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不動産投資ローンの借り換えで返済額はどれだけ下がる?手数料込みで損しない判断基準

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不動産投資ローンの借り換えは、うまくいけば毎月の返済額を下げて、手元に残るお金を増やせる方法です。

ただし、借り換えには手数料がかかるため、返済額だけ見て動くと「思ったより得しない」こともあります。

この記事では、借り換えで返済額が下がる仕組みと、どれくらい下がりそうかの目安、さらに手数料込みで損しない判断基準を中学生でも分かる言葉でまとめます。

目次

不動産投資ローンの借り換えとは?返済額が下がる仕組みをやさしく解説

この章では、借り換えが何をする手続きなのかと、返済額が下がる理由を整理します。

仕組みが分かると、金利や期間の違いを見ても迷いにくくなります。

借り換えは「今のローンを完済して、新しいローンに切り替える」こと

借り換えは、今借りているローンをいったん完済して、別の銀行などで新しくローンを組み直すことです。

「同じ物件なのに、ローンだけ入れ替える」と考えるとイメージしやすいです。

完済といっても、自分のお金で全部払うのではなく、新しいローンのお金で古いローンを返します。

その結果、金利や返済期間などの条件が変わり、毎月の返済額が変わる可能性があります。

なお、借り換えでは書類や手続きが増えますが、きちんと準備すれば進め方はそこまで難しくありません。

金利が下がると、毎月返す利息が減って返済額が下がりやすい

ローンの返済は、大きく分けると「元金」と「利息」を返しています。

金利が下がると、同じ残りの元金に対してかかる利息が小さくなります。

利息が減る分、毎月の返済額が下がりやすくなり、家賃から返済を引いた残り(キャッシュフロー)も増えやすいです。

特に投資ローンは、住宅ローンより金利が高めになりやすいので、金利差が出ると効果が見えやすいことがあります。

ただし、金利が下がっても手数料が高いと得が小さくなるため、金利だけで決めないことが大切です。

返済期間を「同じにするか」「延ばすか」で、毎月額と総返済額が変わる

借り換えでは、返済期間を今と同じにする選び方と、少し延ばす選び方があります。

期間を延ばすと、1回あたりの返済を小さくしやすいので、毎月の返済額は下がりやすいです。

一方で、期間を延ばすと返済する回数が増えるため、利息の合計が増えて、総返済額が上がることがあります。

期間を同じにすると、毎月額の下がり幅は小さめでも、利息合計は減りやすく、長い目で見ると得になりやすいケースがあります。

どちらが良いかは「毎月の余裕を増やしたいのか」「総額を減らしたいのか」をはっきりさせると決めやすいです。

元金が多く残っているほど、金利差の効果が出やすい

金利差の効果は、元金が多く残っているほど大きくなりやすいです。

理由はシンプルで、利息は「残っている元金」に対してかかるからです。

たとえば返済が進んで元金が少ない状態だと、金利が少し下がっても利息の減り方が小さく、毎月額の差も小さくなります。

逆に、借りたばかりで残債が大きい時期は、利息が多く出やすいので、金利差が効きやすいです。

「いつ借り換えるか」で結果が変わるので、残債と残り年数は必ず確認しておきましょう。

投資用ローンは住宅ローンと違い、銀行ごとに条件差が大きい

投資用ローンは、住宅ローンよりも銀行ごとの考え方が違いやすいです。

物件の場所や築年数、家賃の安定度、借りる人の収入や資産など、見られる点が幅広くなります。

同じ人・同じ物件でも、A銀行では低い金利が出て、B銀行では高い金利になることもあります。

さらに、手数料の種類や金額、繰り上げ返済のルールなども銀行によって違います。

だからこそ、借り換えは「1社だけで決める」のではなく、条件を並べて比較するほど成功しやすくなります。

不動産投資ローンの借り換えで返済額はどれだけ下がる?目安の考え方

この章では、借り換えで返済額がどれくらい下がりそうか、現実的な目安の見方を説明します。

「金利差」「残債」「残り年数」を中心に考えると、判断がぶれにくくなります。

目安は「金利差0.5%以上」で検討しやすい

借り換えの検討でよく使われる目安の一つが「金利差0.5%以上」です。

金利差が小さすぎると、手数料を払った分を回収できず、得が出にくいことがあります。

たとえば金利が2.5%から2.2%に下がる程度だと、毎月の差が小さくなりやすいので、手数料込みでは微妙になりがちです。

一方で2.5%から1.9%など、差がはっきり出ると、毎月の返済も下がりやすく、回収も早まりやすいです。

ただしこれはあくまで目安なので、残債と手数料もセットで見てください。

「残債が大きい」「残り年数が長い」ほど下がり幅が出やすい

返済額が下がりやすい条件は、ざっくり言うと「残債が大きい」「残り年数が長い」です。

残債が大きいと、それだけ利息の計算に使われる元金が大きいので、金利差の効果が広がります。

残り年数が長いと、下がった金利の恩恵を受ける期間も長くなるため、利息の合計が大きく減りやすいです。

逆に、残り年数が短いと、そもそも利息を払う期間が短いので、借り換えで得を出すのが難しくなることがあります。

まずは「残債」「残り年数」を紙に書き出すだけでも、判断がぐっと楽になります。

毎月返済額の比較は「返済期間をそろえて」見る

毎月返済額を比べるときに大事なのが、返済期間をそろえて見ることです。

期間を延ばせば毎月額は下がりやすいので、期間が違うまま比べると「下がったように見える」ことがあります。

たとえば残り20年のローンを、借り換えで25年にすると、毎月額は下がって見えますが、その分利息が増える可能性があります。

正しく比べるなら、まず「残り年数は同じ」で新旧の毎月額を比べ、その次に「期間を変えた場合」も追加で検討すると分かりやすいです。

見た目の安さだけで決めず、条件をそろえる意識が失敗を減らします。

毎月額だけでなく「総返済額(利息合計)」も比べる

借り換えの目的が「毎月の負担を軽くする」だけなら毎月額が大切です。

ただ、投資として考えるなら、最終的に銀行に払うお金の合計、つまり総返済額(元金+利息)も重要です。

期間を延ばして毎月額が下がっても、利息合計が増えて、トータルでは損に近づくケースがあります。

反対に、毎月額の下がりは小さくても、利息合計が大きく減るなら、長期では得になることがあります。

「毎月いくら下がるか」と「合計でいくら減るか」の両方を見るのが、投資家としての正しい見方です。

空室リスクもあるので「家賃−返済額」の余裕も確認する

不動産投資では、家賃がずっと満室で入るとは限りません。

空室や家賃の下落があると、家賃収入が減って、返済が重く感じやすくなります。

借り換えで毎月返済が下がると、家賃から返済を引いた残りに余裕が出て、空室が出ても耐えやすくなります。

ただし、返済額を下げるために期間を延ばしすぎると、利息が増えて長期の利益を削る場合もあります。

だからこそ、借り換えは「返済額を下げる」だけでなく、家賃−返済額の安全な余裕を作れるかで考えるのがコツです。

