ファイナンシャルプランナーへの相談を検討しているけれど、「どのように相談すれば良いかイメージがつかない」とお悩みではありませんか?
あなたのお悩みをプロの視点で解決に導いて欲しいと感じていても、いざ相談しようと思うと「どんなふうに相談するのかイメージが湧かない」「本当にお金を払う価値があるの?」と感じている方も多いでしょう。
しかし、ファイナンシャルプランナーへの相談で、抱えていた問題が解決している人は多くいます。大切なことは、流れを知ったうえで相談することです。
この記事では、ファイナンシャルプランナーに相談する際の流れを中心に、相談できる内容や選ぶ際の3つのポイントまで徹底解説します。本記事を読むことで、相談する際の悩みを解消でき、質の高い相談ができるでしょう。
ファイナンシャルプランナーに相談できる内容
ファイナンシャルプランナーにはどのような内容を相談できるのでしょうか。内容は多岐に渡りますが、1つずつ紹介していきます。
- 家計管理
- 老後の生活設計
- 教育資金
- 年金・社会保険
- 住宅資金
- 資産運用
- 税制
- 保険
- 介護・医療費
- 相談・贈与
家計管理とは、あなたの家庭のお金にまつわる管理です。老後の生活設計や教育資金はいくらかかるのか、資金の準備方法について相談できます。年金・社会保険では、受給年齢や受給対象など基本的な疑問に答えてくれます。
住宅資金は、あなたが購入できる上限金額の相談ができ、住宅ローンの相談も可能です。資産運用については、資産運用のはじめ方や金融商品の選び方を聞けます。
税制では、あなたが払っている税金全般について相談可能です。保険は、保険の見直しや加入している保険の内容の相談がよく行われています。
介護・医療費は、保険制度に関する質問や費用について相談を行えます。相続・贈与では税金の仕組みや生前に行っておくべき準備などを相談可能です。
ファイナンシャルプランナーに相談する3つのメリット
ファイナンシャルプランナーに相談するメリットはどのような点にあるのでしょうか。今回は相談するメリットを3つ紹介します。
- お金の専門家に相談できる
- 自分はわからない損害に気づける
- 自分に適した解決策を提示してくれる
相談するメリットは、ファイナンシャルプランナーが幅広い人に信頼され、自分が気づけない部分を教えてくれる点などがあります。それぞれのメリットを詳しく紹介していきます。
①お金の専門家に相談できる
ファイナンシャルプランナーは、あなたが夢をかなえるために必要なお金に関するアドバイスをするお金の専門家です。住宅ローンや相続、教育など家計に対する専門的な知識を持っています。
お金への感覚や相談時の経済状況は十人十色ですが、ファイナンシャルプランナーはそのようなあなたの価値観や現状のヒアリングを行います。専門的な立場から、家計の状況を踏まえたうえで、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。
②自分ではわからない損害に気づける
ファイナンシャルプランナーへ相談を行うことで、あなた自身では気づくことのできなかった損害を発見できます。
例えば保険です。なかなか見直しを行えず、契約してからほったらかしになっている方も多いでしょう。契約したときには最適な内容でも、今のあなたにとってベストであるとは限りません。いざというときに十分な保険金がもらえない可能性も生じてしまいます。
ファイナンシャルプランナーから今のあなたに合った提案を受けることで、損するリスクを抑えられ、得をする場合もあるでしょう。
③自分に適した解決策を提示してくれる
ファイナンシャルプランナーに相談すると、あなたに合った解決策を見つけられます。
あなたの悩みが簡単に解決できるものなのか、大変なものなのか、自力で判断するのは難しいでしょう。家計の状況や家族の状況などヒアリングを行うことで、発見できる問題点もあります。
ファイナンシャルプランナーと一緒に考えることで、あなたひとりでは思いつくことのできない、プロの視点からの解決策を提示してもらえます。
ファイナンシャルプランナーに相談する2つのデメリット
ファイナンシャルプランナーへの相談はメリットが多くありますが、デメリットもあります。せっかくの相談を有意義なものにするためには、メリットだけではなくデメリットについて知っておくことも大切です。デメリットを知ったうえで相談を検討しましょう。
- 良いファイナンシャルプランナーが担当になるとは限らない
- 金融商品の購入を勧められる
ファイナシャルプランナーに相談するデメリットとともに、対応法も解説しているので、相談する際の参考にしてください。
①良いファイナンシャルプランナーが担当になるとは限らない
相性の良いファイナンシャルプランナーが担当になるとは限りません。ファイナンシャルプランナーはプロである前に1人の人なので、相性の良し悪しがあります。
もし、担当が合わないと感じた場合は、他の担当に変更してもらえるよう、申請することも可能です。担当につくファイナンシャルプランナーがあなたに合うかどうかを事前に見極めることは難しいので、担当者を変更できることを覚えておきましょう。
②金融商品の購入を勧められる
インターネットで調べると、無料のファイナンシャルプランナー相談が実施されています。相談してみたいと感じているものの「ただより怖いものはない」と感じ、ためらっていませんか?
