を獲得するうえで便利なサービスが、クラウドソーシングなどの仲介サービスです。
例えば、クラウドソーシングサイトに登録すると、掲載されている案件を通じて直接仕事を獲得できます。クラウドソーシングの他、転職エージェントのフリーランス版ともいえるサービスもあります。
エージェントサービスを利用すると、自分にあった案件を提案してくれ、契約などのサポートも行ってくれます。クラウドソーシングと似たようなサービスですが、サポートがある分、手数料がクラウドソーシングと比較すると高めです。
とはいえ、仕事を獲得できてサポートもしてくれるため、どちらを利用すべきかは考え方や状況によるでしょう。これらのサービスがあることを把握しておき、必要に応じて上手に活用することがおすすめです。
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会社勤めと比較してわかる自分で稼ぐメリットとは?
自分で稼ぎたいと考える理由として、「自分の裁量で仕事を進めたい」、「時間や場所に縛られたくない」といった理由がよく挙げられています。ただ、自分で稼ぐことのメリットはそれだけではありません。
そこで、ここでは自分で稼ぐメリットを紹介していきます。
時間や場所に縛られずに稼げる
会社員として働く場合、就業時間中は職務に専念する義務を負うとされています。当然ながら、就業時間中に勝手に外出したり、無断で早く帰ったりすることはできません。
一方で、自分で稼ぐ場合は常駐型案件ではない限り時間や場所に縛られることはありません。ただし、後述するとおり納期がある場合にはスケジュールを自分で管理して計画的に仕事を進める必要があります。
人間関係に悩むことが少ない
会社員であれば、職場に苦手な人がいたとしても職場で仕事を進めなければなりません。苦手な人がいるからといって、避けられるわけではないのです。
一方、自分で稼ぐと時間や場所に縛られることはなく、例えば上司からのパワハラなどにも悩むことがありません。
人脈を拡げられる
自分で稼ぐと、自らの動き次第で人脈を広げることができます。前述したセミナーや交流会はもちろん、SNSなどを通じて人脈を広げる機会もあります。
人脈を広げると仕事獲得にも有効になることが多いため、ぜひ人脈を広げることも意識してみましょう。
スキルや経験が身に付き主体的なキャリアを形成できる
自分で稼ぐと、やりがいを感じつつスキルや知識、経験を向上できます。会社員の立場と自分で稼ぐ立場では視点が異なるため、より広い視点を持ちスキルを向上でき、キャリア形成に役立つのです。
経験を積むことによって、転職や法人設立(起業)といったキャリア形成も現実的となるでしょう。もちろん、転職や法人設立につながらなくても本業への相乗効果を期待できます。
収入に上限がない
自分で稼ぐ大きなメリットが、収入に上限がないことです。会社員では毎月稼げる額はある程度決まっていますが、自分で稼げば結果が出るほど収入も増えます。
一方、自分で稼ぐ場合は収入に下限もありません。つまり、やってもなかなか結果につながらず、収入が増えないということもあります。そのため、後述するように地道にスキルを磨き続けることが重要です。
自分で稼ぐためのコツとは?
実は、自分で稼ぎ始めることはできても、「収入が安定しない」という課題を抱えている人も多くいます。そこで自分で稼ぐためのコツを紹介していきますので、ぜひ実践してみてください。
自分で稼ぐためのコツ
- 最初は収入が少なくても地道にスキルを磨き続ける
- 税金や会計の知識を身につけておく
- コミュニティやセミナーに参加するなど人脈づくりをする
- セルフコントロール力を高める
最初は収入が少なくても地道にスキルを磨き続ける
自分で稼ぎ始めたばかりの頃は、収入が少なくてもある意味当然です。自分で稼ぐためには一定のスキルや実績が必要となります。
そのため、収入が少ないからといってすぐに諦めるのではなく、地道にスキルを磨き続けることが稼ぐための重要なコツです。
なお、稼ぐためのスキルには直接必要となる専門スキルはもちろん、後述する税金や会計の知識、人脈を構築するスキル、自分自身をコントロールするスキルなども重要です。
税金や会計の知識を身につけておく
税金や会計は直接仕事に必要な知識ではありませんが、知っておく必要があります。
例えば、会社員が副業として自分で稼ぐことを始めた場合、収入から必要経費を引いた所得が20万円を超えると確定申告が必要です。会社員でない場合は、大まかにいうと所得税が発生する人は確定申告が必要とされています。
所得税が発生するかどうかは実際に確定申告書を作成して計算してみなければ把握は難しいですし、確定申告をしなければ給与以外の所得が1円でもあると住民税の申告が必要です。
事業所得や不動産所得が生じたときは、帳簿を記帳して保存しなければなりません。さらに青色申告制度を利用して節税するためには、原則として複式簿記で帳簿に記帳する必要があります。このとき、会計の知識が必要となるのです。
自分で稼ぐ場合には、このような税金や会計の知識が必要となることを把握しておきましょう。
コミュニティやセミナーに参加するなど人脈づくりをする
自分で稼ぐためには、人脈も必要となることが多いと紹介してきました。一方で、自ら行動を始めないとなかなか人脈を広げることはできません。
そのため、自ら積極的にコミュニティやセミナーに参加するなどして、人脈づくりを行うことが重要です。
セルフコントロール力を高める
自分で稼ぐ場合、時間や場所に縛られず比較的自由に仕事を進められるメリットがあります。一方で、当然ながら自分で自分をコントロールしないと仕事はうまく進みません。
つまり、自分の力で稼ぐためにはセルフコントロールが必要です。セルフコントロールとは例えば次のようなものです。
- 健康(体調):自分で稼ぐためには自分自身が収入源となるため、仕事を継続するために重要
- 納期(スケジュール):注文を受けて成果物を納める仕事の場合は期限があるので、計画的に仕事を進めることが必要
- 事業:いつまでにいくらの収入を得るかなどの目標を管理したり、より効率的に収入を得たりするための仕組みを考える必要がある
いずれも、自分で仕事を見つけ、自分の力で稼ぐのに欠かせないものといえます。
まとめ:自分で稼ぐ方法を実践してみましょう
自分で稼ぐ方法は、大きく分けて資産運用、販売、スキルで稼ぐ方法の3つがあります。どのような稼ぎ方を選ぶかは、好きなことや充てられる時間、求める収入などから選ぶことを提案しました。
もっとも、どれか1つを選ぶのではなく、複数の稼ぎ方を実践するのも1つの手です。この記事で紹介したコツを実践しながら、ぜひ自分で稼ぐ方法を実践してみましょう。