借り換えにかかる主な手数料と「見落としやすい費用」

この章では、借り換えで発生しやすい手数料をまとめて、どこで差が出るのかを説明します。

金利が下がっても、手数料が高いと得が消えるため、費用の全体像を先に押さえましょう。

借り換え費用は、金融機関に払うものと、手続きのために外部へ払うものに分かれます。

「どれが必ず必要で、どれが条件しだいか」を知るだけで、比較が一気に楽になります。

事務手数料は「定額型」と「借入額に比例する型」がある

借り換えでまず出てくるのが事務手数料です。

事務手数料には、数万円などの定額で決まるタイプと、借入額の○%のように比例するタイプがあります。

比例するタイプは、借入額が大きいほど手数料も大きくなりやすいので注意が必要です。

金利が低くても手数料が高いと、回収までの時間が長くなり、借り換えのうまみが減ります。

比較するときは、金利と同じくらい手数料のルールもチェックしましょう。

保証料や保証会社の条件は、投資ローンだと差が出やすい

投資用ローンでは、保証会社が入る条件になることがあります。

その場合、保証料がかかったり、保証会社のルールに合わせた書類が増えたりします。

保証料が「一括で支払い」なのか、「金利に上乗せ」なのかでも、実質の負担が変わります。

金利だけ見ると安く見えても、実は保証料込みだと差が小さいこともあります。

実質の負担を知るために、保証料の有無と支払い方を必ず確認してください。

抵当権の設定・抹消など、登記費用が発生する

借り換えでは、古いローンの抵当権を外し、新しいローンの抵当権を付け直すのが一般的です。

この手続きに登記費用がかかり、司法書士への報酬も発生することがあります。

登記費用は「物件」「借入額」「地域」などで変わるため、見積もりを取ると安心です。

ここを見落とすと、借り換え後に「思ったより費用が多い」と感じやすくなります。

借り換えの判断では、金利差だけでなく登記費用も含めた総費用で考えましょう。

繰り上げ返済手数料や、期限前完済の違約金がかかる場合もある

今のローンを完済する際に、繰り上げ返済手数料がかかる契約もあります。

また、条件によっては期限前完済の違約金が発生する場合もあるため、契約書の確認が大切です。

ネット銀行などでは無料のこともありますが、投資ローンはルールがまちまちです。

この費用は借り換えの初期コストを押し上げるので、回収の計算に大きく影響します。

借り換え前に、今の銀行へ完済にかかる費用を必ず問い合わせておきましょう。

手数料込みで損しない判断基準は?「回収できるか」を数字で決める

この章では、借り換えで損しないための考え方を「回収」という言葉で整理します。

手数料を払っても、その後の利息減で取り返せるかを数字で見れば、迷いにくくなります。

借り換え判断は、感覚よりも計算が向いています。

難しい式を覚える必要はなく、シンプルな見方だけでも十分役に立ちます。

基本は「借り換え費用 ÷ 毎月の改善額」で回収月数を出す

一番分かりやすいのは、回収までの月数を出す方法です。

考え方は「借り換えにかかる費用」を「毎月どれだけ得するか」で割るだけです。

たとえば費用が60万円で、毎月の返済が1万円下がるなら、60か月(5年)で回収できるイメージです。

回収月数が短いほど、借り換えのリスクは小さくなりやすいです。

回収できる前に売却する可能性があるなら、特にこの計算が重要になります。

「売却予定」や「繰り上げ返済予定」があるなら、回収前に終わらないか確認する

投資物件は、いつか売ることもありますし、繰り上げ返済をする人もいます。

もし回収に5年かかるのに、2〜3年で売る予定なら、借り換え費用を回収できない可能性が高いです。

また、早めに繰り上げ返済すると利息が減るため、借り換えの「金利差による得」も小さくなることがあります。

つまり、借り換えは「この先どれくらいローンを続けるか」とセットで考える必要があります。

予定がある人ほど、回収の前にイベントが来ないかを先に確認しましょう。

「毎月額を下げたい」か「総額を下げたい」かで正解が変わる

借り換えのゴールを決めないと、比較がぶれます。

毎月の返済を下げて生活や運転資金を楽にしたいなら、毎月額の改善を重視するのが自然です。

一方で、長期で利益を増やしたいなら、利息合計を減らして総額を下げることが重要になります。

同じ借り換えでも、期間を延ばすかどうかで結果が逆になることがあるので注意してください。

目的が決まれば、選ぶ条件もはっきりします

金利だけでなく「実質金利(費用込みの負担)」のイメージを持つ

借り換えでよくある失敗は、金利が低いという一点だけで決めてしまうことです。

現実には、手数料や保証料、登記費用などが加わるので、体感の負担は金利どおりにならないことがあります。

そこで「費用込みで見たら、実際はどれくらいの負担か」という視点が役に立ちます。

難しい計算が苦手でも、「回収月数」と「総返済額の差」を見れば、実質の差が見えやすいです。

借り換えは、金利の数字よりもトータルの得で決めましょう。

借り換えの流れと、事前にそろえると楽になる書類

この章では、借り換えの一般的な流れを順番に説明します。

先に全体像を知っておくと、途中で慌てにくく、審査もスムーズになりやすいです。

必要書類は銀行によって違いますが、よくあるものは共通しています。

「何を出すか」を先に把握して、準備の手間を減らしましょう。

最初は「条件の比較」から始めて、見積もりで差を見える化する

借り換えは、まず複数の金融機関の条件を集めるところから始まります。

見るべき点は金利だけでなく、手数料、保証料、期間、繰り上げ返済のルールなどです。

口頭の説明だけだと混乱しやすいので、できれば見積もりやシミュレーションを紙でそろえます。

同じ条件(期間をそろえるなど)で比較すると、得か損かが見えやすくなります。

比較の土台をそろえることが、借り換え成功の第一歩です。

申し込みと審査では「人の信用」と「物件の安定」が見られる

投資ローンの審査は、借りる人の収入や資産、借入の状況などが見られます。

同時に、物件の立地、築年数、家賃の入り方、空室の状況など、物件の安定もチェックされます。

家賃が安定して入っている物件は評価されやすいことが多いです。

反対に、空室が長い、家賃が大きく下がったなどがあると、条件が厳しくなる場合があります。

審査では、「返せる見込み」と「家賃が続く見込み」をセットで示す意識が大切です。

審査が通ったら契約し、旧ローン完済と登記で切り替える

審査に通ると、金利や期間などの条件が確定し、契約へ進みます。

契約後、新しいローンの資金で旧ローンを完済し、ローンの入れ替えが行われます。

同時に抵当権の抹消と設定などの登記手続きが進みます。

ここでは司法書士が関わることも多く、書類の押印や本人確認が必要になることがあります。

手続きが終われば借り換え完了で、ここから新しい条件で返済が始まります。

用意しておくと安心な書類は「本人」「物件」「家賃」の3つ

借り換えでよく求められるのは、本人確認書類や収入が分かる書類です。

物件については、売買契約書、重要事項説明書、登記簿の情報、固定資産税の書類などが使われることがあります。

