固定費を削減する7つの方法!節約する際の3つの注意点を解説

「節約したいけど、何から始めればいいかわからない…」
「固定費の削減って、具体的に何をすればいいの?」
支出の中でも大きな割合を占めるのが固定費です。

そのため、まずは、固定費を見直して節約したいと思う人は多いでしょう。しかし、家賃や光熱費などの固定費は必ず支払わなければなりません。どの固定費を削減するべきか迷う方もいます。

そこで本記事では、固定費を削減する7つの方法や削減する際の3つの注意点をまとめました。最後まで読めば、自分に適した削減方法が見つかるでしょう。固定費を抑えたいと思っている方はぜひご覧ください。

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目次

【項目別】固定費を削減する7つの方法

家計の見直しをするうえで、最も効果が大きいのは固定費の削減です。固定費を一度見直せば、自動的に削減効果が続くだけではなく、数万円単位の大きな節約につながります。

本章では、固定費を項目ごとにわけて、削減する方法をお伝えします。

  1. 住居費
  2. 通信費
  3. 車の費用
  4. 保険料
  5. 光熱費
  6. サブスクリプション
  7. 教育費

7つの固定費から、あなたに当てはまる項目を削減していきましょう。それぞれ詳しく解説します。

①住居費

まずは、あなたの住居にかかる費用が削減できないか検討することがおすすめです。住居費は以下の2パターンにわけられます。

  1. 持ち家の場合
  2. 一人暮らしの場合

それぞれの削減方法をお伝えします。住居費を見直したい方は参考にしてください。

①持ち家の場合

持ち家の場合は、住宅ローンを組んでいる方が大半です。借入金額は減らせませんが、住宅ローンの借り換えを行えば、総返済額が減る可能性があります。

現在の契約よりも金利が低い金融機関がないか確認しましょう。まとまったお金が貯まった方は、繰り上げ返済も検討してください。

完済を早めたいなら「期間短縮型」、毎月の支払いを減らしたいなら「返済額軽減型」が効果的です。

②一人暮らしの場合

一人暮らしの場合は、今よりも家賃が安い家に引っ越しを検討してみましょう。今より月2万円安い物件が見つかれば、年24万円の節約ができます。

引っ越しや初期費用が発生しますが、何年か住めば元を取れます。引っ越しによる住居費の削減は、効果が目に見えて実感でき、おすすめの方法です。

また、賃貸更新時に、家賃交渉をするのも1つの方法です。周辺の相場よりも高い場合は、応じてもらえる可能性があります。

②通信費

スマホ代とインターネット代などの通信費を節約することで、固定費を抑えられます。大手キャリアでスマホを契約している人は、格安キャリア・プランへ変更してください。

解約に抵抗がない方は、思い切って格安スマホ(格安SIM)に乗り換えるのをおすすめします。

しかし、解約するデメリットとして、キャリアメールが使用不可になったり、通信速度が安定しなかったりする場合があります。格安スマホは、1,000円以下でスマホを維持できるため、大きな節約効果が見込めるでしょう。

自宅でインターネットを契約している人は、スマホや電気代とセット契約すれば料金が割引になる可能性があります。また、ネットの使用頻度・使用量が少ない方は、スマホのテザリング機能で満足できる可能性があります。

③車の費用

車の費用も見直すべき固定費の1つです。車を維持するうえでかかる固定費は、主に以下の3つです。

  • 自動車保険
  • ガソリン代
  • 駐車場代

自賠責保険(強制保険)は長期契約すれば保険料が割安になります。車検時に支払うケースが一般的ですが、長期契約になっているか確認してみましょう。

自動車保険(任意保険)も見直すことで大きな節約ができます。不要な特約や過度な補償がないか、契約内容を確認することが大切です。おすすめなのは、運転者限定や年齢条件などの条件を付けることです。

車に必要不可欠なガソリン代ですが、節約を意識しましょう。近所のガソリンスタンドを探す際は、比較的割安なセルフ式でガソリンを入れることがおすすめです。

駐車場を借りている場合は、より賃料が安い駐車場を探してみてください。屋外や立地が悪い駐車場なら、比較的安い傾向にあります。

④保険料

保険料の見直しは、固定費の削減に効果的です。万が一のリスクに備えて加入する保険ですが、契約したまま放置していませんか?

