ワンルームマンション投資で損益分岐点を聞かれたとき、多くの人が思い浮かべるのは毎月の収支がゼロになる家賃の水準です。ところが実際に損得を決めるのは売却まで含めたトータルの収支であり、月々の黒字だけを見ていると出口で数百万円の損失が出ます。
ワンルームマンション投資の損益分岐点は、次の3つに分けて考えると全体像がつかめます。
- 毎月の収支がゼロになる家賃と稼働率
- 投下した自己資金を回収するまでの年数
- 売却まで含めてトータル収支がゼロになる売却価格
記事では3つの損益分岐点を順に定義したうえで、新築2,500万円のフルローンと中古1,800万円の頭金ありという2つのケースで実際に計算します。どちらも金額を入れ替えれば自分の物件に当てはめられる形で示すため、手元の返済予定表を用意して読み進めてください。


ワンルームマンション投資の損益分岐点は3つある
損益分岐点という言葉が営業資料と投資家の会話ですれ違うのは指している時間軸が違うためで、毎月の収支を指す場合と売却まで含めた総額を指す場合では必要な家賃も結論も変わります。販売会社の試算表が示すのは多くの場合1つ目の月次収支だけで、売却価格を織り込んだ3つ目まで載っている資料はほとんどありません。
契約前に3つ目まで自分で計算しておけば、月々の手出しが小さいという説明だけで購入を決めてしまう事態を避けられます。
| 種類 | ゼロになる対象 | 判断に使う場面 |
|---|---|---|
| 月次の損益分岐点 | 1か月の収支 | 家賃下落と空室の許容範囲 |
| 回収の損益分岐点 | 投下した自己資金 | 保有を続ける年数の目安 |
| 売却の損益分岐点 | 購入から売却までの総額 | いくらで売れば損しないか |
毎月の収支がゼロになる家賃の水準
月次の損益分岐点は、家賃収入からローン返済と諸経費を差し引いた金額がちょうどゼロになる家賃の水準を指します。賃貸管理手数料は家賃に連動して増減するため、損益分岐となる家賃は固定費の合計を単純に足すだけでは求められません。
固定費に当たるのはローン返済額と管理費、修繕積立金、固定資産税で、家賃が下がっても金額は変わりません。一方で賃貸管理手数料は家賃の5%前後に設定されることが多いため、家賃が下がれば負担も下がる変動費として扱います。
計算式は「固定費の合計 ÷ (1 − 賃貸管理手数料の料率)」で、料率が5%なら固定費を0.95で割った金額が損益分岐となる家賃です。損益分岐となる家賃が現在の家賃を上回っている物件は、空室をゼロに保っていても毎月の手出しが発生し続ける構造になっています。
現在の家賃と分岐点の差を下落率に直しておけば、周辺の築年数別の家賃相場と照らし合わせて、あと何年で分岐点を割り込むかを見積もれます。退去のたびに発生する原状回復費や広告料は月次の計算から漏れやすいため、あらかじめ月額に均したうえで固定費に加えておきます。
投下した自己資金を回収するまでの年数
回収の損益分岐点は、頭金と購入諸費用として支払った自己資金を、毎月の手取りで取り戻すまでにかかる年数です。頭金200万円に諸費用130万円を加えた330万円を、月5,000円の手取りで回収しようとすると55年かかる計算になります。
ワンルーム投資の月次キャッシュフローは数千円から1万円程度にとどまるため、家賃収入だけで自己資金を取り戻すのは現実的ではありません。回収年数が保有予定の期間を大きく超える場合は、家賃収入ではなく売却価格で回収する前提だと理解しておく必要があります。
ローンを完済すれば返済額がまるごと手取りに変わるため、完済後の年数を含めれば回収は成立します。ただし35年ローンの完済時には築年数が35年を超えており、完済した年の家賃と修繕負担を織り込んだうえで判断しなければ意味がありません。
購入諸費用には仲介手数料や登録免許税、不動産取得税が含まれるため、物件価格の6%から8%を投下自己資金として計上します。回収年数を短くする方法は頭金を増やすか毎月の手取りを増やすかの2つですが、後者は家賃相場に縛られるため自由度が高くありません。
