ニュースレター登録

保険

「独身だけど保険に入ったほうがいいの?」
「保険って色々種類があってわからない」
と悩んでいる独身の方も多いでしょう。

この記事では、独身の方が最低限入っておくべき保険を詳しく解説します。

独身で入るべき保険や年代別に入ったほうが良い保険、保険を選ぶ際の注意点など、気になる内容をまとめました。

ぜひ保険選びの参考にして、自分に合った保険を見つけてください。

\ 「オリジナル家計診断書」無料プレゼント /

無料診断する

独身か既婚かで入るべき保険は違う

独身と既婚で入るべき保険は異なります。大きな違いは、自分だけの保障で良いのか、自分にもしものことがあった場合に、自分と家族の保障も必要なのかという点です。

独身の方でも例えば養っている家族がいる場合、自分にもしものことがあっても引き続き養っていけるような蓄えを残す必要があります。

子供の有無や、共働き、貯蓄額によっても必要な保険は変わってきます。

独身の方は「自分だけのことだからいいや…」と保険は後回しになりがちですが、もしもの時に備えて、自分に必要な保険を検討しておきましょう。

独身で最低限入っておくべき保険7選

まずは、独身の方にとって必要性が高く、最低限入っておくべき保険の種類を7つをお伝えします。保険は種類が多く、保険会社に言われるがままの保険に加入している方も少なくありません。

自分に必要な保険を見極めることで、本当に必要な時に役立つ大切なお守りになるので、一つずつ理解することが大切です。

  1. がん保険
  2. 生命保険
  3. 医療保険
  4. 個人年金保険
  5. 就業不能保険
  6. 所得補償保険
  7. 介護保険

がん保険

がん保険とは、がんと診断された際や、がんで入院や治療をした際に備える保険です。
日本人男性の2人に1人、女性の2人に1人が、一生のうちにがんになると言われています。

参考:がん情報サービス|最新がん統計のまとめ

がんは手術や長期的な治療が必要な場合が多く、治療費はもちろん入院費や交通費、ベッド代など、様々な出費が予想されます。

がん保険はがんに特化した保険なので、がんと診断された時点で一時金を受け取れたり、がんの医療にかかった費用を賄ったりしてくれます。

がん保険に加入することで、納得のいく治療を進めることが可能になり、独身でも安心して治療を受けることができます。

生命保険(死亡保険)

生命保険(死亡保険)とは、主に被保険者に万一のことがあった場合に保険金が支払われる保険です。また、約款に定められた高度障害になったときにも支払われます。

配偶者や子どもがいない独身の方は、優先度が下がってしまうので注意しましょう。

自分にもしものことがあった場合に、両親やお金を残しておきたい相手がいる方は、生命保険への加入を検討しましょう。

医療保険

医療保険とは、病気や怪我で通院や入院をしたりする時に、公的医療保険では保障されない費用をカバーする保険です。
高額療養費制度により、毎月の限度額はありますが、医療費以外にかかるお金は意外と多いです。

例えば、病気で入院や通院となった際は食事代や差額ベッド代、交通費、先進医療による治療費も公的医療保険の適用外となります。

独身の方の場合、自分で治療費などを工面することになり、一気にお金がかかってきてしまいます。そんな不安を解消してくれるのが医療保険だと考えましょう。

個人年金保険

個人年金保険とは、老後の必要な生活資金に対し、国民年金や厚生年金などの公的年金に上乗せして補完する目的で、老後に必要なお金を今から蓄えておくための保険です。

「年金、ちゃんと貰えるのかな…」と老後資金が心配な方は、個人年金保険がおすすめです。
独身の方なら働きながら少額でも、毎月コツコツ貯めていくことで、老後には大きな資金になっています。

