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保険年齢と満年齢は違うの?保険における2種類の「年齢」を解説します

「できるだけ若いうちに保険に加入しておくと保険料が安い」と知っている人は多いものの、実は保険加入の「年齢」の考え方には2種類あることを知っている人は非常に少数です。

そこで本記事では保険における年齢の考え方である保険年齢満年齢を解説します。また、保険料が異なる理由は年齢だけではありません。知っておきたい保険料の内訳も紹介しますので、保険加入を検討している人は確認しておくと安心です。

保険加入年齢が1歳上がるだけでも保険料は変わります。ぜひ、損をしない保険加入の参考にしてください。

保険における「年齢」の考え方は2つある

保険は契約する年齢が非常に重要です。年齢によって保険料が異なるため「誕生日を迎える前に慌てて保険に加入した」という人もいるでしょう。

実は、保険加入に関わる 「年齢」には以下の2種類があります。

  1. 満年齢方式
  2. 保険年齢方式

それぞれの考え方について解説していきます。

①満年齢方式

満年齢とは一般的な年齢の計算方法で、今時点での年齢のことです。満年齢方式の場合は誕生日を境に1歳上がります。

【例】2000年4月1日が誕生日の人が満年齢方式を採用している保険に加入する場合

2021年3月31日を含む日までに一連の契約手続きを済ませると20歳で保険に加入できます。一方、2021年4月1日以降の手続きは21歳での加入です。

②保険年齢方式

契約する時点で満年齢の端数が6ヵ月以下は切り捨て6ヵ月以上は切り上げて計算する方式が保険年齢方式です。保険年齢方式の場合、誕生日から6ヵ月を過ぎると実際の年齢に1歳足した年齢で保険に加入します。

【例】2000年4月1日が誕生日の人が保険年齢方式を採用している保険に加入する場合

2020年10月1日~2021年9月30日は21歳での加入です。2021年3月31日までの実年齢は20歳ですが、保険契約の年齢は21歳になる点に注意しましょう。なお、20歳で加入する場合は2019年10月1日~2020年9月30日の期間に加入手続きを完了しなければなりません。

年齢によって保険料が違うのはなぜ?保険料の内訳

保険は「できるだけ若いうちに加入しておいた方が良い」と言われたことはありませんか。これは保険に加入する年齢と保険料が深く関わっているためです。どうして年齢によって保険料が異なるのでしょうか。

保険料はいわば年齢ごとのリスクをお金に換算したものと考えましょう。例えば20代と60代では病気や怪我、死亡するリスクも大きく異なるため、リスクが高い60代のほうが保険料が高額に設定されています。

また、保険の決定には年齢だけでなく、さまざまな要素が関わっています。ここでは知っておきたい保険料の内訳として、純保険料付加保険料の詳細を解説します。

①純保険料

保険料のうち、将来の保険金や給付金の支払いに充てる予定の部分が純保険料です。純保険料は予定利率予定死亡率の2つを用いて算出されます。特に予定死亡率は年齢によって大きく異なるため、保険料の設定には予定死亡率が深く関わっていることがわかります。

予定利率

保険会社が運用時に約束する利率のことを言い、保険会社が保険契約時に設定します。一般的に予定利率が高ければ保険料は安くなり、予定利率が低ければ保険料は高くなります。

予定死亡率

予定死亡率とは、過去の統計から性別や年齢別の死亡者数を予測し、将来の保険金などの支払いに充てる必要額を算出する際に用いられる数字です。

②付加保険料

保険会社の保険事業の運営などに充当される保険料が付加保険料です。保険会社の社員の給与や代理店に支払う手数料、契約の維持・管理に必要な諸経費も含まれます。この付加保険料は予定事業比率を基準に設定され、諸経費がどの程度かかるかを見込んで保険料に反映させています。

同じような保障内容にも関わらず保険会社によって保険料に差が出るのは、予定事業比率が会社によって異なるためです。インターネットでの手続きができる保険会社も増え、人件費がかからない分、割安な保険料を実現している保険会社もあります。

予定事業比率

保険会社の人件費や事務費用、契約管理費用など、保険会社の運営に必要な費用を想定する際に利用するのが予定事業比率です。

スムーズな保険加入のために!3つの必要事項

せっかく実年齢(保険年齢)が上がる前に加入手続きをしたのに、必要な書類などが揃わず、責任開始日が遅れてしまったというケースは避けたいものです。責任開始日が遅れると、場合によっては実年齢(保険年齢)が1歳上がった内容で契約することになります。

生命保険による保障を受けるためには、一般的に以下の3つの項目の手続きが完了し、生命保険会社が契約を承諾しなければなりません。通常は告知日と初回保険料の払い込み日のいずれか遅い方に遡って保障が開始されます。

  1. 申込書
  2. 告知書
  3. 初回保険料の入金

責任開始日

生命保険会社が契約を承諾した場合に、契約上の責任を開始する時期のことを言います。

①申込書

申込書に記入する前に、契約概要や注意喚起情報を確認します。これらは、解約する場合や生命保険会社が倒産した場合など、これから保険契約を継続する上で必ず確認しなければならないものです。冊子やWEB上で確認することができるもので、契約書類と一緒に保管しておくと良いでしょう。

確認した上で申込書に署名し、生命保険会社に提出します。なお、申込書の日付によって保障の開始日が変わることがありますので正しく記入しましょう。

②告知書

病歴や持病、現在の健康状態を保険会社に申告するために告知書を記入します。一般的な告知内容は以下の通りですが、保険会社や加入する保険商品によって異なるためよく確認しておきましょう。

  • 身長や体重
  • 3ヵ月以内の自らの意志による診察・検査・治療・投薬
  • 2年以内の健康診断や人間ドック・がん検診の結果
  • 障害の有無
  • 妊娠の有無(女性のみ)

なお、告知はありのままに正しく記入しなければなりません。病歴を隠したり偽って加入しようとする行為は告知義務違反です。発覚した場合は契約が解除されたり、給付金が支払われないことがありますので注意が必要です。

③初回保険料の入金

保険会社によっては①申込書と②告知書に加えて、③初回保険料の払い込みを責任開始の条件としていることがあります。

口座振替が設定できることもありますので申込時に確認しましょう。①~③の手続きが完了することで保障が始まるという商品もありますので、保障が開始するタイミングは契約手続き時に確認しましょう。

まとめ:満年齢方式と保険年齢方式の違いを理解した上で加入しよう

今回は保険契約における満年齢方式保険年齢方式を解説しました。保険加入の年齢についてのポイントは以下の通りです。

  • 満年齢方式は誕生日を境に1歳年齢が上がる
  • 保険年齢方式は満年齢の端数が6ヵ月以下は切り捨て、6ヵ月以上は切り上げて計算する

なお、満年齢(もしくは保険年齢)が上がる前に契約手続きを行っても、告知書の提出や初回保険料の入金の手続きが両方完了していない場合は責任開始日が遅れ、結果として契約時の年齢が1歳上がってしまう可能性があります。

保険加入時は満年齢方式と保険年齢方式の違いを理解し、年齢が上がる前に必要な手続きを済ませましょう。

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