保険は人生で2番目に高い買い物とも呼ばれ、保険料の負担は意外と大きいです。特に複数の保険に加入している場合、保障内容が重複している可能性もあります。

また、ライフステージの変化によって必要な保障は変わっていきます。いまのあなたに必要な分だけの保障に見直し、保険料を賢く節約しましょう。

⑤光熱費

光熱費を節約することで、固定費を抑えられます。単純に使用量を減らすのでは、ストレスが溜まってしまい、長続きしません。光熱費を節約する方法をお伝えします。

  • ガス代
  • 電気代

2017年4月からガス小売全面自由化がスタートし、自分でガス会社が選べるようになりました。そのため、契約プランや契約会社を見直すことで、ガス料金が安くなる可能性があります

電気代も同様に、契約プランや契約会社の見直しで、光熱費の削減が可能です。あまり電気を使用しない方は、契約アンペア数を少ないものに下げるだけで、電気代が安くなります。

なお、ガスと電気をまとめることで、セット割が適用されることもあります。ガス・電気会社を変更する場合は、お得なプランがないか確認することがおすすめです。支払いが1つにまとまるのも嬉しいポイントでしょう。

⑥サブスクリプション

契約したものの、今は使っていないサブスクはありませんか?サブスクリプションとは、月・年単位で継続的に料金を支払い利用するサービスのことです。

動画配信サービスや音楽サービスなど、サブスク市場は近年拡大していますが、契約したまま忘れている人も多いです。そこで、料金に見合った利用頻度か確認し、不要なサブスクは解約して固定費を削減してみましょう

例えば、広告なしで再生できる「YouTube Premium」は月額1,280円、年間にすると1万5,360円です。電子書籍が読み放題の「Kindle Unlimited」は月額980円、年間にすると1万1,760円です。

毎月の負担は数千円でも、トータルで見ると大きな負担になります。必要な時だけ契約したり、単品で課金したりするほうが安上がりになる可能性があります。まず、利用中のサブスクを洗い出し、無駄なものは解約しましょう。

⑦教育費

子育て中の方にとって不可欠な教育費も、内容によっては削減可能です。以下は、小学校~高校の学習費総額を、公立・私立別に表したものです。

小学校 中学校 高等学校
公立 352,566 538,799 512,971
私立 1,666,949 1,436,353 1,054,444

学習費総額には学校外活動費、つまり塾代も含まれています。塾代は、IT技術を活用して大きく削減できます。

学校外で学習する手段として学習塾が一般的ですが、インターネットが普及した今、スマホや動画で学習できる環境が整いました。無料で見れる勉強系YouTubeチャンネルも沢山あり、自宅で気軽に学べます。

英会話レッスンは、通いではなくオンラインに切り替えることで、授業料が安く抑えられる可能性があります。学びの質を落とさず価格を抑え、教育費の節約を目指しましょう。

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固定費を削減する際の3つの注意点

固定費の削減方法を紹介しましたが、実行に移す際には注意が必要です。ここでは、固定費を削減する際の注意点を紹介します。

  1. 削減する金額目標を設定する
  2. 変動費の見直しをする
  3. 生活の質を落とさない

本章の内容を把握することで、ストレスを抑えつつ固定費を削減できるでしょう。それぞれ詳しく解説します。

①削減する金額目標を設定する

具体的な目標金額を決めたうえで、固定費の削減を行いましょう。節約を始めると、通信費や光熱費などさまざまなものを減らしたくなりますが、効果は長続きしません。

目標があると、どの部分をいくら減らすべきなのかがわかります。例えば、月1万円の削減目標を掲げたら、格安スマホへの乗り換え・サブスクの解約・保険の見直しで達成できる場合もあります。無理に削減しすぎる必要はありません。

削減する金額を決めることで、無駄に固定費を減らすこともなくストレスを抑えた削減ができるでしょう。

②変動費の見直しをする

固定費の削減は大きな節約効果がありますが、変動費の見直しも大切です。固定費が節約できたあとは、変動費の節約も意識して行動してみましょう。

無理に取り入れる必要はありません。コンビニに行く回数を減らしたり、飲み物は自販機でなくスーパーで買ったりするなど少しづつでも構いません。固定費の削減を実行したあとは、節約習慣を身につける絶好のタイミングです。あなたにあった方法で、変動費の見直しを行いましょう。

③生活の質を落とさない

固定費の削減をするために、生活の質を落とす必要ありません。家賃の安い家へ引っ越すと、数万円単位の節約が見込めますが、住心地が悪く身体的ダメージが大きい場合があります。

また、スマホの使用頻度が多い方は、格安スマホの通信速度にストレスを感じる場合もあるでしょう。節約中であっても、楽しく生活できないと長期的に長続きしません。生活の質が維持できるよう意識して、できる範囲で削減に努めましょう。

固定費を削減してゆとりある生活を目指そう

本記事では、固定費を削減する7つの方法や削減する際の3つの注意点を解説しました。

固定費の削減はまとまった金額を節約でき、一度の見直しで効果が長続きする点が最大の特徴です。固定費の削減で見直すべきものは、居住費や通信費、サブスク代などがあります。

1つだけでも構わないので、自分にできる方法で削減に取り組んでみることがおすすめです。固定費の削減をする際には、生活の質を落とさないよう意識することが大切です。

過度な削減は不要なので、目標金額を決めて行動しましょう。適切な固定費の削減ができれば、自動的にお金が貯められます。

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