将来見込まれる年金収入額は計算することができるので、一度自分の将来像を考え、老後どのくらいの資金が不足しそうなのか考えることが大切です。

就業不能保険

就業不能保険は、病気や怪我などの理由により働けなくなった時に収入をカバーしてくれる保険です。独身の方は、ぜひ検討しておいた方が良い保険の一つでしょう。

特に自営業やフリーランスの方におすすめです。
急に働けない状態になると、収入がなくなってしまい生活ができなくなってしまいます。

会社勤めの方は有給休暇や傷病手当など保障を受けることができますが、自営業やフリーランスの方は公的保障がない方が多いので、生活費を保障してくれる就業不能保険は優先度が高いといえるポイントです。

所得補償保険

所得補償保険は、怪我や病気で働けなくなった時に収入の減少を助けてくれる保険です。
支払い要件を満たすと、毎月一定額の保険金を受け取ることができます。

保険期間は、就業不能保険のように長くは設定できず、一般的に1~5年と短いです。保険金を受け取れる期間も1年が一般的で、長くても2年の保険が多いです。

所得補償保険は、公的保障ではまかなえない部分の収入減をカバーする保険なので、自分が働けなくなった場合の公的保障を把握して、足りない部分を保険で備えましょう。
自営業やフリーランスの独身の方は、公的保障も少ないので、所得補償保険に加入しておくと安心です。

介護保険

人生100年時代とも言われる現代では、75歳以上の4.5人に1人が要介護認定を受けています。
民間の介護保険は、公的介護保険ではまかなうことができない、介護で生じる経済的負担に備える保険です。

公的介護保険は、デイサービスや訪問介護等のサービスの一部を負担してくれますが、現金を支給してくれる訳ではありません。
民間の介護保険は、主に一時金や年金形式として現金が支払われます。独身の場合、要介護や要支援になって働くことが難しくなると収入も減ってしまうので、生活費の補填など様々な用途で使うことができます。

また、公的介護保険は給付対象年齢が40歳以上とされているので、40歳未満で要介護認定を受けた場合の備えとしても安心です。

独身で入るべき保険を年代別に紹介

次に、独身で入るべき保険を年代別に詳しく解説します。年代によって必要な保険は変化していきます。

病気のリスクや家庭環境、職業も変化していくので、状況に合わせた保険選びが重要です。

年代別の保険を参考に、自分のライフプランや貯蓄額、職業を加味した上で、ぜひ保険選びの参考にしてください。

20代

20代の独身の方は、医療保険やがん保険がおすすめです。20代はまだ働き始めで貯蓄が少ない方が多いので、急に怪我や病気をした場合にお金が足りないというような状況になってしまいがちです。

まだ若い20代の方だと病気のリスクも低いので、医療保険やがん保険の保険料も安く設定されています。
病気や怪我の通院、入院保障に加えて、先進医療特約をつけると健康保険以外にも病気や怪我への対策ができるので安心です。

30代

30代の独身の方は、就業不能保険がおすすめです。30代になり収入も増え、独立やフリーランスを考える方も多いです。

自営業やフリーランスの方は公的保障がないため、働けなくなった場合にまったく収入がなくなってしまい、貯蓄で生活費や治療費などを賄っていかなくてはなりません。

働けなくなった場合のことを考え、生活費の補填分を保険で賄うようにしましょう。
また、20代と同じで最低限の医療保険、がん保険は加入しておいた方が安心です。

40代

40代の独身の方は、個人年金保険がおすすめです。老後のことを少しずつ考え始める時期です。老後の資金が不安な方はまずは、自分の将来貰える年金額を計算してください。

公的年金受給のシュミレーションなど、自分で年金額を調べることができます。

将来貰える年金額と貯蓄額の見込みなどを計算し、老後の不足分を個人年金保険で補うことが理想的です。
早めに個人年金保険に加入しておくと、毎月の支払いが少額ですむので財布への負担が少ないです。

50代

50代独身の方は、がん保険と生命保険がおすすめです。50代になるとがんのリスクが高まります。

2019年の罹患データに基づいて累積生涯がん罹患リスクを推定すると、40代では男性2.8%、女性6.3%だったのが、50代では男性7.7%、女性12.5%まで上がります。

