充実した生活を送るためには、ある程度のお金が必要です。また、マイホーム資金や子供の教育費、老後資金は高額になるため、お金を増やしたいと考えている人も多いでしょう。
この記事では、初心者のお金の増やし方について解説します。お金を増やすポイントと効率的な投資方法も紹介するので、自分に合ったお金の増やし方を考えてみましょう。
お金を増やす3つの方法
大雑把にいうと、お金を増やす方法は「収入を増やす」「支出を減らす」「効率的に資産運用する」の3つです。収入と支出の差額を毎月積み立て、効率的に運用するのが一般的です。
方法①:収入を増やす
お金を増やす方法の1つ目は、収入を増やすことです。収入を増やす主な方法は次の3つです。
- 現職で昇格・昇給して給与を増やす
- 転職して収入アップする
- 副業で収入をプラスする
仕事での成果やスキルアップ・資格取得などによって出世すれば、目先だけでなく将来的な収入アップも期待できます。ただし、思い通りに出世できないことや、給与が上がるまでに時間がかかるというデメリットもあります。
転職による収入アップは即効性がありますが、転職がうまくいかないリスクもあるため、慎重な検討が必要です。勤務先が副業を認めているなら、副業にチャレンジするという選択肢もあります。即効性があるだけでなく、すぐに辞められるのでリスクを抑えられます。
地道に現職で頑張るか、新しいことにチャレンジするかは個人の選択ですが、リスクを考慮して慎重に判断しましょう。
方法②:ムダな支出を減らす(節約)
2つ目の方法は、ムダな支出を減らすことです。支出を減らした分、積立に回せば確実にお金は増えます。支出を減らすポイントは、支出内容を把握することと支出に優先順位をつけることです。
支出内容を把握するには、家計簿が有効です。支出内容を記録し一定期間分を集計することによって、何にお金を使っているかが明確になります。簡単に使える家計簿アプリもあるので、利用を検討してみましょう。
支出の内訳が明確になったら、次は何にお金を使うか、優先順位をつけましょう。子供の教育費やレジャー費用など、優先度の高い支出は人によって異なります。明らかにムダだと感じる支出は当然ですが、優先度の低い支出も削減できないかどうかを検討してみましょう。
方法③:効果的に資産運用する
3つ目の方法は、効果的に資産運用することです。支出と収入の差額を毎月積み立てるにしても、運用方法によってお金の増え方は大きく異なります。
毎月1万円ずつ10年間積み立てた場合、貯めるお金は運用利回りによって次の通りです。運用益に対する税金は考慮せずに試算しました。
- 利回り1%:約126.1万円(6.1万円増)
- 利回り3%:約139.7万円(19.7万円増)
- 利回り5%:約155.3万円(35.3万円増)
- 利回り7%:約173.1万円(53.1万円増)
運用利回り1%と7%を比較すると、貯まるお金は47万円の差が出ます。積立金額が多かったり積立期間が長ければ、その差はさらに大きくなります。
お金を増やす5つのポイント
解説する3つの方法のいずれかを選択、または組み合わせて自分にあった貯蓄方法を選ぶことになりますが、次のポイントを理解して着実に、かつ効果的にお金を増やしましょう。
ポイント①:貯蓄目的と目標を明確にする
ポイントの1つ目は、何のために、いつまでにいくら貯めるのかを明確にすることです。目的を明確にすることが、貯蓄を継続するモチベーションになるからです。子どもの成長を夢見て教育資金を、マイホームでの生活を想像しながら頭金を貯める、などがイメージしやすいでしょう。
また、いつまでにいくら貯めるという目標が決まれば、目標達成に向けた積立金額や運用方法の選択肢を絞れます。目的と目標を達成するために、自分に合った貯蓄計画を立てましょう。
ポイント②:リスクとリターンを考えて資産運用する
ポイントの2つ目は、リスクとリターンを考えて資産運用することです。お金を増やすには運用利回りが高い方がいいですが、一般的にハイリターンの資産運用はハイリスクです。また、銀行預金などローリスク商品はあまりリターンが大きくありません。
資産運用のリスクとリターンに対する考え方は人によって異なりますが、中長期的にお金を増やすにはミドルリスク・ミドルリターンの資産運用がおすすめです。
また、目先の教育資金を貯めるときはリスクの低い資産運用、何十年も先の老後資金準備は多少のリスクの高い資産運用を選択するなど、目的と運用期間によって最適な運用方法を検討しましょう。
