結婚が決まると、結婚式や新婚旅行といったさまざまなイベントを待ちわびる一方で、「どれくらいの結婚費用が必要なのだろうか」と結婚費用を心配する人も多いでしょう。
この記事では、結婚費用の平均や内訳について解説し、結婚費用の準備方法や負担割合についても併せてご紹介します。
理想の結婚を実現できるように、この記事を参考にしながら結婚費用について計画しましょう。
結婚費用の平均
大きなライフイベントである結婚は、さまざまな支出が伴います。特に、結婚式には数百万円ものお金がかかることもあり、理想の結婚式を挙げるためにどれくらいのお金が必要なのかあらかじめ知っておくことが大切です。結婚費用の平均と内訳は以下の通りです。
全国平均(万円) | |
---|---|
結納式の費用 | 18.4 |
両家の顔合わせの費用 | 6.4 |
婚約指輪 | 35.0 |
結婚指輪(2人分) | 25.4 |
挙式、披露宴・ウェディングパーティ総額 | 292.3 |
新婚旅行 | 29.9 |
新婚旅行土産 | 4.7 |
結納・婚約~新婚旅行までにかかった費用の総額 | 356.8 |
出典:株式会社リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2021(PDF)」
※各項目の金額は費用が発生した人の平均額であり、各項目の平均額の合計は「総額」とは一致しない
結婚費用の平均は356.8万円で、結婚式以外にも婚約指輪や結婚指輪の購入、新婚旅行などでまとまったお金がかかることがわかります。平均費用を参考にしながら、「結婚式は挙げるのか」「婚約指輪や結婚指輪は購入するのか」といった点を夫婦で話し合いましょう。
婚約・両家顔合わせ
結婚に向けた準備を始めると、まず最初に婚約や両家顔合わせのためのお金が必要になることが一般的です。婚約指輪の平均額は35万円ですので、婚約指輪の購入を検討している人は平均額を目安にすると良いでしょう。結納は、結納金や結納返しなどでさらに費用がかかることがある点には注意が必要です。
なお、最近は結納を行わずに、食事を含めた両家の顔合わせだけで済ませるケースも増えています。結納の有無や顔合わせの場所については、両家の意向も確認しながら決めると良いでしょう。
結婚式
結婚のメインイベントともいえる結婚式には大きなお金がかかります。挙式や披露宴、ウェディングパーティーの総額は、平均で292.3万円と非常に大きなお金が必要です。
結婚式費用には、挙式料のほかに料理や衣装代、装花代が含まれています。さらに、当日の様子を記念に残すために、ムービー・写真の撮影やアルバム代など支出項目は非常に多岐にわたります。
挙式する施設や挙式時期によって結婚費用が数十万円単位で大きく変わることがあるため、結婚費用を抑えたい場合は、挙式時期をずらすなどの工夫をすると良いでしょう。
新婚旅行
新婚旅行は行き先や旅行日数によって旅費が大きく変動します。一生に一度の思い出として海外のリゾート地を選ぶ人も多く、豪華な旅になれば100万円以上というケースもあるでしょう。
新婚旅行にかかる費用も時期によって変わるため、連休を避けた日程を組むことでよりお得に旅を楽しむことができます。
新婚生活準備
結婚を機に新婚生活を始める人も多いでしょう。夫婦の新婚生活準備のためにかかった費用の総額は全国平均で59万円です。新婚生活に必要な準備物としてインテリアや家具、家電製品などが挙げられ、全てを揃えると数十万円程度のまとまったお金が必要です。
新婚生活にかけるお金は、工夫次第でかなり抑えることも可能です。独身時代から使っているものを引き続き使ったり、リサイクルショップを利用することで最低限の支出に留めることができるでしょう。
結婚費用はどう準備する?