がんの治療には保険適用外で費用もかかることが多いので、治療の選択肢の幅を狭めないためにもがん保険の加入を検討しましょう。

また、貯蓄があまりない独身の方は、生命保険でもしもの時の葬式や墓代を保障しておくと安心です。

参考:公益財団法人がん研究振興財団「がん統計2023」

この記事の内容の他にも、「お金が貯まる29の知恵」を1冊にまとめました。
今ならLINE登録するだけで、無料でプレゼントしています。
この機会に是非一度LINE登録して、特典を今スグ受け取ってください。

独身で入るべき保険を男女別に紹介

独身で入るべき保険の中でも男女によって優先すべき保険は変わってきます。独身で入るべき保険を男女別にご紹介します。

男性はがんや病気に備え、女性は長生きのリスクに備える必要があります。

  • 男性はがん保険、医療保険がおすすめ
  • 女性は個人年金保険がおすすめ

それぞれ詳しく解説するので、ぜひ確認しておきましょう。

男性はがん保険、医療保険がおすすめ

独身の男性は、医療保険の中でもがんに特化した保険の加入を検討しましょう。

国立がん研究センター「最新がん統計」によると、日本人男性が一生のうちにがんと診断される確率は65.5%で、日本人男性の2人に1人ががんと診断されています。
女性は51.2%と男性の方が、がんになる確率が高いことがわかります。

がん保険の多くは、がんの治療により入院や通院をした場合、定期的に給付金を受け取れるものや、がんと診断された場合、まとまった診断給付金が支給されるものが一般的です。

また、医療保険で幅広い怪我や病気に備えつつ、特約でがんと診断された場合に受け取れる給付金を上乗せできる保険もあるので、医療保険と併せて備えておくと良いでしょう。

参考:国立がん研究センター「最新がん統計」

女性は個人年金保険がおすすめ

独身の女性は、長生きのリスクに備えた個人年金保険がおすすめです。
厚生労働省の「簡易生命表(令和4年)」によると、令和4年の男性平均寿命は81.05歳に対し、女性は87.09歳と男女差でも6.04歳の差があります。

長生きすることで生活費の不足が考えられます。元気に働き収入がある時は良いですが、退職し年金生活になった時に貯蓄が少なければ、生活費が足りなくなってしまい、生活が苦しくなってしまいます。

個人年金保険は、年金に上乗せして足りない生活費を補ってくれるので、独身女性におすすめです。終身年金にすると生きている限り、一生涯年金を受け取ることができます。

自分の受け取れる年金額を知り、足りない部分を個人年金保険で補填しましょう。

参考:厚生労働省の「簡易生命表(令和4年)」

独身の方が生きていく上で考慮するべきリスク

独身の方が生きていく上で考慮すべきリスクを3つご紹介します。

独身の方は生活費など、全て自分でまかなっているので、急な病気や怪我で働けなくなった場合や、老後の生活費など、生きていく上でかかるお金を考えておく必要があります。

  • 病気や怪我によって仕事ができなくなるリスク
  • 長生きをした際に貯蓄がなくなるリスク
  • 死亡した際に自身の親族に負担を与えるリスク

また、自分が死亡した場合にかかるお金や借金など、親族に負担になってしまうリスクも併せて考えておきましょう。詳しく解説していきます。

病気や怪我によって仕事ができなくなるリスク

独身の方で一番心配になるのが、病気や怪我により仕事ができなくなってしまうリスクでしょう。独身の場合、医療費はもちろん生活費も自分で用意しなくてはいけません。

2.3日の入院なら心配ありませんが、1ヶ月以上の長期入院や手術を受ける可能性も大いにあります。
病気や怪我により長期的に働けなくなると、収入が減少し生活が苦しくなってしまいます。

