「貯金しようと思っているのに、なぜかできない」と悩む人は多いです。実は、貯金ができる人・できない人にはそれぞれ明確な特徴があります。貯金ができない人の特徴を持ったままではお金を貯めることは難しいでしょう。
本記事で、貯金ができない理由4選と貯金ができる人の特徴3選を紹介します。自分に該当するかチェックしてみてください。無理のない貯金の方法、貯金額の算出方法と、今から貯金を始めるためのお金の管理法も解説しています。
今まで貯金に成功できなかった人も、本記事を読むと無理なく貯金を続けることができます。貯金ができない人から、貯金ができる人に自分を変えていきましょう。
なぜあなたは貯金ができないのか?よくある理由4選
貯金ができない人は、「ぜいたくはしていないはずなのに、なぜかお金が貯まらない」とよく言います。しかし、本当にぜいたく=無駄遣いをしていなければ、お金は貯まるはずです。貯金ができない主な理由は、次の4点です。
- 貯金の目標金額を設定していない
- 衝動買いなどの浪費が多い
- 貯金をする理由が定まっていない
- 自分の収入額を把握していない
これらに該当していると、ぜいたくをしていないつもりでも貯金はできません。目的や使い方が曖昧なままに、お金を無意識に使っているからです。以下で、各理由について詳しく解説するので、ぜひ自分の現状と照らし合わせてみてください。
理由①貯金の目標金額を設定していない
なぜかお金が貯まらない人は、貯金の目標金額を設定していないことが多いです。貯金の必要性をわかってはいても、具体的な目標金額がないままでは、貯金への意欲はいつしか減退します。その結果、何となくお金を使うため、いつまで経ってもお金が貯まりません。
貯金の目標金額を具体的に定めていると、「今月の自由に使えるお金は〇万円」と支出範囲が明確化されます。そして、目標金額達成というモチベーションが働き、自然と予算内で収まる生活を送ることができます。
理由②衝動買いなどの浪費が多い
「ぜいたくはしていないのにお金が貯まらない」という人は、衝動買いなどの浪費が多い可能性があります。買う予定がなかった商品を一目惚れで買ってしまったり、頑張った自分へのご褒美として頻繁にスイーツを買ったりしていませんか。
「そんなに高額な商品を買ってはいない」と思うかもしれません。しかし、コンビニのご褒美スイーツであっても、1ヶ月あたりで考えると予想以上に大きな出費になります。本当に欲しいものではないのに、つい衝動的に買ってしまうという行動は避けておきましょう。
理由③貯金をする理由が定まっていない
そもそも貯金をする理由が定まっていない場合、なかなか貯金しづらいでしょう。「貯金は大切であり、貯金できる人はきちんとしている」というイメージがあります。そのため、自分も貯金しようと思う人もいるのではないでしょうか。
しかし、何のために貯金をするのかが明確でないと、貯金しようという意欲はやがて消えてしまいます。「貯金は大事」という曖昧な目標では貯金はできません。貯金をする理由を具体的に描くことで、貯金への意欲と行動が持続します。
ゲーム感覚で楽しく貯金ができる方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
理由④自分の収入額を把握していない
貯金の必要性がわかっていても貯金できない場合、自分の収入額を把握していない可能性があります。節約生活を送り、貯金への意欲もあるのに貯金できない人は、収入が生活費ギリギリなのかもしれません。収入額が低すぎると、貯金は難しいです。
貯金が可能かどうか、まずは収入額を把握して、低いと感じる場合は収入を増やす努力もしてみましょう。余裕が生まれると、貯金も取り組みやすくなります。
Q.「毎月いくら貯金できていますか?」
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今すぐ無料診断する貯金ができる人の特徴3選
貯金ができない人に共通してみられる理由を前項で紹介しました。貯金ができる人にも3つの特徴があります。
- 毎月一定額の給料を引き出せないようにしている
- 毎月いくら使っているかを把握できている
- 必要な買い物なのかを一度考えて購入している
貯金ができる人の特徴は、貯金ができない人の特徴と正反対ともいえるでしょう。3つの特徴を知って身につけると、貯金ができる人に近づけます。各特徴について、以下で解説します。
特徴①毎月一定額の給料を引き出せないようにしている
貯金ができる人は、毎月一定額の給料を引き出せないようにすることが多いです。貯金ができない人は「お金が余ったら貯金しよう」と考えがちです。そのため、実際にはお金を使ってしまい、貯金がなかなかできません。
一方、貯金ができる人は、給料が振り込まれると先に一定額を貯金に回します。お金を使う前に貯金してしまうため、確実に貯金を増やすことができます。
先取り貯金を申し込むと、給料が入るたびに決めた金額を自動的に貯金するため、浪費していたお金を貯金に回せるでしょう。
特徴②毎月いくら使っているかを把握できている
自分が毎月いくら使っているかを把握できていると、貯金をしやすいです。支出内容および金額をチェックすることで、無駄遣いが自然と減り、貯金に回せるお金も増えます。
