保険代理店の利用はやばい?おすすめできない理由を徹底解説

保険代理店の利用はやばい?おすすめできない理由を徹底解説

中西 諒太

監修者:中西 諒太

アパレル販売員をしながら独学で宅建士を取得。
賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理会社にて勤務を経て独立、株式会社了を設立。
現在は、不動産賃貸業・不動産関連Webメディア運営・監修を手掛けている。
会社ホームページはこちら:https://ryoestate.com/

「保険代理店ってどんな所?」
「保険代理店で契約するのと保険会社で契約するのは何が違うの?」
「保険代理店っていっぱいあるけど、どこがおすすめなの?」
こんな疑問やお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今回は、保険代理店の仕組みやメリット、デメリット、保険代理店を選ぶ際の注意事項などを保険代理店についてあまり詳しくない人にも分かりやすく解説していきます。

「これから保険代理店での契約を考えている」「おすすめの保険代理店を探している」という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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目次

そもそも保険代理店とは?担当している業務をチェック

「保険代理店って聞いたことはあるけど、何のことなのかはっきりと分からない」という人も多いかと思います。保険代理店とは、実際に生命保険や損害保険などの保険商品を提供する会社に代わって、保険に関する手続きを行う事業所のことです。

保険会社と顧客の間に入って、各種サービスの提供をします。保険を家に例えると、保険代理店は不動産仲介業者に該当します。

それでは、実際に保険代理店が保険会社に代わって提供しているサービスの内容を見ていきましょう。

  • 保険加入や解約、保険金申し込みの代理手続き
  • 保険商品の提案・見直しのアドバイス
  • ライフプランやお金の相談

保険代理店は、保険商品の販売だけでなく、保険に関わる幅広い業務を行っております。

保険加入や解約、保険金申し込みの代理手続き

保険代理店では、保険加入や解約、保険金申し込みの手続きをすることができます。

加入したい保険商品の店舗が近くにない場合や、オンライン手続きが複雑な場合などにも保険代理店で加入のサポートを受けられ大変便利です。

また、実際にケガや病気になった時に、保険金を受け取るための手続きのサポートもしてくれます。保険金の受取りには、様々な書類が必要となり、自分で全てを揃えるのは大変です。

しかし、保険代理店に相談すれば、適切なアドバイスをしてくれ、スムーズに保険金を受け取ることができます。

保険商品の提案・見直しのアドバイス

世の中に存在する保険商品の種類は非常に多く、商品に関する資料を見ても、一般の方には全てを理解することは難しいです。

そんな複雑な保険商品について、保険代理店では分かりやすく説明してくれたり、自分の条件に合ったものだけを選んで提案してくれたりします。

また、保険商品はライフステージの変化に合わせて、見直す必要があるものです。しかし、自分ではどこをどう見直すべきか分からないという人も多くいます。

そこで、保険代理店は見直しに関するアドバイスもしてくれるのです。さらに、保険会社ではその会社の取り扱う商品しか提案してもらえませんが、保険代理店では、通常複数の会社の商品を取り扱っています。

そのため、保険の乗り換えなどの相談もしやすいという特徴があります。

ライフプランやお金の相談

将来について考えた時に、「結婚式を挙げたい」「家を買いたい」「子どもは2人欲しい」「子どもを好きな学校に進学させてあげたい」「老後資金を貯めておきたい」など考える人は多いです。

しかし、実際にそのために「いつまでに」「いくら」「どうやって」貯めたらいいのかは分からないという人もいるかと思います。

そんな時に、保険代理店で相談すると、実際に必要な資金をシミュレーションしてアドバイスをしてくれます。

現在の収入や家族構成などから、将来の資金計画や生活設計のサポートを行います。

保険代理店と保険会社は何が違うの?

スマホを見て考える女性

保険会社は、保険商品の開発・販売・契約管理などを自社で行う企業です。一方、保険代理店はその保険会社から委託を受け、商品を販売したり契約手続きを代行する立場にあります。

保険代理店は一社専属型もあれば、複数の保険会社の商品を扱う乗合型もあるため、取扱商品が広いほど多くのプランを比較できるのが特徴です。

直接保険会社と契約する場合は、該当商品の専門的な知識が得やすい反面、他社との比較が難しいという一面もあります。

複数社の情報をまとめて検討したい人は保険代理店が便利ですが、コスト面や担当者の質に注意が必要です。

保険代理店の種類

会話をする女性

保険代理店には、大きく分けて「専属代理店」と「乗合代理店」と「副業代理店」の3タイプが存在します。

それぞれの特徴についてご紹介します。

  • ひとつの保険会社の商品を専門的に取り扱う専属代理店
  • 複数の会社の保険商品を比較しながら検討できる乗合代理店
  • 保険以外の事業を中心としている副業代理店