家賃については、賃貸借契約書、家賃の入金が分かる明細、レントロールなどが求められる場合があります。

銀行によって呼び方や範囲は違いますが、「誰が借りるか」「何を担保にするか」「家賃は入っているか」を確かめたい点は共通です。

先にそろえておくと、やり取りが早くなり、結果として借り換え全体がスムーズになります。

よくある失敗パターンと、借り換え前に見るチェックリスト

この章では、借り換えで起きやすい失敗を先に知って、同じ落とし穴を避けるためのポイントをまとめます。

「金利が下がったのに得が少ない」というケースは、だいたい原因が決まっています。

チェック項目を先に用意しておくだけで、判断ミスは大きく減らせます。

最後に自分で確認できる形にしておきましょう。

毎月額だけで喜んで、期間延長で総額が増えるケースに注意

借り換えで毎月の返済が下がると、気持ち的に安心しやすいです。

ですが、その下げ方が「期間を延ばしただけ」だと、利息が増えて総額が上がることがあります。

投資では、毎月の余裕も大事ですが、長期の利益も同じくらい大事です。

だから、毎月額を見るときは、必ず総返済額(利息合計)も一緒に比べてください。

毎月の楽さと、トータルの得の両方で判断するのが安全です。

手数料の合計を見ずに動いて、回収が長すぎるケース

借り換えの費用は、事務手数料だけではありません。

保証料、登記費用、司法書士報酬、完済にかかる手数料などが積み上がります。

これを合計しないまま進めると、「回収まで10年」など長すぎる計画になってしまうことがあります。

回収が長いと、金利が変わる、家賃が下がる、修繕が必要になるなど、予想外のことが起きる可能性も高くなります。

費用の合計と回収月数は、借り換え前に必ず出しておきましょう。

金利タイプの違いを理解せず、将来の返済が増えるリスクを見落とす

ローンには、金利がずっと固定のタイプと、途中で変わるタイプがあります。

変わるタイプは、今は低く見えても、将来上がると返済が増える可能性があります。

投資では、返済が増えるとキャッシュフローが減り、空室や修繕に弱くなります。

借り換えのときは、「今の安さ」だけでなく「上がったらどうなるか」も考えておくと安心です。

最悪のケースでも耐えられるかを一度シミュレーションしておきましょう。

借り換え前チェックリストで、判断の抜けを防ぐ

最後に、借り換え前に見ると便利なチェックリストをまとめます。

「金利差はどれくらいか」「残債と残り年数はどうか」「手数料合計はいくらか」をまず確認します。

次に「回収月数は何か月か」「回収前に売却予定はないか」「毎月の家賃−返済額に余裕が出るか」を見ます。

そして「総返済額(利息合計)は減るか」「金利タイプのリスクは理解できているか」を最後に確認します。

この順で見れば、手数料込みで損しない判断に近づきやすくなります。

まとめ:借り換えは「金利差」より「トータルで得か」を見るのが正解

借り換えは、今のローンを完済して新しいローンに切り替え、金利や期間の条件を良くして返済の負担を減らす方法です。

ただし、手数料や登記費用などの初期コストがあるため、回収できるかを数字で確認してから動くのが安全です。

目安として金利差0.5%以上は検討しやすい一方で、残債や残り年数、売却予定の有無で結果は大きく変わります。

「毎月額」と「総返済額」を両方比べ、家賃−返済額の余裕まで含めて判断できれば、借り換えは投資の安定に強い味方になります。

不動産投資ローンの借り換えで返済額はどれだけ下がる?手数料込みで損しない判断基準

不動産投資ローンの借り換えは、条件しだいで毎月の返済額を下げられる方法です。とはいえ、借り換えには手数料や登記費用などがかかるため、金利だけを見て動くと「思ったほど得しない」こともあります。この記事では、借り換えの仕組みから、返済額がどれだけ下がりやすいかの目安、そして手数料込みで損しない判断基準までを、できるだけやさしい言葉で説明します。

不動産投資ローンの借り換えとは?返済額が下がる仕組みをやさしく解説

この章では、借り換えの意味と、返済額が変わる理由を整理します。

仕組みが分かると、金利や期間の数字を見たときに迷いにくくなります。

借り換えは「今のローンを完済して、新しいローンに切り替える」こと

借り換えとは、今のローンをいったん完済して、新しい金融機関でローンを組み直すことです。自分のお金で完済するというより、新しいローンの資金で古いローンを返し、ローンだけ入れ替えるイメージです。物件は同じでも、金利や返済期間などの条件が変わるので、毎月の返済額が変わる可能性があります。手続きは増えますが、流れを知って準備すれば、必要以上にむずかしいものではありません。

借り換えは「より良い条件に引っ越す」ようなものです。ただし、引っ越しに費用がかかるのと同じで、借り換えにも手数料がかかります。だからこそ、条件だけでなく費用もセットで見ることが大切です。ここを押さえるだけで、借り換えの失敗は大きく減ります。

金利が下がると、毎月返す利息が減って返済額が下がりやすい

ローン返済は大きく「元金」と「利息」に分かれます。金利が下がると、同じ元金に対してかかる利息が小さくなります。その結果、毎月の返済額が下がりやすくなり、家賃から返済を引いた残りのお金も増えやすいです。投資用ローンは住宅ローンより金利が高めになりやすいため、金利差が出ると効果が見えやすいことがあります。

ただし、金利が下がっても、手数料が高いと得が小さくなることがあります。とくに「最初に払う費用」が大きいと、回収に時間がかかります。借り換えでは、金利の安さだけで決めないことが基本です。金利と費用をいっしょに比べる姿勢が重要になります。

返済期間を「同じにするか」「延ばすか」で、毎月額と総返済額が変わる

借り換えでは、返済期間を今と同じにする方法と、期間を延ばす方法があります。期間を延ばすと毎月の返済額を下げやすく、家計や手元資金の負担が軽く見えます。ですが、返済回数が増えるぶん利息が増えて、総返済額が上がる場合があります。逆に期間を同じにすると、毎月額の下がり幅は小さくても、利息合計を減らしやすいです。

どちらが正解かは「何を優先するか」で変わります。毎月の余裕を作りたいなら期間延長が合うこともありますし、長期の利益を大切にするなら期間維持が向くこともあります。大事なのは、毎月額と総返済額の両方を見て決めることです。毎月だけ下がっても、長い目で損をしては意味がありません。

元金が多く残っているほど、金利差の効果が出やすい

金利差の効果は、元金が多く残っているほど大きくなりやすいです。利息は「残っている元金」に対してかかるため、元金が大きいほど利息の差も大きくなります。借りたばかりで残債が大きい時期は、金利差が効きやすく、借り換えのうまみが出やすいです。逆に返済が進んで元金が少ないと、金利が下がっても差が小さくなりやすいです。

同じ金利差でも、残債が3000万円なのか、500万円なのかで結果は変わります。また、残り年数が短いと、そもそも利息を払う期間が短いので、差が出にくいことがあります。だから借り換えでは、残債と残り年数を必ずセットで確認しましょう。この2つを見ないと、得か損かを正しく判断できません。

