資産運用のひとつとして、不動産投資を始めようと考えている人は多いのではないでしょうか。しかし、何から始めるのか、どのような準備をすればいいのかわからず、行動に移せない人もいるかもしれません。
そこで本記事では、不動産投資を始めるまでの流れと、不動産投資の基礎知識、初心者が成功するためのコツを解説します。
本記事を参考に、不動産投資に必要なポイントを確認して実際の投資準備を始めましょう。
目次
不動産投資を始めるまでの流れ
不動産投資を始めるためには、以下の流れに沿って行動してみましょう。
- 不動産投資に関する情報収集をする
- 自己資金を貯める
- 土地や物件を選ぶ
- 物件の調査を行う
- 不動産投資ローンの審査を受ける
- 物件を購入する
- 不動産投資を運用する
これら7つの手順どおりに進めると徐々に知識が増え、初心者でもスムーズに不動産投資に取り組めます。各手順について以下で解説します。
不動産投資に関する情報収集をする
まず、不動産投資に関する情報収集をすることが大切です。何も知らないままに不動産投資を始めると、莫大な損失につながるため絶対やめておきましょう。不動産投資関連の主な情報収集方法は、次の4つです。
- 書籍
- セミナー
- インターネット
- 公的機関情報
書籍は、情報が1冊にまとめられている上に、1冊せいぜい数千円程度で購入できるため、
効率・コストパフォーマンスに優れています。セミナーに参加する場合も、事前に書籍で情報を確認しておくと理解が深まるためおすすめです。
不動産投資の書籍の選び方について詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
不動産投資の業者について調べることも大切です。金融機関と提携している不動産会社のMIRAP(ミラップ)なら、充実したサポートを得られます。
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自己資金を貯める
不動産投資を行うには、自己資金を貯めることも必要です。不動産購入時に頭金と諸費用を支払うために、一定の自己資金を用意しましょう。また、自己資金があるとローン審査に通りやすくなります。
自己資金がゼロでも、物件価値や個人属性の高さで融資を受けられる可能性はあります。しかし、不動産投資のローンは住宅ローンよりも審査が厳しいです。少しでも審査に通りやすくするために、ある程度自己資金を用意することをおすすめします。
土地や物件を選ぶ
不動産投資の知識を一定得た段階で、投資用の土地や物件を選びます。気を付けるべき主なポイントは、次の5点です。
- 立地
- 周辺環境
- 築年数や耐震基準、建物構造
- マンションの場合、設備や間取り
- マンションの場合、管理やリフォーム体制
これらのポイントによって、不動産投資で起こる様々なリスクを防ぐことができるため事前に十分に確認しておきましょう。どのようなリスクがあるか、その解決策は下記の記事で紹介していますのでぜひ参考にしてください。
物件の調査を行う
資料やネット上の情報だけで判断せずに、実際に物件の調査を行うことが重要です。調査時に確認すべきポイントは、次の4点です。
- 立地・周辺環境:生活利便性や嫌悪施設の有無
- 物件の状態:外観や内装
- 住民の入居状況:空室や入居者トラブルの有無
- 物件の管理状況:管理がきちんと行われているかどうか
資料に記載された状況とは異なっている場合もあるため、現地におもむいて内覧し、実態を確認することをおすすめします。
不動産投資ローンの審査を受ける
投資対象の不動産を決めた段階で、不動産投資ローンの審査を受けます。一般の住宅ローンと比較すると、不動産投資ローンの審査はより厳しいです。審査に必要な書類も数が多いため、早めに用意しておくとスムーズに審査を進められます。
ローンの審査に関して、不動産会社がサポートしてくれる場合とそうではない場合があるため、事前に確認しておきましょう。
物件を購入する
物件購入の流れは、次のとおりです。
- 物件購入を申し込む
- 重要事項説明書の説明を受ける
- 売買契約を締結する
- 金融会社とローン契約をする
- ローン審査通過後、物件の引き渡し(移転登記)と決済をする
重要事項説明書は、事前に取り寄せてチェックできます。気を付けておきたいポイントは、売買契約を締結後は、契約解除にお金がかかるという点です。契約をする前に、しっかりと検討しましょう。また、移転登記には費用がかかるため、資金の準備が必要です。
不動産投資を運用する
購入物件を運用し、収益を出します。物件の運用方法は次の3パターンです。
- 自主管理:自らで物件を管理
- 管理委託:業者に物件の管理や運営を委託
- サブリース:業者が物件を一括借り上げして管理
