「保険代理店ってどんな所?」
「保険代理店で契約するのと保険会社で契約するのは何が違うの?」
「保険代理店っていっぱいあるけど、どこがおすすめなの?」
こんな疑問やお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今回は、保険代理店の仕組みやメリット、デメリット、保険代理店を選ぶ際の注意事項などを保険代理店についてあまり詳しくない人にも分かりやすく解説していきます。
「これから保険代理店での契約を考えている」「おすすめの保険代理店を探している」という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
そもそも保険代理店とは?担当している業務をチェック
「保険代理店って聞いたことはあるけど、何のことなのかはっきりと分からない」という人も多いかと思います。保険代理店とは、実際に生命保険や損害保険などの保険商品を提供する会社に代わって、保険に関する手続きを行う事業所のことです。
保険会社と顧客の間に入って、各種サービスの提供をします。保険を家に例えると、保険代理店は不動産仲介業者に該当します。それでは、実際に保険代理店が保険会社に代わって提供しているサービスの内容を見ていきましょう。
- 保険加入や解約、保険金申し込みの代理手続き
- 保険商品の提案・見直しのアドバイス
- ライフプランやお金の相談
保険代理店は、保険商品の販売だけでなく、保険に関わる幅広い業務を行っております。
保険加入や解約、保険金申し込みの代理手続き
保険代理店では、保険加入や解約、保険金申し込みの手続きをすることができます。加入したい保険商品の店舗が近くにない場合や、オンライン手続きが複雑な場合などにも保険代理店で加入のサポートを受けられ大変便利です。
また、実際にケガや病気になった時に、保険金を受け取るための手続きのサポートもしてくれます。保険金の受取りには、様々な書類が必要となり、自分で全てを揃えるのは大変です。
しかし、保険代理店に相談すれば、適切なアドバイスをしてくれ、スムーズに保険金を受け取ることができます。
保険商品の提案・見直しのアドバイス
世の中に存在する保険商品の種類は非常に多く、商品に関する資料を見ても、一般の方には全てを理解することは難しいです。そんな複雑な保険商品について、保険代理店では分かりやすく説明してくれたり、自分の条件に合ったものだけを選んで提案してくれたりします。
また、保険商品はライフステージの変化に合わせて、見直す必要があるものです。しかし、自分ではどこをどう見直すべきか分からないという人も多くいます。
そこで、保険代理店は見直しに関するアドバイスもしてくれるのです。さらに、保険会社ではその会社の取り扱う商品しか提案してもらえませんが、保険代理店では、通常複数の会社の商品を取り扱っています。
そのため、保険の乗り換えなどの相談もしやすいという特徴があります。
ライフプランやお金の相談
将来について考えた時に、「結婚式を挙げたい」「家を買いたい」「子どもは2人欲しい」「子どもを好きな学校に進学させてあげたい」「老後資金を貯めておきたい」など考える人は多いです。
しかし、実際にそのために「いつまでに」「いくら」「どうやって」貯めたらいいのかは分からないという人もいるかと思います。そんな時に、保険代理店で相談すると、実際に必要な資金をシミュレーションしてアドバイスをしてくれます。
現在の収入や家族構成などから、将来の資金計画や生活設計のサポートを行います。
保険代理店の利用は何故やばい?デメリットを確認
こんなに便利な保険代理店ですが、ネットで検索すると「保険代理店やばい」などと出てきます。それは一体なぜなのでしょうか。次は、保険代理店を利用するデメリットについて解説していきます。
- 紹介料の分保険料が高くなる
- 悪質な勧誘やトラブルに巻き込まれる可能性がある
- 担当者の質にばらつきがある
怖い言葉が並んでおりますが、それでは、実際に1つずつの項目を詳しく解説していきます。
紹介料の分保険料が高くなる
最近の保険は、オンライン上で申込を完了できるインターネット契約型の商品が増えています。インターネット契約型の保険は、インターネットを通して直接保険会社と手続きをすることになるので、人件費や仲介費を抑えることができます。
しかし、代理店を挟むと保険会社と代理店の2カ所に手数料を払うことになるので、通常よりも高くなってしまうことが。保険料をとにかく安く抑えたいと考える人にとっては悩ましいデメリットです。
悪質な勧誘やトラブルに巻き込まれる可能性がある
保険代理店のスタッフは、契約数に応じて給料が支払われる成果報酬型の働き方をしている人も多いです。そのため、自分自身の売上のために、必要のない保険の契約をさせようとしたり、顧客に必要な保険よりも契約完了した際に支払われる手数料が高い保険商品を売ろうとしたりするスタッフも存在します。
また、実際に契約する保険会社との間に保険代理店が入ることになります。そのため、説明不足のことがあったり、意図した内容と違う契約になったり、書類の不備などのトラブルに巻き込まれてしまうこともあるのです。実際にインターネット上には、このような口コミも見られました。
「契約書に印鑑を押してあとは保険会社の連絡待ちの段階までいきましたが、結果は保険会社からお断りされました。他の業者に聞きましたが、申込み申請時に余計な資料を添付してしまったからだそうです。こちらには全く問題はないのに、保健会社のグレーリストに載るようなことをされて大変憤慨しています。」と、このようなトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
担当者の質にばらつきがある
保険代理店の担当者は、保険に関する幅広い知識を身につけてはいますが、その質や知識量にはばらつきがあるのが実際のところです。保険代理店では、複数の保険会社の保険商品を取り扱っているため、必要な商品知識が膨大になります。
その結果、1つ1つの商品知識が、保険会社の担当者より薄くなってしまうことがあるのです。インターネットで保険代理店の評判を調べると、「良い口コミ」と「悪い口コミ」の差が非常に大きくなっています。
これは、担当者の質に差が大きいことが影響しているのは間違いありません。
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保険代理店を利用するメリットは?
