マンション投資に興味がある方なら、一度は「デュアルタップ」という会社の名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。しかし、ネット上では「デュアルタップは怪しい」といった声も見られます。
この記事では、株式会社デュアルタップの基本情報から、なぜ「怪しい」と言われるのか、その理由や実際の評判・口コミについて詳しく解説していきます。
実際に投資を検討している方や、情報収集をしている方に向けて、中立的かつ分かりやすくまとめています。信頼できる不動産投資会社を選ぶための参考になれば幸いです。


デュアルタップは本当に怪しい会社なのか?基本情報をチェック
まずは、デュアルタップという会社がどんな企業なのか、基本的な情報を確認してみましょう。企業の信用度を図る上では、会社の歴史や上場の有無、主力事業などを知ることが重要です。
株式会社デュアルタップの会社概要
株式会社デュアルタップは2006年に設立された不動産会社です。東京都中央区に本社を構え、主にマンションの開発と販売を手がけています。
資本金は約2億円で、従業員数はグループ全体で200名を超えています。国内外の不動産マーケットに対応した柔軟な事業展開を行っていることが特徴です。
また、企業理念として「信頼と価値の提供」を掲げており、顧客との長期的な関係性を重視している点も見逃せません。
公式サイトやIR情報を確認することで、透明性の高い経営を行っていることもわかります。
上場企業としての実績がある
デュアルタップは2016年に東京証券取引所マザーズ市場(現在はグロース市場)に上場しています。上場には厳格な審査があるため、ある程度の経営健全性が求められます。
上場企業という点から見ても、「怪しい会社」と一概に決めつけるのは早計でしょう。財務情報や事業報告書などを公開しており、投資家向け情報の開示も行っています。
上場企業であることは一定の信頼性を担保する材料になります。
ただし、上場しているからといってすべてが安心というわけではないので、個別の情報もよく確認することが大切です。
主力事業は投資用マンションの開発と販売
デュアルタップの主力事業は、首都圏を中心とした投資用マンションの開発・販売です。自社ブランド「XEBEC(ジーベック)」シリーズは、特に単身者向けとして人気があります。
物件選定から設計、施工、販売、アフターサポートまで一貫した体制を整えており、オーナーにとっては安心して任せられる仕組みが構築されています。
また、物件の管理運営もグループ会社を通じて行っているため、ワンストップでサービスを提供している点が強みです。
投資初心者に対しても分かりやすい資料や説明を用意しており、敷居の低さが評価されています。
デュアルタップが怪しいと言われる理由とは?
企業としての基本情報を見る限り、デュアルタップが違法な活動をしているという証拠はありません。しかし、なぜ「怪しい」と言われることがあるのでしょうか?
営業電話がしつこいから
ネット上では「何度も営業電話がかかってくる」「断っても再度電話が来る」といった書き込みが目立ちます。これが「しつこい」「怪しい」と感じさせる要因の一つとなっています。
不動産業界では一般的に電話営業が行われており、特に投資用不動産ではターゲット層に絞ってアプローチすることが多いです。
一度興味を持ったと見なされると、積極的な営業が行われる可能性があります。
電話が迷惑に感じられる場合は、はっきりと「今後連絡は不要」と伝えるのが効果的です。
高利回りを強調するセールストークが多いから
不動産投資において利回りは大きな判断材料となりますが、デュアルタップの営業では「高利回り物件」という言葉が頻繁に登場すると言われています。
もちろん利回りが高いこと自体は悪いことではありませんが、現実と乖離した数値が提示されることがあるため、注意が必要です。
シミュレーションに用いられる前提条件(空室率・修繕費・金利など)をよく確認しましょう。
過剰な期待を抱かせるセールストークは、結果として「怪しい」という印象を与える原因になっています。
初心者にも積極的に販売しているから
デュアルタップは、投資初心者にも積極的に物件を販売していることで知られています。これは一見すると「敷居が低くて親切」な印象を受けますが、裏を返せば「知識のない人に高額商品を売っている」と捉える人もいます。
投資用不動産は数千万単位の買い物であり、慎重に検討するべき対象です。
初心者向けとはいえ、リスクや注意点についてもきちんと理解したうえで判断することが重要です。
セミナーや無料相談を活用し、自分でも調査する習慣を身につけましょう。
デュアルタップの怪しい評判と実際の口コミを比較してみよう
「怪しい」と感じるかどうかは、実際の利用者の声や口コミを見て判断することが大切です。ここでは、SNSや口コミサイト、体験談からさまざまな評価を紹介します。
TwitterやXの書き込みでは不信感の声もある
Twitter(旧X)では、「デュアルタップから何度も電話が来る」「営業がしつこくて怖かった」といったネガティブな投稿が散見されます。
中には「説明が分かりにくかった」「押し売り感があった」といった内容もあり、対応の個人差や営業担当者の質によって印象が分かれているようです。
一方で、「投資に対して熱心だった」「勉強になった」というポジティブな意見も少なくありません。