ポイント③:無理のない計画を立て定期的に見直す
ポイントの3つ目は、無理のない計画を立て定期的に計画を見直すことです。貯蓄は継続することが重要であるため、日常生活を圧迫するような無理な計画を立てても失敗に終わります。無駄な支出を抑えることも重要ですが、行き過ぎると続けられなくなります。
家計の収入や支出は、ライフステージの変化とともに変化します。収入が増えたときや子どもが進学して教育費がかかるときなど、収入や支出に大きな変化が生じたときは貯蓄計画も見直ししましょう。
また、運用方法も定期的に見直しましょう。投資初心者のときはリスクを抑えた資産運用がおすすめですが、投資に慣れてくればリスクを取って運用利回りのアップを図るという選択肢もあるります。
ポイント④:税制上の優遇措置を活用する
ポイントの4つ目は、税制上の優遇措置を活用することです。老後資金以外は、「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」がおすすめです。運用益に税金がかからないので、その分を再投資に回してお金を増やせます。
一定金額が貯まれば、一時金でも投資できる「一般NISA」も選択肢です。2024年1月、NISAは投資枠が拡大されるなど、より使いやすい形に改正されます。
老後資金準備は、iDeCo(個人型確定拠出年金)の利用がおすすめです。運用益が非課税になるだけでなく、掛金は全額所得控除されるなどNISAよりも手厚い税制上の優遇措置が受けられます。
ポイント⑤:お金の勉強をしたり専門家に相談する
ポイントの5つ目は、お金の勉強をしたり専門家に相談することです。有利な金融商品の発売や税制改正によって、現在は最適と思われる運用方法も将来は時代遅れになるかもしれません。また、経済情勢の変化によって運用方法の見直しが必要になるケースもあるでしょう。
お金に関する知識や情報にアンテナを張ることで、より効率的な資産運用が期待できます。また、投資に迷ったときや大きな投資をするときには、ファイナンシャルプランナーや金融機関の担当者などの専門家に相談するという選択肢もあります。
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安全かつ効率的な3つの投資方法
初心者におすすめする「安全かつ効率的な投資方法」を紹介します。投資でリスクをなくすことはできませんが、リスクを減らす投資方法としてご理解ください。
投資方法①:長期投資
安全かつ効率的な投資方法の1つ目は、長期投資をすることです。長期投資なら、一定の運用益が期待できる株式などリスクのある資産運用もしやすいからです。
短期的な利益を狙って株式を購入した場合、値上がりで利益を得られることもありますが、値下がりして損をすることもあります。しかし、長期投資なら、値下がりしているときは我慢し値上がりを待って売却することも可能です。
また、短期の売買を目的に不動産投資した場合、株式と同様のリスクが考えられますが、長期の賃貸を目的に不動産投資(マンション投資)すれば安定した収益をあげることも可能です。
投資方法②:積立投資
安全かつ効率的な投資方法の2つ目は、積立型の投資をすることです。一時金で株式などを購入した場合、高値掴みで損をすることもあるでしょう。積立型で毎月一定額を投資すると、投資した商品の購入価格は平準化します。
また、価格が高いときは購入量が減り、安いときにたくさん購入することになるため、長期的に見れば購入価格を抑えることになります。
投資方法③:分散投資
安全かつ効率的な投資方法の3つ目は、投資先を分散することです。分散投資によって、投資先の1つで損をしても、ほかの投資先の利益でカバーできるからです。複数の銘柄の株式を購入して分散投資する方法もありますが、株式と不動産、債券など違う分野に分散するという方法もあります。
また、株式投資信託や不動産投資信託(REIT)など、複数の銘柄に投資する金融商品を購入すれば自動的に分散投資したことになります。
まとめ:自分に合ったお金の増やし方を試行錯誤して見つけよう!
お金を増やす方法は、「収入を増やす」「支出を減らす」「効率的に資産運用する」の3つです。お金を増やすポイントや投資方法などについて解説しましたが、無理して頑張ってもかえって損をすることもあるので注意しましょう。
少しずつ新しいことにチャレンジして、試行錯誤しながら自分に合ったお金の増やし方を見つけることがおすすめです。