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保険

「保険は掛け捨てで十分?」「掛け捨て保険はもったいない!」「掛け捨てじゃない保険のデメリットが知りたい!」という方向けに、掛け捨て保険の必要性を貯蓄型保険と比較して紹介します。医療保険・生命保険加入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

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「〇〇型」や「〇〇保険」など種類の多さに困惑してしまう生命保険。加入しようと思っても、どの保険が自分にぴったりなのかわからずに困っている人も少なくないでしょう。

この記事では、「掛け捨て型保険」と「貯蓄型保険」のメリット・デメリットを比べながら解説していきます。どのタイプの保険に入るべきか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

【概要別】掛け捨て型保険・貯蓄型保険の違い

保険料が無駄にならない商品として、「貯蓄型」というものがあります。契約が満了するときや解約するときに、一定の金額が支払われる内容となっています。

以下では、貯蓄型・掛け捨て型の主な違いについて紹介します。

比較①保険商品の種類

タイプ 保険の種類
掛け捨て型 ・定期
・収入保障
・医療
・がん
・就業不能
貯蓄型 ・終身
・養老
・個人年金
・学資

比較②保険商品の保障内容

死亡・高度障害などに数千万円から数億円の保険金が支払われる掛け捨てに対し、貯蓄型保険は将来への貯蓄を兼ね備えている分、万が一の保障がやや少なめな金額に設定されています。

医療保険については、どちらも入院・手術の保障が基本ですが、特約を加えることでがんや3大疾病・女性の病気などにも対応しています。

仕事ができなくなるリスクに備えた特約を選ぶことで、就業不能や介護状態に対応できる商品が増加しているのが現状です。

比較③保険料

貯蓄型に比べると、付帯機能が少ない分掛け捨て型の方が保険料金が安いです。

料金の高低だけで大切な保険を決めることはおすすめできません。しかし、家計に無理がないよう支出をできるだけ抑えたいなら、掛け捨て型で十分だといえるでしょう。

比較④解約返戻金・満期保険金

貯蓄型は、事故や病気などで保険金が支払われるほか、保険をやめたり、期間が終わったりしたときには「解約返戻金」や「満期保険金」として受け取れます。

契約期間中に何事も起きなければ支払い分が戻ってくるため、資金を将来の生活に役立てられます。

しかし、掛け捨て型の場合は「解約返戻金」や「満期保険金」が戻ってくることは基本的にありません。

掛け捨て型では将来への貯蓄が困難と思われがちですが、保険にかかる費用は安いので、節約した分を他の投資に使うことも可能です。掛け捨て型の保険で必要な補償を得られれば、何か起こっても将来の貯蓄を断念せずに継続できます。

比較⑤メリット

掛け捨て型は、低い料金で大きな補償を受けられることや、契約の見直しがしやすいというメリットがあります。

家族の状況によって将来の必要資金が変わるファミリー世帯にとっては、補償額を自分で決められる掛け捨て型の保険はとても便利といえます。

一方、貯蓄型はその名の通り貯蓄機能が最大のメリットです。支払った保険料は無駄にならず、将来の暮らしに活かすことができます。解約後の返戻金は契約時に確認しておくと良いでしょう。

また、貯蓄型保険は“解約返戻金の一部を借りる”こともできます。急なお金の必要性にも対応できるので安心です。

比較⑥デメリット

トラブルが何も起きなければ、掛け捨て型では保険料が無駄に消えてしまいますし、保険期間が決まっているので、期間が過ぎるとそもそもの効力がなくなります。

また、歳を重ねるごとに審査が厳しくなるのは当然のこと。健康状態に問題が生じているからといって別の商品に入ろうとしても、患っている病状次第では保険の再加入が出来ない可能性があります。

一方、貯蓄型は先述した通り費用がかさむ商品タイプです。将来的に返戻金を受け取れるのはいいですが、その代わりに毎月の支出が膨らむ点は考慮すべきポイントといえるでしょう。

【目的別】掛け捨て型保険・貯蓄型保険の違い

保険商品は「どんな目的で加入するのか」によって区別できます。

予期せぬ事故や病気などに備えて保障を得たいのか、はたまた老後のライフイベントに向けて資金を蓄えつつ、いざという時の備えをしておきたいのか、目的意識を持つと商品選びがスムーズに進みます。

