資産運用の1つである不動産投資に興味はあるけれど、何から始めればいいのか悩んでいる人は多いです。初心者が不動産投資を始める際、手始めに本を読むことは非常に有効な勉強方法といえます。この記事では、不動産投資を勉強するための本の選び方、おすすめの本などを紹介します。不動産投資を始める際の参考にしてください。
目次
不動産投資の勉強を始めるなら本を読むのが一番早い
不動産投資の勉強をしようと思っている人は、本を読むことから始めましょう。不動産投資にはリスクがあり、失敗すると多額の資産が減る可能性があります。初心者は、不動産投資を始める前に、本を読んで勉強し基礎知識を学んだうえで、セミナーなどに参加すれば、理解が深まります。
不動産投資に関する本の選び方とは?
不動産投資に関する本を選ぶときに、どのようなことに気をつければよいのかを解説します。
わかりやすく基本が学べる本を選ぶ
不動産投資の初心者は、基本が学べる教科書のような本を選びましょう。不動産投資には専門用語が非常に多いです。初めは、専門用語が少なく、丁寧にわかりやすく解説された本がおすすめです。基本を理解せずに、レベルの高い本を選ぶと、読み進めること自体が難しくなる可能性があります。
漫画やイラスト入りの本を選ぶ
漫画・イラスト・図説入りの本を選ぶと、視覚的にわかりやすく読みやすいです。不動産に関する知識は、文章だけでは理解しにくいことがあります。漫画・イラスト入りの本を読めば、理解にかかる時間を短縮できるため、初心者にはおすすめです。
不動産投資して成功した人の本を読む
実際に不動産投資で成功した人の本を読みましょう。不動産投資をどのようにして成功させたのかを知ることは非常に大切です。成功者が利益を得るために気を付けたいことや、成功のポイント・方法などを理解できます。
不動産投資のリスクに関する本も読んでみる
不動産投資のリスクが解説されている本を読みましょう。不動産投資はメリットだけでなく、リスクもたくさんなります。デメリットは何なのか、どのようなリスクがあるのかも理解しておく必要があります。
本を選ぶ際の注意点とは?
本を選ぶ際の注意点について解説します。
情報が古い本は選ばない
発行年月が数年も前の本など、情報が古い本は選ばないようにしましょう。間違った知識・古い情報が掲載されている可能性があります。不動産投資には、不動産に関する税金・建築基準法・需要のある物件など、現時点の知識を知ることが必要です。時流や法律などの変化に対して迅速に対応している本を選びましょう。
セミナー集客や宣伝に終始している本は選ばない
セミナーへの集客のために書かれた本を選ばないように気を付けましょう。不動産業者の中には、自社のセミナーへの集客を目的とし、自費出版している業者もあります。セミナーに参加することは悪くはないですが、自分で勉強しようとしている人には不向きといえます。自社に都合のよいことが多く記載されている可能性もあります。
【鉄板】不動産投資初心者におすすめの本8選
不動産投資の初心者が読んでおくとよい、おすすめの本を8冊紹介します。
金持ち父さん、貧乏父さん
タイトル:金持ち父さん、貧乏父さん
著者:ロバート・キヨサキ
出版社:筑摩書房
学校では教えてくれないお金についての知識がわかりやすく解説されている本です。世界中で売れているロングセラーで、日本でもブームが起こりました。「資産と負債の違いとは?」「持家は資産なのか?」など、基本的なことから解説されていて、非常にわかりやすいです。
マンガでわかる!はじめての不動産投資
タイトル:マンガでわかる!はじめての不動産投資
著者:木内哲也
出版社:住宅新報社
不動産投資を始めるときに、初心者が抱きやすい疑問に答えてくれます。漫画で描かれているので、初心者が最初に読む本としておすすめです。不動産市況や投資指標をどのように読み解くのか、物件選びはどうすべきか、金融機関を選ぶにはどうすればいいのかなど、具体的な不動産投資のやり方の解説もあります。
世界一やさしい不動産投資の教科書1年生
タイトル:世界一やさしい不動産投資の教科書1年生
著者:浅井佐知子
出版社:ソーテック社
