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保険

持病があっても医療保険に加入できる?持病による影響を解説

医療保険に加入する際は健康状態の告知が必要です。しかし、持病がある人は「持病があると医療保険に加入できないのではないか」と心配になるでしょう。

結論から言うと、持病があっても医療保険に加入できることがあります。しかし、特別な条件がつくこともあります。また、従来の告知内容よりも項目が少ない医療保険を選ぶ必要があるかもしれません。

今回は持病がある人の医療保険加入について解説します。持病があって保険加入が心配という人は、適切な医療保険を選ぶ際の参考にしてください。

医療保険は入院・手術への備え

医療保険は病気や怪我による入院・手術の際の金銭的な負担に備える保険です。入院や手術時の保障が主契約で、特約として通院や先進医療を受けた際の保障などを付加することでさらに保障内容が充実します。

医療保険は民間の保険会社から販売されており、年齢や性別、保障内容によって保険料は異なります。最近では持病がある人でも加入しやすい医療保険が販売されるなど、続々と新しい医療保険が登場しています。

持病とは

持病とは、いつまでもなかなか治らない病気のことを指し、慢性的なものや、長期間の継続的な治療を必要とする場合が多いのが特徴です。

持病が医療保険加入に与える3つの影響

医療保険に加入する際は健康状態の告知をしなければなりません。しかし、持病が原因で医療保険の加入に影響が出ることも考えられます。一般的に、医療保険の加入に影響があると考えられるのは以下の病気です。

  • がん
  • 心臓病
  • 肝硬変
  • 糖尿病

上記の持病はあくまでも代表的な例であり、保険会社や保険商品によって取扱いが異なるため注意しましょう。 上記の持病が医療保険加入時に与える影響には、謝絶部位不担保割増保険料の3つがあります。

影響1:謝絶

医療保険に申し込んだものの、保険会社から「引き受けできない」と判断されることを謝絶と言います。医療保険をはじめ、保険は相互扶助の精神で成り立っているため、加入者間の公平性を担保しなければなりません。

そのため、持病がある人の告知内容次第では給付金の支払いリスクが非常に高いと判断され、保険会社から加入を断られることがあります。

影響2:部位不担保

加入者間の公平性を保つ目的で、契約時に身体の特定の部位や特定の病気を保障の対象外とすることを部位不担保と言います。

仮に胃潰瘍の持病がある場合、保険会社によっては「胃および十二指腸」に関わる病気が2年間保障の対象外となります。なお、部位不担保は不担保となる期間が設定されるため、全ての保険期間を通して部位不担保となるわけではありません。

影響3:割増保険料

割増保険料とは、被保険者の健康状態が保険会社の基準を満たしていない場合、危険の程度に応じて従来の保険料に上乗せされる保険料を指します。保険料が割り増しとなる条件は保険会社ごとに異なり、特別保険料と呼ばれることもあります。

持病があっても加入できる医療保険はある?

持病が原因で契約内容に特別な条件が付くことがあります。しかし、持病があるからといって医療保険に全く加入できないというわけではありません。持病があっても加入できる医療保険には、以下の2つがあります。

  1. 無選択型保険
  2. 引受基準緩和型保険

①無選択型保険

無選択型保険とは、健康状態の告知をせずに加入できる保険です。一般的に通常の生命保険や医療保険と比べると保険料は高く、設定できる給付金額の上限は低く設定されています。

また、従来の保険に比べて免責事項の範囲が広いことが多く、加入前の確認が必要です。

②引受基準緩和型保険

持病があっても加入しやすい保険として引受基準緩和型保険があります。引受基準緩和型保険の場合、告知事項が一般的な医療保険に比べて少ないです。多くの医療保険の告知では、直近の人間ドックや健康診断結果を問うのに対し、引受基準緩和型保険では問われません。

持病が原因で従来の医療保険に加入できない場合は、告知項目が少ない引受基準緩和型保険も選択肢の一つとなります。

持病を抱えながら医療保険に加入する場合の注意点

無選択型保険や引受緩和型保険は持病があっても加入しやすい医療保険ですが、これらの医療保険に加入する場合であっても以下のいくつかの注意点に留意する必要があります。

  1. 告知義務違反
  2. 加入内容が保険会社に登録される
  3. 契約を見直せない可能性がある

なかでも「告知義務違反」は、給付金が支払われないだけでなく、契約そのものを解除される可能性があるため気を付けましょう。

注意点1:告知義務違反

先述のように、持病が原因で謝絶となったり、部位不担保や割増保険料といった条件付きの保険契約となる可能性があります。そのため、持病を隠して医療保険に加入しようと考える人もいるかもしれません。

現在の健康状態についてありのままに申告せず、虚偽の告知を行うと告知義務違反となります。告知義務違反が発覚すると契約解除となるほか、違反の内容が特に重大な場合は詐欺として契約を取り消されることがあります。持病を含め、健康状態を偽りなく申告しましょう。

注意点2:加入内容が保険会社に登録される

多くの保険会社では、契約内容登録制度を利用しています。この契約内容登録制度は、保険の申し込み時にプランの内容や保障金額を一般社団法人生命保険協会に登録するものです。登録された情報は契約日から5年を目処として、給付金の請求時や追加の保険契約時の判断時に各保険会社が参考にすることができます。

つまり、一度保険に加入すると加入内容などが保険会社に登録され、さらにその情報がいくつもの保険会社間で共有されてしまいます。契約が謝絶となった場合は登録事項は消去されるものの、むやみに医療保険に加入することは避けましょう。

注意点3:契約を見直せない可能性がある

保障内容や保障期間を見直す場合、その都度告知が必要になるため、見直し時の健康状態次第では契約内容を見直せない可能性があります。

そのため、持病がある人は見直せない可能性を念頭に置きながら、保障内容を検討しましょう。なお、単に保障額を減らすだけであれば告知は不要です。

まとめ:持病があっても医療保険に加入できる!告知内容をチェック

持病があると、部位不担保や割増保険料といった特別な条件下での契約になることがあります。しかし、告知のない無選択型保険や、告知項目が少数の引受基準緩和型保険であれば持病があっても加入できる可能性があります。

持病がありながら医療保険への加入を検討している場合は、まずは告知内容を確認すると良いでしょう。告知義務違反には注意し、必要に応じて医療保険への加入を検討しましょう。

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