マンション投資のエリア選びは重要です。どこにすべきか、悩む人も多いのではないでしょうか。おすすめのエリアのひとつに大阪が挙げられます。現在、実際に大阪エリアを検討中の人もいるでしょう。
この記事では、マンション投資を考えている人に向けて、大阪の物件がおすすめである理由を解説します。大阪で投資用の物件を探している人、どのような物件を購入しようか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
大阪のマンション投資をすすめられる理由
マンション投資で、大阪の物件をすすめられた経験はないでしょうか。
マンション投資では、安定した家賃収入を得るために空室リスクを抑えることが重要なポイントです。また、エリアによって収益が大きく変わるので、エリア選びは慎重に行う必要があります。その点を加味すると、おすすめのエリアの一つとして大阪が挙げられます。
理由を以下で説明します。
大阪は関西一の都市であり、再開発も進んでいる
大阪は交通網が発達し、商業施設も充実しているため、交通や買い物などの利便性が高い地域です。その利便性とあいまって、都心部を中心に人口流入がみられます。再開発の計画も進んでおり、今後さらに発展する可能性を秘めた地域といえます。
そのなかでも、大阪の繁華街である梅田は、百貨店やホテルなどが数多くある人気の街で、不動産投資で特におすすめのエリアです。
大阪の商業地(梅田周辺含む)の地価上昇率はとても高い
梅田周辺を含む大阪の商業地の地価上昇率は、とても高いです。2017年における「商業地地価上昇率ランキング」では、1位から中央区の道頓堀、宗右衛門町、北区小松原町、中央区心斎橋、北区茶屋町と上位5位を大阪の都市が占めています。
商業地に限っていえば、大阪は地価上昇率日本一であり、不動産投資において有望なエリアです。
関西の中では安定した入居率を保てる可能性が高い
大阪に転入してくる人で最多となる年齢層は、20~24歳の若年層です。この年齢層の人が求める物件は賃貸のワンルームマンションであることが多く、マンション投資に適した物件です。そのため、大阪のマンション投資は、安定した入居率を保てる可能性が高いといえます。
中心部のワンルームマンションがおすすめ
マンション投資は、中心部のワンルームマンションがおすすめです。学生などの若年層は中心部のワンルームマンションに住みたいと考える人が多く、ニーズが高くなっています。そのため、中心部のワンルームマンションであれば希望入居者が多く、安定した収益を確保できる可能性が高いです。
一流企業の多くが梅田~数駅の区間にある
梅田から数駅の区間内には、全国に事業所を持つような一流企業が多くあるので、転勤で大阪へと転入してくる人も多いです。一人暮らしの人や単身赴任の人からは、通勤が便利だったり外食できるお店が多かったりするので、中心部のワンルームマンションが人気です。
地価が安定している
大阪は地価が比較的安定していて、購入時から大幅な値下がりが起こる可能性はあまりありません。地価が安定しているということは、購入のタイミングを考えなくても済むということです。投資物件の値下がりはなるべく避けたいものなので、大きなメリットといえます。
また、早いタイミングで所有しておくと、将来的に地価が値上がった際は大きな収益が期待できます。
「自分にとって効率のいい投資って何かな?」とお悩みの方は、投資を始める上で重要なポイントを、まずは押さえておくことが大切です。それは、自分がどのような「投資タイプ」なのかを事前に把握しておくことです。 MIRAPの投資診断ではLINEでカンタンに「投資タイプ」を知ることができます。あなたは一体 なにタイプでしょう?