それでは、保険代理店を通じて保険に加入すると、どんなメリットがあるのでしょうか。ここからは保険代理店を活用するメリットをご紹介します。
- 複数の保険会社の手続きや問い合わせを一括で可能
- プレゼントなどのキャンペーンがある
主なメリットを具体的に見ていきましょう。
複数の保険会社の手続きや問い合わせを一括で可能
保険代理店では、複数の保険会社と委託契約を結んで、数多くの保険商品を取り扱っています。本来なら、各保険会社に1つ1つ問い合わせて資料をもらったり、話を聞いたりする必要があります。
しかし保険代理店ならば、取り扱っている保険会社の資料を一括で請求したり、必要な手続きをまとめて行なうことができます。複数の会社の保険を必要な部分だけ掛け合わせたい方や、直接1社ごとに問い合わせや保険の変更・解約をする時間や手間を省きたい方にはおすすめです。
プレゼントなどのキャンペーンがある
保険代理店によっては、相談や資料請求をすると、お肉やお米、ギフトセットなどをプレゼントするキャンペーンを開催しています。保険の無料相談の申込時に多彩なギフトの中からお好みの物を選ぶことができます。
キャンペーンのプレゼントのために保険に加入するわけではありませんが、代理店を通して加入をするなら、上手く活用してお得に情報を得たいところです。実際に、キャンペーンを活用して無料相談を受けて、月々の保険料が1万円も安くなったという方もいます。
なお、実質的に保険料の割引と見なされるような「商品券」や「電子マネー」などのプレゼントは法律で禁止されています。
保険代理店を利用する際の3つの注意点
保険代理店の仕組みやメリット、デメリットが分かりました。以上を踏まえて、自分自身がきちんと納得できる保険代理店を選択することが重要です。
それでは、実際にどのようなことに注意すればいいのでしょうか。以下の3点について重点的に確認してみましょう。
- 利用者の口コミを参考にする
- 営業年数や実績・顧客数を確認する
- 取扱保険会社が多い代理店は注意
どれも当たり前のように見えますが、とても効果的なものです。各項目を詳しく解説していきます。
利用者の口コミを参考にする
最近では実際に保険相談などの利用者の口コミがネット上に多く掲載されています。保険代理店そのものの評判や、各地域、店舗ごとの対応についてなど、利用者が感じたことを簡単に確認できます。
「気になる保険代理店の名前」と「口コミ」などで、実際に利用する前に検索してみるといいでしょう。「いらないと言ってもしつこく勧誘された」「十分な説明がなくて、よく分からなかった」などの不親切な対応の口コミがないか確認しましょう。
そして、「丁寧な説明で安心して契約できた」「こちらの話に寄り添って、必要な保険を提案してくれた」など自分が受けたいサービスを提供してくれる保険代理店なのかしっかりと見極めてから、実際に相談するようにすれば、トラブルに巻き込まれる可能性は低くなります。
営業年数や実績・顧客数を確認する
保険代理店の営業年数や実績、顧客数を確認して、信頼できる企業なのかを確認しましょう。長く営業を続けていたり、顧客数の多い保険代理店であれば、顧客に寄り添った健全な経営をして、顧客に選ばれ続けている可能性が高いです。
あまりに自己利益のみを優先するような企業であれば、長くは続かず、早めに廃業してしまう可能性もあります。また、そのような代理店は、自らの利益を優先しすぎることで、顧客が満足する対応を受けられないリスクも存在します。
営業年数や実績、顧客数もインターネット上で簡単に調べられるので、ぜひ一度確認するようにしましょう。
取扱保険会社が多い代理店がいいわけではない
取り扱っている保険会社の数は、保険代理店によって様々です。多いところだと、40社以上の取り扱いがあります。
一見すると、取扱い数が多い方が、選択肢が多いように感じます。しかし、実際には全てを契約するわけではないので、自分にあった提案があるかどうかが重要です。
取扱い数が多すぎると、担当者もそれぞれの細かい内容をきちんと把握していない場合もあります。丁寧な説明や提案ができないのであれば、意味がありません。そのため、取扱保険会社が多い代理店がいいわけではないのです。
まとめ:保険代理店を通して契約するか、直接契約するかを考えよう
保険代理店は、保険会社に代わって保険商品の販売、契約をするとともに、保険に関わる様々な業務を請け負っています。たくさんの保険会社の資料を一括で請求できたり、プレゼントがもらえるお得なキャンペーンがあったりと便利な点も多くあります。
しかし、その一方で、インターネット契約型よりも費用が高くかかったり、担当者の質にバラつきがあり、トラブルに巻き込まれたりするリスクも存在していました。保険を契約する際には、自分自身でまずはしっかりと「利用者の口コミ」「営業実績」などを調べることが重要です。
その上で、保険代理店を利用するのか、保険会社と直接契約するのかを選択するようにしましょう。