ひとつの保険会社の商品を専門的に取り扱う専属代理店

専属代理店は、ひとつの保険会社だけと契約して保険商品を取り扱う形態です。

特定のプランを繰り返し扱うため、複雑な特約や給付金の仕組みに精通しているケースが多く、保険会社との連携もスムーズなため手続きが円滑に進みやすいです。

一方、取り扱う保険商品の選択肢が限られることから、他社の商品と客観的に比較しづらいというデメリットがあります。

幅広い商品から選びたい人には物足りなく感じる場合もあるため、まずは自分が求める保障内容や予算に合う商品がその代理店で見つかるかどうかを確認しましょう。

複数の会社の保険商品を比較しながら検討できる乗合代理店

乗合代理店は複数の保険会社と提携し、多種多様な保険商品を一度に比較検討できるのが大きな特長です。

医療保険やがん保険など、保険会社によって強みの異なる商品をまとめて相談できるため、ライフステージやニーズの変化に合わせて柔軟にプランを見直せるメリットがあります。

ただし、取り扱い商品が多い分、担当者によっては知識に偏りがあったり、必要以上に広範囲な商品を勧められて混乱することもあるため注意が必要です。

自分の希望や不安を具体的に伝え、その要望に沿ったプランを提示してくれるかどうかを見極めるのがポイントとなります。

保険以外の事業を中心としている副業代理店

保険代理店の中には、保険以外の業種を同時に営む副業代理店も存在します。

例えば、自動車販売店や不動産業と兼業していたり、飲食店経営と平行して保険商品を取り扱っているケースがあります。

関連分野の知識を活かした提案を含めたきめ細やかなサービスが期待できる一方、保険の専門知識やアフターフォローが十分でない場合もあるため注意が必要です。

契約前に、保険に関する知識はあるのか、販売実績はどうかなどを確認し、信頼できる担当者かどうかを見極めることが大切です。

保険代理店の利用は何故やばい?デメリットを確認

こんなに便利な保険代理店ですが、ネットで検索すると「保険代理店やばい」などと出てきます。それは一体なぜなのでしょうか。

次は、保険代理店を利用するデメリットについて解説していきます

  • 紹介料の分保険料が高くなる
  • 契約に時間がかかる場合がある
  • 悪質な勧誘やトラブルに巻き込まれる可能性がある
  • 担当者の質にばらつきがある

怖い言葉が並んでおりますが、それでは、実際に1つずつの項目を詳しく解説していきます。

紹介料の分保険料が高くなる

最近の保険は、オンライン上で申込を完了できるインターネット契約型の商品が増えています。インターネット契約型の保険は、インターネットを通して直接保険会社と手続きをすることになるので、人件費や仲介費を抑えることができます。

しかし、代理店を挟むと保険会社と代理店の2カ所に手数料を払うことになるので、通常よりも高くなってしまうことが。保険料をとにかく安く抑えたいと考える人にとっては悩ましいデメリットです。

契約に時間がかかる場合がある

保険代理店を通じた契約手続きは、担当者との面談や書類の記入など、ある程度の手間と時間を要します。

店舗での対面相談では詳細な説明を受けられる分、日程調整や打ち合わせだけで数日~数週間かかることもあり、さらに保険会社の審査や追加資料の提出が必要な場合は、契約完了まで想定以上に時間が延びる可能性があります。

特に「早く保険に入りたい」という人はスケジュールを考慮しつつ、オンラインでの申し込みやダイレクト型保険と比較検討するのがおすすめです。

どちらを選ぶにせよ、契約を急ぎすぎると内容を十分に理解できないリスクがあるため、焦らず納得して進めることが大切です。

悪質な勧誘やトラブルに巻き込まれる可能性がある

保険代理店のスタッフは、契約数に応じて給料が支払われる成果報酬型の働き方をしている人も多いです。

そのため、自分自身の売上のために、必要のない保険の契約をさせようとしたり、顧客に必要な保険よりも契約完了した際に支払われる手数料が高い保険商品を売ろうとしたりするスタッフも存在します。

また、実際に契約する保険会社との間に保険代理店が入ることになります。そのため、説明不足のことがあったり、意図した内容と違う契約になったり、書類の不備などのトラブルに巻き込まれてしまうこともあるのです。実際にインターネット上には、このような口コミも見られました。