急に働けなくなった場合に備えて、就業不能保険や所得補償保険に加入していると、いざ病気や怪我で働けなくなった場合でも安心です。
病気や怪我のリスクは誰にでも起こりうるリスクなので、最低限の準備はしておきましょう。

長生きをした際に貯蓄がなくなるリスク

人生100年時代と言われている現代では、長生きのリスクも考慮する必要があります。

2023年の家計調査報告書によると、65歳以上の単身無職世帯の平均実収入は12万6,905円です。それに対して、支出の合計は15万5,495円となり、毎月の不足額は2万580円とされています。

老後30年間暮らすとすると、約740万円の貯蓄が必要となります。それに加えて、介護や医療費の備えも考えておかなくてはいけません。

個人年金保険など、老後に向けて今から貯めておくことが大切です。

参考:総務省の「家計調査報告書(2022年)」

死亡した際に自身の親族に負担を与えるリスク

もし、自分が病気や突然の事故等で死亡した際に、親族に負担を与えてしまうリスクも考えておきましょう。

自分の両親を養っている場合、死亡保険など自分が死亡してもお金が残せるようにしておくと安心です。自分の葬式代も準備しておくと、親族への負担が軽減されます。

【第6回】お葬式に関する全国調査(2024年)によると、お葬式にかかる平均費用は118.5万円なので、貯金では心配という方は死亡保険で用意しておくと良いでしょう。

また、親族が知らない借金がある場合は、伝えておかないともし相続してしまった場合、借金も一緒に相続してしまうので、思わぬ負担をかけてしまう可能性があります。

参考:いい葬儀の「【第6回】お葬式に関する全国調査(2024年)」

保険へ加入した方が良い独身の人

保険へ加入した方が良い独身の人の特徴を3つご紹介します。

「また今度でいいや」と後回しにしていると、いざという時に大変な思いをすることになるので、今からきちんとリスク管理しておくことが重要です。

自分に当てはまるかどうか、考えてみましょう。

  • 自分で事業を行なっている方
  • 貯蓄をするのが苦手な人
  • 養っている家族がいるもしくは借入がある人

自分で事業を行なっている方

自営業やフリーランスの方は、会社員の方と違い有給休暇や傷病手当金などの制度がありません。

2.3日の入院で済めばいいですが、長期入院や大きな手術になり、長期的に働けなくなると、収入が減少してしまいます。

独身の方で貯金もあまりない場合、治療費や生活費により、生活自体が困難になってしまう可能性があります。

そのため、病気や怪我等で働けなかった場合に備えて、就業不能保険や所得保障保険の加入がおすすめです。

貯蓄をするのが苦手な人

貯金が苦手な方は、いざという時のために保険で備えておきましょう。

病気や怪我は予測できません。例えば急に病気になり、長期的に入院することになってしまい働けなくなると、収入が減少してしまいます。

独身の方で貯蓄がないと、治療費の負担に加えて、家賃や生活費の支払いも困難になります。

必要な治療が受けられるための医療保険や、働けなくなった時に備えて就業不能保険などを検討してみましょう。

養っている家族がいるもしくは借入がある人

独身の方で両親など養っている家族がいる方は、死亡保険がおすすめです。

急な事故や病気で自分が亡くなってしまった場合、貯金など残っているお金がないと、養っている家族が困ってしまいます。死亡保険は保険料の負担も少なく、持病があっても加入できる保険もあるので、養っている家族がいる方は加入を検討しましょう。