以下では、保険を利用する目的について解説します。

家族のために死亡リスクに備えたいケース

貯金では対応できないお金のリスクに備えたい方には、掛け捨て型保険が最適です。

最も分かりやすい例が、死亡リスクへの対策です。死亡保障は貯蓄型の終身タイプでも付けられますが、定期タイプと同じ保障額だと料金が高くなります。

掛け捨てなら、安い料金で必要な期間だけしっかりと保障されます。支出を抑えれば、自分の楽しみに使えるお金も多くなります。

保障を受けつつ将来のためにお金を貯めたいケース

貯蓄タイプでは、将来に備えてお金を貯められます。貯金の目的に応じて契約期間が決まっている「学資保険」や「個人年金保険」などを利用すれば、人生の大切なタイミングに必要な資金を予め準備することができます。 貯金の目的が明確であるため、順調に進めば契約期間が終わる頃までに目標の資金を貯められるでしょう。

貯金目標を達成するために、他の金融商品を活用したい

貯金計画を実行する場合、契約の中断には慎重になる必要があります。というのも、保険料を支払っている最中に中断すると、受け取れる解約金が支払った保険料を上回らない可能性が高いためです。

計画を中断すると損失が発生する期間があり、急に資金が必要になった場合に問題が生じる可能性があります。

その点、掛け捨てタイプは貯金の性質が一切ないため、料金が安い分他の金融商品に資金を流すことができます。

したがって、人生の重要な瞬間に備えるためには、保険に頼り切らず、現金化が容易な商品やさまざまな金融商品を組み合わせて活用することも視野に入れましょう。

掛け捨て型保険の種類

掛け捨て型には、大きく分けて2種類の保険タイプがあります。仕組みやメリットを理解するには、どのようなバリエーションがあるかや、それぞれの特徴に焦点を当てる事が大切です。

以下では、掛け捨てタイプの種類について紹介します。

タイプ①終身型

病気やケガで入院や手術をした場合に、一生涯保障が続くタイプです。加入当時の保険料が、変わらずに続くという安心感が魅力です。

支払い方法にはいくつかの選択肢があり、終身で支払い続ける「終身払い」の他に、10年や20年などの一定期間や、60歳や65歳などの特定の年齢までに支払いを終える「短期払い」も利用できます。

タイプ②定期型

一定の期間だけ医療保障を提供するタイプです。特定の期間中に病気やケガで入院や手術が必要になった場合、給付金が支払われます。ただし、保障期間が終了すると、入院や手術に対する給付金は受けられません。

更新型の医療保険も存在し、契約者が何もしなければ更新される仕組みです。ただし、更新ごとに年齢に応じて料金が変動する点に注意しておきましょう。

掛け捨て型保険のメリット・デメリット

掛け捨てタイプは、金額が低くても充分な保障が得られるという良い点がありますが、反面に悪い点もあります。

メリットやデメリットを把握して、自分にぴったりの商品を選んでください。

デメリット

解約時や満期時にお金が戻ってこない

基本的に解約時や満期時にお金が戻ってくることはありません。もしも契約期間中に何かあったらしっかりと支払いは行われますが、途中で辞めたり何事もなく終わったりしたら、支払った保険料は返ってきません。

保障期間の定めがある

契約プランによっては、保障期間が定められています。保障期間が終了した場合、同じ保障を希望するなら更新する or ほかの商品に移る必要があります。

ただし、料金は更新の可否や年齢に応じて変動するため、同じ保障を維持する際には支出の増加が予想されます。新たな契約を結ぶ場合には、健康状態の評価が必要であり、健康面での問題があると契約が難しい場合も考えられます。

メリット

貯蓄タイプに比べて保険料が低い

掛け捨てタイプは、料金が貯蓄タイプよりも低いことが特徴です。一般的には解約や満期になっても返戻金が期待できません。代わりに、同等の保障に期待しつつ毎月の保険料が抑えられています。

負担を最小限に抑えつつ、しっかりとした保障を受ける手段としての魅力を持っているといえるでしょう。

保障の見直しがしやすい

積み立て型商品では、保障が終身で継続するため、自発的な解約や変更手続きを行わない限り、保障内容の見直し機会が限られています。

一方、期間限定の死亡保険商品では、10年や20年など特定の期間にわたって保障が提供されるため、保障の充実度を容易に調整でき、保険期間終了時には見直しの機会が生まれます。

生活の段階や家族構成によって必要な保障は変動するため、更新や切り替えの際に保障内容を見直すことで、自身に最適な保障を整えることが可能です。

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保険は掛け捨てで十分な人の特徴

保険は自分の将来の計画に応じて決めることが重要です。掛け捨て型は次のようなケースに向いています

①20代や独身の人

20代や独身の人には掛け捨て型の医療保険がおすすめです。特に20代はお金をためるのが難しく、万が一入院したら入院費用などが払えないかもしれません。

そのため、料金が安く生活に与える影響が少ない上に、貯金が少なくても入院費用が保障されるというメリットは魅力的なポイントでしょう。

②結婚や出産でお金が必要な人

新婚の方や赤ちゃんがもうすぐ誕生する方は、結婚や出産に伴う出費が多く、保険に回せるお金が少なくなると思います。そんな方には、一度の支払いで済むタイプの商品がおすすめです。