「契約書に印鑑を押してあとは保険会社の連絡待ちの段階までいきましたが、結果は保険会社からお断りされました。他の業者に聞きましたが、申込み申請時に余計な資料を添付してしまったからだそうです。こちらには全く問題はないのに、保健会社のグレーリストに載るようなことをされて大変憤慨しています。」と、このようなトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。

担当者の質にばらつきがある

保険代理店の担当者は、保険に関する幅広い知識を身につけてはいますが、その質や知識量にはばらつきがあるのが実際のところです。保険代理店では、複数の保険会社の保険商品を取り扱っているため、必要な商品知識が膨大になります。

その結果、1つ1つの商品知識が、保険会社の担当者より薄くなってしまうことがあるのです。インターネットで保険代理店の評判を調べると、「良い口コミ」と「悪い口コミ」の差が非常に大きくなっています。

これは、担当者の質に差が大きいことが影響しているのは間違いありません。

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保険代理店を利用するメリットは?

それでは、保険代理店を通じて保険に加入すると、どんなメリットがあるのでしょうか。

ここからは保険代理店を活用するメリットをご紹介します

  • 複数の保険会社の手続きや問い合わせを一括で可能
  • プレゼントなどのキャンペーンがある

主なメリットを具体的に見ていきましょう。

複数の保険会社の手続きや問い合わせを一括で可能

保険代理店では、複数の保険会社と委託契約を結んで、数多くの保険商品を取り扱っています。本来なら、各保険会社に1つ1つ問い合わせて資料をもらったり、話を聞いたりする必要があります。

しかし、保険代理店ならば、取り扱っている保険会社の資料を一括で請求したり、必要な手続きをまとめて行なうことができます。

複数の会社の保険を必要な部分だけ掛け合わせたい方や、直接1社ごとに問い合わせや保険の変更・解約をする時間や手間を省きたい方にはおすすめです。

プレゼントなどのキャンペーンがある

保険代理店によっては、相談や資料請求をすると、お肉やお米、ギフトセットなどをプレゼントするキャンペーンを開催しています。保険の無料相談の申込時に多彩なギフトの中からお好みの物を選ぶことができます。

キャンペーンのプレゼントのために保険に加入するわけではありませんが、代理店を通して加入をするなら、上手く活用してお得に情報を得たいところです。実際に、キャンペーンを活用して無料相談を受けて、月々の保険料が1万円も安くなったという方もいます。

なお、実質的に保険料の割引と見なされるような「商品券」や「電子マネー」などのプレゼントは法律で禁止されています。

保険代理店が将来的になくなるって本当?

悩む男性

一部では「保険代理店の必要性が今後薄れていくのではないか」「将来なくなるかもしれない」といった声も聞かれます。

その背景には、インターネットやAI技術を活用した保険の申し込み・相談方法が増えたり、NISAやiDeCoのように新たな資産形成手段が登場したりするなど、時代の変化が大きく影響しています。

ここからは、なぜ「保険代理店は危ない」「廃業のリスクがある」とまで言われるようになったのか、主な理由を見ていきましょう。

  • インターネットを利用した申し込みの普及している
  • AIの進化によるプラン組み立てができるようになった
  • NISAやiDeCoなど資産形成が普及した
  • インセンティブ重視による保険代理店の評判の悪化
  • 説明不足や強引な勧誘によるトラブルの噂がある

インターネットを利用した申し込みの普及している

かつては店舗に足を運んで相談し、担当者と直接やり取りしながら加入するのが一般的でした。

しかし、現在はネット専用の保険商品やオンライン完結型が広がり、パソコンやスマートフォンを使って手軽に申し込める時代になりました。

わざわざ対面で話を聞かなくても、自分で情報収集し、条件に合った保険を探し出せるため、「代理店に行く必要があるのだろうか」と疑問を抱く人も増えています。

そのため、保険代理店の存続が危ぶまれているのではないかという声が見られるようになりました。

AIの進化によるプラン組み立てができるようになった

複雑な特約や多彩なプランの中からベストな保険を選び出すには、従来は担当者の経験と知識が欠かせませんでした。

しかし、最近はAI技術を使って、利用者の年齢や収入、家族構成などを入力するだけで、ある程度最適化されたプランを提示できる仕組みが登場しています。

これがさらに精度を増せば、「わざわざ人と対面で打ち合わせをしなくても、十分な提案が得られる」と考える人が増え、代理店の存在意義が薄れてしまう恐れがあります。

NISAやiDeCoなど資産形成が普及した

今までは「満期時にお金が戻る貯蓄型保険」が、貯金が苦手な人のための代表的な運用手段として人気を集めていました。

しかし、今ではNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)など、保険とは別の観点で資産を増やす方法が多様化しています。