投資用ローンは住宅ローンと違い、銀行ごとに条件差が大きい

投資用ローンは、住宅ローンよりも金融機関ごとの考え方が違いやすいです。物件の場所や築年数、家賃の安定度、借りる人の収入や資産など、見られる点が幅広いからです。同じ人・同じ物件でも、A銀行は良い条件、B銀行は厳しい条件ということが普通にあります。さらに、手数料の種類や金額、繰上返済のルールも銀行で変わります。

そのため、借り換えを成功させたいなら、最初から1社だけで決めないほうが安全です。複数の候補を並べると、「金利は安いが手数料が高い」などの特徴が見えてきます。比較するときは、金利・期間・費用・リスクを同じ表の中で見るのがコツです。条件差が大きい世界だからこそ、比べた人が強くなります。

不動産投資ローンの借り換えで返済額はどれだけ下がる?目安の考え方

この章では、借り換えで返済額がどれくらい下がりそうかの目安を説明します。

ポイントは「金利差」「残債」「残り年数」を中心に、同じ条件で比べることです。

目安は「金利差0.5%以上」で検討しやすい

借り換えでは「金利差0.5%以上」が一つの目安として使われます。金利差が小さいと、毎月の差も小さくなり、手数料を回収しにくくなるからです。たとえば0.2%だけ下がっても、初期費用が大きいと、得が出るまでに時間がかかります。逆に0.5%以上の差が出ると、毎月の利息が目に見えて減りやすく、検討の価値が上がります。

ただし、この数字はあくまで目安です。残債が小さければ0.5%でも効果が小さいことがありますし、残債が大きければ0.3%でも意味が出ることもあります。大切なのは、金利差だけで決めないことです。次の項目のように、残債と年数もあわせて見ましょう。

「残債が大きい」「残り年数が長い」ほど下がり幅が出やすい

借り換えで下がり幅が出やすいのは「残債が大きい」「残り年数が長い」ケースです。残債が大きいほど、利息の計算に使われる元金が大きくなり、金利差の効果が増えます。残り年数が長いほど、低い金利の恩恵を受ける期間も長くなり、利息合計が減りやすいです。この2つがそろうと、借り換えの効果が出やすくなります。

逆に、残り年数が短いと、利息を払う期間が少ないため、差が出にくいです。さらに、手数料を回収する前にローンが終わってしまうこともあります。借り換えは、残りの時間があるほど有利になりやすいと覚えると分かりやすいです。まずは現状の残債と残り年数を、正確にメモしましょう。

毎月返済額の比較は「返済期間をそろえて」見る

毎月返済額を比べるときは、返済期間をそろえることが大切です。期間を延ばすと毎月額は下がりやすいので、期間が違うまま比べると「下がったように見える」ことがあります。たとえば残り20年を、借り換えで25年にすれば、毎月は楽になります。ですが、その分だけ利息が増える場合があり、長期では損に近づくことがあります。

おすすめは、まず「残り年数を同じ」にした場合の毎月額と総返済額を比べることです。そのうえで、期間を延ばした場合も別パターンとして検討します。こうすると、本当に条件が良くなったのかを見分けやすいです。見た目の安さに引っぱられないようにしましょう。

毎月額だけでなく「総返済額(利息合計)」も比べる

借り換えは毎月の負担を減らすだけでなく、利息合計を減らして利益を増やす狙いもあります。毎月額が下がっても、期間を延ばした結果、利息合計が増えるなら長期の利益は減ります。逆に、毎月額の差が小さくても、利息合計が大きく減るなら、長い目で見て得になることがあります。投資としては、総返済額を無視すると判断を間違えやすいです。

比べるときは「今の条件のまま払った場合」と「借り換え後に払う場合」の総返済額を並べましょう。ここに借り換え費用も足して、トータルで比較します。毎月の得と、合計の得の両方を見ることが、損しないための基本です。片方だけを見ると、良い判断になりにくいです。

空室リスクもあるので「家賃−返済額」の余裕も確認する

不動産投資では、空室が出たり家賃が下がったりするリスクがあります。返済がギリギリだと、空室が少し出ただけで赤字になり、持ちこたえにくくなります。借り換えで返済額が下がれば、家賃から返済を引いた残りに余裕が出て、空室のダメージを受けにくくなります。これは借り換えの大きなメリットです。

ただし、返済額を下げるために期間を延ばしすぎると、利息が増えて長期の利益を削ることがあります。毎月の余裕と、長期の利益のバランスが大切です。借り換えでは、家賃−返済額がどれだけ安全になるかも必ず確認しましょう。数字で見える安心を作るのが目的です。

不動産投資ローンの借り換えで手数料はいくらかかる?代表的な費用の内訳

この章では、借り換えでかかりやすい費用の種類をまとめます。

金利が下がっても、費用が大きいと得が消えるため、内訳を知っておくことが重要です。

融資事務手数料(定額型・定率型のどちらかが多い)

融資事務手数料は、借り換え先の金融機関に払う「手続きの費用」です。定額で数万円などに決まっていることもあれば、借入額の何%という定率型のこともあります。定率型は借入額が大きいほど手数料も大きくなるので、残債が大きい人ほど影響が出ます。金利が低くても、この手数料が高いと回収が遅くなるため注意が必要です。

比較するときは「金利が何%か」だけでなく「手数料がいくらか」も同じくらい大切です。手数料の説明は小さく書かれていることがあるので、見積もりで必ず確認しましょう。とくに定率型は、数字をかけ算すると金額が大きくなりやすいです。最初に払う費用の合計に直結する部分なので、ここは丁寧に見てください。

保証料(かかる銀行とかからない銀行がある)

保証料は、保証会社を使う場合に発生する費用です。銀行によっては保証会社を必須にしていたり、保証料を不要としていたりします。保証料は一括で払うタイプもあれば、金利に上乗せされて気づきにくいタイプもあります。見た目の金利が低くても、保証料込みだと差が小さいことがあるので注意が必要です。

保証料があるかどうかは、借り換えの損得に大きく影響します。金利と保証料を別々に見るのではなく、トータルで見た負担を意識しましょう。分からないときは「保証料は別でいくらですか」「金利に上乗せですか」と聞くと整理できます。実質の負担を見える形にするのが大事です。

繰上返済手数料(今の銀行で発生することがある)

借り換えでは、今の銀行のローンを完済するため、繰上返済の手続きが発生します。そのときに繰上返済手数料がかかる契約があります。ネット型のローンでは無料のこともありますが、投資用ローンはルールがバラバラです。ここを見落とすと、借り換え費用が想定より増えてしまいます。

まずは今の銀行に「完済にいくらかかるか」を確認しましょう。完済時の費用は、借り換え先ではなく現ローン側で決まるので、比較表に入れ忘れがちです。手数料が高い場合、金利差のメリットが小さくなることがあります。出口の費用として必ず計上しておきましょう。

登記費用(抵当権の抹消・設定の登録免許税)

借り換えでは、古い抵当権を外して、新しい抵当権を付け直すのが一般的です。このとき、登録免許税などの登記費用がかかります。登記費用は法律上の税金も含むため、ゼロにはできません。物件数が多い人や借入が大きい人は、合計も大きくなりやすいです。