感情的な投稿もあるため、あくまで参考程度に捉えましょう。
口コミサイトでは評価が分かれている
Googleレビューや不動産投資関連の口コミサイトを見ると、星3前後の評価が多く、賛否両論といった印象です。
「担当者が親切だった」「説明が丁寧だった」といった好意的な意見もあれば、「期待していた収益が出なかった」「トラブル対応に時間がかかった」といった否定的なコメントもあります。
レビューの内容をよく読み、書かれた背景や具体的なエピソードを確認することが重要です。
一つ一つの口コミだけで判断するのではなく、全体の傾向を見ることをおすすめします。
利用者の体験談では「丁寧な対応」との声もある
実際にデュアルタップを利用した人の中には、「初めての投資でも安心して進められた」「契約後のフォローがしっかりしていた」といった体験談もあります。
特に、アフターサポートや賃貸管理の対応が評価されているケースが目立ちます。
一部の不満はあるものの、全体としては「誠実な対応をしてくれた」と感じている利用者も少なくありません。
こうした体験談を複数確認することで、より客観的な判断材料が得られるでしょう。
デュアルタップのメリット3つ
デュアルタップには、他の不動産投資会社にはない特徴や強みがあります。ここでは、特に注目すべき3つのメリットをわかりやすく紹介します。
東京23区の駅近物件を多く提供している
デュアルタップが手がける物件の多くは、東京23区内の駅から徒歩10分以内という好立地にあります。これは、入居希望者にとって大きな魅力であり、空室リスクを下げる要因にもなります。
都心部では賃貸需要が高いため、駅近の物件は安定した入居率が期待できます。通勤や通学の利便性が高いため、学生や会社員など幅広い層に支持されています。
立地の良さは、将来的な売却や賃料アップの可能性にもつながります。
このような条件の物件を揃えている点は、投資家にとって非常に大きなメリットといえるでしょう。
サブリース契約で空室リスクを軽減できる
デュアルタップでは、サブリース契約(家賃保証制度)を活用することができます。これは、物件を一括して管理会社が借り上げ、空室の有無に関係なく家賃が支払われる仕組みです。
この制度を利用することで、毎月の収入が安定し、空室による不安を大きく減らすことができます。
特に初心者にとって、収益の予測が立てやすくなるのは大きな安心材料です。
ただし、サブリース契約には注意点もあるため、契約内容をしっかり確認することが大切です。
ワンルーム投資で初心者にも始めやすい
デュアルタップが提供する物件は、単身者向けのワンルームタイプが中心です。これにより、比較的低価格で不動産投資を始めることができます。
ワンルームは需要が安定しており、物件管理も比較的簡単です。また、購入後の運用も自社やグループ会社が代行してくれるため、手間がかかりません。
初めて不動産投資を行う人にとって、手が出しやすく管理のしやすい選択肢といえるでしょう。
小さな一歩から始めて、経験を積むことでより大きな投資にステップアップすることも可能です。
デュアルタップのデメリット3つ
メリットがある一方で、デュアルタップにはいくつかのデメリットも存在します。リスクを理解したうえで判断することが、後悔しない投資への第一歩です。
物件価格が相場より高めのケースがある
デュアルタップの物件は、駅近やブランド性を重視しているため、価格が相場よりもやや高めになることがあります。
新築や築浅物件が多いことも価格の高さに影響しており、利回りが思ったより低くなることもあります。
表面利回りだけで判断せず、実質利回りや収支シミュレーションを確認することが重要です。
購入時には、他社の類似物件と比較しながら慎重に判断しましょう。
売却時に思ったほど価格が伸びないこともある
不動産投資は購入時よりも、将来売却したときにどれだけ利益が出るかが重要です。特に新築物件は、数年で価値が落ちる「初期減価」があるため、売却価格が想定より下がる可能性があります。
東京23区とはいえ、エリアによっては物件価値が安定しないケースもあり得ます。
売却益を重視した投資を考えている人は、事前に将来的なエリアの評価も調査する必要があります。
長期保有によるインカムゲイン(家賃収入)を重視した戦略の方が向いている場合もあります。
ローン返済によるキャッシュフローの圧迫がある
不動産投資では、多くの人がローンを組んで物件を購入します。デュアルタップの物件は価格が高めのため、月々の返済額も相応に大きくなります。
場合によっては、家賃収入よりもローン返済や管理費、修繕積立金などの支出が上回る「マイナスキャッシュフロー」になることもあります。
投資前には、返済計画を綿密に立て、余裕のある資金繰りを確保することが不可欠です。
金利の変動リスクなども考慮に入れて、慎重な判断が求められます。
デュアルタップが向いている人
最後に、どのような人がデュアルタップのサービスに向いているのかを整理してみましょう。不動産投資は人それぞれの目的や状況に合った選択が大切です。
都心の不動産に興味がある人
デュアルタップは、東京23区を中心とした都心部の物件を取り扱っているため、都心の資産価値に魅力を感じている人に向いています。
立地が良い物件は、安定した賃貸需要があり、将来的な資産価値の維持にも期待ができます。
都市部での資産形成を考えている人にとって、検討に値する選択肢となるでしょう。