回収年数が20年を超える物件は、家賃収入で元を取る投資ではなく、売却価格の維持を前提にした投資だと位置づけたほうが判断を誤りません。
売却まで含めてトータル収支がゼロになる価格
売却の損益分岐点は、購入から売却までのすべての現金の出入りを合計してゼロになる売却価格を指します。計算に必要なのは売却時点の残債、保有期間中の累計キャッシュフロー、投下した自己資金、そして売却にかかる諸費用の4つだけです。
損益分岐となる売却価格は「(残債 + 投下自己資金 − 累計キャッシュフロー)÷ (1 − 売却諸費用の率)」で求められます。売却諸費用は仲介手数料と印紙税、抵当権抹消費用を合わせて売却価格の4%程度を見込んでおきます。
残債は金融機関の返済予定表に年ごとの数字が記載されているため、売却を想定する年の行を読むだけで確認できます。累計キャッシュフローは毎月の収支に保有月数を掛けた概算で十分ですが、家賃の下落を織り込まないと実態より大きく出ます。
投下自己資金には頭金だけでなく購入諸費用も含めて計上するため、頭金ゼロのフルローンで購入した場合でも自己資金がゼロになるとは限りません。求めた分岐価格を近隣で築年数が近い物件の成約価格と比べれば、いま売却した場合に損失が出るかどうかを机上で判定できます。
3つの損益分岐点のうち、投資の成否を決めるのは売却の損益分岐点で、月次がプラスでも、売却価格が分岐点を下回ればトータルは赤字になります。
ワンルームマンション投資の損益分岐点を計算する手順
計算に必要な資料は売買契約書と返済予定表、管理費と修繕積立金が記載された重要事項説明書の3つだけで、表計算ソフトに項目を並べれば1時間ほどですべて出せます。まず収入と支出の項目を漏れなく書き出し、次に月次の分岐点、最後に売却の分岐点という順で進めないと、残債や累計キャッシュフローが確定せず売却価格の逆算ができません。
3つの分岐点は互いに連動しているため、繰り上げ返済で残債を減らせば月次の分岐点と売却の分岐点が同時に下がります。数字を入れ替えれば複数の物件を同じ基準で比較できるため、購入を検討している段階でも1件ずつ計算しておく価値があります。
| 区分 | 項目 | 目安 |
|---|---|---|
| 収入 | 家賃、更新料 | 更新料は2年で家賃1か月分 |
| 固定費 | ローン返済、管理費、修繕積立金 | 管理費と修繕積立金で月1万〜1万5,000円 |
| 固定費 | 固定資産税・都市計画税 | 年5万〜7万円 |
| 変動費 | 賃貸管理手数料 | 家賃の3〜5% |
| 不定期 | 原状回復費、設備交換費 | 退去1回あたり5万〜15万円 |
収入と支出の項目をすべて書き出す
収入は家賃が中心ですが、2年ごとの更新料が入る契約であれば1か月分を24で割って月額に均します。支出で漏れやすいのは原状回復費と設備の交換費用で、給湯器やエアコンの寿命は10年から15年のため、月2,000円前後の積み立てとして織り込みます。
管理費と修繕積立金は重要事項説明書に記載された金額を転記して使いますが、長期修繕計画の改定予定も同時に確認します。築15年から20年で修繕積立金が2倍以上になる物件では、現在の金額で計算した分岐点は数年後に意味を失います。
固定資産税と都市計画税は課税明細書に記載された税額を12で割り、月額に直して固定費に加えます。購入初年度は日割り精算になるため、通年の税額が分かる2年目以降の明細を使うほうが正確な数字になります。
更新料は地域によって慣行が異なり、関西では受け取らない契約も多いため、賃貸借契約書の条項を確認してから収入に加えます。賃貸管理手数料は集金代行と一括借り上げで料率が大きく変わるため、締結している管理委託契約の形態を先に確認しておく必要があります。
火災保険と地震保険の保険料は5年分をまとめて支払う契約が多いため、支払総額を60で割って月額に直したうえで固定費に加えます。