また、借金など借入を残したまま亡くなり、家族が相続をすると借金も相続の対象となり、借金を肩代わりしなくてはいけなくなります。

自分の負担を家族に背負わせてしまうことになるので、借入がある場合は、事前に伝えておきましょう。

保険へ加入しなくても良い独身の人

次に、保険へ加入しなくても良い独身の方を3つご紹介します。保険はあくまで何かあった時の備えなので、貯金や福利厚生でしっかり補える場合は必要ありません。

あれもこれもと保険に入りすぎると、いざ必要な保険はどれかわからなくなってしまい、無駄な保険料を払ってしまいます。

  • 会社の福利厚生が充実している人
  • 貯蓄を行うことができる人
  • 養っている人がいなくて借入もない人

自分に必要な保険はどれなのかしっかり理解し、理想のライフプランを考えておきましょう。

会社の福利厚生が充実している人

会社の福利厚生が充実している方は、保険の加入はあまり必要ではありません。

例えば、病院に入院したり治療が長引いたりする場合、医療費の自己負担額が一定の金額を超えた部分を払い戻ししてくれる付加給付の制度があります。

また、病気で働けない間でも一定の給料が保障される制度がある会社も存在します。会社の福利厚生が充実しており、保険でまかなわなくてもいい方は、保険にわざわざ入らなくてもいいでしょう。

自分の会社の福利厚生をしっかり調べて、足りない部分だけの保険を検討するようにしてください。

貯蓄を行うことができる人

貯金が苦手な方がいる一方で、貯金が趣味というぐらい貯金上手な方もいます。貯金ができる方は、わざわざ保険で備えておく必要はないでしょう。

例えば、病気や怪我で働けなくなった時でも、貯金がしっかりあれば治療を受けながら、住宅ローンなど生活費を支払うことができます。

また、NISAや確定拠出年金(iDeCo)など、急な出費や老後資金もしっかり準備している方もいます。

ある程度、どんな状況になっても貯金でまかなえる方は、保険の加入は不必要です。自分に保険が必要かどうか、現在の状況をしっかりと確認した上で、今後のライフプランを考え、どれぐらいの資金が必要なのか算出してみましょう。

養っている人がいなくて借入もない人

独身の方でも両親や親族を養っている方や借入がある場合は、保険や貯蓄でお金を残しておく必要があります。

しかし、養っている親族がいない、借入もない方は、自分が亡くなった時にかかる葬式代ぐらいの準備ができていれば、保険に加入する必要はありません。

もし自分が亡くなった時に借入があると、親族が遺産を相続する時に借入も対象となり、借金を肩代わりしてもらうことになります。

借入がある場合は早めに返すようにし、親族にも借入がどのぐらいあるかということを日頃から話しておきましょう。借金などどうしても話しにくい場合は、手紙や遺書できちんと残しておくと安心です。

独身の方が保険を選ぶ時の注意点

ここからは、独身の方が保険を選ぶ時に注意して欲しい点を5つお伝えします。保険は様々な種類があり、自分に不必要な保険に加入してしまうこともあります。

毎月の保険料も積み重なれば、負担も大きくなってしまいます。自分に本当に必要な保険を選ぶことが大切です。

次のことに注意をして保険を選ぶようにしましょう。

  1. 働けなくなった場合の保障が大切
  2. 病気や怪我の保険が優先
  3. 死亡保障は不要
  4. 家庭環境や職業に合わせて保険を選ぶ
  5. 病気や怪我になってからでは加入できない恐れもある

働けなくなった場合の保障が大切

病気や怪我で突然働けなくなった場合に備えて、保険を選びましょう。

すぐに退院できる病気や怪我なら心配ありませんが、貯金もあまりない中で、長期の治療や入院が必要な病気になってしまうと、収入が激減してしまいます。

収入が減少しても医療費の他に、住宅ローンや生活費は毎月掛かってきます。充分な治療を受けるための医療保険や、働けなくなった時に生活費を支えてくれる就業不能保険がおすすめです。