登記費用は、借り換えの「見えにくい固定費」のようなものです。金利がいくら下がっても、登記費用は基本的に必要になるので、最初から予算に入れておきましょう。見積もりを取ると、より現実的に判断できます。必ずかかりやすい費用として先に押さえるのが安全です。

司法書士報酬(登記の手続きの代行費用)

登記手続きは専門性があるため、司法書士に依頼することが多いです。その代行費用が司法書士報酬です。金額は依頼先や内容で変わり、物件の状況によって作業が増えることもあります。登記費用とセットで発生するため、合算して考えると分かりやすいです。

司法書士報酬は「どこに頼むか」で差が出ることがあります。ただし、銀行が指定する場合もあるので、その場合は条件として受け入れる必要があります。見積もりの内訳で、報酬と税金が分かれているかを確認しましょう。登記まわりの費用はまとめて整理するとミスが減ります。

印紙税(金銭消費貸借契約書などの印紙代)

借り換えで新しい契約書を作ると、印紙税がかかることがあります。代表例は金銭消費貸借契約書などです。印紙税は契約金額によって段階があり、一定額を払う必要があります。金利差の計算では忘れがちですが、確実にコストとして出ていきます。

印紙税は高額になりすぎることは多くありませんが、ゼロではありません。小さな費用を積み上げると、回収年数に影響することがあります。見積もりに「印紙代」が入っているか、または別途なのかを確認しましょう。細かい費用ほど見落としやすいので注意が必要です。

火災保険・地震保険の見直しで追加が出る場合がある

借り換えをすると、保険の条件を見直す必要が出る場合があります。たとえば銀行の条件で、補償内容や保険期間の考え方が変わることがあります。すでに入っている保険をそのまま使えることもありますが、追加で費用が出るケースもあります。保険は「もしも」に備える大事な仕組みなので、安さだけで削るのは危険です。

借り換え前に、現在の保険の内容と、借り換え先が求める条件を照らし合わせましょう。差があるなら、追加費用が出るか、内容変更で対応できるかを確認します。ここも借り換え費用に含めて考えると、判断が正確になります。保険の変更コストも見積もりに入れておくと安心です。

不動産投資ローンの借り換えで損しない判断基準は?手数料込みで得かを見分ける方法

この章では、借り換えが「得か損か」を見分けるための具体的な考え方をまとめます。

ポイントは、返済額だけでなく、手数料込みのトータルで比べることです。

判断は「手数料込みの総返済額」で比べる

借り換えで一番大切なのは、手数料込みで総返済額がどう変わるかです。毎月の返済が下がっても、手数料で相殺されれば意味がありません。総返済額は「元金+利息+借り換え費用」の合計で考えると分かりやすいです。この合計が小さくなるなら、基本的には得になりやすいです。

比較するときは、条件をそろえて試算することが大切です。返済期間が違うと総額が変わりやすいので、まずは同じ期間で比べましょう。そのうえで、期間延長など別パターンも確認します。トータルで得かを軸にすると、判断がぶれません。

何年で元が取れるかは「回収年数(損益分岐)」で見る

借り換え費用は最初にまとまって出ていくので、「何年で取り返せるか」を見るのが有効です。よく使うのが回収年数(損益分岐)で、借り換え費用を毎月の改善額で割って考えます。たとえば費用60万円で毎月1万円得するなら、60か月で回収というイメージです。回収が短いほど、借り換えのリスクは小さくなりやすいです。

回収年数を見るときは、売却予定や繰上返済予定もセットで考えましょう。回収前に売るなら、借り換え費用を回収できない可能性があります。投資では予定が変わることもあるので、少し余裕を持って見積もると安全です。回収できる見込みを数字で持つことが、損しないコツです。

金利タイプ(変動・固定)で将来の上がり下がりも考える

金利には、ずっと同じ金利の固定型と、変わる可能性がある変動型があります。変動型は今の金利が低く見えることがありますが、将来上がると返済額が増えるリスクがあります。固定型は安心感がある一方で、最初の金利が高めのことがあります。どちらにも良さと注意点があります。

投資用では、返済が増えるとキャッシュフローが減り、空室や修繕に弱くなります。だから、変動型を選ぶなら「金利が上がったらいくら増えるか」を試算しておくと安心です。固定型を選ぶなら「安心のためにいくら上乗せしているか」を理解すると納得感が出ます。将来の変化も含めて判断しましょう。

団信の有無や内容が変わるなら、保障の価値も加味する

金融機関によっては、団体信用生命保険(団信)の有無や内容が変わることがあります。団信は、もしものときにローン返済を助ける仕組みで、家族や資産を守る意味があります。団信が付くことで安心が増える一方、金利が上がったり、別の費用が増えたりする場合もあります。投資だからこそ、保障の価値も軽視しないほうがよいです。

団信の有無で条件が変わるなら、「金利差だけ」では正しく比べられません。保障が増えるなら、それは見えないメリットとして価値があります。逆に保障が減るなら、その分のリスクが増えます。お金と安心のバランスを考えて、納得できる形を選びましょう。

返済期間を延ばして月を下げるなら、総額が増えないか確認する

期間延長で毎月額を下げるのは、手元資金を守るうえで役立つことがあります。ですが、期間を延ばすと利息の合計が増え、総返済額が上がることがあります。毎月が楽になっても、長期の利益が減るなら投資としてはもったいないです。だから、期間延長をするなら、総返済額がどうなるかを必ず確認しましょう。

確認のコツは、期間を同じにした試算と、延ばした試算を両方出すことです。両方を並べると「毎月いくら楽になる代わりに、合計がいくら増えるか」が見えます。数字が見えると、判断が感情に流れにくくなります。毎月と総額の交換条件を理解して選ぶことが大切です。

家賃収入が下がっても耐えられる「返済比率」になっているか見る

借り換えでは、返済額が下がることで安全度が上がる場合があります。ここで役立つのが「返済比率」の考え方で、家賃に対して返済がどれくらいの割合かを見るイメージです。返済が家賃に対して大きすぎると、少し家賃が下がっただけで赤字になりやすいです。逆に比率に余裕があると、空室や修繕の波に耐えやすいです。

返済比率を見るときは、満室の家賃だけでなく、空室や家賃下落を少し見込んだ数字で考えると安全です。たとえば「家賃が1割下がったらどうなるか」を試すだけでも、弱点が見えます。借り換えは、利益を増やすだけでなく、倒れにくい形を作る手段でもあります。耐えられる返済になっているかを最後に確認しましょう。

不動産投資ローンの借り換えが向いている人・向いていない人の特徴

この章では、借り換えが合いやすい人と、慎重になったほうがよい人の特徴をまとめます。

自分がどちらに近いかを知ると、借り換えの優先度が決めやすくなります。

向いている人:金利差が大きい人(例:今が高めの金利)

借り換えが向いているのは、今の金利が高めで、下げられる可能性がある人です。金利差が大きいほど、利息が減りやすく、毎月の返済額も下がりやすいです。金利差が出ると、手数料を回収するスピードも上がりやすくなります。つまり、得が見えやすい状態だと言えます。