特に、妊娠していない女性・妊娠の可能性がある女性は、病気に対応する保険や、女性疾病特約などに入っておくと安心です。ただし、一度の支払いで済むタイプの商品は、貯蓄にはなりませんので、必要な保障額をしっかりと確保することが重要です。

③60歳以上で定年退職して収入が減った人

定年退職後は、年金が主な収入源になります。ですから、家計の支出を節約する必要があります。老後の資金が足りないときは、払ったお金が戻ってこないタイプの保険がおすすめです。

ただし、持病や過去の入院歴などで入れないこともあるでしょう。そのようなときは、審査が厳しくないタイプの商品が良いでしょう。持病や入院歴があっても、加入できるチャンスがあります。

掛け捨て型保険に申し込みする際のポイント

以下では、掛け捨てタイプの保険に申し込みをする際のポイントについて解説します。

加入するときは自分の健康状態を正直に伝えることが大切

自分の健康状態や過去の病歴、仕事の種類などを、保険会社に正確に告げることが必要です。保障内容によっては、特定の基準を満たさなければ契約できないことがあります。

自分の健康状態や過去の病歴などを隠したり、嘘の申告をしたりすると、告知義務違反になります。告知義務違反になると、保険金が払われなかったり、契約が取り消されたりする恐れがありますので、注意しましょう。

理性的に選ぶことが大切

保険を選ぶ際は、感情に左右されることなく商品のメリットやデメリット、必要な保障の内容をよく理解しましょう。

不慮の事故や病気に備えるもの、お金を貯めるもの、将来の夢や目標に向けて資金を作るものなど、目的は人それぞれです。自分の目的を明確にしてから、掛け捨てタイプと積立タイプを見比べてみましょう。

自分の状況に合わせた保障を選ぶ

自分や家族のライフスタイルに応じて、必要な保障を検討することが重要です。保障が必要な期間や対象、死亡や病気などの保障の種類、保険金の金額と支払い金額の関係などをきちんと比べてみましょう。

住宅ローンや子どもの教育費、老後の生活のための資金など、一生涯のお金の計画を立てると、適切な保障を選ぶのに役立ちます。

掛け捨てはもったいないといわれる理由

「掛け捨て型保険はもったいない」「掛け捨て型保険は無意味だ」という考え方が一部にありますが、その理由について解説します。

もったいない理由①保険料が払った分だけ戻らない

一般的にいわれる掛け捨て型保険とは、保険期間が終了したり、契約を解除したりすると、満期保険金や解約払戻金(解約返戻金)が支払われない保険のことです。

保険というものは、何かあったときに死亡保障金や医療給付金などの補償が得られるものですが、そのようなことが起こる確率は低いです。

そのため、契約期間が終わってしまうと支払ったお金は無駄になってしまうことから「保険料を払っても、掛け捨て型保険は得しない」といわれてしまうのです。

もったいない理由②保障期間が決まっている

掛け捨てタイプには終身保障の商品も存在しますが、大半は保障期間があらかじめ設定されています。その影響で、加入時の年齢によっては、保障期間が5年や10年などの短期間の契約になってしまうことがあります。

実質的に、保障が必要ない状態で期間が切れてしまうリスクが高くなってしまいます。「加入しても意味がない」と感じるのも、このためでしょう。

もったいない理由③国の医療制度や障害給付金で充分だと思うから

掛け捨て型の医療保険に加入する必要がないと感じる人の中には、高額療養費制度や傷病手当金で事足りると考える人がいます。

高額療養費制度とは、医療費が高くなった場合に、一定額以上の部分は支払わなくても済むようになる国の制度です。この制度を利用すれば、たとえば医療費の総額が100万円になっても、約9万円程度の支払いで済みます。

また、傷病手当金とは仕事を休んで治療に専念する場合に、給与の3分の2を受け取れる健康保険の制度です。

以上の制度を使えば、自分に何か起きても安心して対応できるという考え方です。

まとめ:医療保険は掛け捨てで十分か判断がつかないときはプロに相談しよう

この記事では、掛け捨てで十分といわれる保険商品について紹介しました。掛け捨て型と貯蓄型では、それぞれに良い点と悪い点があることが分かりました。

終身型と定期型の違いを把握して、自分にぴったりの医療保険を選びましょう。

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