交通アクセスや生活利便性を重視する人にもぴったりです。
不動産投資初心者で手厚いサポートを求める人
デュアルタップは、初心者向けに資料請求や無料セミナー、個別相談などのサポート体制を充実させています。
初めての不動産投資は不安が多いものですが、丁寧な説明や購入後のサポートを重視する人には安心感があります。
また、物件管理や家賃回収なども一括で依頼できるため、手間をかけずに投資を始められます。
副業として不動産投資を考えているサラリーマンにも適しているでしょう。
長期的に資産運用を考えている人
不動産投資は短期的な利益を狙うよりも、長期的な家賃収入と資産形成を目的とする人に適しています。
デュアルタップが扱う物件は、新築や築浅が多いため、長期保有に向いています。
年金対策や老後の資産形成として、不動産を活用したいと考える人にとっては有効な選択肢です。
10年、20年というスパンで安定的な資産を築きたい人には、特におすすめです。
デュアルタップで不動産投資を始める際の注意点3つ
デュアルタップでの不動産投資は多くのメリットがありますが、契約を結ぶ前に注意しておきたいポイントも存在します。ここでは、失敗しないために押さえておきたい3つの注意点をご紹介します。
営業トークだけで判断しない
不動産の営業は熱心であることが多く、魅力的な話をたくさん聞かされることもあります。しかし、それだけで判断してしまうのは危険です。
例えば、「必ず利益が出る」「人気エリアだから安心」といった言葉には、具体的な根拠があるかをしっかり確認しましょう。
感情的に判断するのではなく、数字やデータをもとに冷静に比較・検討することが大切です。
営業担当の印象に左右されすぎず、複数の選択肢を持つことで納得のいく判断ができます。
物件の利回りや立地条件を自分でも確認する
紹介された物件の利回りや立地条件は、自分でも必ずチェックしましょう。利回りの数値は、見せ方によって高く見える場合があり、実際の運用結果とは異なることもあります。
立地についても、最寄り駅までの距離や周辺環境、将来的な開発計画などを確認することが重要です。
現地に足を運んで自分の目で見ることで、図面やパンフレットではわからない情報を得ることができます。
信頼できる第三者のアドバイスを受けるのもおすすめです。
サブリース契約の内容を細かくチェックする
サブリース契約は、家賃保証があるという点で安心感がありますが、その内容には注意が必要です。中には「2年ごとに家賃が見直される」「解約には違約金が発生する」などの条件がついている場合があります。
契約書の内容は必ず細部まで読み、疑問があれば遠慮せず質問しましょう。
不利な条件が含まれていないか、弁護士や専門家に相談して確認するのも安心です。
将来的なリスクも含めて理解したうえで契約を結ぶことが、長期的な成功につながります。
デュアルタップを怪しいと感じた人のよくある疑問とその答え
ネットで「怪しい」と言われると不安になりますよね。ここでは、よくある3つの疑問について、わかりやすく解説します。
上場しているのになぜ怪しいと言われるの?
デュアルタップは東京証券取引所のグロース市場に上場している企業です。上場には一定の審査基準があり、財務情報の開示も義務づけられています。
それでも「怪しい」と言われるのは、営業手法やセールストークの強さが原因であることが多いです。しつこい電話や過剰なセールスは、不快感や不信感を生みやすいからです。
上場企業であっても、営業の現場では人によって対応に差があるため、個別のケースで判断することが必要です。
企業の信用性は、公開されている情報や実績、サービス内容を自分で調べて判断しましょう。
営業がしつこいのは法律違反じゃないの?
しつこい営業は不快ですが、法律違反とは限りません。不動産業界では「宅地建物取引業法」や「特定商取引法」によって一定のルールが定められています。
例えば、断っているのに繰り返し電話をかけることや、虚偽の説明をすることは法律に触れる可能性があります。
明らかに迷惑と感じる場合は、「今後の連絡はお断りします」と明確に伝えましょう。
それでも改善が見られない場合は、消費者センターや不動産業協会に相談することもできます。
本当に儲かるのか不安だけど大丈夫?
不動産投資に「絶対に儲かる」はありません。デュアルタップのような企業を利用しても、空室や家賃下落、修繕費の増加など、さまざまなリスクがあります。
ただし、立地の良い物件を選び、長期的に運用することで安定した収益を得られる可能性は十分にあります。
大事なのは、事前にしっかりと情報を収集し、自分に合った投資プランを立てることです。
必要に応じて専門家のアドバイスを受けながら進めることで、不安を減らして投資をスタートできます。
まとめ
デュアルタップは、東京23区内の好立地物件を中心に扱う不動産投資会社で、上場企業としての信頼性や初心者向けのサポート体制が整っている点が魅力です。
一方で、営業スタイルの強さや物件価格の高さといったデメリットも存在します。「怪しい」と感じるかどうかは、その人の受け取り方や経験によって異なるでしょう。
重要なのは、情報を鵜呑みにせず、自分自身で調査・比較・判断を行うことです。
デュアルタップに限らず、不動産投資を成功させるためには、正しい知識と冷静な視点が欠かせません。
この記事が、不動産投資を始めるうえでのヒントや判断材料になれば幸いです。