無料の相談の場合、相談時に紹介した商品を利用者に購入してもらうことでファイナンシャルプランナーにバックが入るシステムがほとんどです。相談の終了後におすすめの商品を提案される可能性がありますが、必ず買わなければいけないものではありません。紹介が不要な場合は、事前にファイナンシャルプランナーに伝えておくことも1つの方法です。
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ファイナンシャルプランナーに相談する際の3つの注意点
ファイナンシャルプランナーへの相談は、デメリットを踏まえても十分に魅力的です。では、いざ相談しようと決めたときにどのようなことに注意して相談を行えば良いのでしょうか。相談する際の注意点を3つ紹介します。
- 事前に料金を確認する
- ファイナンシャルプランナーの専門分野を確認する
- 相談内容を事前に整理する
相談する前には必ず確認を行いましょう。具体的にどのような部分に気を付ければ良いのか、詳しく説明します。
①事前に料金を確認する
ファイナンシャルプランナーに相談を行う際は、必ず事前に料金の確認を行いましょう。
ファイナンシャルプランナーへの相談は基本的に有料です。無料の相談を行っている場合もありますが、初回のみ無料で商品の購入を促す紹介がある場合が大半です。
相談にかかる料金を事前に確認することで金銭トラブルを防ぎ、安心して相談を行えます。
②ファイナンシャルプランナーの専門分野を確認する
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家ですが、その中でも専門分野があります。
ファイナンシャルプランナーにも得意、不得意があることを念頭におきましょう。あなたの相談内容と専門分野を照らし合わせ、相談するファイナンシャルプランナーを選ぶことが大切です。
相談しても、相手が正しいことを言っているのかどうか判断できない方がほとんどでしょう。そのため、事前にあなたに合った方を選定することで、ミスマッチを防げ、より質の高い提案が受けられます。
③相談内容を事前に整理する
ファイナンシャルプランナーに相談する際は、相談内容を事前に整理してから相談しましょう。
あなたが解決したい問題を明確にしておくことによって、ファイナンシャルプランナーから得られる回答も明確になります。不要な説明をされたり、必要な説明が不十分になったりすることを防げます。
相談内容が曖昧な場合、相談回数や相談時間が増えるため、料金がかさみます。必要最低限で相談が済むよう、事前に相談内容を整理しておくことが大切です。
ファイナンシャルプランナーを選ぶ際に3つのポイント
ファイナンシャルプランナーといっても、さまざまな人が立場や分野で活躍しています。その中からあなたの悩みを解決に導いてくれるファイナンシャルプランナーの選び方を3つ紹介します。
- 中立的な立場で意見を伝えてくれるか
- 相談実績や専門知識が豊富か
- 金融機関や専門家とのつながりがあるか
どれも一見すると判断が難しそうな内容です。ファイナンシャルプランナーとのやり取りのなかで、どこを見れば良い方を選べるのか、解説していきます。
①中立的な立場で意見を伝えてくれる
1つ目のポイントは、中立的な意見を伝えてくれるかどうかです。
ファイナンシャルプランナーもさまざまな人がおり、あなたの相談を自分の得意分野に持ち込んで解決しようとする人がいます。ファイナンシャルプランナーの価値観や専門が中心にきてしまい、あなたの悩みを解決できない可能性があります。
多岐にわたる選択肢を提示し、あなたの価値観や希望に沿ったものを一緒に選んでくれる方を見つけましょう。
②相談実績や専門知識が豊富か
2つ目のポイントは、相談実績や専門知識が豊富かどうかです。
ファイナンシャルプランナーはプロではありますが、業務経験や経歴は人によって異なります。相談実績のある方は、それだけ多くの相談者の悩みを解決に導いてきた方です。あなたの悩みを正確に理解し、適切な解決法を提示する力を持っています。
あなたの悩みが確実に解決に近づくよう、相談実績があるファイナンシャルプランナーを選びましょう。
金融機関や専門家とのつながりがあるか
3つ目のポイントは、相談するファイナンシャルプランナーが専門家とのつながりを持っているかどうかです。
ファイナンシャルプランナーの資格で行うことのできる業務は限られています。企業に属している場合は、自社の専門家を紹介できます。しかし、独立している方に相談する場合は異なります。相談を行い解決策を考えても、専門家を紹介してもらえないため、自分の手で専門家を探さなくてはなりません。
必要な専門家のもとで問題の解決へと進んでいくために、ファイナンシャルプランナーの持つつながりを事前に確認しましょう。
ファイナンシャルプランナーに相談する際の流れ
ファイナンシャルプランナーに相談する前の準備段階について理解してきました。それでは、実際に相談するときの流れを紹介していきます。
- 悩みの相談
- 現状把握
- 家計の状況を分析
- プランの作成
- サポート支援
まずは、あなたの抱える悩みや問題を整理し、ファイナンシャルプランナーに相談しましょう。
次に現状を把握するために、一緒に解決すべき問題を明確にする必要があります。ファイナンシャルプランナーがあなたの家族や経済状況、価値観について確認します。
あなたの悩みや現状から家計の分析を行い、分析した内容をもとに、プランの作成を行いましょう。今後あなたが実行していくプランを一緒に作成します。
最後はサポート支援です。プランの実行には、ファイナンシャルプランナー以外の力が必要になることも多いです。信頼できる専門家の紹介を行ってくれます。また、手続きを行うにあたり必要なサポートを受けられます。
まとめ:事前に相談内容を整理したうえで相談しよう
本記事では、ファイナンシャルプランナーに相談する際の流れを中心に、相談できる内容や選ぶ際のポイントなどを解説しました。
ファイナンシャルプランナーに相談する場合は、事前に相談料金を確認したり、専門分野を前もって調べたりする必要があります。
また、満足できる相談にするために、自分が「何に悩んでいるのか」「何を解決したいのか」を整理してから相談に臨むことが、満足できる相談への近道です。
事前に確認するポイントを押さえることで、トラブルを避けられ、自分に適した提案を受けられます。
満足できる相談にするために、事前に相談内容を整理したうえで相談しましょう。