毎月の支出を把握できていない場合、出勤前に立ち寄るコーヒーショップ代や、ご褒美スイーツ代を見過ごしてしまいがちです。毎日の出費でそれなりの金額になっている場合が多いものです。無駄遣いをしているつもりはないのに貯金できない状態に陥ってしまいます。
貯金のために、まずは毎月何にいくら使っているかを把握してみましょう。
家計の収支のバランスについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
特徴③必要な買い物なのかを一度考えて購入している
貯金ができる人は、本当に必要な買い物かどうかを一度考えて購入します。決して衝動買いはしません。買い物をする際は、まず事前に何を買うか予定を立てます。ネットで購入する場合も、複数のサイトで検討するなど慎重に判断します。
一目惚れで衝動買いをしたり、セール中だからとネットで即座にポチっと購入していたりすると、なかなかお金は貯まりません。本当に必要かどうか冷静に考えて購入すると無駄遣いが減り、貯金ができるようになります。
この記事の内容の他にも、「お金が貯まる29の知恵」を1冊にまとめました。
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収入から無理のない貯金額を計算しよう
「どの程度貯金すればいいのだろう」と悩む人もいるでしょう。無理のない貯金額の目安は「手取り収入の1~2割」と言われています。最新データに基づいた、20代~60代単身世帯と2人以上世帯の最も多い「年間手取り収入からの貯蓄割合」は次のとおりです。
- 単身世帯:手取り収入の9~20%
- 2人以上世帯:手取り収入の10~17%
参考:
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」
実際のデータからも、貯金が手取りの1~2割になっていることがわかります。まずは手取りの1割から始め、慣れてきたら割合を増やすことをおすすめします。
今から貯金を始めるためのお金の管理法
貯金の必要性がわかり、「早速貯金するぞ」と闇雲に出費を削ろうとする人がいますが、その方法では長続きしません。以下で紹介する、今から貯金を始めるためのお金の管理法を参考にすると、スムーズに貯金ができます。代表的な4つの方法をご紹介します。
- 貯金理由と目標金額を計画する
- 事前にいくら貯金をするか考える
- 今使っている支出を見直し、無駄なものを削減する
- 家計簿をつけ、毎月のお金を動きを見える化する
がむしゃらに節約に励むのではなく、現状を知り目標を明確に持つことで、無理なく計画的に貯金を実行できます。以下でそれぞれの方法について解説します。
貯金理由と目標金額を計画する
まず、貯金の理由と目標金額を設定します。そのために、ライフプランを作成することをおすすめします。自分がどのような人生を過ごしたいか、人生の中でどのようなライフイベントが起こり得るかを書き出してみてください。
結婚やマイホームの購入、子どもの教育費など、ライフステージごとに必要な出費を計算すると、貯金の理由と目標金額が明確になります。自分の収入と照らし合わせて、無理のない範囲で貯金をしましょう。
事前にいくら貯金をするか考える
「急いで貯金を始めよう」と即行動に移したいかもしれませんが、事前にいくら貯金をするか考えます。「いつまでにいくら必要だから、毎月〇万円のペースで貯金」と、ゴールから逆算すると数値化しやすいです。
ただし、貯金ペースは前述の「手取りの1~2割」から始めることをおすすめします。貯金を増やしても生活が苦しくないと感じられた場合、無理のない範囲で割合をアップさせてみましょう。
今使っている支出を見直し、無駄なものを削減する
目標等が具体的に定まったら、現在の支出を見直して無駄なものを削減します。支出を把握するために、とりあえず1ヶ月分のレシートを保存し、レシートのない支払いはメモしておきます。
1ヶ月分の支出を見直すと、自分にとって無駄だと思う支出があることに気づかされるでしょう。無駄な支出は無理のない範囲で減らし、その分を貯金に回します。
家計簿をつけ、毎月のお金の動きを見える化する
貯金にとってお役立ちのアイテムである家計簿をつけ、毎月のお金の動きを見える化すると、効果的に貯金できます。家計簿で収支を把握し、毎月少しずつ改善すると無理なく貯金を増やせます。
「家計簿って面倒だし続けられないかも」と不安な場合は、家計簿アプリを利用することもおすすめです。スマホでレシートを撮影するだけで、自動的に集計するアプリもあるので、どなたでもスキマ時間で行えます。
Q.「毎月いくら貯金できていますか?」
貯金額については収入面だけでなく、貯蓄効率も大変重要な指標です。
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貯金ができない人・できる人の特徴をそれぞれ紹介しました。無理のない貯金額の計算方法と、今から貯金を始めるためのお金の管理法も解説しています。貯金ができない人は、自分の生活の収支を把握しておらず、貯金の目標もない場合が多いです。
自分の送りたい人生を明確にすることで、貯金の目標も具体的に決まり、貯金に励むことができます。無理なく計画的に貯金をして、理想のライフプランをかなえてください。