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家計

同棲を考え始めたとき、「どのくらいのお金がかかるのか」気にならない方はいないのではないでしょうか。同棲するための住居や家具の準備費用やその後の生活でかかる費用など事前に知っておき、費用を事前に貯金しておく必要があります。

そこで本記事では、同棲生活をする前に必要な貯金額の目安や貯蓄のポイントについて解説します。

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同棲に必要な貯金額の目安は100万円

同棲を始める前にはおよそ100万円程の貯金が必要といわれています。以下で具体的に必要な費用についてご説明します。

同棲に必要な初期費用

主な初期費用として、賃貸物件を借りるときの費用や引越し費用、家電・家具購入費などが挙げられます。

この中で最も金額の大きいものは物件の賃貸費用です。その他にも二人の元の住まいからの引っ越し費用、家具などの調達費用などが発生します。

賃貸契約に必要な費用 目安 目安金額
敷金と礼金 家賃1-2か月分+家賃1か月分 20-30万円
先払いの家賃 家賃1か月分(日割分も加算) 10万円
仲介手数料 家賃1か月分 10万円
火災保険料 約2万円 2万円
保険会社利用料 家賃の30-100% 3-10万円
合計 - 約45-60万円

参考:国土交通省住宅局「令和3年度住宅市場動向調査」をもとに作成。

家賃を仮に10万円とすると、45-60万円ほどが賃貸契約の初期費用として必要になります。

家具・家電購入費用 目安
寝具 約3万円
テーブルやイス 約1万円
冷蔵庫 約3万円
洗濯機 約3万円
電子レンジ 約1万円
炊飯器 約0.5万円
掃除機 約1万円
テレビ 約3万円
合計 約16万円

家具・家電購入費用は、生活に必要な全ての製品を購入する場合、約16万円かかります。賃貸契約に必要な費用よりは少ないですが、合計すると同棲に必要な初期費用は60-75万円程です。

同棲に必要な生活費

同棲する住まいが用意できた後も、二人が生活していくために毎月一定の費用が必要です。
月々にかかる生活費はカップルによって異なりますが、最低限必要な項目としては、食費、水道光熱費が必要です。また、娯楽や社交に関する必要も発生するでしょう。

総務省統計局の「家計調査 世帯人員別1世帯当たり1か月間の収入と支出」(2021)によると、食費や水道光熱費などの生活費については、平均25万円程度が必要となると言われています。

参考:総務省統計局「家計調査 世帯人員別1世帯当たり1か月間の収入と支出(表番号3-1) 2021年」

カップルの生活費の個別の目安額や、節約方法については、下記の記事で詳しく解説しています。節約方法について詳しく知りたい方は、合わせてご覧ください。

結婚式費用の目安は350万円

金融庁の「基礎から学べる金融ガイド(PDF)」によると、結婚式の費用は総額約350万円、ご祝儀でもらえるお金の相場は約170万円といわれています。そのため、結婚を考えている場合、2人で用意すべき貯金額は350-170=180万円です。

そのため、同棲開始のための100万円と結婚にかかる費用180万円を合わせて280万円、多めに見積もり300万円程は必要になるといえるでしょう。さらに、結婚を考えているカップルは、同棲した後、結婚以降の二人の生活に必要となる費用も視野に入れて貯金額を決めましょう。

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同棲するための貯金方法4選

円満な同棲生活を送るために、無理なく着実に貯金できる方法をご説明します。

貯金方法1:いつまでにいくら貯めるか設定する

まずは、いくらのお金をいつまでに貯金するのか目標貯金額と期限を設定しましょう。目標を決めずに始めると知らないうちに無駄遣いしてしまいがちです。その結果、いつまでも同棲が始められない可能性があります。

目標金額と期限の決め方がわからない方は、2人で目標のくらしについて話し合い、必要なものを具体化しましょう。また、結婚予定日など具体的な日程が決まっている場合、逆算して決めることができます。目標が決まっていない人は、目安として2~3年の期間で貯金できるように考えると良いです。

貯金方法2:お金に関するルールを決める

収入の差に応じて、貯金額を決めましょう。目安として収入の多い方が6割、少ない方が4割負担などと具体的に決めるのがおすすめです。収入がおおよそ同じなら折半にすると、後々のトラブルを防げます。

貯金用の口座を作り、自動積立や定期貯金などの方法を活用すると想定外に使い込んでしまうことを防ぎ、二人の生活トラブルとなり得る原因を避けられるでしょう。

貯金方法3:初期費用を節約する

まず、金額の大きな家賃の節約から考えることがおすすめです。暮らしに関する費用は削減すると暮らしの満足度に大きく影響するため、減らしにくいと考えがちです。

しかし、二人で最低限の要望についてよく話し合って、妥協できるポイントでコストを下げることができれば、毎日生活する上で多少の不便は気にならなくなるでしょう。

その他、初期費用としては、家具・家電費用があります。家具家電については、基本的にはもともとどちらかが使用していたものをそのまま使えないか検討し、後から買い足していくことがおすすめです。

具体的な項目ごとの詳しい節約方法については、下記の記事をご覧ください。

貯金方法4:生活費の節約方法

まず、家計簿を付けて出費を見える化することをおすすめします。意外に多くのお金をつかっている項目は、出費の回数も多いため家計簿をつけないと気づきにくいこともあるため、見える化することでその項目と金額が明確化します。大きな出費を見直すことは節約する上でも効果的です。

生活費については、日々のちょっとした低額の費用であっても、毎月積み重なると大きな金額になります。そのため、お互いに十分話し合わず、納得していない状態で生活を続けると、相手の生活の浪費に不満がたまってしまう可能性もあります。

事前に、家計簿を見ながら話し合って、毎月どの程度まで節約するかを決めましょう。また、生活していく中で定期的に話し合い、生活費を調整することをおすすめします。

まとめ:同棲生活には100万円、結婚を見据え300万円の貯金が必要!貯蓄方法をパートナーと話そう

本記事では、同棲生活に必要な貯金額の目安や貯蓄のポイントを解説しました。同棲生活には最低100万円、結婚する場合は300万円程の貯金が必要です。事前にパートナーと貯金方法や出費のルールについて話し合い、節約・貯金方法を納得して決めることで、円満な同棲生活を送ることができるでしょう。

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