「貯金をする気はあるけれど、上手くいかないのはどうして?」
「確実にできる貯金方法はないのかな?」
将来の夢の実現や、万一の有事の備えとしての貯金がないのは心配です。
結論から言うと、今貯金ができていない人でも、少しの工夫で貯金できるようになります。
なぜなら、貯金は、いつもの行動に少し変えたり、仕組みを活用したりするだけで、簡単・自動的に進められるからです。
ここでは、貯金が出来ない人の3つの特徴とともに、貯金をしやすくする方法5選や効率的に貯金を進める方法を順番にお伝えします。この記事を読み終わる頃には、今までと変わって、着実に貯金を進められるようになるでしょう。
貯金できない人の3つの特徴
貯金ができない人には原因があり、その原因を解消すれば貯金できるようになります。貯金は工夫や考え方次第で、誰でも少額からできる取り組みだからです。現在、貯金が進まない・できない人の顕著な特徴は3つにわけられます。
- 自分の収支状況がわかっていない人
- 目標の貯金額を設定していない人
- 収入が低い人
実は、いずれかの特徴に合致する人は、貯金できるポテンシャルを秘めています。貯金ができていない人の特徴ごとに、貯金できる人になるためのポイントを紹介します。
①自分の収支状況がわかっていない人
収入から支出を差し引いた経済的余力が貯金の原資になるため、収入と支出の状況をわかっていないと自分が貯金可能か判断できません。今貯金ができておらず悩んでいる人で以下の条件に合致する場合は、収支状況の整理をおすすめします。
- 毎月の給与額など収入金額を確認していない
- 月々の支出金額と項目を知らない
支出金額や項目の整理に関しては、レシートを写真にとるだけで集計や分類してくれるアプリもあるため、手軽に支出内容を把握できます。経済的余力を作り出す第1歩として、あなたの収支の傾向を知ることから始めましょう。
②目標の貯金額を設定していない人
貯金額の目標がないと、貯金する理由を見失い、貯金するモチベーションが落ちてしまいます。目標なしに、漠然とお金を貯めるのは、自分に我慢を強いているように感じる方が多いです。
貯金の目標金額を決める際には、貯金の利用目的を具体的に決めると、納得できる目標の貯金額や月々の貯金額を設定できます。
たとえば、貯金の利用目的を旅行に設定し、旅行日数・人数、旅先でやりたいことを決めると、おおよその旅行費用がわかります。試算された旅行費用を貯金の目標金額として、貯金達成までの月数で割れば、月々の貯金額の設定は簡単です。
貯金の目的と金額の意味を明確にして、貯金するモチベーションを維持できるようにしましょう。
③収入が低い人
収入が低いと、自分に貯金は無理だと、最初から貯金をあきらめてしまう人が多いです。なぜなら、収入が少ない中で貯金するためには、支出を削るしかありません。
ここで注目すべきは、支出の中身と金額です。生活レベルの維持を前提に考えた際に、不要で払い過ぎの支出項目があれば、支出を見直せ、貯金の原資を生み出せます。
たとえば、スマホの契約先を3大キャリアから格安キャリアに変更するだけで、月々数千円レベルで支出を減らせて、年間で数万円の貯金が可能です。そのため、たとえ収入が低くても、支出からムダを省いて、貯金のための経済的余力を生み出しましょう。
貯金できない人が貯金する際の5つポイント
貯金ができずに困っている人でも、特別な知識がなくても、簡単に貯金を進められる方法があります。ここでは、貯金ができない人におすすめの方法を5つ紹介します。
- 家計簿をつける
- 電気やガスを見直す
- 副業や転職をして給与を上げる
- 高金利な口座を開設する
- ポイント還元されるキャッシュレス決済を活用する
すべてを同時に行う必要はなく、あなたにとってハードルの低いものから順番にやっていくことがポイントです。貯金しやすい行動を取り入れて、意識しなくても貯金が進む体質に変わりましょう。
①家計簿をつける
家計簿で収支状況を具体的に数字で見えるようにすると、貯金しやすくなります。記録されたお金の出入り情報から、自分のお金の使い方のクセや、改善対象の支出項目が明確になるでしょう。
たとえば、支出は固定支出と流動支出に分類でき、それぞれの状況がわかると改善点が見えてきます。そして、支出を改善できると、その結果が家計簿上に表示されるため、改善活動を続けるやる気の維持に非常に効果的です。
家計簿の様式は記帳型とアプリ型のいずれでもよく、まずは収支状況を見える化してお金の出入りの様子を客観的に確認できるようにしましょう。
②電力やガスを見直す
電気・ガスの利用料金の見直すことで、毎月の支出を確実に減らせます。光熱費は固定費に分類されるため、料金を安くできれば、その恩恵を継続的に享受できます。光熱費を見直す方法は主に以下の3つです。
- 契約内容を見直す
- 支払方法を変更する
- 契約先を見直す
契約プランと実際の利用状況を比較して割高ならば、プラン変更で費用削減が見込めます。また、支払方法を口座引落に変更すると割引が適用される場合もあります。
さらに、契約先の自由化に伴い、1社と一括契約でお得になる場合があるため、複数ケースを見積比較して最も安価なケースの選択がおすすめです。電気・ガス利用料金に減額余地があるならば、いち早く見直ししましょう。
③副業や転職をして給与を上げる
副業や転職をして給与を上げることで、貯金ができる余裕を生み出しやすいです。支出の削減には限度があり、無理に減らすと生活レベルの低下に直結します。
たとえば、副業を解禁する企業が増えており、公に副業しやすい状況に変わっています。また、給与増加を目的とする転職によって、収入が増えた人は減った人より多いことも事実です。
参考:経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業について」