毎月の損益分岐となる家賃と空室率を求める
固定費の合計を求めたら、賃貸管理手数料の料率を差し引いた数値で割って損益分岐となる家賃を出します。固定費が月7万5,000円で管理手数料が5%なら、7万5,000円を0.95で割った7万8,900円が損益分岐となる家賃です。
現在の家賃が8万5,000円で分岐点が7万8,900円なら、余裕は6,100円で下落率にして7.2%です。ワンルームの家賃は10年で1割前後下がるため、10年以内に分岐点を割り込む可能性が高いと判断できます。
空室の許容範囲は、損益分岐となる年間家賃を満室時の年間家賃で割れば稼働率として求められます。分岐点が年94万7,000円で満室時が年102万円なら、稼働率92.8%が下限となり、年間で26日分の空室まで耐えられる計算です。
分岐点を求める際は現在空室であっても満室を前提とした想定家賃で計算し、空室の影響は稼働率という別の指標で確認します。稼働率の下限が95%を上回る物件は、退去1回で年間収支が赤字に転落するため、余裕がほとんどない状態だと判断できます。
募集から入居までは平均で1か月から2か月かかるため、入居期間が3年の物件では稼働率の実績値が95%前後に落ち着きます。
売却時の損益分岐価格を逆算する
売却の損益分岐価格は、想定する保有年数を先に決めてから、該当する年の残債を返済予定表で確認する手順で進めます。残債に投下自己資金を足して累計キャッシュフローを引いた金額を0.96で割れば、損益分岐となる売却価格が求められます。
累計キャッシュフローは家賃の下落を織り込む必要があるため毎年0.5%から1%ずつ下がる前提で計算し、下落を無視すると分岐価格が実際より低く出て売却時に想定外の損失が生じます。残債の減り方は元利均等返済では最初の10年が緩やかなため、購入直後の数年は分岐価格が購入価格を上回ることも珍しくありません。
分岐価格は保有年数が長いほど下がるため、5年後、10年後、15年後の3点で計算して並べると売り時の輪郭が見えてきます。
求めた分岐価格を購入価格と比べれば、何パーセントの値下がりまで許容できるかが分かります。近隣の築年数が近い物件の成約価格を調べ、分岐価格を上回っているかどうかを確認すれば、保有継続か売却かの判断材料になります。
返済予定表には年ごとの残債が記載されており、5年後、10年後、15年後の3点で分岐価格を出すと、売り時の判断がしやすくなります。
ワンルームマンション投資の損益分岐点を実例で試算する
同じワンルーム投資でも新築をフルローンで買う場合と中古を頭金ありで買う場合では分岐点がまったく違い、購入時の判断が10年後の結果をどこまで決めるかが数字で見えてきます。新築2,500万円をフルローンで購入したケースと中古1,800万円を頭金200万円で購入したケースを、都内の25平方メートル前後のワンルームという条件で比較しました。
金利は新築1.9%、中古2.0%とし、いずれも10年後に売却する前提で損益分岐となる家賃と売却価格を求めています。どちらのケースも家賃は年0.7%ずつ下落する前提を置いたうえで、10年間の累計キャッシュフローに反映しています。
| 項目 | 新築2,500万円 | 中古1,800万円 |
|---|---|---|
| 借入額と条件 | 2,500万円/1.9%/35年 | 1,600万円/2.0%/30年 |
| 月の返済額 | 約8万1,500円 | 約5万9,100円 |
| 家賃 | 9万2,000円 | 8万5,000円 |
| 月の収支 | 約1万100円の赤字 | 約5,500円の黒字 |
| 損益分岐となる家賃 | 約10万2,600円 | 約7万9,200円 |
| 10年後の残債 | 約1,946万円 | 約1,169万円 |
新築2,500万円をフルローンで買った場合
家賃9万2,000円に対して返済が8万1,500円、管理費と修繕積立金が1万1,000円、管理手数料と固定資産税が合わせて9,600円かかります。損益分岐となる家賃は10万2,600円で、現在の家賃9万2,000円を1万円以上も上回っているため、満室でも収支は赤字のままです。
