初心者が読むべき不動産投資のおすすめ入門書を紹介

MONEY JOURNAL編集部

監修者:MONEY JOURNAL編集部

資産形成のポイント・最新情報をわかりやすくご紹介します。

不動産投資を始めるにあたって、初心者向けの入門書を活用してしっかりと知識を身に付けておくことは大切です。セミナーや勉強会に参加する場合でも、事前に書籍で知識を身に付けておくと理解が深まります。

この記事では、これから不動産投資を始めたい人に向けて、不動産投資に役立つ本のジャンルを紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次

なぜ不動産投資本がおすすめなのか

まずは、不動産投資について学ぶ方法として、不動産投資本の活用がおすすめである理由について紹介します。

コストパフォーマンスが良い

一般的な不動産投資の本は、1冊あたり数千円程度で購入できるため、コストパフォーマンスが良い点がおすすめ理由のひとつです。

また、本は持ち運びができるので、隙間時間を有効活用して知識を身に付けることができます。自宅やカフェ、通勤通学時間など場所を問わずに勉強が可能なので、セミナーなどに複数回参加する時間も削減できるでしょう。

短期間で知識を得ることができる

不動産投資の本であれば、短期間で知識を得られるメリットもあります。
内容にもよりますが、2~3時間程度で読み終えられる本も多いため、1日に数冊読むことも可能です。

著者の経験や考え方、知識を本に記載された内容から学ぶことができます。複数の著者から、多角的な見解が得られるのも本の魅力だといえるでしょう。

短期間で知識を得るコツとしては、購入した本をすべて読むのではなく目次や概要を確認して自分に足りない知識を中心に読むことです。複数の本を購入した場合は、内容が重複していることもあるため効率的に読むことを意識すると良いでしょう。
 

何回も振り返ることができる

セミナーで同じ内容を聞くためには、同様のセミナーに複数回参加しなければならず、有料のものであれば参加するたびに費用がかかります。また、インターネットサイトの場合、以前閲覧したサイトや解説が記載されていたページが突然削除されてしまうこともあるでしょう。

しかし、本であれば不動産投資の学習を、好きな時に何回でも振り返りできます。特に、自分のペースでじっくりと学びたい人におすすめです。

初心者が失敗する原因がわかる

不動産投資本には、さまざまな失敗のパターンがリアルな視点で書かれています。失敗から学ぶことの重要性に気づけるかが不動産投資家としての成功を左右する要因のひとつともいえます。

失敗事例を学ぶたびに、損害額を最低限に食い止められる可能性が高まります。初心者はどのような失敗が多いのか、その失敗から何を学ぶべきなのかを意識して読んでいくとよいでしょう。
 

不動産投資本の選び方

必要な知識を学ぶためには、不動産投資本の選び方について知ることが大切です。
ここからは、不動産投資についての知識を効率よく身に付けられる「本の選び方」について紹介します。

投資家の体験談が書かれている本を選ぶ

不動産投資の本は、内容に投資家や筆者の実体験などが盛り込まれているものを選ぶのがおすすめです。
成功までのノウハウについて、一部分でも手に入れられるのは知識としてプラスになります。しかし、内容すべてが参考になったり、本に書かれている通りに実践すれば必ずしも全員が成功するわけではないことは念頭においておきましょう。

また、複数のテクニックが記載されている本や、汎用性の高い本を判断して選ぶことも大切です。なぜなら、ひとつの考え方に固執せずさまざまな知識を得ながら、どのように投資していけばよいか学ぶことが大切だからです。
 

不動産投資のリスクに触れている本を選ぶ

不動産投資の本を選ぶ際は、「不動産投資のリスクに触れているか」についても確認することも大切です。
成功談だけでなく、失敗談やリスクなどについて書かれている本であれば、不動産投資について学ぶ際に非常に参考になります。

また、メリットばかり記載されている本の場合、不動産投資の営業を目的としている可能性があるので注意しましょう。

内容について事前に判断できない場合や、実際の購入前は、口コミなどを参考にするのも良いでしょう。
不動産投資に役立つ知識を学ぶためにも、本選びは慎重に行うことをおすすめします。

不動産投資のおすすめ本について、以下の記事では具体的な書籍名の紹介をしています。
 

不動産投資本・読むべきジャンル

不動産投資で成功するためには、幅広い知識が必要で、ひと通り学ぶには時間がかかります。これから勉強を始める場合は、まず初心者向けに書かれた入門書から読むと勉強しやすいでしょう。あまり知識がない人にもわかりやすく書かれている本も多くあります。

ここからは、不動産投資の成功につながると考えられる本のジャンルを紹介します。

「自分にとって効率のいい投資って何かな?」とお悩みの方は、投資を始める上で重要なポイントを、まずは押さえておくことが大切です。それは、自分がどのような「投資タイプ」なのかを事前に把握しておくことです。 MIRAPの投資診断ではLINEでカンタンに「投資タイプ」を知ることができます。あなたは一体 なにタイプでしょう?