結婚式や新婚旅行のおおよその費用が分かれば、すみやかに結婚資金の準備をはじめる必要があります。結婚資金の4つの準備方法を以下で解説しますので、夫婦で相談して目標額の貯金を実現しましょう。
①夫婦2人で貯蓄を始める
先述の通り、結婚費用は決して少額ではなく、短期間ですぐに準備することは難しいです。結婚にかかる概算の費用を把握した上で、夫婦2人で貯蓄を始めると計画的に結婚費用を準備できます。
結婚費用のための口座を作って毎月一定額をコツコツと貯めていくと、結婚に向けて順調に資金を確保できるでしょう。
②結婚資金用にローンを組む
ブライダルローンを利用すると、結婚式や新婚旅行などにかかるお金を借りることができます。ブライダルローンの使途は結婚資金に限定されるものの、一般的なカードローンよりも金利が低く設定されています。
結婚式場の中には、前払いを指定されることがあり、ブライダルローンを利用することでお金の心配なく結婚式を挙げることが可能です。ただし、夫婦2人の家計管理に不慣れなタイミングでローンを抱えることになるため、借り過ぎには注意しなければなりません。
③親から援助してもらう
結婚に際して、親からまとまったお金を援助してもらえるケースもあるでしょう。株式会社リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2021(PDF)」によると、親から結婚費用の援助があった人の割合は75.5%で、援助額の平均は約179万円です。
結婚費用は時に数百万円の支出になることを考慮すると、親からの援助があると自己負担を大きく減らすことができます。
④ご祝儀を結婚費用に充てる
ご祝儀を結婚費用に充てる人も多いです。特に結婚式を挙げる場合は、招待客の人数次第ではご祝儀が数十万円~百万円程度になり、結婚費用の一部に充当できます。
ただし、あくまでもご祝儀は親族や友人からのお祝いの気持ちです。「もらって当たり前」とご祝儀を当てにすることなく、必要な費用はできる限り自分たちで準備しましょう。
この記事の内容の他にも、「お金が貯まる29の知恵」を1冊にまとめました。
今ならLINE登録するだけで、無料でプレゼントしています。
この機会に是非一度LINE登録して、特典を今スグ受け取ってください。
結婚費用の夫婦の負担割合はどうする?
結婚費用は非常に大きな金額のお金が必要であり、結婚費用を夫婦がそれぞれいくら負担するのかも話し合っておくことが重要です。支払いの時期になって揉めることがないよう、早めに負担割合を決めておきましょう。
分担方法1:折半する
結婚費用の半分をそれぞれが負担する方法です。折半すると計算しやすく、また、負担する金額が明確にわかります。
ただし、招待客の人数に大きな偏りがある場合はどちらかが不満を抱くこともある点には気を付けましょう。
分担方法2:招待客の人数比で分ける
結婚式を行う場合は、両家の招待客の人数比率に応じて結婚費用を分ける方法が最適です。ご祝儀の金額も招待客に応じて増えるので、その分結婚費用を多く払ったとしても納得できるでしょう。
分担方法3:項目ごとに分ける
大きなライフイベントである結婚だからこそ、あれこれこだわりたいという人もいるかもしれません。例えば、気に入ったデザインのドレスが着たいという場合は、新婦がドレス代や装花代を負担し、新郎が新婚旅行代を負担するなど、支出項目ごとにどちらが負担するか決めておくと納得できる負担割合になります。
ただし、項目ごとに負担する場合、計算が少し複雑になる点がデメリットです。
分担方法4:どちらかが多く負担する
どちらかが多めに結婚費用を負担する場合は、それぞれの収入や貯蓄額に応じて負担割合を考えると良いでしょう。また、親からの援助があった場合やご祝儀の金額が多かったなど、結婚資金に余裕があるほうが出すとスムーズに負担割合を決めることができます。
結婚後も視野に入れた上で結婚費用を決めよう
結婚式や新生活準備など、結婚に関する一連のイベントを終えると一安心します。ですが、結婚費用に多額のお金を使うと、その後の生活に大きな影響を与えかねません。
結婚する人の中には、いずれ出産やマイホームの購入といったライフイベントを迎える人もいるでしょう。そのため、結婚費用を決める際は結婚後の生活も考慮することが大切です。
結婚式や新婚旅行は非常に思い出に残るイベントであるものの、お金をかけすぎると結婚費用としての支出を後悔することにつながりかねません。結婚に関連した支出は勢いで決めることなく、収支のバランスや貯蓄状況を冷静に考えた上で判断しましょう。
まとめ:結婚費用の平均を確認した上で理想のウェディングプランを立てよう
結婚費用の平均は356.8万円であり、結婚式や新婚旅行といったイベントには大きなお金が必要です。そのため、結婚が決まれば結婚費用を計画的に準備することが重要です。同時に、結婚費用の負担割合についても、夫婦で話し合っておくことでケンカを回避できます。
結婚を控えている人は、今回の記事を参考にしながら理想の結婚プランを立てましょう。