新築をフルローンで購入した場合、空室率をゼロにしても月次の損益分岐点には届きません。家賃を上げる余地がない以上、月次の赤字は構造的なもので、運用の工夫では解消できないと理解しておく必要があります。
10年間の累計キャッシュフローは家賃の下落を年0.7%として計算するとマイナス160万円になります。10年後の残債1,946万円に自己資金100万円を足し、赤字160万円を加えた2,206万円を0.96で割ると、損益分岐となる売却価格は約2,298万円です。
新築プレミアムが剥がれた10年落ちのワンルームが2,300万円で売れるかどうかが分かれ目になります。周辺の築10年物件が2,000万円前後で成約している地域であれば、約300万円の損失が確定した状態で保有していることになります。
中古1,800万円を頭金200万円で買った場合
家賃8万5,000円に対して返済が5万9,100円、管理費と修繕積立金が1万2,000円、管理手数料と固定資産税が合わせて8,400円です。損益分岐となる家賃は7万9,200円で現在の家賃より5,800円低いため、6.8%の家賃下落までは黒字を維持できます。
稼働率の下限は93.2%で、年間26日程度の空室までなら年間収支はプラスに収まります。ワンルームの平均的な入居期間が2年から4年であることを踏まえると、退去のたびに1か月の空室が出ても分岐点は割り込みません。
10年後の残債1,169万円に投下自己資金330万円を足し、累計キャッシュフロー40万円を引いた1,459万円を0.96で割ると、分岐価格は約1,520万円になります。購入価格1,800万円に対して15.6%の下落までは許容できるため、新築のケースより出口の余裕が大きいと判断できます。
中古1,800万円のケースでは、売却価格1,520万円でも譲渡所得は発生しません。減価償却後の取得費が約1,562万円で、売却価格を上回るためです。
ワンルームマンション投資の損益分岐点を下げる3つの方法
分岐点を下げるには固定費を減らすか残債の減り方を早めるかの2方向しかなく、家賃を上げる方法は周辺相場に縛られるため保有中の物件では現実的な手段になりません。効果が大きい順に並べるとローンの見直し、管理コストの削減、購入時の条件設定の3つで、保有中の物件では前の2つ、購入前であれば3つ目が最も大きな差を生みます。
固定費を月5,000円削れば損益分岐となる家賃は約5,300円下がるため、家賃下落に対して耐えられる年数を5年前後伸ばせます。
3つの方法を効果の大きい順に並べると次のとおりです。
- ローンの借り換えと繰り上げ返済で返済額と残債を減らす
- 賃貸管理手数料と保険料を見直して固定費を削る
- 購入時に頭金と借入期間を調整して分岐点を先回りして下げる
ローンの借り換えと繰り上げ返済
金利1.9%を1.5%へ借り換えられれば、残債1,600万円の場合で月々の返済は3,000円以上軽くなります。月3,000円の削減は損益分岐となる家賃を約3,200円下げる効果があり、家賃下落に対する余裕が同じ幅だけ広がります。
借り換えには事務手数料と抵当権の設定費用がかかるため、削減額が費用を上回るかどうかを先に確認します。残債が1,000万円を超え、返済期間が10年以上残っていて、金利差が0.3%以上あるケースでは費用を回収できる可能性が高くなります。
繰り上げ返済は期間短縮型を選ぶと総返済額が減り、期間据置型を選ぶと毎月の返済額が下がります。月次の分岐点を下げたい場合は返済額軽減型、売却時の分岐価格を下げたい場合は期間短縮型が向いています。
借り換え先としてはオリックス銀行や住信SBIネット銀行などが投資用ローンを扱っており、金利は1%台後半から提示されています。審査では物件の担保評価と本人の年収の両方が見られるため、返済実績を2年以上積んでから申し込むほうが承認を得やすくなります。