今の金利が「相場より高いかも」と感じるなら、比較する価値があります。比較するだけなら大きな損はありませんし、条件が悪ければ借り換えしなければよいだけです。まずは候補を集めて、金利差がどれくらい出るかを見てみましょう。金利差が大きいほど、借り換えは強力になりやすいです。

向いている人:残債が大きく、返済期間がまだ長い人

残債が大きく、返済期間が長い人は、借り換えの効果が出やすいです。利息は元金に対してかかるため、元金が大きいほど差が出ます。さらに、残り年数が長いほど、低い金利の恩恵を受ける期間が長くなります。この組み合わせは、借り換えで得が出やすい典型です。

また、回収年数を考えても、長く持つ前提なら回収できる可能性が高まります。売却予定が当面ない人ほど、借り換えのメリットを取り込みやすいです。もちろん、手数料が高いと効果が薄れるので、費用も必ず確認しましょう。残債と年数は借り換え判断の土台になります。

向いている人:物件の稼働が安定していて家賃が落ちにくい人

家賃収入が安定している物件は、借り換え審査でも有利になりやすい傾向があります。空室が少なく、家賃が安定して入るほど、返済の見通しが立てやすいからです。借り換えにより返済が下がれば、さらに安全度が上がり、投資が安定しやすくなります。つまり、良い循環を作りやすい状態です。

反対に、家賃が不安定だと、借り換え後に少しのズレで苦しくなることがあります。安定している人ほど、借り換えのメリットを安心して活かしやすいです。物件の稼働状況や家賃の推移を整理して、数字で説明できるようにしておくと強いです。安定は最大の味方です。

向いていない人:残り年数が短く、手数料の回収が難しい人

残り年数が短い人は、借り換えで得を出しにくいことがあります。利息を払う期間が短いので、金利差の恩恵を受ける時間が少ないからです。そこに手数料が乗ると、回収が終わる前にローンが終わってしまう可能性があります。借り換えは、時間があるほど有利になりやすい点を思い出しましょう。

もちろん、金利差が非常に大きいなら短期でも得になることはあります。ですが、一般的には回収年数が長くなりがちです。まずは回収年数を出し、ローンが終わるまでに回収できるかを確認してください。回収できない借り換えは避けるのが基本です。

向いていない人:空室が多い・家賃下落が強いエリアの人

空室が多い物件や、家賃が下がりやすいエリアは、借り換えの審査が厳しくなることがあります。たとえ借り換えできても、家賃がさらに下がると返済が苦しくなるリスクがあります。借り換えは返済を下げられる可能性がある一方で、手数料で手元資金が減る面もあります。空室が多い状況で手元資金が減ると、修繕や募集の費用が出しにくくなることがあります。

こうしたケースでは、借り換えよりも先に「稼働を安定させる」「家賃の見直し」「管理の改善」を優先したほうが安全な場合があります。借り換えは万能ではなく、土台が弱いと効果が出にくいです。まずはキャッシュフローの安全度を高めることを考えましょう。先に安定、次に借り換えが基本です。

向いていない人:追加の自己資金が出せない人(諸費用・手元資金)

借り換えには、事務手数料や登記費用など、最初にまとまった費用がかかります。自己資金に余裕がないと、この費用を払った時点で手元資金が薄くなり、急な修繕や空室に対応しにくくなります。借り換えで毎月が少し楽になっても、短期の資金ショートが起きたら本末転倒です。投資は「続けられること」がとても大事です。

自己資金が厳しい場合は、借り換え費用をどう用意するかを先に考えましょう。費用をローンに含められるケースもありますが、その分借入が増えたり条件が変わったりします。無理に借り換えするより、まず資金の余裕を作るほうが安全な場合があります。手元資金は命綱だと考えてください。

不動産投資ローンの借り換えをするときの流れと、失敗しない進め方

この章では、借り換えの具体的な流れを、順番に説明します。

手続きは多いですが、やることを分解して進めれば、失敗リスクを下げられます。

今のローン条件を整理する(金利・残債・残年数・繰上返済手数料)

最初にやるべきことは、今のローン条件を正確に整理することです。金利、残債、残り年数、返済方法(元利均等など)を確認します。あわせて、完済時にかかる繰上返済手数料や違約金の有無も確認します。ここがあいまいだと、借り換え後の比較もあいまいになります。

数字は、銀行の返済予定表やネットの明細で確認できます。特に残債と残年数は、借り換えの効果を左右する土台なので、間違えないようにしましょう。費用の見落としもここで防げます。現状整理が一番大事と言ってもよい作業です。

借り換え候補の銀行に事前相談して条件感をつかむ

次に、借り換え候補の銀行に事前相談し、条件感をつかみます。投資用ローンは銀行ごとに得意・不得意があるため、最初から合いそうなところを探すのが効率的です。事前相談では、金利だけでなく、事務手数料、保証料、期間、団信、物件条件の許容範囲などを聞きます。

ここで大切なのは、1社で満足しないことです。投資用は条件差が大きいので、複数行に当たるだけで結果が変わりやすいです。条件感が分かれば、次の試算がしやすくなります。比較の材料を集める段階です。

概算で「手数料込みの総返済額」を試算して足切りする

候補が出たら、概算で手数料込みの総返済額を試算し、微妙な候補を足切りします。ここでは細かい精度より「得になりそうか、なりにくいか」を早く分けるのが目的です。毎月返済の差、利息合計の差、初期費用の合計をざっくり入れて、回収年数も見ます。回収が長すぎるものは、早めに外したほうが時間を節約できます。

足切りのコツは、返済期間をそろえたパターンで比較することです。期間が違うと毎月額が変わりやすく、判断がぶれます。総返済額と回収年数がある程度よく、条件も納得できる候補だけを本審査に進めると効率的です。本命だけ残す作業だと考えましょう。

必要書類を集めて本審査に出す(物件資料・賃貸借契約など)

足切りできたら、必要書類を集めて本審査に出します。投資用ローンは「本人の信用」と「物件の安定」が両方見られるため、書類が多くなりやすいです。物件資料としては、売買契約書、重要事項説明書、登記情報、固定資産税の資料などが求められることがあります。賃貸借契約書や家賃入金の実績、レントロールなども重要です。

ここでのポイントは、書類を「ただ出す」ではなく、分かりやすく整えることです。たとえば家賃入金の証拠は、月ごとに並べて見えるようにするだけで印象が変わります。確定申告や収支資料も、説明がしやすい形にすると通りやすくなります。見せ方で損しないようにしましょう。

承認後に金消契約→登記→決済→旧ローン完済の順で進む

本審査に通って承認が出たら、手続きは一気に進みます。基本の流れは、金銭消費貸借契約(いわゆる金消契約)を結び、抵当権の登記手続きの準備をし、決済日を決めて実行し、その資金で旧ローンを完済する順番です。登記は司法書士が関わることが多く、書類の押印や本人確認が必要になります。ここは日程調整が重要です。

特に注意したいのは、関係者が多い点です。銀行、司法書士、場合によっては管理会社や売主側(過去書類の取得)などが絡みます。誰か一人が遅れると決済がずれ、トラブルになりやすいです。だから早めに日程を押さえて動きましょう。最後は段取り勝負です。