これらの制度は投資によるリスクは伴うものの、非課税枠や節税効果を得られるメリットが大きく、老後資金づくりや長期的な資産運用として注目を浴びています。

その結果、貯蓄型保険よりも投資商品を選ぶ人が増え、「保険の役割」に対する価値観が変わっているのが現状です。

インセンティブ重視による保険代理店の評判の悪化

保険代理店は、取り扱う保険会社から支払われる手数料(インセンティブ)で収益を得ています。

そのため、より多くの報酬が得られる商品ばかりを勧められ、「本当に必要な保障を案内してもらえなかった」という不満が生じることも多いです。

こうした不正ともいえる営業活動が表面化すると、保険代理店への信頼は一気に下がってしまいます。

評判の悪化は業界全体のイメージダウンに直結するため、将来的な利用者離れや新規契約の減少につながりかねません。

説明不足や強引な勧誘によるトラブルの噂がある

保険代理店に在籍するスタッフの知識量やモラルは必ずしも一定ではありません。

十分な説明なしに契約を進められたり、強引な営業で断りづらい雰囲気をつくられたりするなど、トラブルが相次いで報告されています。

こうした不誠実な対応が横行すると、「代理店を利用すると面倒なことになるかも」という印象を抱かれ、業界全体への不信感が高まってしまいます。

結果的に顧客離れが進み、経営危機に陥る代理店も出てくる可能性があるでしょう。

保険代理店を利用する前の準備

計算をする女性

保険代理店を訪れる前に、まずは自分のライフプランや経済状況をある程度整理しておくことが重要です。

こうした準備を怠ると、実際に相談を始めてから「何が欲しい保障なのか」が曖昧になり、不要なプランを契約してしまうリスクも高まります。

ここからは保険代理店を利用する際に失敗しないための準備をご紹介いたします。

  • 収支に関わる書類は事前に用意する
  • 保険を利用してどのようにしたいのかを定めておく

収支に関わる書類は事前に用意する

保険の契約を検討する際は、家計簿や源泉徴収票、住宅ローン明細など、収支状況を明確に示せる資料をそろえておくとスムーズです。

自分の手取り額や貯蓄額を把握していない状態だと、適切な保険料を設定しづらく、必要以上の保障を契約して家計を圧迫する恐れもあります。

また、既に他の保険に加入している場合は、その契約内容が分かる書類も合わせて用意し、重複している保障がないかを確認することが大切です。

担当者にとっても、具体的な数字や資料があれば、より的確なプラン提案がしやすくなります。

保険を利用してどのようにしたいのかを定めておく

保険には、保障を重視する商品もあれば、貯蓄性を重視する商品もあり、それぞれの目的に応じてプランの組み方が異なります。

自分は医療費や死亡保障をしっかり確保したいのか、それとも老後資金の積立を優先したいのか、あらかじめ方向性を考えておくと良いでしょう。

もし漠然と「将来が不安」とだけ思っている状態だと、担当者の勧めるままに契約を進めてしまいがちです。その結果、本来必要としていた保障とズレた商品を選び、後々見直しが必要になるケースもあります。

事前に目的を固めることで、より満足度の高い契約を結びやすくなるでしょう。

保険代理店を利用する際の4つの注意点

保険代理店の仕組みやメリット、デメリットが分かりました。以上を踏まえて、自分自身がきちんと納得できる保険代理店を選択することが重要です。

それでは、実際にどのようなことに注意すればいいのでしょうか。以下の4点について重点的に確認してみましょう

  • 利用者の口コミを参考にする
  • 営業年数や実績・顧客数を確認する
  • 取扱保険会社が多い代理店は注意
  • 詳細をしっかりと聞いて妥協しないようにする

どれも当たり前のように見えますが、とても効果的なものです。各項目を詳しく解説していきます。

利用者の口コミを参考にする

最近では実際に保険相談などの利用者の口コミがネット上に多く掲載されています。

保険代理店そのものの評判や、各地域、店舗ごとの対応についてなど、利用者が感じたことを簡単に確認できます。

「気になる保険代理店の名前」と「口コミ」などで、実際に利用する前に検索してみるといいでしょう。「いらないと言ってもしつこく勧誘された」「十分な説明がなくて、よく分からなかった」などの不親切な対応の口コミがないか確認しましょう。