繰り上げ返済に手数料がかかる金融機関もあるため、1回あたりの手数料と削減できる利息の総額を比べたうえで実行します。
賃貸管理手数料と保険料の見直し
賃貸管理手数料は家賃の3%から5%が相場で、5%から3%に下げられれば家賃8万5,000円で月1,700円の削減になります。管理会社の変更は入居者への通知と敷金の引き継ぎが必要になるため、退去のタイミングに合わせると手続きの負担が軽くなります。
火災保険は5年契約への切り替えや補償内容の見直しで、年間の保険料を2割前後圧縮できるケースがあります。地震保険を付けるかどうかは物件の構造と立地で判断が変わるため、単純な削減対象としては扱いません。
サブリース契約が付いている場合は、契約を解除して一般管理へ切り替えると受け取る賃料が1割から2割増えます。ただし解約には正当事由や違約金の問題があるため、契約書の条項を確認したうえで慎重に進める必要があります。
管理会社の切り替えでは、賃貸借契約と敷金の引き継ぎ、入居者への通知、家賃の振込先変更という3つの手続きを漏れなく処理します。手数料の安さだけで選ぶと入居者募集の力が落ちて空室期間が延びるため、直近の平均空室日数などの募集実績も合わせて確認します。
火災保険は複数社の見積もりを取ると同じ補償内容でも年間で1万円以上の差が出ることがあり、更新のタイミングが見直しの好機になります。
購入時に頭金と借入期間を調整する
購入前の段階であれば、頭金を増やして借入額を減らすことで月次の分岐点を大きく下げられるため、選べる幅が広くなります。1,800万円の物件で頭金を200万円から400万円に増やすと月々の返済は約7,400円下がり、損益分岐となる家賃も同じ幅で下がります。
購入前に確認すべき数字は、損益分岐となる家賃が周辺相場の何パーセント下かという1点です。相場より10%以上低い水準に分岐点があれば、10年程度は家賃下落に耐えられる物件だと判断できます。
借入期間を長くすると月々の返済は下がりますが、元金の減りが遅くなるため売却時の分岐価格は上がります。月次の余裕を取るか出口の余裕を取るかは、保有予定の年数によって答えが変わる選択です。
頭金を増やすほど手元の現金は減るため、空室や設備の故障に備えて家賃6か月分程度の予備資金は残しておく必要があります。金利が0.3%違うだけで1,600万円の借入では月々の返済が2,500円前後変わるため、購入前に複数の金融機関へ打診して条件を比べておきます。
借入期間は物件の耐用年数から逆算して決められるため、築年数が古い中古では30年を超える期間を組めないこともあります。
10年以内に売る前提なら借入期間を短めに設定して元金の減りを優先し、長期保有なら月次の余裕を取る設定が向いています。
まとめ|ワンルームマンション投資の損益分岐点は売却価格まで含めて計算する
ワンルームマンション投資の損益分岐点は、月次の家賃水準、自己資金の回収年数、売却価格の3つに分けて計算します。販売会社の試算表に載っているのは月次だけであることが多いため、売却価格の分岐点は自分で逆算する必要があります。
手元の資料から計算する手順は次のとおりです。
- 重要事項説明書と課税明細書から固定費の月額を合計する
- 固定費を0.95で割って損益分岐となる家賃を出す
- 返済予定表で売却を想定する年の残債を確認する
- 残債と投下自己資金を足して累計キャッシュフローを引き、0.96で割る
新築2,500万円のフルローンでは損益分岐となる家賃が10万2,600円となり、実際の家賃9万2,000円では満室でも赤字が続きます。中古1,800万円を頭金200万円で購入したケースでは6.8%の家賃下落まで黒字を保てるため、購入条件の差が出口の余裕の差に直結します。
すでに保有している物件でも、借り換えと管理コストの見直しで分岐点は下げられ、返済予定表と重要事項説明書を並べて、まず損益分岐となる家賃と現在の家賃の差を確かめてみましょう。