とくに、自営業やフリーランスの方は、会社員のような福利厚生がなく、傷病手当金や付加給付といった制度がないので、保険で備えておくことが大切です。

病気や怪我の保険が優先

独身で保険に加入していない方は、まず病気や怪我の保障を優先しましょう。貯蓄も大切ですが、病気や怪我による治療費や収入の低下に備えることが重要です。

入院した際は様々なケースがありますが、自己負担額の総額として10~20万円の費用負担になる可能性もあります。。貯蓄がない場合、生活が苦しくなってしまいます。

病気や怪我をした際にお金の心配をしなくていいように、医療保険の加入をまずは検討しましょう。

死亡保障は不要

独身で生命保険に大きな保障をかけている方もいますが、基本的に独身の場合は死亡保障の優先度が低くなります。

自分が働けなくなったり、死亡した際に困る人がいる場合は、死亡保障が必要になってきますが、葬式や墓代などを賄える最低限の貯蓄がある方は死亡保障は不要です。

がんになったり、病気や怪我をした際の保証が手厚い保険や、就業不能保険を優先して加入を考えてください。

家庭環境や職業に合わせて保険を選ぶ

独身の方でも両親や親族を養っている方や借入がある場合は、保険や貯蓄でお金を残しておく必要があります。

しかし、養っている親族がいない、借入もない方は、自分が亡くなった時にかかる葬式代ぐらいの準備ができていれば、保険に加入する必要はありません。

もし自分が亡くなった時に借入があると、親族が遺産を相続する時に借入も対象となり、借金を肩代わりしてもらうことになります。

借入がある場合は早めに返すようにし、親族にも借入がどのぐらいあるかということを日頃から話しておきましょう。借金などどうしても話しにくい場合は、手紙や遺書できちんと残しておくと安心です。

病気や怪我になってからでは加入できない恐れもある

保険に加入する場合、保険会社による審査を受け、審査に通らないと基本的に保険には加入できません。

保険は多数の人々がそれぞれの危険度に見合った保険料を出し合って保障しあう制度です。そのため、健康状態の良くない人やすでに病気の人が同じ条件で契約すると、契約者間の公平性が保てなくなります。

まだまだ元気だしと保険の加入を後回しにしていると、いざ病気や怪我をした場合、保険に加入できない可能性が高いです。

病気や怪我をしていても加入できる保険もありますが、保険料が割高だったり、給付金をもらえる条件が厳しかったりと制限もあるので、注意しましょう。

独身で最低限入っておくべき保険についてよくある質問

独身で最低限入っておくべき保険に関連する質問について、3つピックアップしたのでご紹介します。

  • 最低限入るべき保険は?
  • 独身の保険の平均は?
  • いくら貯金があれば保険はいらないですか?

最低限入るべき保険は?

どの年代でも急に高額の医療費が必要になる可能性があることから、医療保険に入っておくべきでしょう。

がん保険はがんのみ対象であり、がんになるのは高齢の方がほとんどです。

様々な病気の備えになる医療保険は、最低限入るべき保険だと言えます。

独身の保険の平均は?

1世帯で年間払っている保険料は、約37万円です。

扶養家族がいないため、保障が1人分で済むため、既婚者や子供のいる過程に比べて保険料が安く済みます。

参考:公益財団法人 生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」

いくら貯金があれば保険はいらないですか?

どれくらいの医療費が発生するかは個人ごとに異なるので一概にはいえませんが、およそ200万円~300万円ほどあれば、保険に入っていなくてもすぐに破産するということはないでしょう。

医療費では、高額療養費制度を利用すれば、一か月の実質負担額が高くても30万円程度になります。

ただし、病院での精算時には立て替えて払う必要があるため注意しましょう。

まとめ:不必要な保険に入ってしまわないように

独身で必要な最低限の保険をご紹介しました。独身の方は万が一の時、自分で対処しなくてはいけない不安があります。

独身でどの保険に入ればいいかわからない方は、病気や怪我をした際の医療保険をまずは検討しましょう。働けなくなった際の就業不能保険や、老後の貯蓄ができる個人年金保険もおすすめです。

自分の貯蓄額や将来像を考えながら、自分に必要な保険を考えリスクに備えることが大切です。

\ 「オリジナル家計診断書」無料プレゼント /

無料診断する

CONTENTS 注目のコンテンツ

THIS WEEK’S RANKING 今週の記事ランキング