そして、「丁寧な説明で安心して契約できた」「こちらの話に寄り添って、必要な保険を提案してくれた」など自分が受けたいサービスを提供してくれる保険代理店なのかしっかりと見極めてから、実際に相談するようにすれば、トラブルに巻き込まれる可能性は低くなります。

営業年数や実績・顧客数を確認する

保険代理店の営業年数や実績、顧客数を確認して、信頼できる企業なのかを確認しましょう。

長く営業を続けていたり、顧客数の多い保険代理店であれば、顧客に寄り添った健全な経営をして、顧客に選ばれ続けている可能性が高いです。

あまりに自己利益のみを優先するような企業であれば、長くは続かず、早めに廃業してしまう可能性もあります。また、そのような代理店は、自らの利益を優先しすぎることで、顧客が満足する対応を受けられないリスクも存在します。

営業年数や実績、顧客数もインターネット上で簡単に調べられるので、ぜひ一度確認するようにしましょう。

取扱保険会社が多い代理店がいいわけではない

取り扱っている保険会社の数は、保険代理店によって様々です。多いところだと、40社以上の取り扱いがあります。

一見すると、取扱い数が多い方が、選択肢が多いように感じます。しかし、実際には全てを契約するわけではないので、自分にあった提案があるかどうかが重要です。

取扱い数が多すぎると、担当者もそれぞれの細かい内容をきちんと把握していない場合もあります。

丁寧な説明や提案ができないのであれば、意味がありません。そのため、取扱保険会社が多い代理店がいいわけではないのです。

詳細をしっかりと聞いて妥協しないようにする

保険代理店の担当者から提案を受ける際は、「なぜその商品が自分に合うのか」「どんな特約が含まれているのか」など、細かい点を確認して納得してから契約を検討しましょう。

疑問に思ったことは遠慮せず質問し、回答があいまいな場合は改めて説明を求めることが大切です。

保険は長期的な支出を伴う大きな買い物ですから、気になる点を妥協してしまうと、後から「こんなはずではなかった」という後悔が生まれるかもしれません。

多少面倒に感じても、仕組みや費用面を丁寧に理解したうえで比較検討すれば、自分の理想に近いプランを選びやすくなります。

保険代理店に関するよくある質問

保険代理店を通すと保険料が高くなるって本当ですか?

代理店を利用すると手数料が上乗せされる商品もありますが、保険会社が負担している場合も多く、保険料がネット契約と変わらない商品もあります。

確かに、代理店経由で割引が適用されないケースはありますが、必要な保障を丁寧に選べることで結果的に余計な保険への加入を避けられ、トータルコストを抑えることができる場合もあります。

自分で比較する手間を省きたい方には、代理店のサポートは大きなメリットでしょう。

どのタイミングで保険代理店に相談すればいいですか?

保険の加入や見直しは、ライフステージの変化に合わせて行うのがベストです。具体的には、結婚・出産・マイホーム購入・転職・定年など、大きな環境変化があったときに代理店へ相談すると良いでしょう。

また、今加入している保険の保障内容や保険料に不満があるときは、保険代理店で複数商品を比較してみると新たな選択肢が見つかるかもしれません。

保険料の支払いが家計に重くのしかかってきた段階での見直しもおすすめです。

担当者によって知識や接客態度に差があると聞きますが大丈夫ですか?

代理店担当者の知識・経験には確かに差があるため、評判や口コミを確認してから相談するのが安心です。

初回相談時に分かりやすい説明をしてくれるか、こちらの希望を丁寧にヒアリングしてくれるかをチェックし、信頼できると感じる担当者に出会えれば、保険選びの心強いパートナーとなります。

もし合わないと感じたら、代理店を変更するか、別の担当者に依頼することも検討してみましょう。

保険は長い付き合いになるため、納得のいくサポートを受けられるかどうかを重視するようにしてください。

まとめ:保険代理店を通して契約するか、直接契約するかを考えよう

保険代理店は、保険会社に代わって保険商品の販売、契約をするとともに、保険に関わる様々な業務を請け負っています。たくさんの保険会社の資料を一括で請求できたり、プレゼントがもらえるお得なキャンペーンがあったりと便利な点も多くあります。

しかし、その一方で、インターネット契約型よりも費用が高くかかったり、担当者の質にバラつきがあり、トラブルに巻き込まれたりするリスクも存在していました。

保険を契約する際には、自分自身でまずはしっかりと「利用者の口コミ」「営業実績」などを調べることが重要です。

その上で、保険代理店を利用するのか、保険会社と直接契約するのかを選択するようにしましょう。

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