「大阪」エリアの特徴について
大阪府は、主に5つのエリアに分けられます。大阪の中心地である大阪市内のほか、北摂エリア、北河内エリア、堺・泉州エリア、中・南河内エリアです。エリアによって、利便性や産業、街の雰囲気に特徴があります。マンション投資におけるエリアごとの特徴を説明します。
大阪市内
大阪市内は、淀川を中心とした中央区や北区、天王寺区などの24区に分けられます。市内の主要なエリアは梅田、心斎橋、なんばといった繁華街です。このエリアは高層マンションが多く建設され、人気が高くなっています。また、北区梅田にある大阪駅周辺などは再開発が進んでいて便利になっているので、需要が高い地域です。
大阪経済の中心はキタと呼ばれる地域へ移行
大阪の経済圏は梅田駅や大阪駅を中心としたキタと、難波駅を中心とするミナミの2つに分けられます。ミナミは数多くの飲食店が建ち並び、地元の人だけではなく観光客も多く集まる場所です。
しかし、経済の中心はキタである梅田に移行しつつあります。キタには大阪駅や梅田駅などの主要駅があり、店舗や会社などが数多く存在しています。そのため、近年ではキタ周辺のマンションの需要が高まってきています。
上記以外の大阪のエリア
北摂エリアは公園や大学などが多く、緑が豊かな地域です。どちらかというと住み心地の良さを重要視するファミリー向けの地域であり、ワンルームマンションの需要は市内に比べて少ないかもしれません。
北河内エリアは家電メーカーが多く拠点を置くエリアであり、京都へ行きやすいなどの利便性があります。堺・泉北エリアは和泉市、岸和田市など文化的な歴史のあるエリアです。中・南河内エリアは、地場産業が有名で古くからの住民が多い地域となっています。
人口から見て、賃貸物件の需要は高いと考えられる
大阪は国内の人口の約7%を占め、人口数第3位、人口密度第2位ということから、大阪に住居を構える人が多いことが伺えます。また、日本に居住する外国人の約1割は大阪に住んでいます。これらを考慮すると、大阪は安定的な賃貸需要が見込めるエリアであり、マンション投資しやすいといえます。
大阪の1R~1DKの平均相場(買う場合、貸す場合)
ワンルームマンションを買う場合の平均相場は、大阪府内の地域によっても差がありますが、大体1,000万円前後となっています。これは東京23区内に比べるとかなり安く、4割ほどの価格になります。人口が多く密集しており、ワンルームマンションの需要も高いうえ、都内に比べて安く購入できます。
一方、貸す場合の1R〜1DKの平均的な家賃は、府内で高い順に大阪市中央区6.55万円、大阪市西区6.5万円、大阪市北区6.37万円です。これらのエリアであれば、まとまった家賃収入を得られる見込みがあります。
大阪の物件でマンション投資を始めるメリット
大阪は前述したように、ワンルームマンションの需要が多くマンション投資に向いている地域です。そのような特徴をもつ大阪でのマンション投資のメリットを説明します。
今後の地価上昇
大阪にはユニバーサルスタジオジャパンやグルメなど、観光地としての魅力がたくさんあります。日本国内はもちろん海外からの観光客も多く訪れています。また、関西国際空港があることから、まずは大阪を観光するという外国人観光客も多く、大阪のインバウンドは好調です。
主要都市の再開発も進んでいて今後は地価の上昇が期待できます。一方で、土地の価格は東京よりも安く、目安としては東京の約4割になります。
利回りの良さ
大阪は、不動産投資において利回りが良いエリアです。大阪の利回りは東京よりも高く、投資した金額に対するリターンが東京でのマンション投資よりも多くなることが見込めます。
また、東京オリンピック後も海外からの短期居住者や民泊の利用が増えることが期待されています。大阪を訪れる人が増えれば、空室リスクが下がり、さらに利回りが良くなる可能性もあるでしょう。
2025年大阪万博でさらなる需要に期待
大阪は2025年に大阪万博を開催する予定です。大阪万博の開催により、大阪のマンションは東京オリンピックを超える需要も見込まれています。1970年に行われた大阪万博では交通網も整備され、来場者も想定以上の多さでした。2025年の大阪万博も同様に開催できれば、大阪のマンション需要が高まる可能性があります。
民泊について
地域によっていろいろな制約がある民泊ですが、大阪府では特区民泊が可能です。通常は年間180日までしか宿泊させてはいけませんが、大阪では制限なしに民泊事業を行えます。そのため、なかなか居住者が決まらないときなどは、日数の上限を気にせず民泊として貸し出せます。これにより空室リスクはさらに下がり、マンション投資の利益が確保しやすくなります。
大阪のマンション投資のはじめ方
大阪のマンション投資をはじめるためには、マンション投資の本を読んだり、物件資料で勉強したりするだけでなく、実際に大阪にある実際の物件資料を取り寄せたり、もらいに行ったりするのも重要です。まずは、マンション投資に関する情報を集めてみることが大切です。
大阪開催のセミナーに参加してみる
情報収集を目的とする場合は、大阪で開催される不動産セミナーに参加することもおすすめです。マンション投資のセミナーは、対象や目的によってさまざまな種類があります。マンション投資の基礎を学び、その場で質問できることもメリットです。無料のセミナーと有料のセミナーがあるので、料金やテーマを事前によく調べましょう。
まとめ
大阪は単身者や学生、外国人観光客などワンルームマンションの需要が高いうえに、不動産投資の利回りが高い地域です。購入価格も東京の4割ほどに抑えられるので、マンション投資を検討するエリアとしておすすめです。