それぞれ費用や見込まれる利益が異なります。今の自分に合う方法を選びましょう。
不動産投資を始める前に知っておくべき基礎知識
不動産投資を始める前に、基礎知識を確認しておきましょう。どのような仕組みで不動産投資は行われるのか、どのような種類があるのかなどを知らずに始めると、大きな失敗につながりかねません。
以下で、不動産投資の仕組みと、初心者向けの不動産投資について解説します。いずれも初心者が知っておくべき知識なので、ぜひ確認してください。
不動産投資の仕組み
不動産投資では、インカムゲインとキャピタルゲインの2種類の収益を得られます。インカムゲインとは家賃収入で収益を得る方法であり、現在の不動産投資の主流といえます。毎月一定の収入を得られることが魅力です。
キャピタルゲインは、購入物件をさらに高値で売却して収益を得る方法です。現在は、購入物件の価格上昇がさほど見込めないため、主流とはいえません。しかし、潜在価値のある物件を獲得できれば収益を上げられます。成功させるためには、豊富な不動産知識が必要となります。
初心者向けの不動産投資
不動産投資には、戸建て物件の運用や、駐車場、マンション・アパート経営といったさまざまな運用方法があります。手法によっては、ハイリターンを見込める代わりにハイリスクを背負う可能性も高いです。
初心者向けの不動産投資としては、ワンルームマンション投資と不動産投資信託をおすすめします。いずれも、他の手法と比較して費用や資金をそこまで必要としないため、初心者が始めやすい手法です。
ワンルームマンション投資
ワンルームマンション投資は、マンションの1室を購入して家賃収入を得る運用方法です。単身者向けのワンルームマンションなら、比較的低予算で購入できるため、リスクを抑えられます。初心者だけではなく、投資家全般に人気のある方法です。
不動産投資信託
不動産投資信託は、投資信託会社に出資し、その会社が資金を不動産に投資して得た利益を出資者に分配する方法です。実際に不動産を購入する必要はありません。また、月数千円程度から始められるので、資金が少ない人も取り組みやすいです。
初心者が不動産投資を成功させるためのコツ
初心者が不動産投資を成功させるためには、次の3つのコツがあります。
- 目標やゴールを明確にする
- リスクを考えた資金計画を立てる
- 若いうちにスタートする
不動産投資の流れや基礎知識を確認した上で、3つのコツを抑えておくと、より良く不動産投資を行えます。これら3つのコツは投資全般にも通じることなので、ぜひ参考にしてください。以下で、それぞれについて解説します。
目標やゴールを明確にする
自分がなぜ不動産投資をするのか、不動産投資で何を得るのかなど、目標やゴールを明確に設定します。
目標としては「現在の給与が低いため副収入が欲しい」「年金代わりになる収入が要る」などが例として挙げられます。ゴールは「月20万円の収益」など、目標を具体的に落とし込むことが必要です。
目標やゴールを明確にすることで、計画的に適切な投資が行えます。自分の年齢やライフステージに合わせて目標設定をし、長期的視点で運用してください。
リスクを考えた資金計画を立てる
不動産投資にはリスクがつきものであるため、リスクを前提とした資金計画を立てましょう。空室が発生し続けると家賃収入は減る一方、ローン返済額は変わらないため、支出が収入を上回ることがあります。また、建物修繕等で突発的な出費が必要になる場合も起こり得ます。
常に一定の資金を確保して想定リスクに対応できるように備えておくと、リスク発生時にも焦らず対応可能です。リスク分も含めた資金計画を立ててください。
若いうちにスタートする
不動産投資は、若いうちにスタートすると大きなメリットを得られます。投資の開始が早いほど、長期間リターンを享受できるためです。例えば、28歳から70歳まで行うと42年間収入を得られるのに対し、48歳から70歳では22年間です。
また、若いうちに始めると長期間かけて資産形成ができるため、最初は少額から資産を積み重ねられます。定年前に不動産投資ローンを完済することも可能であり、定年後は余裕のある生活を送れます。
不動産投資は、始めるのが早ければ早いほど効果が大きいです。準備を整えてすぐに始めましょう。
まとめ:不動産投資を始めるときは準備が大切!正しい知識をもとに始めましょう
不動産投資を行う流れと、基礎知識、不動産投資に成功する3つのコツを解説しました。不動産投資は大きな利益が狙える一方、物件購入という大きな投資をするため一定の費用が必要です。つまり、ある程度のリスクを負う必要があります。
不動産投資を始める前に、まずは本記事で不動産投資の全容を確認し、しっかりと準備をしてください。正しい知識と周到な準備にもとづいて、不動産投資を始めましょう。