不動産取引全般の知識に関する本

まず、不動産投資の基礎知識を網羅できるジャンルの本を読んでみましょう。幅広い知識を得られるため、自分の必要な知識や不動産投資の全体像がイメージしやすくなります。不動産投資の教科書として復習にも役立つので、いつでも読み返せるような本がおすすめです。

初心者の場合は内容が最初は理解しにくいかもしれませんが、図やイラストでわかりやすく解説されている本もあるため、自分にとって簡単なレベルの本から選びましょう。不動産取引全般の知識に関する本については、おすすめの本を投資経験者に聞いて選ぶこともひとつの手です。

不動産投資の方法(種類)に関する本

投資する不動産物件には、新築一棟アパートや中古築浅の鉄筋コンクリート、地方の木造築古アパート、築古の戸建て再生、新築・中古ワンルームなど、さまざまな種類があります。それぞれの投資方法の特徴やメリット・デメリットについて、本を活用してバランスよく学んでおきましょう。すべての投資方法を把握しておくことで、自分に合った投資方法を選びやすくなります。

自分に合った投資方法が見つかったら、その投資方法についてさらに詳しく書かれた本を読んでみることが大切です。徐々に知識を深めていくことで、無理なく深い知識が身に付きます

税務に関する本

不動産投資で儲けを出そうと考えたら、税務に関する知識も不可欠です。

例えば、減価償却費は節税において非常に重要な知識であるため、しっかりと勉強しておくことが大切です。減価償却費とは、物件価格を一括で経費として計上するのではなく、1年ごとに分割して計上する手続きのことです。つまり、お金が動くのは購入時だけで翌年から実際に支出がない状態でも、減価償却費として経費にすることができます。

そ不動産投資を始める前に、税務に関する知識を本で理解しておくことで、利益を出すために最適な戦略を考えられるようになります。

管理や運営に関する本

不動産投資は、物件選びだけでなく、購入してからどのように管理や運用をするかも重要です。管理や運用が不十分だと、空室率が高くなり、安定した家賃収入を得られなくなります。そのため、物件の管理や運用に関する本もおすすめです。

購入後は管理会社と契約して運用や管理を任せようと考えている人も、理解を深めておきましょう。なぜなら、管理会社と契約しているといっても、何かしらのトラブルが発生する可能性もあるからです。そのような状況になったとき、知識があることで冷静に素早く対応できます。

投資体験に関する本

投資体験に関する本は、不動産業界で成功した個人投資家や起業家、現役のオーナーなどが書いた本です。主に物件の選び方や不動産業界に関することなどが書かれています。実際に不動産投資の経験者が執筆した本であるため、経験に基づいた知識を身に付けられます。

不動産投資では、中古など安い価格で手に入る物件から、一棟マンションや戸建てなど高額な物件まであるため、自分の投資予算のレベルに合わせた本を選ぶことが大切です。加えて、著者が自分にとって信頼できるかどうかも合わせて確認しましょう。

その他の本

大規模な投資をする場合は、ファイナンスや法人化に関する本を読んで知識を身に付けておく必要があります。投資の規模を拡大していく場合は、それに伴うリスクも踏まえて、戦略も考えなければいけません。そのため、早い段階で法人化を視野に入れて、必要な知識を身に付けて準備しておくことが大切です。

書店などで投資コーナーに行くと、ランキングの上位にある本は、最新の本で、かつ人気の本であるため、分かりやすい場合が多いです。このようなランキングも参考にしてみましょう。

初心者にマンション投資がおすすめの理由

マンション投資とは、主にマンションを購入し家賃収入を得る投資のことです。マンションのオーナーは家賃収入がありますが、経費や借入金返済分が引かれることには注意が必要です。

不動産投資を始めたくても、物件の購入資金が足りない場合、金融機関から融資を受けられなければ始めることもできません。

しかし、物件の購入価額が比較的少額である中古やワンルームマンションであれば、はじめて不動産投資をする人や、分散投資をしてリスク対策をされる方が購入しやすいためおすすめです。
 

マンション投資の入門書

マンション投資にもワンルームなのか一棟丸ごとなのか、新築か中古かなどさまざまな条件に応じてコストや必要な知識が変わります。

ここでは、価格も安く初心者におすすめなワンルームマンション投資、中古マンションの入門書について解説します。

ワンルームマンション投資の入門書

不動産投資未経験の方でも堅実に家賃収入を得られる投資手法として、好立地のワンルームマンション投資の入門書を読むとよいでしょう。ワンルームマンション投資の基本的な仕組みやメリット、物件選びから購入・管理・売却まで基本の知識を学べます。

物件購入や資金調達については、契約書のチェックポイントやローン申込の手順まで具体的に解説されています。

中古マンション投資の入門書

中古マンションは価格が安く始めやすいですが物件数も多いため、経験談を元に書かれた入門書も読んでおくとよいでしょう。

一般的に特殊な条件の物件以外は、中古物件の方が価格が安く、高利回りを期待できます。新築物件と違い、現物を見て買えることも中古物件の大きなメリットです。

実際に物件を見ることで、眺望・日当たりなどの物件情報を確認できます。生活環境や、近所のコミュニティも構築されており、他の入居者の様子がわかるのも新築物件にはないメリットの一つです。