副業や転職の検討自体にリスクはないため、今まで検討したことがなければ、検討してみましょう。
④高金利な口座を開設する
高い金利が提供される銀行口座を利用すれば、苦労せずに利子収入を増やせます。メガバンクや地銀などの普通預金金利はほぼないに等しい状況ですが、ネット銀行だと0.1%程度の比較的高い金利が適用される場合があります。
ただし、高金利を適用してもらうためには、一定の条件をクリアが必要な銀行もあるため、前提条件を確認することが大切です。利子収入は不労所得の代名詞であり、何をしなくてもお金が増える状況が作れると、貯金も自然と増やせるようになります。
⑤ポイント還元されるキャッシュレス決済を活用する
ポイント還元のあるキャッシュレス決済を積極的に利用すると、支出額の抑制につながります。還元されたポイントを支払時に活用すれば、実質的な値引きになります。
クレジットカードやQR決済では、1%程度のポイント還元が設定されていることが多く、キャンペーン開催時には還元率が高まる場合があるでしょう。楽天ポイントといった共通ポイントサービスだと、1ポイント=1円で利用でき、ポイント支払いすれば身銭を切らずに済みます。
キャッシュレス決済は各社が顧客争奪すべく、お得なキャンペーンの展開も度々あるため、お得なタイミングでの利用をおすすめします。
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貯金できない人におすすめの2つの貯蓄方法
貯金できない人におすすめの貯蓄方法は2つあり、どちらとも自動的に貯蓄を進められるメリットがあります。自動的な貯蓄を進められる方法は以下の2つです。
- 先取り貯金
- 積立投資
ポイントは、収入から支出を差し引いた残金を貯金に充てるのではなく、有無を言わさず貯金する仕組みの活用です。「収入ー支出=貯金」から「収入ー貯金=支出」にお金の流れを変えて、確実に貯金額を増やしましょう。
①先取り貯金
収入が入ったタイミングで先に貯金金額を差し引く先取り貯金を取り入れると、自動的に貯金が進められます。収入から支出を差し引いた残金の一部またはすべてを貯金する方法だと、支出金額によっては貯金できません。
最初に貯金額を確保すれば確実に貯金でき、残金での支出の工面が不可欠になるため、無駄な支出を排除しやすくなります。お金がある分だけ利用してしまう恐れのある人には、先取り貯金で自動的に貯金を進めましょう。
②積立投資
銀行口座から毎月一定額を積立投資する方法も、自動的な貯金方法として有効です。自動的に積立投資されれば、貯金をし損ねる心配がないためです。
同一金融グループで銀行と証券を取り扱っていると、銀行口座と証券口座の間で簡単にお金を移動させられる場合が多くあります。また、どちらかの口座で積立投資の設定をすれば、あとは勝手に積立投資を進めてもらえます。
積立投資は貯金と異なり損失の可能性はありますが、長期間継続すると時間の分散効果が働き、損失が発生するリスクを軽減可能です。
貯金できない人におすすめの積立投資2選
貯金を上手に進められない人でも、自動的かつ効率的に金融資産を増やせる積立投資方法があります。おすすめの積立投資は、税優遇制度が適用される2つの仕組みの活用です。
- つみたてNISA
- iDeco
前述の自動的に積立投資を税優遇制度の元で行えば、税負担がない分だけ資産を増やしやすいです。貯金を将来に向けた長期的な資産形成として考えているならば、税優遇制度を使って、効率的に資産形成を進めましょう。
①つみたてNISA
少額からの資産形成を目的に貯金をするならば、つみたてNISAの活用がおすすめです。運用益が非課税になるお得な投資制度です。
そもそも単純に貯金を進めても、超低金利なため微小な利子しか得られませんが、積立投資だと運用次第で大きなリターンが期待できます。
たとえば、日経平均株価指数に1990年から30年間積立投資を行うと平均利回りは約1.7%でした。大手銀行の普通口座の金利が0.001%と比較すれば運用効率の高さは明白であり、運用益が非課税だと更にリターンも大きくなります。
2024年から新NISAが始まり使い勝手が高まるため、効率的に金融資産を増やしたいと考えるならば、NISA制度を活用しましょう。
②iDeco
貯金の目的が、老後に向けた資産形成ならば、iDecoを活用するとより効率的に老後資産を形成できます。なぜなら、iDecoでは、税優遇制度が充実しているためです。iDecoの税優遇制度は3つあります。
- 投資金額を全額所得控除
- 運用益は非課税
- 受取時も所得控除
iDecoは国が後押しする、国民自らの老後資金形成の仕組みであり、一般的な証券口座で同じ投資をするよりも税負担を軽減できます。ただし、iDeco口座にある資産は、60歳まで出金できないため、急な資金繰りのための資産としては利用できません。
iDecoは、働き方に関わらず、原則全国民が加入できる仕組みです。老後資金を見据えた貯金を進めようとしているならば、iDecoの利用をおすすめします。
まとめ:貯金できない理由を把握して自分のできるところから始めましょう
本記事では、貯金ができない人の特徴とともに、貯金を進める重要ポイントやおすすめの貯蓄方法・積立投資の仕組みを紹介しました。今、貯金ができていなくても、原因を突き止めて、行動をできることから見直すと、貯金ができるようになります。
貯金ができていないのは、貯金しやすくなる方法を実践できていないだけです。貯金は、行動を変えるだけではなく、仕組みも活用すると、自動で貯金が進められます。
しかし、貯金をしていても超低金利の現状では金融資産は増えづらいため、積立投資と税優遇制の活用がおすすめです。できることから自分を変えつつ、お得な制度も使って、効率的に貯金を増やしましょう。