失敗防止は「複数行比較」と「スケジュール余裕」がカギ

借り換えで失敗しないための最大のコツは、複数行を比較することです。投資用ローンは条件差が大きく、1社だけだと「それが普通」と思い込んでしまいます。比較すると、金利・手数料・団信・繰上返済ルールのクセが見えます。これだけで判断の質が上がります。

もう一つのカギがスケジュールの余裕です。書類集め、審査、日程調整は想像以上に時間がかかることがあります。余裕がないと、焦って条件を妥協したり、決済がずれて余計な費用が出たりします。借り換えは急がず、余裕のある段取りで進めましょう。

不動産投資ローンの借り換えで審査は何を見られる?通りやすくするポイント

この章では、借り換え審査で見られやすいポイントを整理します。

何を見られるかが分かると、準備すべき資料がはっきりして、通りやすさが上がります。

年収・勤務先・勤続年数などの属性

まず見られるのは、借りる人の基本情報です。年収、勤務先、勤続年数、雇用形態などが確認されます。これは「安定して返せそうか」を判断するための材料です。投資用ローンでも、結局は人の信用が大事です。

年収が高いほど有利になりやすい一方、年収だけで決まるわけではありません。勤務の安定や過去の返済履歴も見られることがあります。提出資料は正確にそろえ、説明が必要な点は短く整理しておくとよいです。信用の土台をきれいに見せましょう。

他の借入状況(住宅ローン・カードローン・自動車ローンなど)

次に、他の借入状況が見られます。住宅ローン、カードローン、自動車ローン、リボ払いなど、返済がどれくらいあるかがチェックされます。借入が多いと、返済余力が小さいと判断されやすいです。カードの利用枠が大きいだけでも、警戒される場合があります。

借り換え前に不要な借入を減らせるなら、それだけで見え方が良くなることがあります。特に使っていないカード枠の整理や、少額の高金利ローンの完済は効果が出やすいです。審査は「今の状態」で見られるので、できる範囲で整えましょう。借入の整理は通りやすさに直結します。

物件の評価(立地・築年数・構造・賃貸需要・担保価値)

投資用では、物件の評価も重要です。立地、築年数、構造、周辺の賃貸需要、売りやすさなどが見られます。銀行は万が一のとき、担保としての価値も考えるからです。人気エリアや需要のある物件は評価されやすい傾向があります。

築年数が古い物件は厳しくなることもありますが、絶対に無理というわけではありません。立地が良い、稼働が安定している、修繕計画があるなど、プラス材料があれば評価されることもあります。物件の強みを説明できる資料を用意しましょう。物件の説得力が大切です。

家賃の実績(入居率・家賃水準・滞納の有無)

家賃の実績は、返済の現実性を示す大きな材料です。入居率が高いか、家賃が相場から大きく外れていないか、滞納がないかが見られます。安定して家賃が入っているほど、銀行から見ても安心です。逆に空室が多いと、返済計画が弱いと判断されやすいです。

ここは数字が強い武器になります。レントロール、賃貸借契約書、入金履歴などを整えて出しましょう。滞納があった場合でも、原因と改善策を説明できれば印象が変わることもあります。家賃の信頼性を示すのがポイントです。

返済余力(家賃が下がっても返せるか)

銀行は、家賃がずっと今のまま入るとは考えません。家賃が下がったり、空室が出たりしても返せるかという返済余力を見ます。ここで余裕があるほど、審査は通りやすくなりやすいです。借り換えで返済が下がれば、返済余力が改善する可能性もあります。

返済余力を示すには、家賃の安全側の見積もりが役に立ちます。たとえば「家賃が1割下がっても返せる」など、ストレステストの考え方です。数字で示すと説得力が上がります。耐える力を見せましょう。

通りやすくするコツ:確定申告や収支資料をわかりやすく整える

通りやすさを上げるコツの一つは、確定申告や収支資料を分かりやすく整えることです。投資用では、数字の説明ができるかが重要です。収入、経費、手残り、修繕の履歴などが整理されていると、銀行が判断しやすくなります。逆に資料がバラバラだと、同じ内容でも不安に見えやすいです。

おすすめは、1年ごとの収支を1枚にまとめ、家賃の入金と返済の流れが見えるようにすることです。難しい表を作る必要はありませんが、見れば分かる形にしておくと強いです。資料は「説明のための道具」です。分かりやすさは信用につながります。

通りやすくするコツ:不要な借入を減らし、カード枠も整理する

もう一つのコツは、不要な借入を減らすことです。使っていないカードローン枠や、不要なクレジットカードを整理するだけでも見え方が変わります。銀行は「いつでも借りられる枠」もリスクとして見ることがあるからです。借入が少ないほど、返済余力が大きいと判断されやすいです。

できれば審査前に、リボ残高の解消や、金利の高い小さな借入の完済を検討しましょう。生活に支障が出ない範囲で整えるだけでも十分です。借り換えは条件を良くする行動なので、審査側から見て「整っている人」に見えるほど有利です。整理は最強の対策です。

不動産投資ローンの借り換えでよくある落とし穴と注意点

この章では、借り換えでよくある失敗パターンを紹介します。

落とし穴を先に知っておけば、同じミスを避けやすくなります。

毎月返済が下がっても、返済期間が延びて総額が増える

一番多い落とし穴は、毎月返済が下がったことだけで満足してしまうことです。返済期間を延ばせば毎月は下がりやすいですが、利息合計が増えて総返済額が上がることがあります。投資では長期の利益が大切なので、ここを見落とすと後悔につながりやすいです。毎月の楽さと、総額の損得を必ずセットで見ましょう。

対策は、期間をそろえた比較と、期間を延ばした比較の両方を出すことです。すると「毎月いくら下がる代わりに合計がいくら増えるか」が見えます。交換条件が分かれば、納得して選べます。毎月だけで決めないのが鉄則です。

手数料が想定より高く、回収できない

借り換え費用は、事務手数料だけではありません。保証料、登記費用、司法書士報酬、印紙税、旧ローン側の完済手数料などが積み上がります。これらを合計すると、想定より大きくなり、回収が長くなることがあります。回収できない借り換えは、やる意味が薄くなります。

対策は、費用をすべて足して回収年数を出すことです。回収が長いなら、他の銀行を探すか、今は見送るのも合理的です。借り換えは「得になるときだけやる」もので、無理にやる必要はありません。費用の総額を見える化しましょう。

変動金利で借り換えて、将来の金利上昇で負担が増える

変動金利は、今は安く見えることがあります。しかし、将来金利が上がると返済が増え、キャッシュフローが減ります。不動産投資は修繕や空室など、別の出費もあるため、返済増が重なると苦しくなりやすいです。今の安さだけで選ぶと、将来のリスクを見落とします。

対策は、金利が上がった場合の返済額を試算し、耐えられるかを確認することです。家賃が下がった場合も同時に試すと、より安全側になります。変動を選ぶなら「耐えられる設計」にすることが大切です。最悪を想定してから選ぶと失敗しにくくなります。

抵当権の手続きが多く、決済日程が詰まってトラブルになる

借り換えは、抵当権の抹消と設定など、登記の手続きが発生します。関係者が増え、日程調整が難しくなることがあります。特に書類の準備が遅れると決済日がずれ、余計な利息や手数料が発生することもあります。焦って進めると、トラブルの原因になります。