不動産投資の本で勉強する際の注意点

不動産投資の本で勉強する際には、いくつか注意したい点があります。注意点を事前に確認しておくことで、効果的に勉強を進められます。ここでは、本で勉強する際の注意点を挙げていきます。

本を読むだけで満足しない

不動産投資の本は、読むだけで終わってしまっては意味がありません。しかし、本を読むことが目的になってしまうケースも多くあります。本で得た知識はアウトプットして、はじめて価値が生まれます。本で勉強したことを実践につなげていきましょう。

本の勉強で完璧を目指さない

不動産投資の知識は幅広いため、本で勉強しただけで全てを網羅するには限界があります。また、失敗を恐れて最初から完璧を目指してしまうと、逆に行動できなくなってしまいます。そのため、重要なポイントを理解したら、実際に投資を始めてみる大切です。わからないことがあれば、その都度インプットするという勉強スタイルのほうが、効率的といえます。

本の内容が理解出来なくても不動産投資を諦めない

本で勉強しているときに理解できない内容が出てきても、「自分にはできない」と不動産投資を諦めることはありません。特に勉強をし始めた頃は、保有している知識が少ないため、理解できないことが多いのは当然です。焦らずゆっくりと、不動産投資の全体像をつかめば、細かい知識も徐々に理解できるようになっていきます。

本の内容が宣伝に偏ってないか注意する

不動産投資の本は、実際に不動産投資で利益を得ている人や業界関係者が執筆していることが多くあります。そのような人たちが、不動産の契約獲得や自分のセミナーに宣伝することを目的として、本を出版していることもあります。

本の内容が宣伝に偏っていると、必要な知識を得ることができません。効率よく勉強するためにも、事前に著者や出版社の情報を確認しておくことが大切です。

本の内容は正しいかという観点を持って読む

不動産投資の本は、ただ読んで内容を鵜呑みにするのではなく、真偽を確認する必要があります。そのため、本の内容が本当かどうかを見抜く力を養うことも大切です。

真偽を見極めるためには、過去に読んだ本や同じジャンルの本ではどのように書かれているのか確認してみましょう。また、著者や業者の実績と本の内容に矛盾がないかを調べることも重要です。

真偽を見極める力を付けることによって、本だけでなく、業者などのセールストークに騙されることもなくなるでしょう。

その他の不動産投資の勉強方法について

本以外の勉強方法についても紹介します。不動産投資は、本を読んだからといって良い物件に出会えるわけではありません。そこで、以下で紹介する方法を取り入れて、より知識を深め、、良い物件に出会える機会を増やしましょう。

セミナーへ参加する

不動産投資について学ぶのであれば、ここまでも何度か取り上げましたが、セミナーへ参加するという方法もあります。有料、無料どちらのセミナーも開催されており、不動産投資の基本的な知識を学ぶことが可能です。

無料のセミナーでも有益な知識を得られるものも多く、不動産投資初心者向けから上級者向けまで、さまざまな種類のセミナーが開催されています。
不動産会社の関係者やファイナンシャルプランナーなどの専門家が、講師としてセミナーを開催していることが一般的です。

また、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、オンラインでも多くのセミナーが開催されています。
セミナー開催についての情報は、新聞や不動産投資の専門誌、Webサイトなどか取得できます。
自分の知識や経験のレベルに合った、最適なセミナーを選んで参加しましょう。

資料請求する

不動産会社から「物件概要書」を取り寄せて読み込むのも、不動産投資について学ぶ方法のひとつです。
内容が充実している資料も多く、本1冊読むのと同様の学習効果が得られることもあります。

数多く読み込んでいくうちに、利回りの相場などを理解できるようになるのも物件概要書を取り寄せるメリットです。
本やセミナーだけでは学べない、実際の物件情報に触れながら学習することができます。本やセミナーと併用しながら活用すると良いでしょう。

実際の物件情報に触れながら学習できるため、本やセミナーと併用しながら活用するとよいでしょう。

不動産会社に直接行き質問する

不動産会社に直接足を運び、不動産情報を収集するのもおすすめです。
不動産会社から営業や勧誘を受ける可能性はありますが、不動産投資に適した物件のピンポイントな情報を取得できます。

とはいえ、不動産投資に関する知識がないまま不動産会社に出向いても、どのような情報を得れば良いのか判断はできません。
不動産会社に行く前に、ここまで紹介した本やセミナー、物件概要書の取り寄せなどを活用して、基本的な不動産投資の知識を身に付けておくことをおすすめします。

気になる不動産会社を何件かピックアップしておいて、投資物件について聞きたい旨をあらかじめ連絡しておくとスムーズに対応してもらえるでしょう。

まとめ

不動産投資について本を活用して勉強する方法は、コストパフォーマンスに優れ、また、取り組みやすいことがメリットです。勉強する際は、本を読むだけで満足せず、得た知識を実践する意識を持つようにしましょう。また、本以外にも、不動産投資のプロから情報を得ることも大切です。

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