不動産投資を始める際、初心者や不動産投資1年生が十分に理解できるように、やさしく解説されています。物件選び・不動産の契約前・購入後の空室対策まで、すべてをこの1冊で学べます。不動産の管理・運営の方法・売買益を出すための方法もわかりやすく解説されています。
1年目から成功する不動産投資村田式ロケット戦略のすべて
タイトル:1年目から成功する不動産投資村田式ロケット戦略のすべて
著者:村田幸紀
出版社:宝島社
物件のリスクを重視した不動産の投資法が解説されています。サラリーマン時代に不動産投資をして失敗した著者が、その後投資方針を変更し再挑戦した結果、成功しています。不動産投資の失敗も成功もしている著者だからこそ伝えられる、不動産投資成功の秘訣が語られています。
不動産投資 1年目の教科書:これから始める人が必ず知りたい80の疑問と答え
タイトル:不動産投資 1年目の教科書:これから始める人が必ず知りたい80の疑問と答え
著者:玉川陽介
出版社:東洋経済新報社
不動産投資初心者の人、なかなか不動産投資がうまくいかない人におすすめの本です。不動産投資のルールなど、始めに把握しておかなければならない事項の解説のほか、初心者が抱きやすい疑問80個にQ&A方式で丁寧に答えています。物件の選び方・融資の活用法・収支計画の書き方・リスク回避法など、初心者が知っておくべき内容が網羅されています。
はじめての不動産投資成功の法則
タイトル:はじめての不動産投資成功の法則 改訂版
著者:藤原正明
出版社:幻冬舎
エリアや物件の選び方から購入後の経営方法まで、不動産投資に必要な知識が解説されています。初心者が感じる「不動産投資はどのように始めればいいのか」「リスクを抑えるにはどうすればいいのか」といった疑問に、不動産のプロが回答しています。不動産の具体的な管理方法も充実していて、売買益ではなく家賃収入が欲しい人にもおすすめです。人気だった2014年版に、最新情報や事例、豊富な図表を追加した最新版です。
図解 知識ゼロからはじめる 不動産投資の入門書
タイトル:図解 知識ゼロからはじめる 不動産投資の入門書
著者:小峰悟
出版社:ソシム
著者は「一般社団法人不動産投資家育成協会」の認定講師であり、著者の実体験に基づくアドバイスなど、図解を用いてわかりやすく解説されています。知識ゼロの人に寄り添った、初心者のための入門書といえます。自分の年収や資産では不動産投資は無理なのではないかと思っている人におすすめです。
初心者を代表して「不動産投資」について教わってきました!
タイトル:初心者を代表して「不動産投資」について教わってきました!
著者:金川顕教
出版社:サンライズパブリッシング
不動産投資の初心者が知りたいことに答えてくれ、疑問や不安を解消してくれます。不動産投資に必要な年収と貯蓄はどのくらいか、人口が減少しても大丈夫なのか、購入物件はどういったものがいいのかなどの内容が、生徒と先生の会話形式で解説されています。
本以外で不動産投資の知識を深めるなら?
初心者が不動産投資について勉強を始める際には本を読むのがおすすめですが、それ以外にどのような勉強方法があるのかを解説します。
物件概要書を沢山読む
物件概要書とは、物件の価格・利回り・住所・土地や建物についての情報などが記載されている資料で、不動産会社から取り寄せられます。数多くの物件概要書を読んでいくと、物件の適切な価格帯・利回りなどがわかるようになります。家にいながら不動産についての勉強ができ、知識を深められます。
資料請求をする
不動産投資を支援する投資会社の資料をいくつか請求してみましょう。不動産投資についての資料には、基本的な内容も解説されています。ただし、不動産投資会社の資料は自社を宣伝用に作成されているため、情報が正誤を自分で判断する必要があります。
不動産セミナーに参加する
ある程度の知識が得られたら、不動産セミナーに参加しましょう。講師に疑問点を直接質問できたり、不動産投資の仲間をつくれたりなどのメリットがあります。本を読んでもよくわからないところがでたときや、気軽に相談できる仲間が欲しいときに活用してみましょう。
まとめ
不動産投資の初心者は、基礎的な知識を身につけるために、本を読むことから始めましょう。基本的なことが理解できたら、セミナーに参加するなどにすれば、より具体的な知識を得られます。不動産投資にはリスクもあり、何も知らずに始めることは危険です。