対策は、スケジュールに余裕を持ち、早めに司法書士や銀行と段取りを固めることです。必要書類は「提出期限」を先に確認し、先回りして動きます。借り換えの最後は段取り勝負です。余裕が最大の保険になります。

空室や修繕のタイミングで資金が足りなくなる

借り換えでは、最初にまとまった費用が出ていきます。そのタイミングで空室が出たり修繕が重なったりすると、手元資金が足りなくなるリスクがあります。毎月返済が下がるとしても、短期の資金不足が起きれば投資は不安定になります。借り換えはキャッシュフロー改善だけでなく、資金繰りの視点が重要です。

対策は、借り換え費用を払っても残る手元資金を確認し、余裕を確保することです。修繕の予定が近いなら、借り換えの時期をずらす判断もあります。安全に進めるなら、借り換えで手元資金を削りすぎないことが大切です。資金の余裕が投資の生命線です。

借り換え後の繰上返済条件が不利で、出口戦略が取りにくい

借り換え後のローンは、繰上返済の条件が今より不利になることがあります。たとえば繰上返済手数料が高い、回数や金額に制限があるなどです。将来売却するときや、利益が出たときに繰上返済したい人にとっては、出口戦略が取りにくくなる可能性があります。金利が低いだけで決めると、この部分を見落としがちです。

対策は、借り換え前に「繰上返済のルール」を確認し、将来の動き方と合うかを見ることです。売却の可能性があるなら、完済時の費用や手続きも含めて確認しましょう。借り換えは「今の得」だけでなく「将来の動きやすさ」も大切です。出口まで考えるのがプロの判断です。

不動産投資ローンの借り換えに関するよくある質問

この章では、借り換えでよく出る疑問に答えます。

細かい点の不安を減らし、判断をスムーズにするための補足です。

借り換えのベストなタイミングはいつ?

ベストなタイミングは、「金利差が出て、手数料を回収できる見込みがあるとき」です。一般的には、残債が大きく、残り年数が長いほど有利になりやすいです。また、物件の稼働が安定していて審査に通りやすい状態も重要です。金利が下がっている時期はチャンスになりやすいですが、費用込みで得かを確認するのが前提です。

もう一つは、修繕や空室が重なりそうな時期を避けることです。借り換え費用で手元資金が減るため、資金が必要な時期に重ねると危険です。家賃が安定していて、手元資金にも余裕がある時期が進めやすいです。得+安全がそろう時期を狙いましょう。

築古物件でも借り換えできる?

築古でも借り換えできる場合はあります。ただし、築年数が古いほど、銀行の評価が厳しくなる傾向はあります。ポイントは立地と稼働の安定、そして修繕の状況です。家賃が安定して入り、修繕履歴や今後の計画が整理されていると、安心材料になります。

また、銀行によって築年数の許容範囲が違うため、相性が大きいです。築古に強い金融機関もあれば、築浅中心のところもあります。だからこそ複数行比較が重要です。築古は相性勝負だと考えると分かりやすいです。

自己資金ゼロでも借り換えできる?

自己資金ゼロでも借り換えできるケースはありますが、ハードルは上がりやすいです。理由は、借り換えには事務手数料や登記費用などの初期費用がかかり、手元資金がないと資金繰りが不安に見えるからです。金融機関によっては、費用を借入に含める提案が出ることもありますが、その分条件が変わる場合があります。

自己資金が少ない人は、まず「借り換え後にどれだけ余裕が出るか」を重視しましょう。毎月の返済が下がっても、短期で資金ショートするなら危険です。可能なら、少しでも手元資金を作ってからのほうが安全です。無理のない資金繰りが優先です。

法人名義でも借り換えできる?

法人名義でも借り換えは可能です。むしろ投資では法人で持つ人も多く、法人向けの商品を持つ金融機関もあります。ただし、法人の場合は決算書や事業内容、代表者の情報など、見られる資料が増えやすいです。法人の財務が安定しているほど、条件は良くなりやすいです。

法人での借り換えは、金融機関によって得意分野が分かれます。物件の種類や規模、地域で相性もあります。個人よりも「数字の説明」が重要になりやすいので、資料を整えると通りやすさが上がります。法人は資料勝負です。

一棟と区分で審査や金利は違う?

違うことがあります。一棟は家賃収入がまとまる一方、空室が出ると影響も大きく、修繕費も大きくなりがちです。区分は規模が小さい分、管理しやすい面もありますが、エリアや物件の質で差が出ます。銀行はリスクの見え方が違うため、審査や金利に差が出ることがあります。

ただし、一棟だから不利、区分だから有利、と単純には決まりません。立地、築年数、稼働、借り手の属性などの組み合わせで決まります。自分の物件タイプに強い銀行を探すのが近道です。物件タイプで相性が出ると覚えておきましょう。

同じ銀行内で条件だけ変えることはできる?

銀行によっては、借り換えではなく「条件変更」や「金利交渉」ができる場合があります。たとえば金利の引き下げや、返済期間の見直しなどです。手数料や登記が少なく済む可能性があり、うまくいけば借り換えより楽な場合もあります。まずは今の銀行に相談してみるのも一つの手です。

ただし、投資用ローンは住宅ローンほど柔軟でないこともあります。条件変更に手数料がかかる場合もあります。交渉の材料として、他行の見積もりが役立つこともあります。借り換え前に交渉という選択肢も覚えておきましょう。

借り換えで連帯保証人や保証会社は変わる?

変わることがあります。借り換えはローン契約を新しくするため、保証会社が変わったり、連帯保証人の扱いが変わったりする場合があります。法人の場合は代表者保証が求められるケースもあります。条件によっては、今より負担が増えることもあれば、軽くなることもあります。

ここは金利と同じくらい重要です。保証の条件が変わると、リスクや家族への影響も変わります。契約前に、保証人の要否、保証会社の条件、団信などを含めて確認しましょう。契約の中身を最後まで見ることが大切です。

まとめ

不動産投資ローンの借り換えは、金利や条件を見直して、毎月返済や総返済額を減らせる可能性がある方法です。ですが、事務手数料や登記費用などのコストがあるため、手数料込みの総返済額で得か損かを判断することが欠かせません。

進め方としては、まず現状のローン条件を整理し、複数行で条件感を集め、概算で足切りしてから本審査に進むのが安全です。審査では属性だけでなく、物件の評価や家賃実績、返済余力が見られるため、収支資料や入金実績を分かりやすく整えるほど通りやすくなります。

落とし穴として、期間延長で総額が増える、手数料が高く回収できない、変動金利で将来負担が増える、日程調整でトラブルになる、手元資金が薄くなる、繰上返済条件が不利になる、などがあります。借り換えは急がず、余裕を持って比較し、出口まで見据えて決めることが成功のコツです。

最終的には、毎月の楽さだけでなく、投資としての利益と安全度が上がるかを基準にしましょう。借り換えは、条件が合えば強い武器になりますが、条件が合わないなら見送る判断も正解です。数字で納得できる借り換えを選んでください。

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